ゲート・キーパー〜秘密の実験場で俺は亜人達の教師になる事にした〜赴任先にいたのは美人教師と亜人の生徒達⁈俺はまったり学園生活を送ります

青樹春夜

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第82話 警備員VSサクラさん

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 サクラは白衣に包んだシリンダーを追加で篠宮に放り投げた。

「うわっ、ととと」

 これもまた見事に受け止める。

 その間に鬼丸が蒼く光雷撃を床面に這わせた。バチバチッと異音を立てて、三人の『警備員』の足元に雷撃はまとわりつく。

 しかし——。

「何も対策せずに追っていたと思っているのか?」

 ガタイのいいリーダーがニヤリと笑う。その足元やグローブを一瞥いちべつして、サクラはすぐにそれらが絶縁性のものであると気づく。これでは雷撃は効かない。

 それに幼い鬼丸では、これ以上に強い雷撃は出せないだろう。

「下がれ、鬼丸」

 そう言って、サクラはファイディグポーズで『警備員』の前に立つ。

「やれやれ、またあんたか。お嬢さんだからといって、手加減はせんぞ。先程は痛い目にあったからな」

 リーダーは不遜な笑いを浮かべると、軽く顎をしゃくって、部下に攻撃を促した。

 二人の部下のうち、格下の方が前に出る。彼も右手を前に構えて、軽い足取りでサクラに近づいて来た。

 トトン、と廊下の床を蹴ると、男は試すようにジャブを繰り出——。

 グワシャ!

 男が跳ね上がった瞬間をサクラは見逃さない。秒で瞬殺だ。サクラの右拳が男の下顎を打ち砕き、壁に叩きつけた。

「馬鹿目が。あれほど舐めるなと言った筈だ」

 リーダーは舌打ちをすると、残った男と共に前に出た。二人がかりで捕まえる気のようだ。

「卑怯とは言うまいな? こちらはこれが仕事だ」

 そう言いながら、『警備員』二人は腰のベルトからサバイバルナイフを取り出して構える。

「卑怯者ー!」

 篠宮が後方から叫ぶが、リーダーはサクラから目を離さない。さすがにサクラも警戒して距離を取る。

「傷付けても良いと、言われたか?」

「生きていれば良いとの事だ」

 リーダーは答えるなり、サクラに襲い掛かった。






 つづく
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