未プレイの乙女ゲーの悪役令嬢に転生したみたいだけど、これってフラグ回避方法分かんなくね?

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第四章

美が殴ってくる

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「××!!!ねえ見て!!!これ見て!!!!」

「ち、近い近い!!顔面に押し付けられたらなんも見えないでしょ!!?」

「ああ!ごめんごめん!ちょっと興奮しちゃった!!」

「いやちょっとどころじゃねえだろ、興奮しすぎて顔真っ赤だぞ」


そのまま鼻血でも出しそうな勢いじゃん


「だあって!!!!今初トゥルーエンドを迎えたんだけどさ!!今まで曖昧でしかなかったヒロインのスチルが初めて!ちゃんと!!顔もはっきりと出たの!!しかもそれがすんっっっごいのよ!!もうほんっとにすんっっっっっごいかわいいのよ!!!!」

このままチューでもぶちかましてきそうな勢いで近づいてくる顔を掴んで遠ざける

「またあんたは大げさに言って~、乙女ゲームのスチルなんて腐るほど見てるでしょ?」

「腐るほど見てるから余計に興奮するんだよ!!××も見れば絶対興奮するから!あんた美少女好きでしょ!?絶対拝みたくなるから!!」

「いやいや、それでもあんたみたいにうっっっっっわ何これ美しっ!!!??やっっば!!!美!!美が殴ってくる!!!!」

「でしょでしょでしょーーー!!!??」


正直言って舐めてた
私も私で結構色々見てきて目が肥えてるほうだと思ってたけど、これはやばいわ
トゥルーエンドのスチルだからヒロインも攻略相手もはちゃめちゃに美しいし、バックハグされながら幸せそうに笑うヒロインちゃんの顔が女神に見える!!しかも風に靡いてる紅い髪が綺麗すぎる…!!
やば…もうマジ見れば見るほど輝きがすごいんですけど…!!


そのあとはしばらく二人でずっとこの一枚のスチルについて永遠に語っていた気がする


「いや~!やっぱ××とがいっちばん話が合うわ~!うちらってマジでソウルメイトじゃない!?ねえねえ!」

「やめてよその言い方、すごい厨二みたいじゃんか」

「あっ、言い方が嫌なだけで否定しないってことは、うちと同じ気持ちってことだよね??もうーー、ツンデレなんだから~~~このこの~!」

「う、うぜーーーー」

口では悪態をつきながら、私も気持ちは同じだった

多分私はこれからも、こいつ以上に一緒にいて楽しくて波長が合う子には出会えないだろうな


憎たらしくも憎めない笑顔を浮かべるそいつと一緒に笑い合う





またしても視界がぼやけ始め、意識が途切れる

ヒロインのスチルが最後にチラッと見えたが…




いやあ、やっぱ何回見ても




紅髪アカガミ美少女最高だわ





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