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一章 侵略者と地球人
第7話 ガーディアン
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宇宙人がやってきて、早三週間が過ぎ去ろうとしていた。なんやかんやで、この生活にも慣れて、コスモも次第に、地球の暮らしに馴染んでいる。馴染みすぎてちょっと怖いくらい。
あれから、暇があれば学校にもついていくし、地域の人たちもコスモたちを見かけると孫のように接してくる。
地球侵略とやらは、どうなっているのか分からないが、コスモたちと地域の人たちは親しくなっているので、割と進んでいるらしい。一体どんな侵略しているのか、謎だけど。
一人で留守番もできるようになった頃。今日もコスモだけが一人で留守番だ。俺と姉貴は学校で、お袋と親父も仕事に行っちまった。一人でいるときは、普段何しているのだろう。
一応、お腹空いたら冷蔵庫の中をあさぐっていいが、ラップが巻いてあるものしか食べないでと忠告した。その時コスモは一つ返事したけど、わかっているのか曖昧だ。
何度も何度も時計を見上げた。
学校に来たばかりなのに、早く帰りたい。あいつ、今頃何してんだろ。部屋を荒らされていたら、空き巣に入られたら、最悪の場合、台所の刃物を間違って取って怪我なんてしていたら……。あぁ、考えただけでも頭が痛い。心配になって心配になって、授業もまともに受けれない。
「コスモちゃんのこと、心配なんだ」
委員長が言った。休み時間。授業中ずっと腑抜け面だったのを見抜かれている。委員長は苦笑している。
「頭の中でずっと最悪なパターンが繰り返されてるんだ。やっぱり学校に連れていったほうがマシだったな」
「家も、今日はスターちゃんを学校まで連れて行ってないから、たぶん、スターちゃん一樹くん家に遊びに行くんじゃないかな?」
それはそれで、部屋が荒らされたり、家がめちゃくちゃになってそうだ。スターがいても、不安要素しかない。
まぁ、でも一人じゃないのは確かだな。それだけはほっとした。昼休み前の授業中。窓の外に何かが映って、外に目を移した。教室内では教師の難しい話がつらつらと響いている。静かな空間。みな、黒板の方を向いて、誰一人窓の外を見ている人はいなかった。
俺たちがいる一年の教室は、一階で、一番校舎の端っこ。学校を囲む高いフェンスの奥に、人影が。三人だった。俺と同い年くらいの女の子たち。三人はじっとこの学校を見上げていた。編入してくる学生か、いや、そういう雰囲気はなかった。怒っているように睨んでいる。
知らない子たちだ。この学校に用があるのか。ずっと窓に目をやっていたせいで、先生に指摘された。勿論授業なんて聞いてなかった。だから「分かりません」と答え席につく。先生は諦めたように、最初から分かっていたように、俺の答えに表情は変えない。飄々としていた。俺はもう一度窓の外に目を移ると、そこには三人の人影はいなかった。
あれは、一体何だったのかわけが分からないまま、授業が終わり、待ちかねた昼飯だ。学食はすぐに行列になるから、一番乗りに行きたい。
教室を出て、学食に向かう最中に誰かに呼び止められた。クラスメイトの……誰か分からないやつだ。ごめん。
玄関がみえる渡り廊下で呼び止められた。彼は正門で「相原一樹をしっているか?」と聞かれたので、答えると彼女たちは満足したらしい。学年と正門には、さっきの女の子たちがヒソヒソ話し合うように、身を寄せ合っていた。
学年とどんな奴なのか聞かれ、素直に答えたらしい。「連れて来ようか?」と聞くと彼女たちは首を振った。俺はそいつに「サンキュ」と言って別れた。
こんな時間に他校の人がいたら、目立っちまう。ましてや、正門なんて人目が一番多いところ。学校中から無数の視線が注がれているに違いない。
俺のことを探りに来ている、となれば、昔の因縁のある奴らしか頭に浮かばない。逆恨みして学校にやってきた奴もいた。追い返したけど。でも、明らかにその辺にいる女の子たちに喧嘩を売った覚えはない。俺にはなくて、彼女たちにはあるのかもしれない。
なんにせよ、彼女たちが俺のことを探りに来たのなら、その喧嘩は買ってやる。もう一度、正門をみやると彼女たちの姿はなかった。今日来たら、その翌日もくる。早めになんとかしなければ。そのうち、住所とか聞かれそう。
放課後。運動部や帰宅部が慌ただしくバックを持って教室を出て帰っていく。俺は部活に入っていない。因みに委員長は華道部だ。遅くまで残っている生徒たちを横目に、下駄箱に行き、靴を履き替える。
お留守番をしっかりやっているか、荒らされてないか不安で仕方ない。万が一、ほんとに利口にお留守番していたら、ご褒美を与えないと。家にあるお菓子は殆どあいつに食べられてるから、今日買っていくか。家に帰る前に近くのスーパーに寄った。
早めに買って、早めに帰らないと。あいつは基本何でも食べる雑食みたいなもんだから、お菓子だったら何でもいいか。俺はかごの中にお菓子をいっぱいいれた。
そして、レジで待つているとふと視線を感じた。振り返ってみるとこっちを見ていた人物はいない。昼休みのときの彼女たちに、敏感になっているのかも。レジ打ちをして、スーパーを出たあとも追うように視線を感じる。やっぱり気のせいじゃない。後を追われてる。しかもこの気配、人数は二~三人。
家に帰る前に、こいつらをなんとかしないと。家をバレたら家族の身すら危ない。
本当は、スーパーを出て右に曲がるのだが、追手をまくために左方向に向かう。この地域の経路は知っている。迷うことはない。複雑な道のりで、こいつらが迷子になるのは明確。
左方向に向かうと、やっぱりついてきた。恐る恐る後ろを振り向くと、それらしき人物は見当たらない。いい加減姿を現せ。怒りがふつふつと募っていき、足取りが速くなる。
すると、向こうからコスモとスターが。あいつら、悠々とここを散歩しているな。地域の人たちもまんざらでもなく、話しかけている。馴染みすぎて怖い。
コスモたちは、俺を見つけると手を振ってきた。
「よ! お勤めご苦労」
「お疲れマンモス」
「留守番してたんじゃねぇのか?」
留守番していると思いきや、こんなところでウロウロしているし、ご褒美として買ったお菓子がぱぁだ。
「お袋たちが帰ってきたから。もういいかなって」
「あ、そう」
それならいいんだ。俺がお袋のことをお袋って呼んでいるせいで、こいつにも定着しちまったな。ペットは飼い主に似るて言うけど、宇宙人なんだよな。
二匹は地球侵略中だと。
地域貢献している自覚はないのだろうか。恐らくやり遂げた達成感が地球侵略だと感じている。それは地球侵略じゃないと言えば、今までのやり遂げたものが無駄になるし、ほんとに侵略されたらこっちもたまったもんじゃない。
「ところで、一樹もこんな所でなにしてんの?」
頭にはてなマークを浮かせ、コスモが聞いた。そうだ、忘れてた。俺は後ろを振り向くと同時に、強い風に押された。
髪の毛が荒々しくなびく。強風により、体がふわりと浮いた気がした。いや、ほんとに浮いた。足が地に離れ、宙に浮く。そして、気がついたら、コスモたちの後ろにいた。一体何がどうなっているのか。
何故コスモたちの後ろにいるのか、コスモたちの前にいる三人組の彼女たちは誰なのか。昼休みみ彼女たちだ。
三人組の一番真ん中にいる、女の子がコスモちを指差した。
「やっと見つけたわよ! 侵略者! あたしたちガーディアンに見つかった以上、生きて還れないと思いなさい!」
栗色の茶髪でポニーテールの髪の毛に、スラリとした足。細く湾曲に描いた腰のラインは制服越しでも分かる。
ガーディアン?
虫のことか?
「なるほどね! 地球には大地を守る守護者がいると聞いていたけど、あなたたちね」
スターが腰を低くさせ、攻撃態勢になった。
「ガーディアン? なにそれ? てか誰?」
コスモがコテンと首をかしげた。無自覚に煽っている。真ん中の子から右隣りの子が、指差した腕を解く。
「ガーディアンとは、母なる大地この地球を守護する機関のことです。昔からわたしたちは、侵略者を排除してきました。その触覚と気配、侵略者で間違いありません。彼だと思ってたけど、違いましたね。さて、侵略者さん。この地球から消えてください」
急に冷たい風が吹いた。ゾクリと鳥肌がたちそうな冷気。
晴天だった空が、曇天の空になっていく。朝のニュースでは、雨は降らないて言ってたのに。雨が降りそうな黒い雲。分厚い雲が青い空を覆い隠した。冷たい風が髪の毛をなびかせ、五人は微動だにしない。
喧嘩の前の睨み合っているのと、同じだ。何がどうなっているのか分からんが、ここは人目がある。こんなところで暴れたら、迷惑以外の何者でもない。
俺はコスモたちの間を割って入ってきた。
「だめだ。喧嘩するんだったら、時と場所を考えろ」
そう忠告している間に、いつの間にか五人はどこかに消えていた。その場に残っているのは、俺だけ。ポツンと一人で道端にいる。静かに冷たい風が吹いた。
あれから、暇があれば学校にもついていくし、地域の人たちもコスモたちを見かけると孫のように接してくる。
地球侵略とやらは、どうなっているのか分からないが、コスモたちと地域の人たちは親しくなっているので、割と進んでいるらしい。一体どんな侵略しているのか、謎だけど。
一人で留守番もできるようになった頃。今日もコスモだけが一人で留守番だ。俺と姉貴は学校で、お袋と親父も仕事に行っちまった。一人でいるときは、普段何しているのだろう。
一応、お腹空いたら冷蔵庫の中をあさぐっていいが、ラップが巻いてあるものしか食べないでと忠告した。その時コスモは一つ返事したけど、わかっているのか曖昧だ。
何度も何度も時計を見上げた。
学校に来たばかりなのに、早く帰りたい。あいつ、今頃何してんだろ。部屋を荒らされていたら、空き巣に入られたら、最悪の場合、台所の刃物を間違って取って怪我なんてしていたら……。あぁ、考えただけでも頭が痛い。心配になって心配になって、授業もまともに受けれない。
「コスモちゃんのこと、心配なんだ」
委員長が言った。休み時間。授業中ずっと腑抜け面だったのを見抜かれている。委員長は苦笑している。
「頭の中でずっと最悪なパターンが繰り返されてるんだ。やっぱり学校に連れていったほうがマシだったな」
「家も、今日はスターちゃんを学校まで連れて行ってないから、たぶん、スターちゃん一樹くん家に遊びに行くんじゃないかな?」
それはそれで、部屋が荒らされたり、家がめちゃくちゃになってそうだ。スターがいても、不安要素しかない。
まぁ、でも一人じゃないのは確かだな。それだけはほっとした。昼休み前の授業中。窓の外に何かが映って、外に目を移した。教室内では教師の難しい話がつらつらと響いている。静かな空間。みな、黒板の方を向いて、誰一人窓の外を見ている人はいなかった。
俺たちがいる一年の教室は、一階で、一番校舎の端っこ。学校を囲む高いフェンスの奥に、人影が。三人だった。俺と同い年くらいの女の子たち。三人はじっとこの学校を見上げていた。編入してくる学生か、いや、そういう雰囲気はなかった。怒っているように睨んでいる。
知らない子たちだ。この学校に用があるのか。ずっと窓に目をやっていたせいで、先生に指摘された。勿論授業なんて聞いてなかった。だから「分かりません」と答え席につく。先生は諦めたように、最初から分かっていたように、俺の答えに表情は変えない。飄々としていた。俺はもう一度窓の外に目を移ると、そこには三人の人影はいなかった。
あれは、一体何だったのかわけが分からないまま、授業が終わり、待ちかねた昼飯だ。学食はすぐに行列になるから、一番乗りに行きたい。
教室を出て、学食に向かう最中に誰かに呼び止められた。クラスメイトの……誰か分からないやつだ。ごめん。
玄関がみえる渡り廊下で呼び止められた。彼は正門で「相原一樹をしっているか?」と聞かれたので、答えると彼女たちは満足したらしい。学年と正門には、さっきの女の子たちがヒソヒソ話し合うように、身を寄せ合っていた。
学年とどんな奴なのか聞かれ、素直に答えたらしい。「連れて来ようか?」と聞くと彼女たちは首を振った。俺はそいつに「サンキュ」と言って別れた。
こんな時間に他校の人がいたら、目立っちまう。ましてや、正門なんて人目が一番多いところ。学校中から無数の視線が注がれているに違いない。
俺のことを探りに来ている、となれば、昔の因縁のある奴らしか頭に浮かばない。逆恨みして学校にやってきた奴もいた。追い返したけど。でも、明らかにその辺にいる女の子たちに喧嘩を売った覚えはない。俺にはなくて、彼女たちにはあるのかもしれない。
なんにせよ、彼女たちが俺のことを探りに来たのなら、その喧嘩は買ってやる。もう一度、正門をみやると彼女たちの姿はなかった。今日来たら、その翌日もくる。早めになんとかしなければ。そのうち、住所とか聞かれそう。
放課後。運動部や帰宅部が慌ただしくバックを持って教室を出て帰っていく。俺は部活に入っていない。因みに委員長は華道部だ。遅くまで残っている生徒たちを横目に、下駄箱に行き、靴を履き替える。
お留守番をしっかりやっているか、荒らされてないか不安で仕方ない。万が一、ほんとに利口にお留守番していたら、ご褒美を与えないと。家にあるお菓子は殆どあいつに食べられてるから、今日買っていくか。家に帰る前に近くのスーパーに寄った。
早めに買って、早めに帰らないと。あいつは基本何でも食べる雑食みたいなもんだから、お菓子だったら何でもいいか。俺はかごの中にお菓子をいっぱいいれた。
そして、レジで待つているとふと視線を感じた。振り返ってみるとこっちを見ていた人物はいない。昼休みのときの彼女たちに、敏感になっているのかも。レジ打ちをして、スーパーを出たあとも追うように視線を感じる。やっぱり気のせいじゃない。後を追われてる。しかもこの気配、人数は二~三人。
家に帰る前に、こいつらをなんとかしないと。家をバレたら家族の身すら危ない。
本当は、スーパーを出て右に曲がるのだが、追手をまくために左方向に向かう。この地域の経路は知っている。迷うことはない。複雑な道のりで、こいつらが迷子になるのは明確。
左方向に向かうと、やっぱりついてきた。恐る恐る後ろを振り向くと、それらしき人物は見当たらない。いい加減姿を現せ。怒りがふつふつと募っていき、足取りが速くなる。
すると、向こうからコスモとスターが。あいつら、悠々とここを散歩しているな。地域の人たちもまんざらでもなく、話しかけている。馴染みすぎて怖い。
コスモたちは、俺を見つけると手を振ってきた。
「よ! お勤めご苦労」
「お疲れマンモス」
「留守番してたんじゃねぇのか?」
留守番していると思いきや、こんなところでウロウロしているし、ご褒美として買ったお菓子がぱぁだ。
「お袋たちが帰ってきたから。もういいかなって」
「あ、そう」
それならいいんだ。俺がお袋のことをお袋って呼んでいるせいで、こいつにも定着しちまったな。ペットは飼い主に似るて言うけど、宇宙人なんだよな。
二匹は地球侵略中だと。
地域貢献している自覚はないのだろうか。恐らくやり遂げた達成感が地球侵略だと感じている。それは地球侵略じゃないと言えば、今までのやり遂げたものが無駄になるし、ほんとに侵略されたらこっちもたまったもんじゃない。
「ところで、一樹もこんな所でなにしてんの?」
頭にはてなマークを浮かせ、コスモが聞いた。そうだ、忘れてた。俺は後ろを振り向くと同時に、強い風に押された。
髪の毛が荒々しくなびく。強風により、体がふわりと浮いた気がした。いや、ほんとに浮いた。足が地に離れ、宙に浮く。そして、気がついたら、コスモたちの後ろにいた。一体何がどうなっているのか。
何故コスモたちの後ろにいるのか、コスモたちの前にいる三人組の彼女たちは誰なのか。昼休みみ彼女たちだ。
三人組の一番真ん中にいる、女の子がコスモちを指差した。
「やっと見つけたわよ! 侵略者! あたしたちガーディアンに見つかった以上、生きて還れないと思いなさい!」
栗色の茶髪でポニーテールの髪の毛に、スラリとした足。細く湾曲に描いた腰のラインは制服越しでも分かる。
ガーディアン?
虫のことか?
「なるほどね! 地球には大地を守る守護者がいると聞いていたけど、あなたたちね」
スターが腰を低くさせ、攻撃態勢になった。
「ガーディアン? なにそれ? てか誰?」
コスモがコテンと首をかしげた。無自覚に煽っている。真ん中の子から右隣りの子が、指差した腕を解く。
「ガーディアンとは、母なる大地この地球を守護する機関のことです。昔からわたしたちは、侵略者を排除してきました。その触覚と気配、侵略者で間違いありません。彼だと思ってたけど、違いましたね。さて、侵略者さん。この地球から消えてください」
急に冷たい風が吹いた。ゾクリと鳥肌がたちそうな冷気。
晴天だった空が、曇天の空になっていく。朝のニュースでは、雨は降らないて言ってたのに。雨が降りそうな黒い雲。分厚い雲が青い空を覆い隠した。冷たい風が髪の毛をなびかせ、五人は微動だにしない。
喧嘩の前の睨み合っているのと、同じだ。何がどうなっているのか分からんが、ここは人目がある。こんなところで暴れたら、迷惑以外の何者でもない。
俺はコスモたちの間を割って入ってきた。
「だめだ。喧嘩するんだったら、時と場所を考えろ」
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