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出会いと雪解け
闇の先に・2
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「ほんっとうにしつこいわね!!」
ナギサは全速力で駆けながらも、大声で悪態を吐いた。
ナギサ自身、最近は聖力で体力を補う方法を少しずつだが覚え始めており、体力なら男性と同等レベルにまで跳ね上がっているのだが、そんなナギサでもレイガを上手く撒けず、イライラだけが募り始めた。
『こうなったらもう、締めよう。正当防衛になるはず』
と、ナギサの我慢が限界を迎えた。
そう思ったら体はすぐに動き、その勢いのまま思いっきり地を蹴り、次に壁を蹴ることで体を捻って、上手く宙で回転しながら向きを変え、レイガと向き合う形に持ち込んだ。
レイガは、突然方向転換したナギサに驚き、思わず足を止める。そんなレイガに向かって、ナギサは再び地を蹴ると、すごい早さで剣を抜き、レイガに斬りかかった。
レイガは驚きのあまり、声を飲み込み、慌てて一歩後ずさる。ナギサの剣が顔面擦れ擦れのところを通り過ぎ、髪が数本はらりと舞った。
「なんで避けるの?あなたが逃げるなって言ったのに」
殺気に満ちた表情で言うナギサに、レイガはあわあわとしながら壁に身を預けた。
「お父さん!」
ピアラは叫びながら執務室へ突撃した。
さすがのそれには、中にいたルシフ、リキ、カイの三人が驚いて振り向く。
ピアラも三人の視線に気付き、慌てて頭を下げた。
「とっ、突然ごめんなさい!で、でも……っ、お父さん!助けて!」
わーっとなりながら、ルシフの元へ駆け寄るピアラ。
オロオロした様子でピアラを抱き留めるルシフの側で、リキとカイは目をぱちくりさせた。
「珍しいな。普段大人しいピアラが、ここまで感情をあらわにするなんて」
リキが思わず呟いたが、ルシフには届いていないようであったし、何ならもうリキとカイの存在を忘れているようだった。
「何があった!?誰かに何かされたか!?」
ルシフも焦って叫んでいたし、さすがのリキも「話が飛躍しすぎだ」とツッコんだ。
ピアラはぶんぶんと首を振りながら、話を続けた。
「ちっ、違います!今!ナギサさんがレイガお兄さんに追われてて、ガイトお兄さんが止めに行ったんだけど、でももうすぐダークお兄ちゃんも来るでしょ?」
早口で言うピアラに、リキは首を傾げながらルシフを見た。
「なんだ?今日は魔王家みんなで来たのか?」
リキが呆れた顔で聞くが、ルシフはぎょっとした表情でリキを見て、「違う違う!」と首を横に振った。
「確かに、ピアラは連れて来たし、ダークはこの後代理人の集まりあるからこっち来るってのは聞いたよ!?だけど、レイガもガイトも来るなんて聞いてないけど!?」
一番驚いているのはルシフ本人だが、意味がわからないとばかりにリキがぽりぽりと頬を掻いた。
「あ、あの!代理人の集まりがあるって言うのを、レイガお兄さんが知っているとしたら……ナギサさんがこっちに来るのも予測できる、よね?」
ピアラの言葉に、ルシフは「あー」と言いながら、顔を押さえた。あまりにも有り得そうなことすぎて、考えるのも嫌になったようである。
が、そこでカイはそっと手を挙げた。
「あの……よろしいですか?何故、レイガ様がナギサ様を追っているのですか?その二人に接点ってありましたでしょうか?」
その言葉に、ルシフはピアラと目配せをした。完全に、魔王家にとっての恥であるので、覚悟が必要だったのだろう。ルシフはふっと息を吐くと、「じつは」と先日の話をしたのである。
最初は大人しく聞いていたリキとカイも、話が進むにつれ、ドン引きした様子で聞いている。
「あー……うん。それはナギサが心配だな。今すぐ保護した方がいいな」
最後まで事情を聞いたリキは、頭を抱えながら言う。
「ガイト様が止めに行っているなら大丈夫だと思いますが……」
カイも頭を抱えながら言うが、ルシフは大きな溜め息を吐いてから口を開いた。
「とりあえず、私もガイトのところに向かう。ピアラ、悪いけど、ダークの足止めをお願いできるかな?」
「は、はいっ!」
ピアラはそう返事をすると、先に部屋を飛び出した。ルシフもその後を追うように部屋を出る。
その様子を眺めたリキは、カイを見た。
「……何も起きないことを願いたいな」
「ええ。全くですね」
ピアラは、使用人たちに聞きながら、ダークを探していた。
目撃情報はなかったが、まだ着いていないという情報を得て、入り口へ向かうと、ちょうどいいタイミングでダークがやって来た。
「お兄ちゃん!」
「ピアラ!?どうしたんだ、そんなに慌てて」
ピアラの呼びかけに驚いたように、ダークは目を丸くしながらピアラを見た。
ピアラが父親であるルシフと一緒に、こっちに来ていたのは知っていたが、尋常じゃない様子に、訝しげに見る。
しかし、ピアラはそんなのも気にせず、思いっきりダークの腕を掴んだ。
「わっ、私と一緒にいて!!」
ピアラは、足止めを頼まれたものの、どうやるべきかわからず、とりあえず強引に足を止めさせた。
「はあ?」
突然の妹の行動に驚いたダークは、素っ頓狂な声を上げたが、ピアラはそれ以上答えることもなく、ぎゅーっと腕を掴んで放さなかった。
ナギサとレイガは、一定の距離を保ったまま対峙していた。
いつでも斬り込める状態のナギサと、様子を伺うレイガ。
が、そんな張り詰める空間の中、バタバタとした足音と共に、怒鳴り声が響いた。
「いい加減にしろ!!こっの、クソ兄貴!!」
ガイトはそう叫び、器用にも走りながら抱えていた分厚い本を、レイガに向かって剛速球で投げた。
あまりの速さにレイガは避ける暇もなく、綺麗な軌道を描きながら、レイガの頭に減り込んだ。
「ぶっはぁ!!」
レイガが思いっきり吹き飛ばされ、パタリと倒れた。
あまりの衝撃に、ナギサがぽかんと固まっていたが、ガイトはナギサの側まで駆け寄る。
「遅くなってすまない。何もされてないか?」
ガイトが心配そうにナギサの顔を覗き込むが、ナギサは突然近付いてきたガイトにびっくりしたのか、思わず一歩下がってしまった。
「え、ええ。かなり追いかけ回されたけど……大丈夫よ。助けてくれてありがとう」
ナギサの返事に、ガイトはほっとしたように胸を撫で下ろす。
「ナギサに怪我がなくてよかった」
そう言うガイトだったが、倒れたはずのレイガがむくりと起き上がった。
「ねえ!?おかしくない!?どう考えても俺は無事じゃないよね!?」
「それだけ元気があれば問題ないだろ」
ガイトが冷たい視線を向けながら返す。
ナギサも呆れた表情でレイガを見るが、その視線に気付いたレイガがハッとした。
「え?ナギサまでそんな冷たい目で見るの?や、やだ!それはそれでおいし、いってぇ!」
あまりにも気持ち悪い発言に、レイガが言い終える前にガイトが再び本でぶん殴った。
今度は倒れることなく、ジタバタともがいていたレイガだったが、突然廊下の奥から聞こえた足音と、そちらから感じるとんでもない殺気に驚いて振り向いた。
その殺気はナギサとガイトも感じて、驚いたようにそちらを見る。ナギサはその瞬間、恐怖のあまり、側にいたガイトの腕を思わず掴んだ。
その様子に気付いたガイトは、そっと自分の背でナギサの視線を隠すと、足音の主を見つめた。
「レイガ。何をしている?ナギサに近付くなって言ってあったと思うが?」
地を這うような、殺気を含んだ声で問われ、レイガはひゅっと息を飲んだ。
そこにいたのは父親である魔王・ルシフで、彼はとんでもない殺気を纏いながらレイガをギロリと睨んだ。
さすがのレイガも、そんな状態の父親に敵うはずもないのだが、この場を何とかしたくて、引き攣った笑みを零した。
「え、えっと……何って……ただ、この世で一番愛しいナギサに、猛アタックをしてて。ほ、ほら!俺、もういい加減に婚期がっっっ」
レイガは再び言い終える前に、脳天にとんでもなく重い拳が落ちた。
レイガの短い呻き声が聞こえるが、ルシフはそれを無視して首根っこを掴んだ。
「迷惑をかけたな。こいつは回収していく」
ルシフは疲れ切った表情で言うと、ガイトを見た。
ガイトは何か言いたげな父親を見ると、ちらりと自分の背の方へ視線を向ける。それに釣られるように、ルシフも視線を動かした。ナギサの様子がちらりと見える。
ルシフは何か言いたげに口を開いたが、すぐに口を噤む。一瞬、悲しそうに顔を歪めたが、そのままレイガを引き摺って去って行った。
ナギサは全速力で駆けながらも、大声で悪態を吐いた。
ナギサ自身、最近は聖力で体力を補う方法を少しずつだが覚え始めており、体力なら男性と同等レベルにまで跳ね上がっているのだが、そんなナギサでもレイガを上手く撒けず、イライラだけが募り始めた。
『こうなったらもう、締めよう。正当防衛になるはず』
と、ナギサの我慢が限界を迎えた。
そう思ったら体はすぐに動き、その勢いのまま思いっきり地を蹴り、次に壁を蹴ることで体を捻って、上手く宙で回転しながら向きを変え、レイガと向き合う形に持ち込んだ。
レイガは、突然方向転換したナギサに驚き、思わず足を止める。そんなレイガに向かって、ナギサは再び地を蹴ると、すごい早さで剣を抜き、レイガに斬りかかった。
レイガは驚きのあまり、声を飲み込み、慌てて一歩後ずさる。ナギサの剣が顔面擦れ擦れのところを通り過ぎ、髪が数本はらりと舞った。
「なんで避けるの?あなたが逃げるなって言ったのに」
殺気に満ちた表情で言うナギサに、レイガはあわあわとしながら壁に身を預けた。
「お父さん!」
ピアラは叫びながら執務室へ突撃した。
さすがのそれには、中にいたルシフ、リキ、カイの三人が驚いて振り向く。
ピアラも三人の視線に気付き、慌てて頭を下げた。
「とっ、突然ごめんなさい!で、でも……っ、お父さん!助けて!」
わーっとなりながら、ルシフの元へ駆け寄るピアラ。
オロオロした様子でピアラを抱き留めるルシフの側で、リキとカイは目をぱちくりさせた。
「珍しいな。普段大人しいピアラが、ここまで感情をあらわにするなんて」
リキが思わず呟いたが、ルシフには届いていないようであったし、何ならもうリキとカイの存在を忘れているようだった。
「何があった!?誰かに何かされたか!?」
ルシフも焦って叫んでいたし、さすがのリキも「話が飛躍しすぎだ」とツッコんだ。
ピアラはぶんぶんと首を振りながら、話を続けた。
「ちっ、違います!今!ナギサさんがレイガお兄さんに追われてて、ガイトお兄さんが止めに行ったんだけど、でももうすぐダークお兄ちゃんも来るでしょ?」
早口で言うピアラに、リキは首を傾げながらルシフを見た。
「なんだ?今日は魔王家みんなで来たのか?」
リキが呆れた顔で聞くが、ルシフはぎょっとした表情でリキを見て、「違う違う!」と首を横に振った。
「確かに、ピアラは連れて来たし、ダークはこの後代理人の集まりあるからこっち来るってのは聞いたよ!?だけど、レイガもガイトも来るなんて聞いてないけど!?」
一番驚いているのはルシフ本人だが、意味がわからないとばかりにリキがぽりぽりと頬を掻いた。
「あ、あの!代理人の集まりがあるって言うのを、レイガお兄さんが知っているとしたら……ナギサさんがこっちに来るのも予測できる、よね?」
ピアラの言葉に、ルシフは「あー」と言いながら、顔を押さえた。あまりにも有り得そうなことすぎて、考えるのも嫌になったようである。
が、そこでカイはそっと手を挙げた。
「あの……よろしいですか?何故、レイガ様がナギサ様を追っているのですか?その二人に接点ってありましたでしょうか?」
その言葉に、ルシフはピアラと目配せをした。完全に、魔王家にとっての恥であるので、覚悟が必要だったのだろう。ルシフはふっと息を吐くと、「じつは」と先日の話をしたのである。
最初は大人しく聞いていたリキとカイも、話が進むにつれ、ドン引きした様子で聞いている。
「あー……うん。それはナギサが心配だな。今すぐ保護した方がいいな」
最後まで事情を聞いたリキは、頭を抱えながら言う。
「ガイト様が止めに行っているなら大丈夫だと思いますが……」
カイも頭を抱えながら言うが、ルシフは大きな溜め息を吐いてから口を開いた。
「とりあえず、私もガイトのところに向かう。ピアラ、悪いけど、ダークの足止めをお願いできるかな?」
「は、はいっ!」
ピアラはそう返事をすると、先に部屋を飛び出した。ルシフもその後を追うように部屋を出る。
その様子を眺めたリキは、カイを見た。
「……何も起きないことを願いたいな」
「ええ。全くですね」
ピアラは、使用人たちに聞きながら、ダークを探していた。
目撃情報はなかったが、まだ着いていないという情報を得て、入り口へ向かうと、ちょうどいいタイミングでダークがやって来た。
「お兄ちゃん!」
「ピアラ!?どうしたんだ、そんなに慌てて」
ピアラの呼びかけに驚いたように、ダークは目を丸くしながらピアラを見た。
ピアラが父親であるルシフと一緒に、こっちに来ていたのは知っていたが、尋常じゃない様子に、訝しげに見る。
しかし、ピアラはそんなのも気にせず、思いっきりダークの腕を掴んだ。
「わっ、私と一緒にいて!!」
ピアラは、足止めを頼まれたものの、どうやるべきかわからず、とりあえず強引に足を止めさせた。
「はあ?」
突然の妹の行動に驚いたダークは、素っ頓狂な声を上げたが、ピアラはそれ以上答えることもなく、ぎゅーっと腕を掴んで放さなかった。
ナギサとレイガは、一定の距離を保ったまま対峙していた。
いつでも斬り込める状態のナギサと、様子を伺うレイガ。
が、そんな張り詰める空間の中、バタバタとした足音と共に、怒鳴り声が響いた。
「いい加減にしろ!!こっの、クソ兄貴!!」
ガイトはそう叫び、器用にも走りながら抱えていた分厚い本を、レイガに向かって剛速球で投げた。
あまりの速さにレイガは避ける暇もなく、綺麗な軌道を描きながら、レイガの頭に減り込んだ。
「ぶっはぁ!!」
レイガが思いっきり吹き飛ばされ、パタリと倒れた。
あまりの衝撃に、ナギサがぽかんと固まっていたが、ガイトはナギサの側まで駆け寄る。
「遅くなってすまない。何もされてないか?」
ガイトが心配そうにナギサの顔を覗き込むが、ナギサは突然近付いてきたガイトにびっくりしたのか、思わず一歩下がってしまった。
「え、ええ。かなり追いかけ回されたけど……大丈夫よ。助けてくれてありがとう」
ナギサの返事に、ガイトはほっとしたように胸を撫で下ろす。
「ナギサに怪我がなくてよかった」
そう言うガイトだったが、倒れたはずのレイガがむくりと起き上がった。
「ねえ!?おかしくない!?どう考えても俺は無事じゃないよね!?」
「それだけ元気があれば問題ないだろ」
ガイトが冷たい視線を向けながら返す。
ナギサも呆れた表情でレイガを見るが、その視線に気付いたレイガがハッとした。
「え?ナギサまでそんな冷たい目で見るの?や、やだ!それはそれでおいし、いってぇ!」
あまりにも気持ち悪い発言に、レイガが言い終える前にガイトが再び本でぶん殴った。
今度は倒れることなく、ジタバタともがいていたレイガだったが、突然廊下の奥から聞こえた足音と、そちらから感じるとんでもない殺気に驚いて振り向いた。
その殺気はナギサとガイトも感じて、驚いたようにそちらを見る。ナギサはその瞬間、恐怖のあまり、側にいたガイトの腕を思わず掴んだ。
その様子に気付いたガイトは、そっと自分の背でナギサの視線を隠すと、足音の主を見つめた。
「レイガ。何をしている?ナギサに近付くなって言ってあったと思うが?」
地を這うような、殺気を含んだ声で問われ、レイガはひゅっと息を飲んだ。
そこにいたのは父親である魔王・ルシフで、彼はとんでもない殺気を纏いながらレイガをギロリと睨んだ。
さすがのレイガも、そんな状態の父親に敵うはずもないのだが、この場を何とかしたくて、引き攣った笑みを零した。
「え、えっと……何って……ただ、この世で一番愛しいナギサに、猛アタックをしてて。ほ、ほら!俺、もういい加減に婚期がっっっ」
レイガは再び言い終える前に、脳天にとんでもなく重い拳が落ちた。
レイガの短い呻き声が聞こえるが、ルシフはそれを無視して首根っこを掴んだ。
「迷惑をかけたな。こいつは回収していく」
ルシフは疲れ切った表情で言うと、ガイトを見た。
ガイトは何か言いたげな父親を見ると、ちらりと自分の背の方へ視線を向ける。それに釣られるように、ルシフも視線を動かした。ナギサの様子がちらりと見える。
ルシフは何か言いたげに口を開いたが、すぐに口を噤む。一瞬、悲しそうに顔を歪めたが、そのままレイガを引き摺って去って行った。
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