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22話・名剣の質量、掃除婦が書き換える物理法則
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22話・名剣の質量、掃除婦が書き換える物理法則
「……リーシャ、ちょっとこっちに来い」
次のゴブリンの群れを探す道中、カイルは女性剣士に聞こえないよう、リーシャを木陰に引き寄せました。その表情は、いつになく真剣……というより、呆れを通り越して切実です。
「……お前、加減しろと言っただろう。不自然すぎる」
「ええっ? 普通に振ってますよ? ちゃんとゴブリンさんも転がってますし!」
「そうじゃない。なんでお前の服が一滴も汚れてないんだ。 さっきの距離で斬れば、普通は返り血を浴びる。お前が無意識に『返り血』まで汚れとして否定して弾いてるから、お前の周りだけ真空地帯みたいに清潔なんだよ」
カイルは声を潜めながら、リーシャの真っ白なエプロンドレスを指差しました。
「いいか、今のままだと『剣がすごい』じゃ済まない。『この娘の存在が怪奇現象だ』って確信されるぞ。嫌かもしれないが……次は、少しぐらいは汚れろ。返り血を浴びるなり、泥を跳ね上げるなりして、『普通に戦った感』を出せ。分かったな?」
「……えぇー。お掃除した後に自分が汚れるなんて、本末転倒じゃないですか……」
リーシャは露骨に嫌そうな顔をしましたが、カイルの「これは護衛としての命令だ」と言わんばかりの視線に根負けしました。
「……分かりました。我慢します。ちょっとだけですよ?」
直後、再びゴブリンの群れが現れました。
リーシャは約束通り、今度はあえて「汚れを弾く力」を抑え込み、大剣を振るいました。
ズバッ! ギチィッ!
「わあぁっ!」
今度はわざとらしく声を上げ、剣の勢いに任せて(フリをして)一歩踏み込みます。ゴブリンの身体から飛び散った血が、リーシャの頬や腕、そして愛用の大剣の刀身にべったりと付着しました。
「……っ、うう、やっぱり汚い……。カイルさんの意地悪……」
リーシャは顔を引きつらせながらも、泥にまみれた草むらを転がるようにして立ち上がりました。その姿は、端から見れば「高性能な武器に振り回されながら、必死に戦う素人の女の子」そのものです。
「……ふう。ようやく少しは見れるようになったわね」
後ろで見ていた女性剣士は、ようやくリーシャが「返り血を浴びて、泥に汚れた」のを見て、わずかに安堵の息を漏らしました。
……しかし、その安堵は長くは続きませんでした。
(……いや、やっぱりおかしいわ)
彼女は、リーシャが今しがた「適当に」振り回した一撃の結果を、まじまじと見つめました。
(いくら剣の性能が良くても、群れの中に突っ込んで、あんな出鱈目なフォームで一振りして、三匹同時に急所を断ち切るなんてことが可能なの? 剣の重さを活かしたにしても、軌道が正確すぎる……。まるで、剣そのものが意思を持って、敵を吸い寄せているみたいじゃない……)
泥に汚れ、必死に戦っているように見える。けれど、その「結果」だけを繋ぎ合わせると、やはり熟練の剣士ですら成し得ないような「完勝」が続いている。
「……ねえ、あなた。そのオーダーメイドの付与、もしかして『自動追尾(オートエイム)』の機能まで付いているの? さっきの振り方、どう見てもゴブリンの首に吸い込まれていったけれど」
「えっ、じどう……? いえ、ただ『そこが一番汚れてそうだなー』って思って振っただけです!」
「……汚れ……首が? 汚れ……?」
女性剣士は、リーシャの汚れまみれの顔と、その手にある禍々しいほど輝く名剣を見比べ、再び深い思考の沼に沈んでいきました。
「……納得いかない。どうしても、納得いかないわ……。カイル、あなたはどう思っているのよ! あなたのような凄腕がついていて、この違和感に気づかないはずがないわ!」
「……さあな。俺に言えるのは、こいつの『綺麗にしたい』という執念は、どんな名剣の性能よりも鋭いってことだけだ」
カイルは、頬の血を拭おうとして逆に広げてしまっているリーシャを見ながら、心の中で「……まあ、さっきよりはマシか」と、自分に言い聞かせるように呟くのでした。
「……ねぇ、あなた。最後に一つだけ聞いていい?」
女性剣士は、泥に汚れながらもどこか余裕を感じさせるリーシャを、射抜くような視線で見つめました。
「強い武器を『強い人』が持つのと、『弱い人』が持つの……どっちがその真の破壊力を引き出せると思う?」
「えっ? それは……やっぱり『強い人』じゃないですか? カイルさんを見てるとそう思います!」
リーシャが当たり前のこととして答えると、女性剣士は満足げに、しかし冷徹に口端を吊り上げました。
「そうよ、正解。武器はあくまで道具。持ち主の技量という土台があってこそ、その性能は百倍にも千倍にもなる。今のあなたは、その名剣の性能に助けられているだけ。だから、納得がいかないのよ」
彼女は腰のポーチから、二本の簡素な**『模擬剣(もぎけん)』**を取り出しました。
「なら、私と模擬戦をしなさい。ただし……私も、あなたも、この模擬剣を使ってね。名剣の力も、私の愛剣の力も抜きにして、純粋な『力』を比べるのよ」
彼女は一本をリーシャへ放り投げ、もう一本を自分で構えました。
それを聞いたカイルが、思わず横から口を挟みました。
「……おい、それは流石にセコくないか? リーシャからその名剣を取り上げて、お前と同じ土俵に引きずり込むなんて。名剣を使いこなせるかって話はどうなったんだ」
「うるさいわね。道具に頼り切った彼女に、本当の『技術』という壁を教えるための教育よ」
カイルは呆れて溜息をつきました。
(……セコい真似しなきゃいいが。リーシャに『ただの木の棒』を持たせたら、今度はあいつ、その木の棒を『折れない概念』か何かに書き換えちまうぞ)
「いいですよ! 木の剣ですね、軽くてお掃除しやすそうです!」
リーシャは、手渡された模擬剣をハタキか何かのようにひょいひょいと振り回しました。高性能な名剣を奪われたことへの不満など微塵もありません。
「……準備はいいかしら? その木刀には、あなたの言う『高性能な付与』なんて一切ないわ。重さも、切れ味も、すべてあなたの腕次第よ」
「はい! よろしくお願いします!」
「……行くわよ!」
女性剣士が地面を蹴りました。鋭い踏み込みから放たれる、木刀の一撃。
彼女は、リーシャが慌てて防ごうとしたところを軽くいなし、その喉元にピタリと木刀を突きつける……という「格の違い」を見せつける算段でした。
ところが。
「えいっ!」
リーシャが、掃除の邪魔なゴミを払うような動作で、無造作に木刀を横に振るいました。
パァンッ!!
「…………えっ?」
女性剣士の腕に、到底「木刀同士がぶつかった」とは思えないほどの、凄まじい衝撃が走りました。
まるで、巨大な鉄柱か、あるいは動かしようのない『世界の壁』そのものにぶち当たったかのような、圧倒的な拒絶感。
(な、何……!? 手応えが、おかしい……! 私の踏み込みを、あんな適当な一振りで弾き飛ばすなんて……!?)
女性剣士は、痺れる腕を押さえながら、信じられないものを見る目でリーシャを見ました。
「……不思議ですね。この木の棒、思っていたよりずっと『硬い』ですよ? どんなに強く叩いても、全然折れそうな気がしません!」
リーシャは、自分の持っている木刀を不思議そうに眺めて笑いました。
彼女は無意識に、**「これは私がお掃除に使う道具なんだから、相手の攻撃ごときで折れたり曲がったりするはずがない」**と、木刀の『強度』という概念を、勝手に固定していたのです。
カイルはそれを見て、深く、深く溜息をつきました。
「(……やっぱりな。道具が名剣だろうが、その辺の枝だろうが関係ないんだ。こいつが手に持った時点で、それは物理法則を超えた『最強の掃除用具』に変わっちまうんだから……)」
「……っ、もう一度よ! 今のは私の油断だわ!」
納得がいかない女性剣士が、再び木刀を構え直します。
しかし彼女はまだ気づいていませんでした。自分が今挑んでいるのは「剣士」ではなく、「自分の都合のいいように世界を掃除し続ける理不尽そのもの」だということに。
「……リーシャ、ちょっとこっちに来い」
次のゴブリンの群れを探す道中、カイルは女性剣士に聞こえないよう、リーシャを木陰に引き寄せました。その表情は、いつになく真剣……というより、呆れを通り越して切実です。
「……お前、加減しろと言っただろう。不自然すぎる」
「ええっ? 普通に振ってますよ? ちゃんとゴブリンさんも転がってますし!」
「そうじゃない。なんでお前の服が一滴も汚れてないんだ。 さっきの距離で斬れば、普通は返り血を浴びる。お前が無意識に『返り血』まで汚れとして否定して弾いてるから、お前の周りだけ真空地帯みたいに清潔なんだよ」
カイルは声を潜めながら、リーシャの真っ白なエプロンドレスを指差しました。
「いいか、今のままだと『剣がすごい』じゃ済まない。『この娘の存在が怪奇現象だ』って確信されるぞ。嫌かもしれないが……次は、少しぐらいは汚れろ。返り血を浴びるなり、泥を跳ね上げるなりして、『普通に戦った感』を出せ。分かったな?」
「……えぇー。お掃除した後に自分が汚れるなんて、本末転倒じゃないですか……」
リーシャは露骨に嫌そうな顔をしましたが、カイルの「これは護衛としての命令だ」と言わんばかりの視線に根負けしました。
「……分かりました。我慢します。ちょっとだけですよ?」
直後、再びゴブリンの群れが現れました。
リーシャは約束通り、今度はあえて「汚れを弾く力」を抑え込み、大剣を振るいました。
ズバッ! ギチィッ!
「わあぁっ!」
今度はわざとらしく声を上げ、剣の勢いに任せて(フリをして)一歩踏み込みます。ゴブリンの身体から飛び散った血が、リーシャの頬や腕、そして愛用の大剣の刀身にべったりと付着しました。
「……っ、うう、やっぱり汚い……。カイルさんの意地悪……」
リーシャは顔を引きつらせながらも、泥にまみれた草むらを転がるようにして立ち上がりました。その姿は、端から見れば「高性能な武器に振り回されながら、必死に戦う素人の女の子」そのものです。
「……ふう。ようやく少しは見れるようになったわね」
後ろで見ていた女性剣士は、ようやくリーシャが「返り血を浴びて、泥に汚れた」のを見て、わずかに安堵の息を漏らしました。
……しかし、その安堵は長くは続きませんでした。
(……いや、やっぱりおかしいわ)
彼女は、リーシャが今しがた「適当に」振り回した一撃の結果を、まじまじと見つめました。
(いくら剣の性能が良くても、群れの中に突っ込んで、あんな出鱈目なフォームで一振りして、三匹同時に急所を断ち切るなんてことが可能なの? 剣の重さを活かしたにしても、軌道が正確すぎる……。まるで、剣そのものが意思を持って、敵を吸い寄せているみたいじゃない……)
泥に汚れ、必死に戦っているように見える。けれど、その「結果」だけを繋ぎ合わせると、やはり熟練の剣士ですら成し得ないような「完勝」が続いている。
「……ねえ、あなた。そのオーダーメイドの付与、もしかして『自動追尾(オートエイム)』の機能まで付いているの? さっきの振り方、どう見てもゴブリンの首に吸い込まれていったけれど」
「えっ、じどう……? いえ、ただ『そこが一番汚れてそうだなー』って思って振っただけです!」
「……汚れ……首が? 汚れ……?」
女性剣士は、リーシャの汚れまみれの顔と、その手にある禍々しいほど輝く名剣を見比べ、再び深い思考の沼に沈んでいきました。
「……納得いかない。どうしても、納得いかないわ……。カイル、あなたはどう思っているのよ! あなたのような凄腕がついていて、この違和感に気づかないはずがないわ!」
「……さあな。俺に言えるのは、こいつの『綺麗にしたい』という執念は、どんな名剣の性能よりも鋭いってことだけだ」
カイルは、頬の血を拭おうとして逆に広げてしまっているリーシャを見ながら、心の中で「……まあ、さっきよりはマシか」と、自分に言い聞かせるように呟くのでした。
「……ねぇ、あなた。最後に一つだけ聞いていい?」
女性剣士は、泥に汚れながらもどこか余裕を感じさせるリーシャを、射抜くような視線で見つめました。
「強い武器を『強い人』が持つのと、『弱い人』が持つの……どっちがその真の破壊力を引き出せると思う?」
「えっ? それは……やっぱり『強い人』じゃないですか? カイルさんを見てるとそう思います!」
リーシャが当たり前のこととして答えると、女性剣士は満足げに、しかし冷徹に口端を吊り上げました。
「そうよ、正解。武器はあくまで道具。持ち主の技量という土台があってこそ、その性能は百倍にも千倍にもなる。今のあなたは、その名剣の性能に助けられているだけ。だから、納得がいかないのよ」
彼女は腰のポーチから、二本の簡素な**『模擬剣(もぎけん)』**を取り出しました。
「なら、私と模擬戦をしなさい。ただし……私も、あなたも、この模擬剣を使ってね。名剣の力も、私の愛剣の力も抜きにして、純粋な『力』を比べるのよ」
彼女は一本をリーシャへ放り投げ、もう一本を自分で構えました。
それを聞いたカイルが、思わず横から口を挟みました。
「……おい、それは流石にセコくないか? リーシャからその名剣を取り上げて、お前と同じ土俵に引きずり込むなんて。名剣を使いこなせるかって話はどうなったんだ」
「うるさいわね。道具に頼り切った彼女に、本当の『技術』という壁を教えるための教育よ」
カイルは呆れて溜息をつきました。
(……セコい真似しなきゃいいが。リーシャに『ただの木の棒』を持たせたら、今度はあいつ、その木の棒を『折れない概念』か何かに書き換えちまうぞ)
「いいですよ! 木の剣ですね、軽くてお掃除しやすそうです!」
リーシャは、手渡された模擬剣をハタキか何かのようにひょいひょいと振り回しました。高性能な名剣を奪われたことへの不満など微塵もありません。
「……準備はいいかしら? その木刀には、あなたの言う『高性能な付与』なんて一切ないわ。重さも、切れ味も、すべてあなたの腕次第よ」
「はい! よろしくお願いします!」
「……行くわよ!」
女性剣士が地面を蹴りました。鋭い踏み込みから放たれる、木刀の一撃。
彼女は、リーシャが慌てて防ごうとしたところを軽くいなし、その喉元にピタリと木刀を突きつける……という「格の違い」を見せつける算段でした。
ところが。
「えいっ!」
リーシャが、掃除の邪魔なゴミを払うような動作で、無造作に木刀を横に振るいました。
パァンッ!!
「…………えっ?」
女性剣士の腕に、到底「木刀同士がぶつかった」とは思えないほどの、凄まじい衝撃が走りました。
まるで、巨大な鉄柱か、あるいは動かしようのない『世界の壁』そのものにぶち当たったかのような、圧倒的な拒絶感。
(な、何……!? 手応えが、おかしい……! 私の踏み込みを、あんな適当な一振りで弾き飛ばすなんて……!?)
女性剣士は、痺れる腕を押さえながら、信じられないものを見る目でリーシャを見ました。
「……不思議ですね。この木の棒、思っていたよりずっと『硬い』ですよ? どんなに強く叩いても、全然折れそうな気がしません!」
リーシャは、自分の持っている木刀を不思議そうに眺めて笑いました。
彼女は無意識に、**「これは私がお掃除に使う道具なんだから、相手の攻撃ごときで折れたり曲がったりするはずがない」**と、木刀の『強度』という概念を、勝手に固定していたのです。
カイルはそれを見て、深く、深く溜息をつきました。
「(……やっぱりな。道具が名剣だろうが、その辺の枝だろうが関係ないんだ。こいつが手に持った時点で、それは物理法則を超えた『最強の掃除用具』に変わっちまうんだから……)」
「……っ、もう一度よ! 今のは私の油断だわ!」
納得がいかない女性剣士が、再び木刀を構え直します。
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