ゲート・キーパー〜秘密の実験場で俺は亜人達の教師になる事にした〜赴任先にいたのは美人教師と亜人の生徒達⁈俺はまったり学園生活を送ります

青樹春夜

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第42話 覚えてません!

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 須王サクラは誰かの呼び声で深い眠りから目覚めた。

 二階の寝室の窓の外で、誰かが自分の名を呼んでいる。

「サークラさぁーん♪」

 まさかこの声は。

 サクラは慌てて窓を開ける。家の垣根の外から、ニコニコ嬉しそうな顔をしている篠宮が手を振っていた。

「ななな、なんだってお前がいる!?」

「やだなぁ。デートの約束したじゃないですかー!」

 デデデ、デートォ!?

 全く心当たりの無いサクラは、大声で騒ぐ篠宮をご近所の目から隠すために、二階から駆け下りた。

 ゆるふわ部屋着であるが、いたし方無い。

 そのまま玄関口に回っていた篠宮を引っ張り入れた。

「サクラさん、大胆だなぁ。俺まだ心の準備が……」

 スパーン! とサクラのツッコミが入る。

「なんの話だ!」

「ええー、だって寝起きのサクラさんに自宅に連れ込まれたら……」

「お前が家の前で騒ぐからだ!」

 ……。

 サクラは一つ深呼吸すると、心を落ち着ける。

「まず、なんで私の自宅を知っている? それからデートとはなんだ?」

「サ、サクラさん、玄関で立ち話もなんですから……」

「お前なんぞ玄関先で充分だ」

 篠宮は残念がりながら、サクラの質問に答えた。

「昨日、サクラさんと連絡先を交換したでしょう?」

「してない」

「したんですってば! その時アオバヤマ町は初めてだから案内してくれるって言ったじゃないですか」

「言ってない」

 サクラにはそんな記憶は全くない。

 玄関の床に手をついて落胆する篠宮に軽蔑の目を向けながら、彼女は左耳に触れ、自分の携帯端末スタッフィーを呼んだ。

 子猫型端末スタッフィーぐにやって来た。

 ぴょん、とサクラの手に乗るとその瞳を彼女の瞳とリンクさせる。

「あれ?」

 連絡先に篠宮の名前が追加されている。それから覚えのない写真と映像の新規情報があった。

 サクラは恐る恐るそのアルバムを開いた。





 つづく

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