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アーム & ソード ①
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某日、基地内にて。朝日と日暮の2人は、基地長の大堂からある伝言を受け取る。
「お前ら若き三番隊のバディに、一番隊の若きバディがお手合せ願いたいと挑戦状を受け取っている。しかも本気でだ。
今出せる渾身の力を叩き出せと言っている。なに、負傷してもこの基地には様々な薬と、凄腕の整備士がいる。安心しろ。それじゃあお願いできるか。」
そして今日、その手合わせの期日であり、場所は基地の屋上である。
朝日らが屋上で待っていると、一番隊の若きバディ達が階段から上がってきた。1人は黒の長髪で、身長は171cm程の、左腕のみが機械になっている男。
もう1人は、金髪ショートの、身長は168cmの、右目が機械の男。最初に喋ったのは黒い髪の方であった。
「今日はお手合せをしてくれるって話なんだが、君たちが相手なのかい?想像と違ったな。少し。まぁいいや、よろしく。僕の名前は「浜西 爽歌」。17歳さ。そしてこっちの金髪は「阿治 東」。同い年だよ。改めてよろしく。」
嫌味の交じった自己紹介に対し、朝日も負けじと嫌味をぶつけた。
「浜西と、阿治って言うのか…名前がふるくさい気もするなぁ…それにそっちは想像通り弱そうだし?まぁよろしく頼むよ。」
浜西は歯ぎしりをするぐらいイラついた。多分朝日の作戦でもあるのだろう。
屋上の試合場は縦長長方形。たて100×よこ50という広さ。ここで今回は戦うわけだ。
先行は朝日対浜西ということになった。これは誰が決めたとかではなく、大堂が適当に決めたことである。
お互いのバディどうしでハイタッチを交わした後、試合が始まった。
浜西は試合場に足を踏み入れると、左の手の甲から、何やら短めの機械の棒を出した。そして、その棒に向かって
「焼斬…!!」
と唱えると、その棒の先から、黄色く光る、まるで刀の刃のようなものが現れた。それを見た朝日は拳を構えた。
(武器は刀か…刀の避け方は知ってるぜ…!)
浜西は朝日を見ると、高らかに笑い、上から目線で刀の説明を始めた。
「僕はね、プロの剣術家の元に産まれ、日々剣の特訓し、最高プログラミングされた機械の左腕を持っている!この剣は、高熱の炎を刃のように伸ばした物だ。たとえ鉄骨だろうが船だろうが焼き切ることが出来るのさ!さぁ行くぞ!」
浜西は朝日に向かって走ってくる。しかし、朝日は動かない。構えたままじっと動かないのだ。
浜西が「馬鹿め!動かないと死ぬぞ!」と叫んでも動かない。
だが、浜西が朝日の2mの範囲内に入ってきた瞬間、朝日は素早く浜西の懐に潜り込んだ。そして浜西の左肩を殴り、ドカンと後ろに吹っ飛ばした。
飛ばされた浜西は地面に刃を突き刺し、ダメージを軽減した。朝日が吹っ飛ばしたといえど、今回の距離は短いものだった。
「へぇ~、爆発が君の機械の能力なのか…。能力さえ分かればそれでいい…。少し本気出すよ!?」
浜西はまた同じように間合いを詰める。そしてまた朝日は構えたまま動かない。
(また走ってきたな…さっきと同じフォーム、スピード、何ら変わってない。)
そしてまた浜西は朝日に近づき、また朝日は2mのところで懐に入ろうとする。が、今度は浜西が朝日の後ろへジャンプし、移動した。浜西はガラ空きの背中に剣を振り下ろした。
「蛇ノ道!!触れて爆発されるのなら、触れられる前に斬る!」
背中を斬られる。朝日の背中から血がたれ、想像通りの苦痛であった。
グァァ!と唸る朝日に浜西は喋る。
「君の右肩を見てみな!」
朝日は痛みに耐えながらも、言われるがままに右肩を見る。すると、右肩にも切り傷があるではないか!
「どうだ朝日ィ!俺の剣術はァ!「いつの間にか蛇のように静かに」斬られてる恐怖はぁ!どんどん行くぞ!鳥ノ道!!」
今度は斬撃を高速で繰り出してきた。1発の威力は少ないものの、朝日は押される。朝日はとっさに両腕で守ってしまったため、腕は切り傷ばっかり残ってしまう。
「なんて斬撃だ…!だがここからが本番だぜ!」
朝日は浜西のラッシュから逃げない。微動だにしたい。浜西は気になりながらもラッシュを続ける。
ラッシュを受ける朝日はあることを思いつく。それは、あの刀を取り上げれば倒せるという考えだ。
朝日は刀を取り上げる機を伺いながら攻撃を受ける。そして、ついにその時が来るのだった。
「お前ら若き三番隊のバディに、一番隊の若きバディがお手合せ願いたいと挑戦状を受け取っている。しかも本気でだ。
今出せる渾身の力を叩き出せと言っている。なに、負傷してもこの基地には様々な薬と、凄腕の整備士がいる。安心しろ。それじゃあお願いできるか。」
そして今日、その手合わせの期日であり、場所は基地の屋上である。
朝日らが屋上で待っていると、一番隊の若きバディ達が階段から上がってきた。1人は黒の長髪で、身長は171cm程の、左腕のみが機械になっている男。
もう1人は、金髪ショートの、身長は168cmの、右目が機械の男。最初に喋ったのは黒い髪の方であった。
「今日はお手合せをしてくれるって話なんだが、君たちが相手なのかい?想像と違ったな。少し。まぁいいや、よろしく。僕の名前は「浜西 爽歌」。17歳さ。そしてこっちの金髪は「阿治 東」。同い年だよ。改めてよろしく。」
嫌味の交じった自己紹介に対し、朝日も負けじと嫌味をぶつけた。
「浜西と、阿治って言うのか…名前がふるくさい気もするなぁ…それにそっちは想像通り弱そうだし?まぁよろしく頼むよ。」
浜西は歯ぎしりをするぐらいイラついた。多分朝日の作戦でもあるのだろう。
屋上の試合場は縦長長方形。たて100×よこ50という広さ。ここで今回は戦うわけだ。
先行は朝日対浜西ということになった。これは誰が決めたとかではなく、大堂が適当に決めたことである。
お互いのバディどうしでハイタッチを交わした後、試合が始まった。
浜西は試合場に足を踏み入れると、左の手の甲から、何やら短めの機械の棒を出した。そして、その棒に向かって
「焼斬…!!」
と唱えると、その棒の先から、黄色く光る、まるで刀の刃のようなものが現れた。それを見た朝日は拳を構えた。
(武器は刀か…刀の避け方は知ってるぜ…!)
浜西は朝日を見ると、高らかに笑い、上から目線で刀の説明を始めた。
「僕はね、プロの剣術家の元に産まれ、日々剣の特訓し、最高プログラミングされた機械の左腕を持っている!この剣は、高熱の炎を刃のように伸ばした物だ。たとえ鉄骨だろうが船だろうが焼き切ることが出来るのさ!さぁ行くぞ!」
浜西は朝日に向かって走ってくる。しかし、朝日は動かない。構えたままじっと動かないのだ。
浜西が「馬鹿め!動かないと死ぬぞ!」と叫んでも動かない。
だが、浜西が朝日の2mの範囲内に入ってきた瞬間、朝日は素早く浜西の懐に潜り込んだ。そして浜西の左肩を殴り、ドカンと後ろに吹っ飛ばした。
飛ばされた浜西は地面に刃を突き刺し、ダメージを軽減した。朝日が吹っ飛ばしたといえど、今回の距離は短いものだった。
「へぇ~、爆発が君の機械の能力なのか…。能力さえ分かればそれでいい…。少し本気出すよ!?」
浜西はまた同じように間合いを詰める。そしてまた朝日は構えたまま動かない。
(また走ってきたな…さっきと同じフォーム、スピード、何ら変わってない。)
そしてまた浜西は朝日に近づき、また朝日は2mのところで懐に入ろうとする。が、今度は浜西が朝日の後ろへジャンプし、移動した。浜西はガラ空きの背中に剣を振り下ろした。
「蛇ノ道!!触れて爆発されるのなら、触れられる前に斬る!」
背中を斬られる。朝日の背中から血がたれ、想像通りの苦痛であった。
グァァ!と唸る朝日に浜西は喋る。
「君の右肩を見てみな!」
朝日は痛みに耐えながらも、言われるがままに右肩を見る。すると、右肩にも切り傷があるではないか!
「どうだ朝日ィ!俺の剣術はァ!「いつの間にか蛇のように静かに」斬られてる恐怖はぁ!どんどん行くぞ!鳥ノ道!!」
今度は斬撃を高速で繰り出してきた。1発の威力は少ないものの、朝日は押される。朝日はとっさに両腕で守ってしまったため、腕は切り傷ばっかり残ってしまう。
「なんて斬撃だ…!だがここからが本番だぜ!」
朝日は浜西のラッシュから逃げない。微動だにしたい。浜西は気になりながらもラッシュを続ける。
ラッシュを受ける朝日はあることを思いつく。それは、あの刀を取り上げれば倒せるという考えだ。
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