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本編1
03.気付かぬ現実04
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その通りだ。断れないとわかっていて、自分よりも立場の弱い相手を配偶者にした。
「……時期が来たら、離婚するつもりだった」
あれほど自信があったはずの計画なのに、口から出すと途端に弱々しくなる。樟がこれほどまで衰弱してしまった事実が未だに受け止められないと自分でもわかっている。こんな結果になるなんて思いもしなかった。想像もできなかった。
オメガなんて……しかも裕福な家のオメガなど奔放で遊び歩いていると思い込んでいた。樟がどんな人間か見もしないまま。
今日、菊池社長と話すことがなければ永遠に気にも掛けなかっただろう。まさか、実の父にあれほど嫌悪されているなんて。
井ノ瀬が困った顔をして、眼鏡を上げ眉間を揉んだ。
「何を考えてるんだ。お前が思うほど、オメガは平穏に生きているわけがないだろっ! ……お前の配偶者、虐待の跡があるぞ」
「……私は何もしていないっ! ほとんど喋ったこともないんだぞ!!」
「わかっている。古い傷跡ばかりだ。とても見れたもんじゃない……俺がここで仕事を始めてから見た、一番酷い虐待の跡だ」
第二性科があるこの総合病院で、多くの患者を診てきた井ノ瀬が一番酷いというの跡とはどれほどのものか。
耀一郞は鋭く切れ上がった目を大きく見開いた。
「……うそ……だろ?」
弱々しい声が唇から転がり落ち、さらさらと空気の中へと消えていく。
信じられなかった。虐待のニュースが蔓延る昨今、絵空事のようにすら感じていた。自分よりも酷い扱いを親から受けている人間なんて存在しない、そう思い続けていた。身体的暴力が存在すると頭ではわかっていたが、現実にあると思いもしなかった。
過去に囚われて歪んだ価値観を抱き続けている耀一郞が愕然とする様に、井ノ瀬は厳つい肩を叩いた。
「お前の配偶者が蔑まれて生きてきたとは考えなかったのか?」
「あ……」
僅かも想像しなかった。
教会での樟の振る舞いを思い出す。
震えた声での誓いの言葉。物音一つにビクビクし、耀一郞を見ようともしない姿は、外敵を怖れる小動物のそれと同じだった。とても人間の仕草ではない。井ノ瀬が見ていたならすぐに虐待を疑っただろうが、あの場にいた誰もがそれを口にしなかった。
樟側の参列者は当然だろう。だが耀一郞の親族は皆がアルファか優秀なベータばかりで、どこかでオメガを卑下していた。
なぜあのような人間を娶ったのかと小声が聞こえてきたとき、樟はどんな顔をしていただろう。
記憶にない。
当たり前だ、見もしなかったのだから記憶にあるはずがない。
絶対的な権限を持つアルファが配偶者にしてやるのだからと、どこか傲慢になっていた。相手が人間だということを忘れていたのだ。
「ここに運び込まれるオメガが優遇されているケースは稀だ。みんな、誰かしらに虐待されている。理由は『オメガだから』という、ただそれだけで、だ。劣等性というだけで意味もなく殴られて飯も与えられないんだぞ。お前はどうなんだ?」
なにもしなかった。
気にかけない、それすらも虐待だ。
親ならばネグレクトと呼び、配偶者ならモラルハラスメント。
わかっているのに、棚上げした。樟がオメガだからと大義名分を振りかざして。
「耀一郞、自分で選んだのか、アルファになることを」
頭を鈍器で殴られた気持ちになった。
「あ……」
「お前も俺も、ただ幸運だっただけなんだ。けれど全員がその幸運を享受できるわけじゃない」
男であること、アルファであること。耀一郞が選んで手に入れたものではない。生まれた瞬間から決まっているにすぎない。同時に、それを変えることもできはしない。
では樟はどうだ。自分でオメガになりたくてなったわけでもないのに、オメガであることを理由に蔑まれるのか。
今になってなぜ人権団体や欧米諸国がオメガの地位などと謳い始めたのかをやっと理解した。
誰も選んでなんかいない。
ただ一人の人間として産まれ、生きていきたいと願っているのに、性別の違いだけで色眼鏡で見られるのだ。その理不尽さを耀一郞は何一つわかろうともしなかった。
自分の不幸に囚われすぎて。
「お前の過去には同情する。だが、配偶者には関係のないことだろう。解放してやれと言いたいが……お前と離婚した途端、実家に帰ってまた虐待を受けるだろうな」
「そうなのか……いや、そう……だな……」
今日の菊池社長の物言いでは、井ノ瀬の懸念は妥当だ。
きっと離婚した途端に「役立たず」と言われ、耀一郞には想像できない扱いをし始めるだろう。なんせ菊池社長は、自社が優秀だから、自分や長男が優秀すぎるから、耀一郞が縁を結んだと信じて疑っていない。
離婚したなら、叱責を受けるのか。それだけならいい、もしかしたら新たな傷跡を作り、最悪の場合は殺されるかもしれない。
その結末を思い描いて、耀一郞は背中に冷たい汗が流れた。
自分があまりにも簡単に考えていたことの幼稚さを突きつけられて、僅かに動くことすらできない。
先程見た樟の小さな身体は、骨と皮しかなく、あまりの軽さに人形かと疑ったほどだ。それが肉のコートを纏った菊池社長に殴られたなら、ひとたまりもないだろう。
自分の不幸にばかり酔って、他者がどうなるのかを熟考しなかった結果を突きつけられた今、耀一郞はどうすればいいかわからなくなった。
「配偶者はしばらく入院だ。病気を治すと同時にカウンセリングを受けてもらう。いいな」
医者として当然の意見だ。耀一郞は頷いた。
「それから、配偶者の保険証がないんだが、次に来るときに出してくれ」
その段になって、保険証の存在を思い出した。経営者は組合の保険に加入できないため、国民健康保険となる。その書類が役所から届いていたが、耀一郞は自分のデスクに放り投げて封書を開けていない。
「あ……」
樟は病院に行かなかったのではない、行けなかったんだ。家族カードを渡せばすべて済むと思い込んでいた傲慢さにまた、頭を殴られる。
「明日……明日、持ってくる」
「そうしてくれ。事務手続きが進まんからな。お前も仕事で疲れてるとは思うが、結婚したんだ、相手を気にかけてやれ」
頷いて病院を出た。
どれほど身勝手で傲慢だったか。
毎日用意してくれた食事。ハウスクリーニングが定期的に入ってはいるが、清潔さが維持された部屋。
思い出して堪らなくなり走った。学生の頃のように思い切り走り、マンションに辿り着くとすぐさま樟の部屋に入る。
相変わらずなにもない。
机も棚もベッドも……そして当たり前にあると思い込んでいたエアコンまで、その部屋には存在しなかった。
直に敷かれた布団の他には段ボールが二つ。開けてみれば僅かな衣服と数冊の本、それだけだった。備え付けのクローゼットには安っぽいコートが一着かかっているだけだった。
本当に身一つでここに寄越されたのだ。
愕然として、クレジットカードの使用履歴を見た。
散財しているとばかり思っていた履歴は、スーパーマーケットでの買い物が数日に一度だけ。それもごく僅かな金額だ。
「……どういうことなんだ」
好きにしろと言ったらば勝手に整えるものだと思った。湯水のごとく金を使うと思ってた。だからインテリアデザイナーに樟の部屋だけはなにもするなと指示を出した。
フラフラとした足取りでリビングへと向かう。水を飲もうと食器棚を開けたが、よく見れば並べられている食器が少ない。もしやと思い食洗機を開ければそこは空っぽで、シンクに残ったままの皿を含めても一人分しかない。
「……うそ、だろ……」
自分がずっと捨てていた食事。買い物の履歴から推測すれば、一人分しか作っていなかったのか。では樟は今までなにを食べていたんだ。
冷蔵庫を開けた。一日ごとに分けた食材は、想像通り一人分しかない。ふらついたままシンクに背中を預けた。
ぐるりと見回した。
入居した日からなくなっているものはない。
仕事部屋も耀一郞の寝室も鍵を掛けているから樟が入ることはできない。
心の中で勝手に築き上げたオメガに対する認識がガラガラと崩れるのを感じて、怖くなりギュッと強くシンクの縁を握った。
「……時期が来たら、離婚するつもりだった」
あれほど自信があったはずの計画なのに、口から出すと途端に弱々しくなる。樟がこれほどまで衰弱してしまった事実が未だに受け止められないと自分でもわかっている。こんな結果になるなんて思いもしなかった。想像もできなかった。
オメガなんて……しかも裕福な家のオメガなど奔放で遊び歩いていると思い込んでいた。樟がどんな人間か見もしないまま。
今日、菊池社長と話すことがなければ永遠に気にも掛けなかっただろう。まさか、実の父にあれほど嫌悪されているなんて。
井ノ瀬が困った顔をして、眼鏡を上げ眉間を揉んだ。
「何を考えてるんだ。お前が思うほど、オメガは平穏に生きているわけがないだろっ! ……お前の配偶者、虐待の跡があるぞ」
「……私は何もしていないっ! ほとんど喋ったこともないんだぞ!!」
「わかっている。古い傷跡ばかりだ。とても見れたもんじゃない……俺がここで仕事を始めてから見た、一番酷い虐待の跡だ」
第二性科があるこの総合病院で、多くの患者を診てきた井ノ瀬が一番酷いというの跡とはどれほどのものか。
耀一郞は鋭く切れ上がった目を大きく見開いた。
「……うそ……だろ?」
弱々しい声が唇から転がり落ち、さらさらと空気の中へと消えていく。
信じられなかった。虐待のニュースが蔓延る昨今、絵空事のようにすら感じていた。自分よりも酷い扱いを親から受けている人間なんて存在しない、そう思い続けていた。身体的暴力が存在すると頭ではわかっていたが、現実にあると思いもしなかった。
過去に囚われて歪んだ価値観を抱き続けている耀一郞が愕然とする様に、井ノ瀬は厳つい肩を叩いた。
「お前の配偶者が蔑まれて生きてきたとは考えなかったのか?」
「あ……」
僅かも想像しなかった。
教会での樟の振る舞いを思い出す。
震えた声での誓いの言葉。物音一つにビクビクし、耀一郞を見ようともしない姿は、外敵を怖れる小動物のそれと同じだった。とても人間の仕草ではない。井ノ瀬が見ていたならすぐに虐待を疑っただろうが、あの場にいた誰もがそれを口にしなかった。
樟側の参列者は当然だろう。だが耀一郞の親族は皆がアルファか優秀なベータばかりで、どこかでオメガを卑下していた。
なぜあのような人間を娶ったのかと小声が聞こえてきたとき、樟はどんな顔をしていただろう。
記憶にない。
当たり前だ、見もしなかったのだから記憶にあるはずがない。
絶対的な権限を持つアルファが配偶者にしてやるのだからと、どこか傲慢になっていた。相手が人間だということを忘れていたのだ。
「ここに運び込まれるオメガが優遇されているケースは稀だ。みんな、誰かしらに虐待されている。理由は『オメガだから』という、ただそれだけで、だ。劣等性というだけで意味もなく殴られて飯も与えられないんだぞ。お前はどうなんだ?」
なにもしなかった。
気にかけない、それすらも虐待だ。
親ならばネグレクトと呼び、配偶者ならモラルハラスメント。
わかっているのに、棚上げした。樟がオメガだからと大義名分を振りかざして。
「耀一郞、自分で選んだのか、アルファになることを」
頭を鈍器で殴られた気持ちになった。
「あ……」
「お前も俺も、ただ幸運だっただけなんだ。けれど全員がその幸運を享受できるわけじゃない」
男であること、アルファであること。耀一郞が選んで手に入れたものではない。生まれた瞬間から決まっているにすぎない。同時に、それを変えることもできはしない。
では樟はどうだ。自分でオメガになりたくてなったわけでもないのに、オメガであることを理由に蔑まれるのか。
今になってなぜ人権団体や欧米諸国がオメガの地位などと謳い始めたのかをやっと理解した。
誰も選んでなんかいない。
ただ一人の人間として産まれ、生きていきたいと願っているのに、性別の違いだけで色眼鏡で見られるのだ。その理不尽さを耀一郞は何一つわかろうともしなかった。
自分の不幸に囚われすぎて。
「お前の過去には同情する。だが、配偶者には関係のないことだろう。解放してやれと言いたいが……お前と離婚した途端、実家に帰ってまた虐待を受けるだろうな」
「そうなのか……いや、そう……だな……」
今日の菊池社長の物言いでは、井ノ瀬の懸念は妥当だ。
きっと離婚した途端に「役立たず」と言われ、耀一郞には想像できない扱いをし始めるだろう。なんせ菊池社長は、自社が優秀だから、自分や長男が優秀すぎるから、耀一郞が縁を結んだと信じて疑っていない。
離婚したなら、叱責を受けるのか。それだけならいい、もしかしたら新たな傷跡を作り、最悪の場合は殺されるかもしれない。
その結末を思い描いて、耀一郞は背中に冷たい汗が流れた。
自分があまりにも簡単に考えていたことの幼稚さを突きつけられて、僅かに動くことすらできない。
先程見た樟の小さな身体は、骨と皮しかなく、あまりの軽さに人形かと疑ったほどだ。それが肉のコートを纏った菊池社長に殴られたなら、ひとたまりもないだろう。
自分の不幸にばかり酔って、他者がどうなるのかを熟考しなかった結果を突きつけられた今、耀一郞はどうすればいいかわからなくなった。
「配偶者はしばらく入院だ。病気を治すと同時にカウンセリングを受けてもらう。いいな」
医者として当然の意見だ。耀一郞は頷いた。
「それから、配偶者の保険証がないんだが、次に来るときに出してくれ」
その段になって、保険証の存在を思い出した。経営者は組合の保険に加入できないため、国民健康保険となる。その書類が役所から届いていたが、耀一郞は自分のデスクに放り投げて封書を開けていない。
「あ……」
樟は病院に行かなかったのではない、行けなかったんだ。家族カードを渡せばすべて済むと思い込んでいた傲慢さにまた、頭を殴られる。
「明日……明日、持ってくる」
「そうしてくれ。事務手続きが進まんからな。お前も仕事で疲れてるとは思うが、結婚したんだ、相手を気にかけてやれ」
頷いて病院を出た。
どれほど身勝手で傲慢だったか。
毎日用意してくれた食事。ハウスクリーニングが定期的に入ってはいるが、清潔さが維持された部屋。
思い出して堪らなくなり走った。学生の頃のように思い切り走り、マンションに辿り着くとすぐさま樟の部屋に入る。
相変わらずなにもない。
机も棚もベッドも……そして当たり前にあると思い込んでいたエアコンまで、その部屋には存在しなかった。
直に敷かれた布団の他には段ボールが二つ。開けてみれば僅かな衣服と数冊の本、それだけだった。備え付けのクローゼットには安っぽいコートが一着かかっているだけだった。
本当に身一つでここに寄越されたのだ。
愕然として、クレジットカードの使用履歴を見た。
散財しているとばかり思っていた履歴は、スーパーマーケットでの買い物が数日に一度だけ。それもごく僅かな金額だ。
「……どういうことなんだ」
好きにしろと言ったらば勝手に整えるものだと思った。湯水のごとく金を使うと思ってた。だからインテリアデザイナーに樟の部屋だけはなにもするなと指示を出した。
フラフラとした足取りでリビングへと向かう。水を飲もうと食器棚を開けたが、よく見れば並べられている食器が少ない。もしやと思い食洗機を開ければそこは空っぽで、シンクに残ったままの皿を含めても一人分しかない。
「……うそ、だろ……」
自分がずっと捨てていた食事。買い物の履歴から推測すれば、一人分しか作っていなかったのか。では樟は今までなにを食べていたんだ。
冷蔵庫を開けた。一日ごとに分けた食材は、想像通り一人分しかない。ふらついたままシンクに背中を預けた。
ぐるりと見回した。
入居した日からなくなっているものはない。
仕事部屋も耀一郞の寝室も鍵を掛けているから樟が入ることはできない。
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