キミに溺れて

ユーリ

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後編

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「七海、勝負だ」
本日の学食の日替わり定食は、七海の大好きなコロッケ定食だ。ジャガイモがゴロリと塊で入るコロッケが大好きなので、コロッケ定食の日を楽しみにしている。
最後の一口を食べたところで雪代に言われた。
「へ?」
「残り時間でかくれんぼだ。俺が隠れるから七海は鬼な。勝った方が何かしらの権利を得る」
「待って待って。何かしらの権利って何!? 僕に何させる気なの!?」
「よーい、スタート」
雪代が駆け出す。その後ろ姿を呆然と見送った。
「えぇー…キミはホントいつも突然だねぇ…」
腕時計を見る。昼休憩残り時間30分。結局のところ勝っても負けても似たような事態になりそうだが、とりあえず勝負事には勝ちたい。
七海は立ち上がった。
「ーーかくれんぼだから隠れそうな場所は、と」
しらみつぶしに教室ひとつひとつ当たるのは困難だろう。まずは大きな場所として体育館や講堂を見たが、雪代はいなかった。
次に七海が行った場所は屋上だった。出入り口の扉には「立ち入り禁止」と書かれているが、たまに外へ出る生徒を見るのでおそらく鍵はかかっていないのだろう。ドアノブを回すと簡単に開いた。
「あ、ゆう君」
屋上のフェンスにもたれかかり本を読む幼馴染の工藤がいた。
「読書中? ごめん、邪魔したね」
工藤がめずらしくちらりとこちらを見た。
「別に心配しなくても大丈夫だよ。僕が結構強いこと知ってるでしょ?」
工藤が空を見る。はてそうだっけ、と顔に書いているように見えるのは、おそらく幼馴染の仲にしかわからないだろう。
「それにね、今もう何も考えられないくらい忙しいんだよ。かくれんぼの最中だし。あ、早く見つけないと! 雪代くん知らない? あ、ゆう君知らないか。僕の…」
友達、と表現しようとしてちょっと違うことに気づいた。
明日から始まるルームシェアの相手? 正しいけど違う。…じゃあなんだろ?
(えーっとえーっと、僕にとって雪代くんって…)
ハグをする仲。言えない。キスする仲。言えない。お互い抜きっこした仲。もっと言えない!
表現方法がわからなくて唸っていると、工藤は屋上から出ようとしていた。
「とりあえずゆう君! もしかしたらその子のことでそのうち相談するかも! 幼馴染としてアドバイスよろしく!」
工藤が本を掲げて屋上から出る。
七海はフェンスにもたれかかれるようにして座り、青い空を見上げた。
思ったより工藤と普通に喋れた。フラれたばかりだけど、目まぐるしい毎日のおかげで失恋は引きずってなさそうだ。
それも全部、雪代がいてくれるから。
(僕にとっての雪代くんってなんだろ…)
空が青い。でも、ちょっと違う。雪代の目は空ではなく海に近い色だ。
そう、初めて見たとき思ったような、まるでーー。
屋上のドアが開いた。てっきり工藤が何か忘れ物でもしたのかと思ったら雪代だった。
「雪代くんみっけ!」
七海が立ち上がると雪代は足早にこちらへ向かってきた。
「へへー、今日も僕の勝ちだね。何かしらの権利を得るんだよね、確か。何にしよ…雪代くん?」
雪代は、冷たい目で七海を見下ろしていた。
カシャンとフェンスが鳴る音がして、冷たい金網に背中を押しつけられたことに気づく。
「なんで工藤と会ってるんだ?」
「雪代くん?」
青い瞳が鋭い。真っ直ぐに射抜かれてはこちらの心臓がドキンと大きく高鳴ってしまう。
「さっき工藤が屋上から出て行くの見た。そしたら…ここに七海がいた」
「ここに雪代くんがいると思って見にきたんだよ。そしたらゆう君が本読んでたんだよ」
「ホントにそれだけか?」
腕が、囚われる。金網に押しつけられて、腕も背中も痛い。
「何を勘違いしてるの?」
「お前を疑いたくねえ。でも疑ってる。でも疑おうとしてる俺も嫌でしょうがねえ。わかってんだよ、ちゃんと。お前が悪くないことわかってんだよ。でも…俺、七海が好きだから。七海が好きだから…偶然でもアイツに会ってほしくないしすげーワガママ言ってるのわかってんだよ。七海が俺のことまだ好きじゃねえのわかってるし、まだ俺たち付き合ってるわけじゃねえのにすげー重いこと言ってる。そんな俺が一番キライ」
青い瞳から涙を一筋滴らした雪代が「ごめん」と呟いて屋上を出て行く。
予鈴のチャイムが鳴った。
ずるずると、七海はその場に崩れ落ちる。
小さな手のひらで真っ赤な顔を覆った。
「末っ子気質め…」
全く僕の話を聞こうとしないんだから。



放課後、ひとりで寮へ戻ってからメッセージアプリを開いて送る。
『部屋行っていい?』
『いやだ。会いたくない』
案の定、すぐ既読の付いた雪代からこんな返事が来た。
想定内。だからこう送った。
『さっきのかくれんぼ僕が勝ったよね。だから雪代くんに会う権利を貰うよ』
既読が付くも返事はない。七海は雪代の部屋へ向かった。
コンコンとノックするとすぐにドアが開いた。
「雪代く、わっ」
開くと同時に腕を引っ張られ、すぐにドアが閉まった。
雪代に抱きしめられる。くすくす笑いながらその背中を撫でてやった。
「会いたくないってメッセージ送る人のすることじゃないよね」
「だって、会いたくないけど会いたいし、会いたいけど会いたくねえし」
「ふふふ、難しいね。さみしかったの?」
「…七海なまいき。あ、なんか早口言葉みてえ」
ぱっと顔を上げた瞬間を逃さず、その頬を両手で掴んだ。
「雪代くん、大事な話があるんだ」
ーーベッドにふたりが腰掛ける。七海は部屋を見渡して感心した。
「ちゃんと片付けたんだね。僕まだ全然用意できてないや」
明日から相部屋へ移動である、七海はちっとも準備できていなかった。
「早めに自分の終わらせて七海の手伝おうと思ってた。…少しでも俺のこと好きになってもらいたいからがんばる予定」
「頼もしいね。…大事な話だけどね、僕はもうゆう君に対して何か思ってるわけでもないし、屋上で会ったのも本当に偶然なんだ。その偶然はさすがに証明できないから、そこは信じてほしいな」
雪代の腕が伸び七海の体をベッドに沈み込ませる。その隣に雪代も寝転んだ。
「七海ぃ。ちゅーしたい」
「人の話聞いてますか?」
「だって好きな子が俺の部屋にいるんだもん。我慢できない」
「結構大事な話してるんだけどなぁ」
「わかってる。七海がそういうヤツじゃないのわかってる。でもやっぱり嫉妬する。あ、思い出したらムカついてきた」
横になる雪代の眉間に皺が寄り、くすくす笑いながら七海はその眉間に指を押し当てた。
「七海の指かわいい。舐めたい」
「…いいよ」
「え?」
「僕の指…舐めていいよ」
つん、と唇に押し付けると、舌で巻き取られた。ちゅぷちゅぷと人差し指の先端を舐められる。
雪代が一度離すと指は涎でベトベトだった。何の躊躇いもなく七海も自分の人差し指を咥え、何度か口に出し入れしてみせた。
「ん、ん…関節…指? そう言ったら色気ないね」
「今の七海すげえエロかった。俺の指でもしてくれ」
「ん、ん…れ、ぇ、ふっ、ぅ…」
雪代の指が口の中を動き回る。そんな気はないくせに出て行こうとするので、軽く指を噛んでやった。
「七海に噛まれた。生意気だから躾ねえと」
「んえっ」
指で掴まれた舌を引っ張り出され、強制的あっかんべー。
「七海が生意気」
「あっかんべーはキミのせいだろ」
「七海がかわいいのがわりい」
お互いに服を脱ぎ捨て抱き合う。重なった箇所の肌は熱くて溶けてしまいそうだと思った。
「七海、七海…」
「あっ、はああ、っあ、あぁ、あ…」
ぺろぺろと首筋や鎖骨を舐められた。くすぐったさよりも、気持ちよさが勝つ。ずくずくと性器に熱が溜まっていくのがよくわかった。
「七海…好きだ…」
真っ直ぐ青い瞳で見つめられる。
七海も見つめ返した。
「ははっ…まるで溺れてるみたいだね」
「それ!」
「え?」
「それ! ずっと気になってたんだそれ! 七海! それってどういう意味なんだ!」
七海がぽかんとする。とんでもなくいい雰囲気の今、それを聞くの?
「末っ子っていうかただの無神経っていうか…」
「…七海覚えてるか? 入学式終わって教室戻ったとき、俺の目を見て七海が言ったんだ。まるで溺れてるみたいだね、って…。今までこの目のこと、綺麗、とか、素敵、とか言われ慣れてたけど、そんな表現されるのは七海が初めてだったんだ。なあ、教えてくれ。どういう意味なんだ?」
肩を掴まれびっくりする。
「え、いや、そんな深い意味はないけど…」
「教えてくれ」
「あー…ちっちゃい頃に家族旅行で海行ったんだ。すごく綺麗な海。まあもう予想ついてるだろうけどそこで溺れまして…。苦しかったけど溺れながら見た海の中が、雪代くんのような瞳の色してたんだ。だから、まるで溺れてるみたいだね、って」
「溺れてんのは俺じゃなくてお前か…」
はあああ、と雪代から盛大なため息が漏れる。
「あの日からずっとその言葉の意味考えてた」
「えっ、ごめん!」
「俺が溺れてんのか、とか、実はお前泳げないんだろ、って言われたとか、マジで色々考えた」
「…無神経なのは僕の方ですね、ははは…」
まさかあの日なんとなく言った言葉の意味を未だに考えていたとは。
反省しながらも、七海はそっと雪代にキスをした。
「ある意味ではもう僕は君に溺れてるなあ。…たぶんもう好きになってる」
「そこは断定してほしい」
「雪代くんが好きだよ」
「俺も七海が好きだ。七海…七海…」
ーーハンドクリームを使ってぐちぐちと穴を弄られる。もうどれくらい時間をかけただろうか。
「ゆきし、ろ、く…もう足がいたいよ…」
四つん這いでほぐされ続けて、足がガクガクと震え続けている。
「でもしっかりほぐさねえと。七海の痛がる姿見たくな…いや、見たい」
「いきなりスイッチ入るのやめてホントに…あっ、ぁあっ、んんぅ…っ」
さっきより強めに奥へ指を入れられる。二本同時に出し入れされ、少しだけ気持ちよさが勝ってしまうから困った。
その証拠に、七海の性器は萎えることなく先端からダラダラと蜜が溢れているのだ。
「七海」
「んっ、んん…っ、なに…っ」
「こっから見る七海すげーエロいの気付いてるか? 俺に指入れられて腰振ってるし、ちんこからすげーダラダラ溢れてる。シーツぐっしょぐしょ。今日さ、俺、七海の精液だらけのこのシーツで眠れるって思うと興奮するわ」
「…変態」
「あとで七海の部屋も行こうな。七海のシーツに俺の精液ぶっかけねえと」
「…変態」
「その変態に指突っ込まれて喘いでるくせに。すげーかわいいよ七海…」
「んあっ」
つぷ、と指が出ていく。体勢を変えて仰向けにされると、雪代の性器が爆発寸前であることに気づいた。
「す、すごいことになってる…」
「七海がエロいのがわりぃ。だから挿れてい? もう我慢できねえ」
「うん…挿れてほしい…雪代くんの…」
穴に性器をあてがわれる。七海はぎゅっと、雪代にしがみついた。
「あああっ、ぁあ、あっ…」
少しずつ少しずつ、熱いものが入ってくる。あまりの熱さと大きさに途中で息が止まりかけたが、雪代が苦しそうに見えたので頑張って肩で息をした。
「はあっ、あっ、あっ、あっ」
「大丈夫か、七海」
「ぼく、は、だいじょうぶ…んんっ、んっ…ゆきしろ、くんは…?」
「すげー気持ちいい。七海の中あったかくて俺のちんこにすげー絡みつく。たぶんちょっと動いたらすぐイく。安心しろ、外に出すから」
雪代の腕の中でふるふると首を横に振った。
「…中に、出して?」
「あとで腹痛くなるんじゃねえの? よく知らんけど」
「だって初めてのセックスだもん…雪代くん、を、しっかり感じたい…だから、中に…雪代くんのせーえき、ちょうだい…?」
「うっわイきそうだった…」
あぶねえあぶねえと、雪代が首を振る。飛び散った汗が七海の頬に落ちてきて、七海はそれを指ですくって舐めた。
「しょっぱい…」
「あんまり煽らんでくれ」
「精液ってどんな味するんだろね」
「あとでエロエロ七海の口にちんこぶっ込んでやる」
「…僕も雪代くんにしゃぶられたいなあ」
「エロすぎるからもう黙っててくれ」
「だってそうさせてるの雪代く…んっ、んんっ、はああっ、あああ…っ、あっあっ!」
足をすくい取られて腰を打ちつけられ、繋がりがより一層深くなる。ばちゅんばちゅんと奥まで穿たれた七海の目の前が白くチカチカした。
「七海、七海…っ」
白を遮る雪代の青い瞳。
綺麗な青。七海が両手を伸ばすと噛み付くようにキスをしてくれた。
ーーずっとこの瞳に溺れていたい。
雪代が体を震わせ無事に果てたことを自身も体を震わせながら感じた七海は「キミに溺れちゃったね」と耳元で囁いた。




「無理。何もできない。腰痛すぎて箸以上の重いものは持てない」
「どこかの令嬢みたいなこと言ってるな」
「その原因作ったのはキミだけどね雪代くん」
「だって七海がかわいいのがわりい。…正直自分の性欲の強さにもちょっと引いた」
「だよね! キミ今後その性欲どうにかしてよね!」
「そう言われても」
翌日、部屋移動当日である。
昨日は放課後にセックスして、夜ごはんを食べてセックスして、寝る直前にもセックスして、なんなら朝イチでもセックスしてしまった。もちろん一度につき一回ではなく複数回だ。
七海の腰は爆発寸前である。
「七海、腹は?」
「痛いよ」
「…わりい。責任持って俺が全部荷物持って行きます」
七海は横になってて、と言われ、床に寝っ転がって痛みに耐えた。
雪代はてきぱき動き、あっという間に部屋はからっぽになった。
「七海の荷物全部移動できた。俺のも移動させてくる」
「いってらっしゃい」
床から手を振るとその手にキスされ、にこっと笑ってから雪代が出て行った。
「絶対自分の顔の良さ知ってるよね…」
ガランとなった部屋を見渡した。
「色々あったなぁ」
入寮して初めてできた友達が雪代だった。
ココアを飲みながら一緒に宿題をして、ふたりでぎゅうぎゅうと肩を寄せ合って小さなスマホで動画を見たり、そのまま眠くなって重なって寝たり…とまで思い出しふと思う。
「あれ、最初から距離感おかしくない?」
幼馴染にフラれてからはこの部屋での物語は一気に進んだ。そして今日から相部屋への移動である。
同棲ごっこと雪代は言っていた。しかし本当に同棲するみたいで七海としてはちょっと気恥ずかしい。
スマホの通知音が鳴り、起き上がる。
移動終了したらしい、迎えに行くとの誘いを断ってドアを開け「ありがとうございました」と部屋に向かって頭を下げてから相部屋の棟へと向かった。
これから相部屋となる部屋のドアを開けて、七海は心底後悔した。
ーーなんで僕は手伝わなかったんだろう。
本来、相部屋でも個人部屋はなく、真ん中にテーブルを置いてその両脇に壁に沿う形でベッドがそれぞれ置かれているはずだった。
「お、七海。これが俺たちの愛の巣だ」
備え付けのベッドはなぜか、右側の壁に二台が寄り添っている。
「…ベッドはどうされました」
「これか? 動かしたら動いたからこうした。ベッドも広いし、色んなプレイできそうだ」
そう言った雪代の青い瞳は光り輝いていた。
前に模様替えしようとしてベッドを移動させようと試みたが、七海がどれだけ頑張ってもベッドは一ミリも動かなかった。
それなのになぜ。
「俺の体が筋肉質なのって、この日のためだったんだな」
「はは、は、はは…」
「七海、七海。同棲ごっこ一日目のスタートだ。記念にセックスしよう」
「僕の腰は爆発寸前です」
「ホントに爆発するかどうか試してみよう。…だめか?」
雪代に青い瞳をうるうるさせられると弱い。頭に犬耳が見える。
七海の胸がきゅんと鳴る。
「ぐっ、圧倒的末っ子感…」
「七海って俺の顔に弱いよな」
「イケメンにイケメンって自覚させちゃだめだ絶対に…」
「大丈夫。この顔も俺も全部、七海のもんだ」
「…それを言うなら僕だって全部雪代くんのだよ」
「へへ、うれし」
雪代に抱きつかれた七海の体がベッドへ沈み込む。
ーーそして無事に七海の腰は爆発した。
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