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出会いと雪解け
消された過去・3
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ダークは冥殿の裏庭で、ベンチに座りながらぼんやりとしていた。
父親とナギサのやり取りを見て、自分もまた、あの日のことを思い出していた。
あの日、当時の大臣に「ナギサが謁見を求めているようですよ」と言われ、疑いはしたものの、ナギサに会えるという淡い期待もあって、手を引かれたとは言えついて行ってしまった。結果的に、あんなことになったのだ。全部、自分が招いたことだという罪悪感をずっと背負ってきた。父親ほどではないかもしれないが。
自分のせいでナギサを悲しませたのは事実で、嫌われても仕方なくて、だけど、それでも彼女への想いは消えなくて。
ダークはそこまで考えて、大きな溜め息を吐いた。が、同時に後ろから突然声をかけられた。
「ダーク!」
考えていた人物から声をかけられたことに、ダークは思わずピッと背筋を伸ばした。
「ここにいたのね。ちょうど良かった。あなたと話したいって思っていたのよ」
「な、ナギサ……」
今まで考えていた想い人が突然現れたことで、若干挙動不審になったダークは、どんな表情をしていいかわからず、あからさまに視線を彷徨わせた。
「も、もう親父との話は終わったのか?」
挙動不審になりつつ問うと、ナギサはダークの様子に首を傾げたものの、返事をした。
「ええ。あの日のこと、全部聞いたわ。……私がいろいろ忘れていたのね」
ナギサが俯きながら言えば、ダークは「ナギサ……」とどう声をかけようか迷った。が、ナギサはすぐにダークに笑みを向けた。
「だからね、私、魔王を許すことにしたの」
「え?」
予想外の言葉に、ダークは素っ頓狂な声を上げた。
「だって、大臣が悪かったんでしょ?彼が全ての元凶なんだもの。ダークだって、被害者ってことでしょ?」
「それはそうだけど……」
あまりの極論に、ダークは戸惑った。
そもそも、ナギサに会いたくて思わずついて行った、なんて口が裂けても言えない。
そんなことを考えていると、ナギサは改まってダークに向き直った。
「あと、もう一つ。ダークに謝らなきゃって思ってて。ずっと、あなたのこと避けていて悪かったわね」
ナギサは、ガイトと話したことにもやもやしていたが、ルシフと話したことで、いろいろと腑に落ちたようだった。
「い、いや!魔王家の人間だし、仕方ないと思うし。あまり気にしてないから!」
突然の謝罪に、ダークはぎょっとし、ぶんぶんと首を振った。
「いえ、そうじゃなくて。ただ、どう接していいかわからなかったの。魔王家の人間だからとかじゃなくて……歳が近くて、自分と似たような境遇の人なんて今まで側にいなかったし、どうしていいかわからなかった、んだと思う」
ナギサは言葉を選ぶように、考えながら言うが、ダークは再びきょとんとした。
「え?だって、カスリがいるだろ?」
「カスリは別でしょ。確かに同い年だけど、彼は王位継承権がないし、それに婚約者っていっても従兄妹だもの」
ナギサがあっけらかんと答えるのを聞いて、ダークはぽかんとした。
今まで、自分のせいだから嫌われても仕方がないと、諦めきれない恋心に必死で蓋をしようとしていたが、距離を置かれていたのはまさかの理由だったせいで、今までの努力はなんだったんだろう、と思わずぽりぽりと頭を掻いた。
ダークは何とか気持ちを落ち着かせると、ナギサに向き直った。
「あの……ナギサ。俺も、一つ言わなきゃいけないことがあるんだ」
今度はダークが畏まって言う姿に、ナギサが思わず背筋を伸ばした。
「あの日、月界に連れて行かれて、尚且つ一人置いてかれて、頭が真っ白になってただただ物陰で縮こまることしかできなかった俺の前に、お前の親父さんが現れたんだ。親父さんは慌てた様子だったけど、優しく王城へと保護してくれたんだ。『ここにいれば安全だ。大丈夫。必ず魔界に帰れるようにするから。危害を加えられないように、私が守るよ』って言ってくれた。一人で心細かった俺の気持ちに寄り添ってくれたんだ」
ダークの口から語られるあの日の出来事に、ナギサは目を丸くした。が、すぐにふっと笑みを零す。
「ふふっ、お父様らしいわね」
「だから俺は……聖界の人間全員が敵じゃないって思ってる。親父さんみたいに優しい人もいるし。……ナギサみたいに話し合える可能性だってある。だからこそ、この戦いに意味があるのかがわからない」
ダークの言葉を聞いて、ナギサはハッとした。
ナギサ一人が魔王を許そうが、この敵同士である事実は変わらないのだ。
だからこそ、次期王であるナギサとダークが手を組むことが、戦争を回避するための最短の道なのだと悟った。
「そうね。やられたからやり返していたら、永遠に争いは終わらないわ。私がやるべきことは、魔王に復讐することじゃなくて、これ以上同じ思いをする人が増えないようにすることだわ。戦いのない世界を目指すべきよね」
ナギサはそう言うと、腰から下げている剣を抜いた。
「私の剣は、大切な人たちを守るためにあるわ。それは世界の安寧で、私は、その世界を作るために、剣を振るうわ」
ナギサの決意を聞いて、ダークは口角を上げると、同じように腰から下げている銃を取った。
「俺も協力する。そんな大きな願いなら、一人より二人の方がいいだろ?同じ立場の一人として」
ダークがそう言えば、ナギサは満面の笑みを零した。そして、ぎゅっとダークの手を握る。
「ありがとう!心強いわ」
その輝く笑顔で礼を言われ、ダークは驚いた表情をしたが、すぐに赤面した。しかし、ナギサはそれに気付かないようで、ぶんぶんと手を握った後、「あ!」と思い出したように声を上げた。
「ねえ、子供の時みたいに、『ダーくん』って呼んでいい?」
「ぶっ!!」
突然の単語に、ダークは思わず噴き出した。
確かに幼少時代、ナギサはダークのことを「ダーくん」と呼んでいたが。そんなところも思い出したのか?と、恥ずかしさで倒れそうだった。
「やめてくれ!!」
わーっと喚きながら、赤面した顔を隠すように両手で覆い、その場で蹲るダークに、ナギサはうーんと考え込んだ。
「え?ダメだった?そうね……じゃあ、『ダーちゃん』とかかしら」
「っ!?何も変わってないから!むしろ、可愛くなってないか!?」
「あら、いいじゃない。可愛いは正義よ」
とんでもない暴論を繰り出すナギサに、ダークは頭を抱えた。
『どういう状況なんだ、これ?“くん”付けがダメなのに、なんで“ちゃん”付けなら大丈夫って思うんだ?俺、そんなに可愛いキャラだっけ?いや、絶対違うよな』
大混乱と言わんばかりに、ぐるぐると考えるダークだったが、ナギサは悲しげな顔で上目使いをしながら聞いた。
「呼びやすいかな、って思ったんだけど……イヤ?」
「うっ」
あまりにも愛らしい問いに、ダークは呻き声を上げた。こんな可愛くおねだりするなんて反則すぎるだろ、と思いながら、口をぱくぱくすることしかできない。
一方、ナギサはそんなつもりがなかったし、何なら『今まで通り、ダークでいいのかしら』としか考えていないのだが。
「わ、わかった。それ以上変な呼び方されても困るから、それでいい……好きにしてくれ」
「ほんとっ!?良かった!」
折れたダークだったが、その言葉を聞いたナギサは、嬉しそうに満面の笑みを浮かべた。
あまりにも惚れた弱みすぎて、ダークは思わず「はは……」と自嘲するしかなかった。
「そう言えば、私、魔王の娘になったんだけど……そしたら、ダーちゃんはお兄ちゃんってことよね」
「はあ!!?どういうことだ!?なんでそんなことになったんだ!?ってか、“ちゃん”付けってお兄ちゃんってこと!?」
突然の爆弾発言で、物凄い勢いで叫んでいるダークだったが、ナギサは「ああ、そういう“ちゃん”付けってことになるわね」とか冷静に返している。
ダークは盛大に頭を抱え、「そんなこと聞いてない」とツッコむと、ナギサは続けた。
「そうね。魔王のことは許したんだけど、それだけだと魔王の気が収まらなくて。私のお父様の代わりに、私のことを見届けたいんだって」
ナギサの言葉を聞いて、ダークはハッとした。
父親がずっと、罪に囚われ、あの状態だったのを知っているため、ナギサに許されてもすぐには解放される訳ではないのを理解した。そもそも、ナギサの悪役になることで生きていたと言っても過言ではなく、それがなくなった以上、新たに生きる理由を手に入れたのだと。
「そっか。うん、わかった。とりあえず、ナギサと親父が親子ごっこするって言うのは理解した。ただ、“ちゃん”付けは許すけど、兄貴じゃないからその考えはやめてくれ」
ダークはそう言いつつ、心の内は『好きな人に兄扱いされるのだけは勘弁』という叫びしかない。
しかし、事情を把握してないナギサは、やはり満面の笑みを浮かべた。
「わかったわ。これからよろしくね、ダーちゃん」
あまりにも前途多難で、ダークは乾いた笑いを零すことしかできなかった。
父親とナギサのやり取りを見て、自分もまた、あの日のことを思い出していた。
あの日、当時の大臣に「ナギサが謁見を求めているようですよ」と言われ、疑いはしたものの、ナギサに会えるという淡い期待もあって、手を引かれたとは言えついて行ってしまった。結果的に、あんなことになったのだ。全部、自分が招いたことだという罪悪感をずっと背負ってきた。父親ほどではないかもしれないが。
自分のせいでナギサを悲しませたのは事実で、嫌われても仕方なくて、だけど、それでも彼女への想いは消えなくて。
ダークはそこまで考えて、大きな溜め息を吐いた。が、同時に後ろから突然声をかけられた。
「ダーク!」
考えていた人物から声をかけられたことに、ダークは思わずピッと背筋を伸ばした。
「ここにいたのね。ちょうど良かった。あなたと話したいって思っていたのよ」
「な、ナギサ……」
今まで考えていた想い人が突然現れたことで、若干挙動不審になったダークは、どんな表情をしていいかわからず、あからさまに視線を彷徨わせた。
「も、もう親父との話は終わったのか?」
挙動不審になりつつ問うと、ナギサはダークの様子に首を傾げたものの、返事をした。
「ええ。あの日のこと、全部聞いたわ。……私がいろいろ忘れていたのね」
ナギサが俯きながら言えば、ダークは「ナギサ……」とどう声をかけようか迷った。が、ナギサはすぐにダークに笑みを向けた。
「だからね、私、魔王を許すことにしたの」
「え?」
予想外の言葉に、ダークは素っ頓狂な声を上げた。
「だって、大臣が悪かったんでしょ?彼が全ての元凶なんだもの。ダークだって、被害者ってことでしょ?」
「それはそうだけど……」
あまりの極論に、ダークは戸惑った。
そもそも、ナギサに会いたくて思わずついて行った、なんて口が裂けても言えない。
そんなことを考えていると、ナギサは改まってダークに向き直った。
「あと、もう一つ。ダークに謝らなきゃって思ってて。ずっと、あなたのこと避けていて悪かったわね」
ナギサは、ガイトと話したことにもやもやしていたが、ルシフと話したことで、いろいろと腑に落ちたようだった。
「い、いや!魔王家の人間だし、仕方ないと思うし。あまり気にしてないから!」
突然の謝罪に、ダークはぎょっとし、ぶんぶんと首を振った。
「いえ、そうじゃなくて。ただ、どう接していいかわからなかったの。魔王家の人間だからとかじゃなくて……歳が近くて、自分と似たような境遇の人なんて今まで側にいなかったし、どうしていいかわからなかった、んだと思う」
ナギサは言葉を選ぶように、考えながら言うが、ダークは再びきょとんとした。
「え?だって、カスリがいるだろ?」
「カスリは別でしょ。確かに同い年だけど、彼は王位継承権がないし、それに婚約者っていっても従兄妹だもの」
ナギサがあっけらかんと答えるのを聞いて、ダークはぽかんとした。
今まで、自分のせいだから嫌われても仕方がないと、諦めきれない恋心に必死で蓋をしようとしていたが、距離を置かれていたのはまさかの理由だったせいで、今までの努力はなんだったんだろう、と思わずぽりぽりと頭を掻いた。
ダークは何とか気持ちを落ち着かせると、ナギサに向き直った。
「あの……ナギサ。俺も、一つ言わなきゃいけないことがあるんだ」
今度はダークが畏まって言う姿に、ナギサが思わず背筋を伸ばした。
「あの日、月界に連れて行かれて、尚且つ一人置いてかれて、頭が真っ白になってただただ物陰で縮こまることしかできなかった俺の前に、お前の親父さんが現れたんだ。親父さんは慌てた様子だったけど、優しく王城へと保護してくれたんだ。『ここにいれば安全だ。大丈夫。必ず魔界に帰れるようにするから。危害を加えられないように、私が守るよ』って言ってくれた。一人で心細かった俺の気持ちに寄り添ってくれたんだ」
ダークの口から語られるあの日の出来事に、ナギサは目を丸くした。が、すぐにふっと笑みを零す。
「ふふっ、お父様らしいわね」
「だから俺は……聖界の人間全員が敵じゃないって思ってる。親父さんみたいに優しい人もいるし。……ナギサみたいに話し合える可能性だってある。だからこそ、この戦いに意味があるのかがわからない」
ダークの言葉を聞いて、ナギサはハッとした。
ナギサ一人が魔王を許そうが、この敵同士である事実は変わらないのだ。
だからこそ、次期王であるナギサとダークが手を組むことが、戦争を回避するための最短の道なのだと悟った。
「そうね。やられたからやり返していたら、永遠に争いは終わらないわ。私がやるべきことは、魔王に復讐することじゃなくて、これ以上同じ思いをする人が増えないようにすることだわ。戦いのない世界を目指すべきよね」
ナギサはそう言うと、腰から下げている剣を抜いた。
「私の剣は、大切な人たちを守るためにあるわ。それは世界の安寧で、私は、その世界を作るために、剣を振るうわ」
ナギサの決意を聞いて、ダークは口角を上げると、同じように腰から下げている銃を取った。
「俺も協力する。そんな大きな願いなら、一人より二人の方がいいだろ?同じ立場の一人として」
ダークがそう言えば、ナギサは満面の笑みを零した。そして、ぎゅっとダークの手を握る。
「ありがとう!心強いわ」
その輝く笑顔で礼を言われ、ダークは驚いた表情をしたが、すぐに赤面した。しかし、ナギサはそれに気付かないようで、ぶんぶんと手を握った後、「あ!」と思い出したように声を上げた。
「ねえ、子供の時みたいに、『ダーくん』って呼んでいい?」
「ぶっ!!」
突然の単語に、ダークは思わず噴き出した。
確かに幼少時代、ナギサはダークのことを「ダーくん」と呼んでいたが。そんなところも思い出したのか?と、恥ずかしさで倒れそうだった。
「やめてくれ!!」
わーっと喚きながら、赤面した顔を隠すように両手で覆い、その場で蹲るダークに、ナギサはうーんと考え込んだ。
「え?ダメだった?そうね……じゃあ、『ダーちゃん』とかかしら」
「っ!?何も変わってないから!むしろ、可愛くなってないか!?」
「あら、いいじゃない。可愛いは正義よ」
とんでもない暴論を繰り出すナギサに、ダークは頭を抱えた。
『どういう状況なんだ、これ?“くん”付けがダメなのに、なんで“ちゃん”付けなら大丈夫って思うんだ?俺、そんなに可愛いキャラだっけ?いや、絶対違うよな』
大混乱と言わんばかりに、ぐるぐると考えるダークだったが、ナギサは悲しげな顔で上目使いをしながら聞いた。
「呼びやすいかな、って思ったんだけど……イヤ?」
「うっ」
あまりにも愛らしい問いに、ダークは呻き声を上げた。こんな可愛くおねだりするなんて反則すぎるだろ、と思いながら、口をぱくぱくすることしかできない。
一方、ナギサはそんなつもりがなかったし、何なら『今まで通り、ダークでいいのかしら』としか考えていないのだが。
「わ、わかった。それ以上変な呼び方されても困るから、それでいい……好きにしてくれ」
「ほんとっ!?良かった!」
折れたダークだったが、その言葉を聞いたナギサは、嬉しそうに満面の笑みを浮かべた。
あまりにも惚れた弱みすぎて、ダークは思わず「はは……」と自嘲するしかなかった。
「そう言えば、私、魔王の娘になったんだけど……そしたら、ダーちゃんはお兄ちゃんってことよね」
「はあ!!?どういうことだ!?なんでそんなことになったんだ!?ってか、“ちゃん”付けってお兄ちゃんってこと!?」
突然の爆弾発言で、物凄い勢いで叫んでいるダークだったが、ナギサは「ああ、そういう“ちゃん”付けってことになるわね」とか冷静に返している。
ダークは盛大に頭を抱え、「そんなこと聞いてない」とツッコむと、ナギサは続けた。
「そうね。魔王のことは許したんだけど、それだけだと魔王の気が収まらなくて。私のお父様の代わりに、私のことを見届けたいんだって」
ナギサの言葉を聞いて、ダークはハッとした。
父親がずっと、罪に囚われ、あの状態だったのを知っているため、ナギサに許されてもすぐには解放される訳ではないのを理解した。そもそも、ナギサの悪役になることで生きていたと言っても過言ではなく、それがなくなった以上、新たに生きる理由を手に入れたのだと。
「そっか。うん、わかった。とりあえず、ナギサと親父が親子ごっこするって言うのは理解した。ただ、“ちゃん”付けは許すけど、兄貴じゃないからその考えはやめてくれ」
ダークはそう言いつつ、心の内は『好きな人に兄扱いされるのだけは勘弁』という叫びしかない。
しかし、事情を把握してないナギサは、やはり満面の笑みを浮かべた。
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