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逃げ出した純花を難なく捕獲した男は、にっこりと笑みを浮かべて、場所を変えることを提案してきた。本音では、すぐにでも断って逃げ出したかった純花だったが、周囲の興味津々な視線と、全く笑っておらず有無を言わせる気などさらさらない男の目に屈して渋々頷いた。
暫く歩いたのち、ここでいいか、と呟いて足を止めた男はくるりと振り返って、純花と向き合った。びくっと体を揺らした純花は、既に涙目である。上目遣いに様子を窺うと、何が楽しいのか、男はくつくつと声を上げて笑った。純花は怯みそうになる自分を叱咤して、聞かなければならないことを、恐る恐る聞く。
「どうしてここが分かったんですか?」
すると男はにやりと笑う。
「何でだと思う?赤井純花、さん?」
男の口から出てきた自分の名前に、純花が固まる。
え、どうして、何で知ってるんでしょう?私名乗りましたっけ?名乗ってないですよね?
投げ込まれた爆弾に、案の定、混乱状況に陥る純花。その様子に、男は腹を抱えて笑い転げる。
「これ、なーんだ?」
漸く笑いを収めた男が、それでも笑いをかみ殺しながら、ポケットから出したものをひらひらと振る。首を傾げた純花が見たものは。
「私の学生証⁈」
叫ぶと同時に無意識に手を伸ばす。しかし、あともう少しの所で、ひょいっとその手を避けられる。プラスチック製のソレは顔写真と名前を見る限り自分のもので。我に返った純花が慌ててカバンの中を漁る。そして、再び叫ぶ。
「私のスマホ?!どこ?え、ない?!」
「そりゃそうだろ、ここにあんだから。何してんのお前?」
心底あきれ果てたと言わんばかりの男が、ついでの様にスマホを取り出す。見覚えのあるケースにわたわたとする純花を見て、笑いの発作をどうにか堪えているようだ。
「つかさ、現代人がスマホ落として気付かないとか。どうなってんの?あり得ないだろう」
なんで、どうして?なんでこの人が持ってるの?そう大きく顔に書く純花に男はクツクツ笑ってスマホを揺らめかす。ぐうの音も出ない様子の純花は、だって普段使わないというか使いこなせてないし、そもそもスマホなんて必要ないし、などと誰に言う訳でもなく言い訳をしている。
暫くその様子を堪能していた男だったが、ようやく種明かしをする。
「この前会った時、お前逃げたろ?」
その言葉に目を泳がせる純花。にやりと笑って男が付け加える。
「そのとき、お前、これ落としてったの。まっさか全然気づいてないとはねぇ。お前本当に現代っ子?それともスマホすらないど田舎出身?」
純花は眩暈を覚えた。普段から天然だのマイペースだのとは言われていたが、ここまで自分の愚鈍さを呪ったことはない。まさか、逃げる最中に落とし物をし、それをこの男に拾われるなんて。
「穴。穴が、欲しい……」
羞恥に頬をそめ、涙目になる純花。しゅんと項垂れる。すると、なぜか男が息をつめらせた気配がする。上目遣いに様子を窺うと、男は目を見開いて固まっていた。だが、純花が様子を窺っていることに気付いて我に返ったようだ。再びにやりとした笑みを浮かべる。
純花の背を悪寒が走り抜ける。なんだろう、この嫌な予感は。この男が意地悪い笑みを浮かべた時ほど怖いものはない。純花は引きつった顔をする。無意識のうちに体が逃げを打った。しかし。
「第二問。これ、だーれだ?」
男が純花のスマホをささっと起動させて画面を向けてきた。表示されたそれを見て、再び硬直させられることになる。
「そ、そそ、それはっ!!」
純花の幼馴染の“お兄ちゃん”の写真だった。彼に憧れ、片思いをしている純花はお守り代わりに彼の写真をスマホのホーム画面に登録していたのだ。
「これ、彼氏?」
「違いますっ!!」
意地悪く聞いてくる男に、思わず力の限り叫ぶ純花。はっと気づいたときにはもう遅い。男は心底楽しそうな顔をしている。
「へぇ、違うんだ。じゃあ、…片思い?」
「そ、そんな事っ」
「なるほど、片思いか。さっきの反応からするに付き合って無さそうだし、周りにも秘密にしてるってとこか?」
「ななな、なんでそれを⁈」
「やっぱりか」
必死に否定しても、全然信じてくれない、それどころかむしろ墓穴を掘ってる気がする。
赤くなったり青くなったりを繰り返し、口をパクパクさせる純花。状況を察した男は満足げに頷く。ついで、にっこりと笑みを浮かべて純花と視線を合わせる。純花の頭の中では、警報が未だ嘗てないほどに鳴り響く…というか、暴れまわっているのだが、手遅れである。
「口止め、しなくていいのかな?」
「わ、私は脅しには屈しません!!」
これが本題なのだろう。遠回しに圧力をかけられるものの、純花は涙目で抵抗するが。いや、そもそも写真の男が誰だか男に分かっていない時点で、口止めもなにもないのだが、動揺し過ぎてそこに思い至らないようだ。単純な解決法を見事にスルーして暴走する純花に、男は笑いをかみ殺している。
「ふぅん。じゃあ、そこらへんで、大声で叫んでみようかなぁ」
「あああああ!!いくらですかぁ?!」
ついでに揶揄うと、これまた予想以上にいい反応。これは周囲にも内緒にしておきたい純情な純粋培養か、と言い情報を手に入れほくそ笑む。
結局、そんな事を考えているこの不良には勝てるはずもなく。しゅん、と項垂れて財布を出そうとしたのだが。
「いらん」
「へ?」
すっぱりと切って捨てられる。大きな目が零れ落ちんばかりに見開く純花に、男はしゃあしゃあと言い放つ。
「それじゃあ、面白くない」
「どういうことですか⁈」
予想外の言葉に純花が呆然とする。そんな彼女に男はニッと笑う。
「金だと面白くないだろ?例えば、そうだな…」
そう言って考え込んだ男は、少し考えた末に、目を輝かせる。純花の引きつった笑みに満面の笑みを返すと、提案した。
「俺とデート、でどうだ?」
男からのデートの誘い。最早キャパシティーを大幅にオーバーしている純花は何を言われたのか、一瞬理解できなかった。
そして、ゆっくりとその言葉を理解して。
「無理です!」
全力で辞退した。
だって、だって、この人とは一回会ったっきり、しかも、カツアゲされそうになったんですよ⁈今も脅されているんです!絶対無理に決まってる!と心の中で悲鳴を上げる。因みに、脅されていると考えているくせに、拒否権を行使しようとする矛盾に彼女は気付いていない。だが、男はしっかりと理解している。
「拒否権、あるのかな?」
ひらひらと両手に持った学生証の入ったスマホを目の前で揺らす。純花が手を伸ばすと、ひょいっと遠ざけられる。それを追うと、今度は頭上高くに持っていかれた。
よし。純花は覚悟を決めて決死のジャンプをする。だがしかし、届かない。もう一度。
…と、届かない。
段々と意地になって取り返そうとぴょこぴょこ跳ねるのだが、いかんせん身長差があった。埋めようのないその差により、どんなに頑張っても手が届かない。
「ううー」
諦めた純花は恨みがましくスマホケースを見つめる。諦めきれないのか、これらが右に左に、と動くたびに律儀にそれを追う。それに夢中な純花は男が笑いを必死にかみ殺していることに気付かなかった。
「そぉれぇでぇ?」
ニッコリと笑った男が答えを促す。目元を染めた純花が涙目で最後の抵抗を試みる。
「知らない人についていっちゃいけないって教わりました!」
そう言うと、ささやかすぎるほどささやかな胸を張る。予想の斜め上である。ガクリと沈み込んだ男は、どうにか起き上って、そんな彼女の様子に男は呆れ顔を見せる。
「おいおい、何処の小学生だお前は」
まぁ、けど?と続けると、口元に不遜な笑みを刻む。
「俺の名は大上征司。一応、大学生」
突然の自己紹介に戸惑う純花。ややあってその意味を理解した彼女は絶望した表情を見せる。そんな彼女に、最後通牒を突き付ける。
「これで、知らない人じゃあないよな?」
「き、詭弁です……」
おお、その考えには辿り着くのか。男はそこはかとなく感心した風情である。失礼極まりないが。
冷静に考えればその程度で知らない人の枠を脱却できるとは到底思えないが、その時の純花にはそこまでの考えが及ぶ訳もなく。純花にはそれ以上の言葉も選択権も無かった。
**********
作中で純花ちゃんはオオカミに素直にお金を渡そうとしておりますが、これはあくまで物語です。犯罪は推奨しておりません。カツアゲ、ダメ絶対。
暫く歩いたのち、ここでいいか、と呟いて足を止めた男はくるりと振り返って、純花と向き合った。びくっと体を揺らした純花は、既に涙目である。上目遣いに様子を窺うと、何が楽しいのか、男はくつくつと声を上げて笑った。純花は怯みそうになる自分を叱咤して、聞かなければならないことを、恐る恐る聞く。
「どうしてここが分かったんですか?」
すると男はにやりと笑う。
「何でだと思う?赤井純花、さん?」
男の口から出てきた自分の名前に、純花が固まる。
え、どうして、何で知ってるんでしょう?私名乗りましたっけ?名乗ってないですよね?
投げ込まれた爆弾に、案の定、混乱状況に陥る純花。その様子に、男は腹を抱えて笑い転げる。
「これ、なーんだ?」
漸く笑いを収めた男が、それでも笑いをかみ殺しながら、ポケットから出したものをひらひらと振る。首を傾げた純花が見たものは。
「私の学生証⁈」
叫ぶと同時に無意識に手を伸ばす。しかし、あともう少しの所で、ひょいっとその手を避けられる。プラスチック製のソレは顔写真と名前を見る限り自分のもので。我に返った純花が慌ててカバンの中を漁る。そして、再び叫ぶ。
「私のスマホ?!どこ?え、ない?!」
「そりゃそうだろ、ここにあんだから。何してんのお前?」
心底あきれ果てたと言わんばかりの男が、ついでの様にスマホを取り出す。見覚えのあるケースにわたわたとする純花を見て、笑いの発作をどうにか堪えているようだ。
「つかさ、現代人がスマホ落として気付かないとか。どうなってんの?あり得ないだろう」
なんで、どうして?なんでこの人が持ってるの?そう大きく顔に書く純花に男はクツクツ笑ってスマホを揺らめかす。ぐうの音も出ない様子の純花は、だって普段使わないというか使いこなせてないし、そもそもスマホなんて必要ないし、などと誰に言う訳でもなく言い訳をしている。
暫くその様子を堪能していた男だったが、ようやく種明かしをする。
「この前会った時、お前逃げたろ?」
その言葉に目を泳がせる純花。にやりと笑って男が付け加える。
「そのとき、お前、これ落としてったの。まっさか全然気づいてないとはねぇ。お前本当に現代っ子?それともスマホすらないど田舎出身?」
純花は眩暈を覚えた。普段から天然だのマイペースだのとは言われていたが、ここまで自分の愚鈍さを呪ったことはない。まさか、逃げる最中に落とし物をし、それをこの男に拾われるなんて。
「穴。穴が、欲しい……」
羞恥に頬をそめ、涙目になる純花。しゅんと項垂れる。すると、なぜか男が息をつめらせた気配がする。上目遣いに様子を窺うと、男は目を見開いて固まっていた。だが、純花が様子を窺っていることに気付いて我に返ったようだ。再びにやりとした笑みを浮かべる。
純花の背を悪寒が走り抜ける。なんだろう、この嫌な予感は。この男が意地悪い笑みを浮かべた時ほど怖いものはない。純花は引きつった顔をする。無意識のうちに体が逃げを打った。しかし。
「第二問。これ、だーれだ?」
男が純花のスマホをささっと起動させて画面を向けてきた。表示されたそれを見て、再び硬直させられることになる。
「そ、そそ、それはっ!!」
純花の幼馴染の“お兄ちゃん”の写真だった。彼に憧れ、片思いをしている純花はお守り代わりに彼の写真をスマホのホーム画面に登録していたのだ。
「これ、彼氏?」
「違いますっ!!」
意地悪く聞いてくる男に、思わず力の限り叫ぶ純花。はっと気づいたときにはもう遅い。男は心底楽しそうな顔をしている。
「へぇ、違うんだ。じゃあ、…片思い?」
「そ、そんな事っ」
「なるほど、片思いか。さっきの反応からするに付き合って無さそうだし、周りにも秘密にしてるってとこか?」
「ななな、なんでそれを⁈」
「やっぱりか」
必死に否定しても、全然信じてくれない、それどころかむしろ墓穴を掘ってる気がする。
赤くなったり青くなったりを繰り返し、口をパクパクさせる純花。状況を察した男は満足げに頷く。ついで、にっこりと笑みを浮かべて純花と視線を合わせる。純花の頭の中では、警報が未だ嘗てないほどに鳴り響く…というか、暴れまわっているのだが、手遅れである。
「口止め、しなくていいのかな?」
「わ、私は脅しには屈しません!!」
これが本題なのだろう。遠回しに圧力をかけられるものの、純花は涙目で抵抗するが。いや、そもそも写真の男が誰だか男に分かっていない時点で、口止めもなにもないのだが、動揺し過ぎてそこに思い至らないようだ。単純な解決法を見事にスルーして暴走する純花に、男は笑いをかみ殺している。
「ふぅん。じゃあ、そこらへんで、大声で叫んでみようかなぁ」
「あああああ!!いくらですかぁ?!」
ついでに揶揄うと、これまた予想以上にいい反応。これは周囲にも内緒にしておきたい純情な純粋培養か、と言い情報を手に入れほくそ笑む。
結局、そんな事を考えているこの不良には勝てるはずもなく。しゅん、と項垂れて財布を出そうとしたのだが。
「いらん」
「へ?」
すっぱりと切って捨てられる。大きな目が零れ落ちんばかりに見開く純花に、男はしゃあしゃあと言い放つ。
「それじゃあ、面白くない」
「どういうことですか⁈」
予想外の言葉に純花が呆然とする。そんな彼女に男はニッと笑う。
「金だと面白くないだろ?例えば、そうだな…」
そう言って考え込んだ男は、少し考えた末に、目を輝かせる。純花の引きつった笑みに満面の笑みを返すと、提案した。
「俺とデート、でどうだ?」
男からのデートの誘い。最早キャパシティーを大幅にオーバーしている純花は何を言われたのか、一瞬理解できなかった。
そして、ゆっくりとその言葉を理解して。
「無理です!」
全力で辞退した。
だって、だって、この人とは一回会ったっきり、しかも、カツアゲされそうになったんですよ⁈今も脅されているんです!絶対無理に決まってる!と心の中で悲鳴を上げる。因みに、脅されていると考えているくせに、拒否権を行使しようとする矛盾に彼女は気付いていない。だが、男はしっかりと理解している。
「拒否権、あるのかな?」
ひらひらと両手に持った学生証の入ったスマホを目の前で揺らす。純花が手を伸ばすと、ひょいっと遠ざけられる。それを追うと、今度は頭上高くに持っていかれた。
よし。純花は覚悟を決めて決死のジャンプをする。だがしかし、届かない。もう一度。
…と、届かない。
段々と意地になって取り返そうとぴょこぴょこ跳ねるのだが、いかんせん身長差があった。埋めようのないその差により、どんなに頑張っても手が届かない。
「ううー」
諦めた純花は恨みがましくスマホケースを見つめる。諦めきれないのか、これらが右に左に、と動くたびに律儀にそれを追う。それに夢中な純花は男が笑いを必死にかみ殺していることに気付かなかった。
「そぉれぇでぇ?」
ニッコリと笑った男が答えを促す。目元を染めた純花が涙目で最後の抵抗を試みる。
「知らない人についていっちゃいけないって教わりました!」
そう言うと、ささやかすぎるほどささやかな胸を張る。予想の斜め上である。ガクリと沈み込んだ男は、どうにか起き上って、そんな彼女の様子に男は呆れ顔を見せる。
「おいおい、何処の小学生だお前は」
まぁ、けど?と続けると、口元に不遜な笑みを刻む。
「俺の名は大上征司。一応、大学生」
突然の自己紹介に戸惑う純花。ややあってその意味を理解した彼女は絶望した表情を見せる。そんな彼女に、最後通牒を突き付ける。
「これで、知らない人じゃあないよな?」
「き、詭弁です……」
おお、その考えには辿り着くのか。男はそこはかとなく感心した風情である。失礼極まりないが。
冷静に考えればその程度で知らない人の枠を脱却できるとは到底思えないが、その時の純花にはそこまでの考えが及ぶ訳もなく。純花にはそれ以上の言葉も選択権も無かった。
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