ゲート・キーパー〜秘密の実験場で俺は亜人達の教師になる事にした〜赴任先にいたのは美人教師と亜人の生徒達⁈俺はまったり学園生活を送ります

青樹春夜

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第75話 サクラさんは考えたい

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「……六花が呼んでいる、だと?」

「まあ、子どもの言う事ですけど、気になったので」

 それを聞いたサクラは頭をかきむしる。

 考える事が山積みだ。

 そもそも何故突然この時間軸に飛んだのか?

 何故シリンダーは突然起動したのか?

 何故篠宮も来ているのか?

 ならば篠宮が要因なのか?

 何故篠宮が要因になるのか?

 元の時間に戻るにはどうすればいいのか?

 到着した時の場所にいた方が良いのか?

 そして六花はあの状態で呼びかけられるのか?

 いやまず浅木博士から逃げねばならない——。

「——と、言う事を今考えているんだ! 少し時間をよこせ!」

 サクラの剣幕にビビりながらも、篠宮は提案する。

「一番重要なのはなんでしょう? それから片付けましょうよ」

「一番? 浅木博士から逃げる事だ」

「では、ここを離れて旧校舎に隠れましょう」

「よかろう。私もそれには同意する」

 二人はうなずき合うと、人目がないのを確認して、旧校舎に向かった。




「——あ、僕だよ、浅木。ん? いや、ネズミがね、二匹入ったみたいなんだ。いやいや、ちょっとばかり僕の興味を惹くネズミでね。うん、そう無傷で捕まえてよ。うーん、そうだね、十分後にスタートでいいよ。少し泳がせたいから」

 白髪の青年はそれだけ言って連絡端末を切ると、口の端を曲げて薄く笑った。





 つづく

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