ラジオの恋路-こいじ-

祝木田 吉可

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第17話:イヤミ部長②

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数日後、リスナーオフ会2回目のミーティングが行われた。

FMいずもの会議室に訪れた女は、先に到着した男とサチの2人に挨拶をした。

「「ご縁情報」の皆さん、お疲れ様です。」

「平野さん、お疲れ様です。お一人ですか?」

サチの問いかけに申し訳無さそうな引き笑いを浮かべて答える。

「はい、、、。青山の方が、この担当を抜けることになりましたので、私一人になりましたので、よろしくお願いします。」

「ミカちゃん、頑張ろうね。」

「うん!」

男にエールを貰って少し元気になった女は席につく。

少し遅れてTAMAKIが会議室に、やって来た。

「遅くなり、申し訳ありません。皆さん、お揃いですね。本日もお忙しい中、足を運んでいただき、ありがとうございます。本日、2回目のミーティングということで、いよいよ、来週に迫りましたので、本日は最終確認が出来たらなと思っています。よろしくお願いします。」

TAMAKIが進行を続ける。

「では、先ず当日の進行表の確認をお願いします。」

そう言ってTAMAKIは、資料を配布した。

そこには、当日のスケジュールが記されていた。

16時開場、16時30分開始。20時終了。場所はキララコテージの一室。入りが13時で、準備が13時30分から2時間って書いてあった。

「舞台照明をお借りしたいと思うのですが、どなたか持っておられますか。」

TAMAKIが問いかけてくる。ふと、TAMAKIと女の目が合った。

「わ、私、ピンスポ1基と照明ミキサー持ってます。」

「助かります。」

「私たち「ご縁情報」もピンスポとサス1基ずつあります。」

「助かります。では、私は、音響ミキサーを持っていきますね。どなたか、操作できる方は?」

「わ、私、平野は音響ミキサー出来ます。」

「ぼ、僕、矢野は照明ミキサー出来ます。」

「助かります。では、平野さんと矢野さんお願いします。」

流れを確認したら、ミーティングは終了した。

「では、当日よろしくお願いします。」

ミーティングか終了し、3人はそれぞれの職場に戻る。

女が、職場に戻ると馬渕社長から社長室に呼ばれた。

「失礼します。」

女が社長室に入ると、そこには、馬渕社長と青山部長がいた。

「平野さん、戻りしなにごめんなさいね。」

「いえ、大丈夫です。」

「青山部長のことで、色々と分かったことがあるから、平野さんにも同席してもらおうと思ってね。」

「わ、分かりました。」

馬渕社長は青山部長に視線を変えて続ける。

「さて、青山部長。あなたの事を色々と調べさせてもらいましたが、あなた女性にはセクハラ、男性の部下には無理難題を押し付けて成果を横取りなんてことをしていたそうですね。」

指摘された青山部長の顔は、段々と顔が青ざめていく。冷や汗がタラタラと止まらない様子だ。

「そ、そ、そ、そんなこと、わ、わ、私がするわけないじゃないですか。」

「何をそんなにキョドっているのです?」

「し、し、し、証拠はあるんでしょうか。」

「あるわよ。事務所内に監視カメラあるし、社員それぞれにボイスレコーダー持っているんだし。」

馬渕社長が青山部長に突き付けた証拠は、出るわ出るわでパワハラ、セクハラ、アルハラ、マタハラとハラスメントのオンパレードだった。

「うわ~」

女はそれを聞いて引くしかない様子で言葉出なかった。

「ということで、青山部長。今日をもって辞めてもらいます。」

「そんなぁ~!」

青山元部長は、その場で泣き崩れ、声も大きかったので、職場内にいた人全員に知れ渡るように。

一しきり泣き崩れた青山元部長は、我に返ると、周囲の冷たい視線に耐えかねて、荷物をまとめて職場から去っていった。

-続く-



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