かいせん(line)

たくひあい@あい生成

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KAISEN

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夢、願い。
そういう歌。


私の願いは、私たちが人間として独立すること?
嫌な人たちが皆居なくなること?

人と物に違いなんかなかったよ。
私はそうだったし、
色ちゃんも、そうだった。
でも、少し変わってきた……それでわかったの。
周りに従わせようとする大人が多すぎるんだって事。
彼らが居ないとき、彼はやっと人間になれる。

私達は、周りが勝手に何かする代わりに、そうあるようにと刷り込まれている。

政治的な支配だけ。
誰も、本当の願いなんて叶えてくれない。
いきなり 物と他人を区別して、人間として振舞うように指示される。




サイボーグになりたいって何?  どうしてそんな事を言うの?
誰かの想いが守られるべき気持ちだなんて嘘。
本当は私達は、あんな風に簡単に。だって、物と人は違うって貴方達は言うのに。利用したいって、いい面だけで、
なりたい気持ちだけで、

他の事、全部「重たい」「面倒」って言う奴が。




(その程度も受け止められない癖に。
こんな、怪物になりたいなんて、言わないでよ……)

周囲の物の質量を感じられる。重さ、形状が伝わって来る。
空気のレイヤーが僅かにずれて見える。


彼ら達の背後で、微かにダンボールが浮いた。
ガタン、と重い音がして箱の一つから中身が零れる。袋に入った何かの粉だ。

「今、誰か、触った?」
「いや……」
「誰だ」
「なんか、急に?」
彼らに動揺が走る中、ダンボールが次々に浮き上がる。
柱のように積みあがって固定してあるものが揺れ、彼らに向かって一斉に倒れ始めた。


「うわあああああああああああああっ!!」
誰かの悲鳴。
激しい轟音と共に、埃が舞い上がる。

何?
何も見えない。
(でも、目を開けてたら汚れる)

思わず目を瞑り、再び開けたとき―――目の前には箱の下敷きになっている彼らが居た。箱の下から投げ出された足が見える。
気を失っているのか、ピクリともしない。




鉄柱。
血。
あのときがフラッシュバックする。

「きゃああああああああああああ!!」

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