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第28話 カノン進行
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「できてる?」
俺は指定されたきっちり五日後に楽器店を訪れた。
「おお~、坊主か。できてるぞ。ちょっと待ってろ」
おっさんは工房のの方に入っていった。出てきた時には、その両手にはギターが抱えられていた。後ろから年老いた職人もついてきた。
「ほら、これでどうだ」
俺はギターを受け取って、音を鳴らす。一つの音だけだと分かりにくいが、メロディーを引けば調律が合ってることが確認できた。
「調律もばっちりだね。ありがとう」
「坊主。それで一曲引いてみてくれないか? どんなものか聞いてみたいんじゃが」
年老いた職人が俺に曲をリクエストした。
「いいよ」
俺は初心者が弾くようなJPOPの曲を披露した。
「弦は少ないが、リュートに劣らず多彩な音がなるな。なるほど、もう一つこの前と同じものを作ってくれないか?ちゃんとお金は払うぞ。金貨1枚でどうだ?」
「えっ? 金貨1枚?」
「おい、親父」
おっさんと年老いた職人は親子のようである。
「是非、ボディーの中がどうなっているのか見てみたいんじゃ。前にも言ってたが、これは魔法を使わなくても作れるんじゃろ? なら、新しい楽器として売り出すのもいいかもしれん。そう考えれば金貨1枚の価値はある。ワシのポケットマネーで買うから心配するな」
ポケットマネーという事でおっさんもしぶしぶ納得している様子である。
「別にいいよ。もっと音のいいものが作ってもらえれば、僕がまた買いに来るよ。あっ、そうだ。ついでに作ってほしいものがあるんだけど」
「何じゃ?」
「ここに挟み込んで音の高さを変えるものなんだけど、部品はまた作るから、ばねを取りつけて欲しいんだ」
「何を作るかは知らんがばねを取り付けるくらいならすぐできるわい」
俺達は工房の方に移動した。そして、風魔法でこの前作ったの同じギターのボディとカポの部品を作った。
「何度見ても凄まじいな」
「ここにばねをつけて、ここが閉じるようにしてほしいんだ」
「わかった。ちょっと待ってろ」
細い鉄を加工して、小さいばねを作り、俺の部品に取り付ける。俺はその工程を見学していた。
「ほれ、これでいいか?」
「ありがとう……うん、いい感じだ」
俺はカポをギターに装着して、音程が変わったのを確かめる。
「それをつけて弾いてみてくれんか?」
「いいよ」
俺は夏の男女のラブソングを歌詞をつけて演奏した。
「麦わらの~♪ ~~~~♪」
俺の演奏が終わると、作業をしていた職人達は手をとめて拍手をしてくれた。かなり感動してくれている。
「いい曲じゃな。リュートより和音の移行がスムーズにできるのは素晴らしい。上手くいけばリュートより流行るかもしれん」
ギターはリュートから派生した楽器だから、リュートを作ってる職人がこのギターの内部を見れば、魔法で作ったギターよりいいギターが作られるのも時間の問題だろう。
「いいのができたら教えてね。絶対に買うから」
「分かった。これが、代金の金貨じゃ」
俺は金貨1枚をポケットにしまった。よく考えれば、ギターを買ったのにお金が増えている気がする。まあ、細かいことは気にしないでおこう。俺はカポもポケットに入れて、買ったギターを抱えて店を出た。
それにしてもギターは荷物になるなあ。こんな時ファンタジーの定番である。収納魔法があればなあ。などと考えていると、またどこからともなく声が聞こえてきた。
「けけけけけっ、あるぞ」
俺は辺りを見回した。
空中をみると、そこには俺と同じくらいの背をした人が黒い羽をパタパタと羽ばたかせて浮かんでいる。
「えーと、君は?」
「俺様か? 俺様は泣く子はもっと泣くで有名な悪魔サタン様である」
なんと、悪魔が現れてしまったぞ。往来を行く人たちは、俺達を見て立ち止まっている雰囲気がない。これはリンネやワムゥと同じ類のもので俺以外には見えないやつか。
「それで、そのサタンが何故ここに?」
「うむ。先ほどの音色が俺様の心に響いたのよ。素晴らしい演奏であった。定期的に聞かせるがよい」
「演奏?」
「そうだ。先ほどのメロディーはどこか俺様の琴線に触れる素晴らしい音色であった。俺様のささくれた心も洗濯されるようであったぞ」
「はあ」
どうやら、また変なものが出てきたようである。先ほどのメロディーという事はカノン進行を使った音楽に感動したということだろうか。
「不満そうだな。何、その対価としてお前さんには俺様の闇魔法を使えるようにしてやろう」
「闇魔法?」
「そうだ、その中に闇魔法【ブラックホール】というものがあってな。先ほど欲しいと思っておったようにいろいろなものを収容できるようになるぞ」
「なんと」
それはすごく便利だ。それにしてもこいつにも俺の思ったことが筒抜けなんて、プライバシーが全然ないな。
「やって見せるから、同じようにイメージするのだ」
サタンが手をかざすと、黒い渦巻状の空間が現れた。俺は同じように真似をする。すると同じように黒い渦巻状の空間が手の上に現れる。
「見事だ。そこにその楽器を入れて見ろ」
「うわっ!! ギターが飲み込まれた」
「お前が念じればいつでも取り出すことができるぞ」
「それはすごい助かるよ」
「うむ。では早速もう一曲奏でてもらおうか」
道の往来で曲を弾くのは難易度が高いものがある。
「家に帰ってからでもいい?」
「うむ、良かろう」
俺は家に帰る途中で、どうせならソフィーと一緒に演奏しようと思い立ち、ソフィーの家に向かうことにした。
俺はソフィーの部屋へと案内された。
「久しぶりだね」
「久しぶりです、ジークお兄様!!」
俺は久しぶりにソフィーの家へと訪れた。最近俺は勉強や剣術稽古で忙しくなって、ソフィーも勉強や魔法の稽古で忙しいので会う機会が前より減ってしまっていたのだ。
「チェスでもしますか?」
ソフィーはチェスにはまっているようである。
「今日は一緒に演奏しようと思って来たんだ」
「演奏ですか?」
「そう。ソフィーはピアノの稽古をしてるんだよね」
ソフィーの部屋にはピアノが置いてある。クラシック調の難しい曲を前に聞かせてもらったことがある。
「そうですね。ジークお兄様もピアノを弾くんですか? 一緒に連弾をするんですか?」
「いや違う楽器を持ってきてるんだ」
「違う楽器?」
俺が何も持ってきていないので、戸惑っている。俺は闇魔法を使い、ギターを取り出した。
「凄いです。何か見たことのない楽器ですね。それにしても、今のは闇魔法ですか。光魔法だけじゃなくて、闇魔法も使えたなんて、流石ジークお兄様です」
使えるようになったのはついさっきの事なんだけどね。
「これで一緒に演奏しよう」
「はい。わかりました」
「俺が弾く曲に合わせて適当に伴奏してくれればいいから」
ソフィーがいつも弾いてるような曲に比べれば簡単な曲だから大丈夫だろう。
俺は軽くコード進行をソフィーに説明した。
『おっ、始まるのか』
曲を演奏しようとすると、サタンが部屋に現れた。なんか髑髏のついている椅子に座って登場している。どうやら、ソフィーはサタンも座っている椅子にも気付いていない様子である。
「ピーっ、ピーっ」
鳥かごの中でグーちゃんが暴れだした。
「どうしたの、グーちゃん」
ソフィーは暴れだしたグーちゃんの方へと向かう。
『グリフォンの幼体如きが俺様を威嚇するとはな。ふははははは。まあ良い俺様の心は今グリシーナ山から湧き出る清水の如く澄んでおるからな。善き哉、善き哉』
あの部屋から飛び降りて死にそうになった間抜けな鳥は、腐ってもグリフォンということか。サタンの出す不穏の気配を感じ取って、威嚇しようとするとは。ソフィーを守るためにそんな事をしていると考えると何て主人に忠実な鳥なんだろうか。全然弱そうだけど………
ソフィーはグーちゃんを落ち着かせて、ピアノの前に座った。
「じゃあ、行くよ」
俺はカノン進行の使われた名曲を弾いた。
「花屋の店先に~♪~~♪」
見事に最後までソフィーはピアノで合わせてくれた。
『これもまた素晴らしい。俺様の枯れた目から泪が零れ落ちる日が来るとはな。今日は帰ってこの余韻に浸るとしよう。ではさらばだ』
演奏が終わるとサタンは消え去った。
「お兄様、素晴らしい曲ですね。歌も歌われるとは驚きました。いつもより楽しく弾けましたわ」
「今日のメロディーラインでリズムを変えるだけでもいろいろな曲ができるよ」
「なるほど。今まではただ弾くだけでしたが、作曲も面白いものですね」
「ソフィーもいろいろ作ってみるといいよ」
「はい、ちょっと私もいろいろと試してみます。また一緒に演奏してくださいね」
「ああ、もちろんさ」
サタンに定期的に演奏しないといけないようなので、ソフィーと一緒にこれからも演奏しよう。もしかするとソフィーがいろいろと作曲してくれるかもしれないしな。
どんな新しい曲ができるか楽しみである。
決して自分でいろいろと曲を考えるのが面倒くさいからソフィーを巻き込んだわけではないのである………
俺は指定されたきっちり五日後に楽器店を訪れた。
「おお~、坊主か。できてるぞ。ちょっと待ってろ」
おっさんは工房のの方に入っていった。出てきた時には、その両手にはギターが抱えられていた。後ろから年老いた職人もついてきた。
「ほら、これでどうだ」
俺はギターを受け取って、音を鳴らす。一つの音だけだと分かりにくいが、メロディーを引けば調律が合ってることが確認できた。
「調律もばっちりだね。ありがとう」
「坊主。それで一曲引いてみてくれないか? どんなものか聞いてみたいんじゃが」
年老いた職人が俺に曲をリクエストした。
「いいよ」
俺は初心者が弾くようなJPOPの曲を披露した。
「弦は少ないが、リュートに劣らず多彩な音がなるな。なるほど、もう一つこの前と同じものを作ってくれないか?ちゃんとお金は払うぞ。金貨1枚でどうだ?」
「えっ? 金貨1枚?」
「おい、親父」
おっさんと年老いた職人は親子のようである。
「是非、ボディーの中がどうなっているのか見てみたいんじゃ。前にも言ってたが、これは魔法を使わなくても作れるんじゃろ? なら、新しい楽器として売り出すのもいいかもしれん。そう考えれば金貨1枚の価値はある。ワシのポケットマネーで買うから心配するな」
ポケットマネーという事でおっさんもしぶしぶ納得している様子である。
「別にいいよ。もっと音のいいものが作ってもらえれば、僕がまた買いに来るよ。あっ、そうだ。ついでに作ってほしいものがあるんだけど」
「何じゃ?」
「ここに挟み込んで音の高さを変えるものなんだけど、部品はまた作るから、ばねを取りつけて欲しいんだ」
「何を作るかは知らんがばねを取り付けるくらいならすぐできるわい」
俺達は工房の方に移動した。そして、風魔法でこの前作ったの同じギターのボディとカポの部品を作った。
「何度見ても凄まじいな」
「ここにばねをつけて、ここが閉じるようにしてほしいんだ」
「わかった。ちょっと待ってろ」
細い鉄を加工して、小さいばねを作り、俺の部品に取り付ける。俺はその工程を見学していた。
「ほれ、これでいいか?」
「ありがとう……うん、いい感じだ」
俺はカポをギターに装着して、音程が変わったのを確かめる。
「それをつけて弾いてみてくれんか?」
「いいよ」
俺は夏の男女のラブソングを歌詞をつけて演奏した。
「麦わらの~♪ ~~~~♪」
俺の演奏が終わると、作業をしていた職人達は手をとめて拍手をしてくれた。かなり感動してくれている。
「いい曲じゃな。リュートより和音の移行がスムーズにできるのは素晴らしい。上手くいけばリュートより流行るかもしれん」
ギターはリュートから派生した楽器だから、リュートを作ってる職人がこのギターの内部を見れば、魔法で作ったギターよりいいギターが作られるのも時間の問題だろう。
「いいのができたら教えてね。絶対に買うから」
「分かった。これが、代金の金貨じゃ」
俺は金貨1枚をポケットにしまった。よく考えれば、ギターを買ったのにお金が増えている気がする。まあ、細かいことは気にしないでおこう。俺はカポもポケットに入れて、買ったギターを抱えて店を出た。
それにしてもギターは荷物になるなあ。こんな時ファンタジーの定番である。収納魔法があればなあ。などと考えていると、またどこからともなく声が聞こえてきた。
「けけけけけっ、あるぞ」
俺は辺りを見回した。
空中をみると、そこには俺と同じくらいの背をした人が黒い羽をパタパタと羽ばたかせて浮かんでいる。
「えーと、君は?」
「俺様か? 俺様は泣く子はもっと泣くで有名な悪魔サタン様である」
なんと、悪魔が現れてしまったぞ。往来を行く人たちは、俺達を見て立ち止まっている雰囲気がない。これはリンネやワムゥと同じ類のもので俺以外には見えないやつか。
「それで、そのサタンが何故ここに?」
「うむ。先ほどの音色が俺様の心に響いたのよ。素晴らしい演奏であった。定期的に聞かせるがよい」
「演奏?」
「そうだ。先ほどのメロディーはどこか俺様の琴線に触れる素晴らしい音色であった。俺様のささくれた心も洗濯されるようであったぞ」
「はあ」
どうやら、また変なものが出てきたようである。先ほどのメロディーという事はカノン進行を使った音楽に感動したということだろうか。
「不満そうだな。何、その対価としてお前さんには俺様の闇魔法を使えるようにしてやろう」
「闇魔法?」
「そうだ、その中に闇魔法【ブラックホール】というものがあってな。先ほど欲しいと思っておったようにいろいろなものを収容できるようになるぞ」
「なんと」
それはすごく便利だ。それにしてもこいつにも俺の思ったことが筒抜けなんて、プライバシーが全然ないな。
「やって見せるから、同じようにイメージするのだ」
サタンが手をかざすと、黒い渦巻状の空間が現れた。俺は同じように真似をする。すると同じように黒い渦巻状の空間が手の上に現れる。
「見事だ。そこにその楽器を入れて見ろ」
「うわっ!! ギターが飲み込まれた」
「お前が念じればいつでも取り出すことができるぞ」
「それはすごい助かるよ」
「うむ。では早速もう一曲奏でてもらおうか」
道の往来で曲を弾くのは難易度が高いものがある。
「家に帰ってからでもいい?」
「うむ、良かろう」
俺は家に帰る途中で、どうせならソフィーと一緒に演奏しようと思い立ち、ソフィーの家に向かうことにした。
俺はソフィーの部屋へと案内された。
「久しぶりだね」
「久しぶりです、ジークお兄様!!」
俺は久しぶりにソフィーの家へと訪れた。最近俺は勉強や剣術稽古で忙しくなって、ソフィーも勉強や魔法の稽古で忙しいので会う機会が前より減ってしまっていたのだ。
「チェスでもしますか?」
ソフィーはチェスにはまっているようである。
「今日は一緒に演奏しようと思って来たんだ」
「演奏ですか?」
「そう。ソフィーはピアノの稽古をしてるんだよね」
ソフィーの部屋にはピアノが置いてある。クラシック調の難しい曲を前に聞かせてもらったことがある。
「そうですね。ジークお兄様もピアノを弾くんですか? 一緒に連弾をするんですか?」
「いや違う楽器を持ってきてるんだ」
「違う楽器?」
俺が何も持ってきていないので、戸惑っている。俺は闇魔法を使い、ギターを取り出した。
「凄いです。何か見たことのない楽器ですね。それにしても、今のは闇魔法ですか。光魔法だけじゃなくて、闇魔法も使えたなんて、流石ジークお兄様です」
使えるようになったのはついさっきの事なんだけどね。
「これで一緒に演奏しよう」
「はい。わかりました」
「俺が弾く曲に合わせて適当に伴奏してくれればいいから」
ソフィーがいつも弾いてるような曲に比べれば簡単な曲だから大丈夫だろう。
俺は軽くコード進行をソフィーに説明した。
『おっ、始まるのか』
曲を演奏しようとすると、サタンが部屋に現れた。なんか髑髏のついている椅子に座って登場している。どうやら、ソフィーはサタンも座っている椅子にも気付いていない様子である。
「ピーっ、ピーっ」
鳥かごの中でグーちゃんが暴れだした。
「どうしたの、グーちゃん」
ソフィーは暴れだしたグーちゃんの方へと向かう。
『グリフォンの幼体如きが俺様を威嚇するとはな。ふははははは。まあ良い俺様の心は今グリシーナ山から湧き出る清水の如く澄んでおるからな。善き哉、善き哉』
あの部屋から飛び降りて死にそうになった間抜けな鳥は、腐ってもグリフォンということか。サタンの出す不穏の気配を感じ取って、威嚇しようとするとは。ソフィーを守るためにそんな事をしていると考えると何て主人に忠実な鳥なんだろうか。全然弱そうだけど………
ソフィーはグーちゃんを落ち着かせて、ピアノの前に座った。
「じゃあ、行くよ」
俺はカノン進行の使われた名曲を弾いた。
「花屋の店先に~♪~~♪」
見事に最後までソフィーはピアノで合わせてくれた。
『これもまた素晴らしい。俺様の枯れた目から泪が零れ落ちる日が来るとはな。今日は帰ってこの余韻に浸るとしよう。ではさらばだ』
演奏が終わるとサタンは消え去った。
「お兄様、素晴らしい曲ですね。歌も歌われるとは驚きました。いつもより楽しく弾けましたわ」
「今日のメロディーラインでリズムを変えるだけでもいろいろな曲ができるよ」
「なるほど。今まではただ弾くだけでしたが、作曲も面白いものですね」
「ソフィーもいろいろ作ってみるといいよ」
「はい、ちょっと私もいろいろと試してみます。また一緒に演奏してくださいね」
「ああ、もちろんさ」
サタンに定期的に演奏しないといけないようなので、ソフィーと一緒にこれからも演奏しよう。もしかするとソフィーがいろいろと作曲してくれるかもしれないしな。
どんな新しい曲ができるか楽しみである。
決して自分でいろいろと曲を考えるのが面倒くさいからソフィーを巻き込んだわけではないのである………
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