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第1章
心臓の音
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目が覚めると知らないベットの上に寝ていた。まだ生きてる。心臓の音を確認しながらそう思う。
「おはよう月城くん。よく眠れたかい?」
スーツの男だ。
「昨日のアレは何だったんですか。」
「アレは紛れもなく特殊能力者だよ。でも僕とは違う。僕は自分の力をコントロールするためにある薬を飲む。でもその薬を飲まない者は、やがて自分の特殊能力に飲み込まれ、自我が保てなくなってしまうんだ。自我が保てなくなったものは自分の欲望のままに様々なものに危害を加えてしまう。」
「俺もいずれそうなるんですか。」
「そうだね。」
もしそうなってしまえば、俺が姉ちゃんを傷つけてしまうこともあるのだろうか。
「お腹の傷は痛むかい。」
そう言われて腹部を確認してみる。
無い...
腹の傷が、無いのだ。
「こりゃあ驚いたよ、物凄い治癒能力だ。確かに昨日の傷は普通の人なら確実に死んでいた。でもそれが数時間で治ってしまうなんて。」
普通の人間とは違う...どうやら俺はもう人間ではない存在になってしまったらしい。この先どうやって生きて行こうか。
「1つ君に聞きたいことがある。」
「はい。」
「僕たちの組織に入らないかい?」
「えっ、」
「僕の入っている組織のメンバーは全員特殊能力を持つ者たち。君が力を貸してくれるのならば、僕たちも君の力になろう。特殊能力が暴走しないように薬も分ける。」
「...」
「難しい選択になる。毎晩血反吐を吐いて狂気と戦う。そこに命の保証なんてないよ。」
「やります。戦います。」
そうだ。家には姉ちゃんもいる。万が一俺が危害を加えてしまったら、一生後悔することになるんだ。
「本気かい?」
「はい。本気です。」
「おはよう月城くん。よく眠れたかい?」
スーツの男だ。
「昨日のアレは何だったんですか。」
「アレは紛れもなく特殊能力者だよ。でも僕とは違う。僕は自分の力をコントロールするためにある薬を飲む。でもその薬を飲まない者は、やがて自分の特殊能力に飲み込まれ、自我が保てなくなってしまうんだ。自我が保てなくなったものは自分の欲望のままに様々なものに危害を加えてしまう。」
「俺もいずれそうなるんですか。」
「そうだね。」
もしそうなってしまえば、俺が姉ちゃんを傷つけてしまうこともあるのだろうか。
「お腹の傷は痛むかい。」
そう言われて腹部を確認してみる。
無い...
腹の傷が、無いのだ。
「こりゃあ驚いたよ、物凄い治癒能力だ。確かに昨日の傷は普通の人なら確実に死んでいた。でもそれが数時間で治ってしまうなんて。」
普通の人間とは違う...どうやら俺はもう人間ではない存在になってしまったらしい。この先どうやって生きて行こうか。
「1つ君に聞きたいことがある。」
「はい。」
「僕たちの組織に入らないかい?」
「えっ、」
「僕の入っている組織のメンバーは全員特殊能力を持つ者たち。君が力を貸してくれるのならば、僕たちも君の力になろう。特殊能力が暴走しないように薬も分ける。」
「...」
「難しい選択になる。毎晩血反吐を吐いて狂気と戦う。そこに命の保証なんてないよ。」
「やります。戦います。」
そうだ。家には姉ちゃんもいる。万が一俺が危害を加えてしまったら、一生後悔することになるんだ。
「本気かい?」
「はい。本気です。」
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