夢の中の女性

あやこ

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昨晩の夢が少し気になりつつも、仕事は無難にこなしていった。
補充していたビールが無くなっている事に気づき、会社の帰りに毎日の孤独を癒す為にも、何本か購入した。

そして、缶ビールを飲んで眠りにつく。

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「あなた、私は知ってるのよ。不倫してその女の子供を妊娠させたそうじゃない!よくもそんな事できたわね!」

髪の長い、美人だが気の強そうな女性が男に詰め寄り大きな封筒を叩きつけた。その中には沢山の写真入っており、明らかに不倫の証拠写真だった。

《な、なにこれ?夢の続き? 確かこの男って昨日、女を妊娠させたゲス男よね?つまりこの髪の長い女性は奥さんって事?私、こんなドラマ以前見たのかしら?なんでこんな夢を見るの?》

「わ、悪かった!あの女の方から誘惑してきたんだよ!もちろん遊びだよ!だから今回は許してくれ!女には堕ろす様に説得したから!」

《この男、どこまでもゲズ野郎ね。奥さんに頭があがらないのね。だったら浮気するなっつーの》

「もし今度浮気したら、父の会社から手を引いてもらうから!わかってるわね!」

《あぁ~、そう言うことね。それじゃ、頭上がらないか。》

そう考えてると突然場面が変わった。

昨日夢に見た女性がショッピングをしていた。以前見たよりもお腹がふっくらしており、赤ちゃんの服やおしゃぶりを購入している。

《あれ?あのベビー服見たことがある・・・・そうだ、施設から持って帰ってきた服だ。ちょっ、ちょっと待って、あのおしゃぶりも同じだ・・・・。こ、これ夢よね?なに?彼女は私のお母さん?う、嘘でしょ?》


ジリリリリリリリリリリリリリリ

目覚まし時計のアラームが鳴り響く。

小百合は目を覚ますと、直ぐに飛び起き施設から持って帰ってきた箱の中を確認する。やはり全く同じものが入っていた・・・。

「信じられない、 なんなのこの夢は・・・・。」

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