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陛下と対面
しおりを挟む数日後
私は陛下にお呼び出しを受けた。
両親はガクブル状態。
もしかして先日のパーティの件かしら。
私は不安になりながら城へと向かった。
ーーーーーーーーーーーーーー
「よく来たね。
今日は君に話があってだな。」
想像よりも優しそうな雰囲気の陛下で少し安心する。
「私の息子達が君を気に入ってるんだ。
君はそれについてどう思うかな?」
やっぱり先日の話だわ。
どう思うって、それは…
「お気持ちは嬉しいですが、お断りしたいと思っております。」
「そうかそうか。」
私がそう伝えると、怒るでもなく笑いだした陛下。
え…?
「一筋縄ではいかないとは…とても面白いじゃないか。」
面白い?
「気に入ったよ。
これからは気軽に城へ遊びにきたまえ。」
私、陛下に気に入られたの?
え…?
どういう…
「「「陛下…!」」」
そこに突然現れた3人の王子。
「失礼のないようにな。」
「「「はい!!」」」
…あれ?
これってまずいわ。
3人のイケメンに惚れられた…あれ?
これって逆ハーレム的展開?
ちょっと待った!
嫌よ。
逆ハーレム化してヒロインが鈍感なふりしてハッピーエンドなんて。
あんなのアバズレよ。
私が1人選べばいい話だけど…私には無理よ。
誰の恋人にもなる気はないわ。
決めた。
私、なんとかして逆ハーレム化を阻止します!
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