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追憶の騎士団2~奥の間の鍵
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「大至急書くようにと言っていたな…」
長官が去った後、しばらく星の絵を前に放心していたが、我に返りそう独り言つ。
私は部屋の隅の棚の上に積み上げてある中から、何も書かれていない新しい羊皮紙を取り出し、机の上に開いた。そして広げてあった長官が持参したパピルスに描かれていた星の地図と、古い言葉を一つずつ、新しい羊皮紙に丁寧に書き写した。
見上げる星を地図に見立てたのは、遠い時代のシュメール人だと聞く。その後エジプトに渡り、さらに発展した。ナイル川の氾濫に苦しめられていた人々が、星の動きを学び、そこから次の氾濫の時期を割り出したいと願うのは当然だろう。
星は季節によって姿を変える。いつも夜空を見上げていた人々は、自然とその動きに規則性を見出して、災害の予測を可能にしていったのだ。なんと素晴らしい話だろう。
しかもその星の並びを結び付け、このような美しい鳥や乙女の様子を浮かび上がらせたのだから。
星と星を繋いだ線が浮かび上がらせている動物や人物の絵を眺め、そこに書かれた物語の断片に心が動きそうになるが、じっくり読んでいる時間はない。
私は、そこに書かれている文字を拾いあげ、それを新しいパピルスに書き写すことに専念した。
夜明けまでにはなんとか星の地図はほぼ書き写したが、解説が書かれた古代のエジプト文字のうち、不明なものが幾つかあった。曖昧なままでは書き写すことができないため、私は夜が明けるのを待った。
やがて、狭い窓から朝日が差し込んできた。
「やっと朝が来たな」
私は羽ペンをインク壺に戻し、椅子から身をはがすと、石の床に両足をつけしっかりと立ち上がった。
マントのフードを頭からかぶり、人に顔を見られないように部屋の外に出る。別に見られても困らないが、個人的な行動を誰かに知られるが心地悪いと思ったのだ。
公明正大に生きているつもりだったが、ちょっとした判断の過ちが、未来の希望の火を一瞬で消すこともある。少なくともここは、そういう場所なのだ。そのため私はいつも、あまり人に顔を見られないように行動するのが常だった。
自室には、人に見られてはいけない書きかけの書物などもあるため、留守にする間に、誰にも入られないよう、扉の外側から鍵穴に太い鍵を押し入れてゆっくり回す。鍵穴は錆びているため引っ掛かりが強く出て、回す指に重量感を覚える。片手では回らないので、両手を使い、何とか鍵を鍵穴内で一周させた。
ガチャリと鍵がかかる音がした。私は、手にしている鍵の、丸い持ち手の部分を強く引っ張り、鍵穴から抜くと、マントの内側にある袋の中に仕舞った。
各部屋ごとに鍵の形は違っており、こうして鍵を掛けておけば、勝手に部屋に入られる心配はない。
この本部には大きな図書館がある。それは西の棟にあり、私の部屋から少し離れている。私は早歩きで西の棟まで、古代のエジプト語辞典を取りに出かけた。
私の職務には、この図書館で調べ物をしたり、西の塔の地下にある古文書の倉庫の整理をしたりすることも含まれる。そのため図書館の鍵を持つことを許されていた。それはかなりの特権であるように思う。
私の部署は、機密文書を扱う仕事が多い。そのため、秘密が漏れにくいよう、我々が接触を許されている人間は限られている。
この職務に就いてから、それまでは大部屋の食堂で食事をとっていたが、今は給仕係によって自室に運ばれてきたものを一人で食べている。
そんな感じだから、同僚のミシェルともほとんど会う機会はない。図書館や倉庫で時々会う程度だった。それでもお互いに、接触することができる限られた存在であるため、偶然会えた時は自然と言葉をかけあった。
ミシェルは私にとってこの大きな建物群の中で、唯一心を許せる存在といえるかもしれない。それほど私は、ほとんど誰とも関わることができなかったのだ。
西の棟まで行くと、厳重なはずの図書館の鍵が開いていた。私はふと中にミッシェルがいるのだと思った。なぜなら鍵を持つ者の中で、うっかり鍵を開けっぱなしにする人間などそれほどいないからだ。
図書館に入り、広い部屋を軽く見回すが人影はない。本棚が何列も並んでいて、それぞれ棚の中だけではなく、棚の上までも高く積み上げられている。本で溢れかえった空間では、人が気配を隠すことなど造作もないだろう。
ミシェルに会いに来たわけではないので、私はとりあえずエジプト語の辞典がいくつか置かれた、大部屋の最も奥にある棚へと向かう。
奥に進む途中、いくつかの棚の前を通り過ぎた。アーリア人の歴史や古文書が置かれた棚の横を通り過ぎようとした時、棚の下に、灰色のマントが床に置かれてい流のに気がついた。よく見るとそれはマントが置かれているのではなく人だった。どうやら床に倒れこんで寝ているようだ。
「こんなところで何をしているのです」
小声で寝ている人間に声をかけた。
「このようなところで寝ているのを誰かに見つかったら、罰を受けることになりますよ」
しゃがみ込み、男の肩を掴んで揺らすと、マントの中から顔が見えた。やはりミシェルだった。
「おい、ミシェル、しっかりしろ」
やや声を大きくして、さらに強く肩を揺する。
ミシェルは目を開けると、驚いたように目を見開いて私の顔を見た。
「フランシス・・・」
寝起きのかすれ声だが、後半は少し安堵が混じっていた。
「ミシェル、こんなところで何をしているんだ」
そう問うたが、曖昧に微笑むだけで何も答えようとしなかった。頭を軽く振ると、ミシェルは立ち上がったので、私もそれに倣った。
「調べ物をしているうちに…寝てしまったようだ」
少しふらつきながらミシェルは言った。
「調べ物っておまえ、昨日の夕方からここにいたのか」
ランプなどの火器を持ち込めないので、灯りのない夜に図書館に入ることは禁止されている。実際夜に来ても、暗闇では目当ての本を見つけることは容易ではないだろう。なので私たちは夜にここに来ることはない。だから朝まで眠っていたということは、夜ではなく夕方にここにいたことになる。
だがいくらなんでも暗くなる前にここに来て、朝まで眠ってしまうなんてことがあるだろうか。
「昨日の夕方から? いや…」
何か言いかけたミシェルはフラっとよろけた。その拍子に、彼のマントの中にしまってあった小さな本が床に落ちた。私はしゃがんでそれを拾おうと手を伸ばすと、ミシェルも慌てて手を伸ばす。
私が手にするより先にミシェルが拾ってマントに本をしまい込む。しかしその時、一瞬本の表紙が見えた。そこには持ち出すことを禁じられている赤い紐が結ばれていた。
「ミシェル、お前、その本・・・」
なぜこんな本を持っているのか。それにそもそも赤い紐の本はこの部屋には置かれていない。我々のような下っ端の職員が手にすることもできないよう、幹部しか入れない奥の間にしまってある。
扉には厳重に鍵がかけられており、幹部の許可なく部屋に入ることなどできないはずなのだ。
「長官に頼まれたんだ」
言い訳のようにミシェルはそれだけ言うと、本をマントに隠したまま足速に立ち去った。
互いの任務も本来は極秘である。だからミシェルの任務を長官に確認するわけにもいかない。
私は一抹の不安を感じながら、ミシェルの背中を見送った。
「古代エジプトの鍵は、難しい構造だな。今僕たちが使っている鍵は単純な構造で、似たような形の鍵穴だから、別の鍵を使っても開けることが可能らしいぞ」
以前、ミシェルが話していた言葉が蘇る。
この図書館でエジプトの古い鍵について調べていた時、その絵をひょいと覗き込んで、ミシェルがそう言ったのだ。
「へえ、そんなことができるのか」と僕は答えた。それは「できるかできないか」の情報に過ぎず、実際にそんなことを「するかしないか」の話ではない。あの時の僕はそう思っていた。
似たような形の鍵穴ならば、開けてしまえるなど。そんな神の教えに背くような恐ろしいことを、あえてする人間などいるはずないと思っていたから。
書棚が並ぶ部屋の隅に、禁じられた書物がしまってある部屋の扉がある。小さくて身をかがめなければ入れない扉だ。
私はエジプトの辞書がある本棚と反対側の壁まで歩いて行き。そこのある扉をじっと見た。その鍵穴は我々の部屋の鍵とほぼ同じ大きさだ。もしかしたらその形も似ているのかもしれない。
私はさっきマントの中にしまい込んだ鍵を取りだして見つめる。確かに大きさ的にそう違いはなかった。
「まさかそんなこと」
一瞬身震いがしたが、私はそのまま鍵をマントにしまった。
「余計なことをしている時間がないのだ」
私は、辞典を探すため古代エジプト語関連の書棚の方へと歩いて行った。
長官が去った後、しばらく星の絵を前に放心していたが、我に返りそう独り言つ。
私は部屋の隅の棚の上に積み上げてある中から、何も書かれていない新しい羊皮紙を取り出し、机の上に開いた。そして広げてあった長官が持参したパピルスに描かれていた星の地図と、古い言葉を一つずつ、新しい羊皮紙に丁寧に書き写した。
見上げる星を地図に見立てたのは、遠い時代のシュメール人だと聞く。その後エジプトに渡り、さらに発展した。ナイル川の氾濫に苦しめられていた人々が、星の動きを学び、そこから次の氾濫の時期を割り出したいと願うのは当然だろう。
星は季節によって姿を変える。いつも夜空を見上げていた人々は、自然とその動きに規則性を見出して、災害の予測を可能にしていったのだ。なんと素晴らしい話だろう。
しかもその星の並びを結び付け、このような美しい鳥や乙女の様子を浮かび上がらせたのだから。
星と星を繋いだ線が浮かび上がらせている動物や人物の絵を眺め、そこに書かれた物語の断片に心が動きそうになるが、じっくり読んでいる時間はない。
私は、そこに書かれている文字を拾いあげ、それを新しいパピルスに書き写すことに専念した。
夜明けまでにはなんとか星の地図はほぼ書き写したが、解説が書かれた古代のエジプト文字のうち、不明なものが幾つかあった。曖昧なままでは書き写すことができないため、私は夜が明けるのを待った。
やがて、狭い窓から朝日が差し込んできた。
「やっと朝が来たな」
私は羽ペンをインク壺に戻し、椅子から身をはがすと、石の床に両足をつけしっかりと立ち上がった。
マントのフードを頭からかぶり、人に顔を見られないように部屋の外に出る。別に見られても困らないが、個人的な行動を誰かに知られるが心地悪いと思ったのだ。
公明正大に生きているつもりだったが、ちょっとした判断の過ちが、未来の希望の火を一瞬で消すこともある。少なくともここは、そういう場所なのだ。そのため私はいつも、あまり人に顔を見られないように行動するのが常だった。
自室には、人に見られてはいけない書きかけの書物などもあるため、留守にする間に、誰にも入られないよう、扉の外側から鍵穴に太い鍵を押し入れてゆっくり回す。鍵穴は錆びているため引っ掛かりが強く出て、回す指に重量感を覚える。片手では回らないので、両手を使い、何とか鍵を鍵穴内で一周させた。
ガチャリと鍵がかかる音がした。私は、手にしている鍵の、丸い持ち手の部分を強く引っ張り、鍵穴から抜くと、マントの内側にある袋の中に仕舞った。
各部屋ごとに鍵の形は違っており、こうして鍵を掛けておけば、勝手に部屋に入られる心配はない。
この本部には大きな図書館がある。それは西の棟にあり、私の部屋から少し離れている。私は早歩きで西の棟まで、古代のエジプト語辞典を取りに出かけた。
私の職務には、この図書館で調べ物をしたり、西の塔の地下にある古文書の倉庫の整理をしたりすることも含まれる。そのため図書館の鍵を持つことを許されていた。それはかなりの特権であるように思う。
私の部署は、機密文書を扱う仕事が多い。そのため、秘密が漏れにくいよう、我々が接触を許されている人間は限られている。
この職務に就いてから、それまでは大部屋の食堂で食事をとっていたが、今は給仕係によって自室に運ばれてきたものを一人で食べている。
そんな感じだから、同僚のミシェルともほとんど会う機会はない。図書館や倉庫で時々会う程度だった。それでもお互いに、接触することができる限られた存在であるため、偶然会えた時は自然と言葉をかけあった。
ミシェルは私にとってこの大きな建物群の中で、唯一心を許せる存在といえるかもしれない。それほど私は、ほとんど誰とも関わることができなかったのだ。
西の棟まで行くと、厳重なはずの図書館の鍵が開いていた。私はふと中にミッシェルがいるのだと思った。なぜなら鍵を持つ者の中で、うっかり鍵を開けっぱなしにする人間などそれほどいないからだ。
図書館に入り、広い部屋を軽く見回すが人影はない。本棚が何列も並んでいて、それぞれ棚の中だけではなく、棚の上までも高く積み上げられている。本で溢れかえった空間では、人が気配を隠すことなど造作もないだろう。
ミシェルに会いに来たわけではないので、私はとりあえずエジプト語の辞典がいくつか置かれた、大部屋の最も奥にある棚へと向かう。
奥に進む途中、いくつかの棚の前を通り過ぎた。アーリア人の歴史や古文書が置かれた棚の横を通り過ぎようとした時、棚の下に、灰色のマントが床に置かれてい流のに気がついた。よく見るとそれはマントが置かれているのではなく人だった。どうやら床に倒れこんで寝ているようだ。
「こんなところで何をしているのです」
小声で寝ている人間に声をかけた。
「このようなところで寝ているのを誰かに見つかったら、罰を受けることになりますよ」
しゃがみ込み、男の肩を掴んで揺らすと、マントの中から顔が見えた。やはりミシェルだった。
「おい、ミシェル、しっかりしろ」
やや声を大きくして、さらに強く肩を揺する。
ミシェルは目を開けると、驚いたように目を見開いて私の顔を見た。
「フランシス・・・」
寝起きのかすれ声だが、後半は少し安堵が混じっていた。
「ミシェル、こんなところで何をしているんだ」
そう問うたが、曖昧に微笑むだけで何も答えようとしなかった。頭を軽く振ると、ミシェルは立ち上がったので、私もそれに倣った。
「調べ物をしているうちに…寝てしまったようだ」
少しふらつきながらミシェルは言った。
「調べ物っておまえ、昨日の夕方からここにいたのか」
ランプなどの火器を持ち込めないので、灯りのない夜に図書館に入ることは禁止されている。実際夜に来ても、暗闇では目当ての本を見つけることは容易ではないだろう。なので私たちは夜にここに来ることはない。だから朝まで眠っていたということは、夜ではなく夕方にここにいたことになる。
だがいくらなんでも暗くなる前にここに来て、朝まで眠ってしまうなんてことがあるだろうか。
「昨日の夕方から? いや…」
何か言いかけたミシェルはフラっとよろけた。その拍子に、彼のマントの中にしまってあった小さな本が床に落ちた。私はしゃがんでそれを拾おうと手を伸ばすと、ミシェルも慌てて手を伸ばす。
私が手にするより先にミシェルが拾ってマントに本をしまい込む。しかしその時、一瞬本の表紙が見えた。そこには持ち出すことを禁じられている赤い紐が結ばれていた。
「ミシェル、お前、その本・・・」
なぜこんな本を持っているのか。それにそもそも赤い紐の本はこの部屋には置かれていない。我々のような下っ端の職員が手にすることもできないよう、幹部しか入れない奥の間にしまってある。
扉には厳重に鍵がかけられており、幹部の許可なく部屋に入ることなどできないはずなのだ。
「長官に頼まれたんだ」
言い訳のようにミシェルはそれだけ言うと、本をマントに隠したまま足速に立ち去った。
互いの任務も本来は極秘である。だからミシェルの任務を長官に確認するわけにもいかない。
私は一抹の不安を感じながら、ミシェルの背中を見送った。
「古代エジプトの鍵は、難しい構造だな。今僕たちが使っている鍵は単純な構造で、似たような形の鍵穴だから、別の鍵を使っても開けることが可能らしいぞ」
以前、ミシェルが話していた言葉が蘇る。
この図書館でエジプトの古い鍵について調べていた時、その絵をひょいと覗き込んで、ミシェルがそう言ったのだ。
「へえ、そんなことができるのか」と僕は答えた。それは「できるかできないか」の情報に過ぎず、実際にそんなことを「するかしないか」の話ではない。あの時の僕はそう思っていた。
似たような形の鍵穴ならば、開けてしまえるなど。そんな神の教えに背くような恐ろしいことを、あえてする人間などいるはずないと思っていたから。
書棚が並ぶ部屋の隅に、禁じられた書物がしまってある部屋の扉がある。小さくて身をかがめなければ入れない扉だ。
私はエジプトの辞書がある本棚と反対側の壁まで歩いて行き。そこのある扉をじっと見た。その鍵穴は我々の部屋の鍵とほぼ同じ大きさだ。もしかしたらその形も似ているのかもしれない。
私はさっきマントの中にしまい込んだ鍵を取りだして見つめる。確かに大きさ的にそう違いはなかった。
「まさかそんなこと」
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