妖怪と俺と俺のワクワクスクールライフと

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奇想天外?俺のワクワクスクールライフ

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「愚か者め」
 と言いながら飛鳥は錫杖(しゃくじょう)をついた。するとしゅうてん?と呼ばれていたものが固まる。

これは飛鳥の技で殺気を放つことによって相手を硬直させるらしい。強い妖怪だからできるのだどか。錫杖をつく意味はただの雰囲気作りらしい。(笑)でもすぐにその綺麗な青年は動き出す。やっぱりそれなりの力はあるようだな。

「雪凪おねがい。あ、殺さないでね」ニコリと上目遣いがちに見上げる。まぁみんな俺より背高いから必然的にそうなってしまうのさ…

「はいっ!//仰せのままに。ヒューーーー」元気な返事をすると雪凪は口から吹雪をうみ出す。
いつ見てもかっこいいよな。
吹雪によってその紅色の青年は凍り始めていく。
「な、なにをしている!早く殺せ!」とギャーギャーうるさい男子生徒を思いっきり睨みをきかして制する。


すると、紅色の髪を持つ妖は凍った体を溶かすためかそいつは自身の体を炎に包んだ。うわお 


「んじゃ、狐珀 ラストスパートね?」
「うん、あるじちゃんの頼みならどんなことだってしちゃうもん」

狐珀がもんっていうとしっくりくるのなんでだろう…

ーーパンー
と響きのいい狐珀の手の叩く音が室内に広がり再び沈黙。
その沈黙を破ったのはバタンという紅色の髪の妖怪が倒れた音。その音に続くのは本日二度目のドアが勢いよく開け放たれる音だった。

「全員動くな!この学園の風紀委員長の 東寺 夜影(とうじ やえい)だ」と凛とした声を張り上げて入ってきたのは真冬の夜空のような黒い髪に吸い込まれそうなほど深い黒い瞳を持つこれまた美形…。 なんでこんなに美形が多いんだ!

すると教室内がざわめき出す いやざわめきというよりは黄色い声で溢れかえっている感じだ。一瞬女子高かと思うぐらいには。まぁ行ったことないんだけどさ...

「おい、あれって風紀委員じゃねぇか」

「あの人目当てで入学した甲斐があった」

「今日も麗しい」

「一回でいいから抱かれたいわ~」

「ボクもう死んでもいい」

と意味わからないことを口々に叫んでいる。

ちなみにその風紀委員長とやらは俺たちを見て目を丸くする。その惚け具合に思わずフッと笑ってしまう。
すると風紀委員長は顔を赤くする。あ、やべ 笑ったから怒らせちゃったか

「…ッ!/// ゴホン で、何が起こっているのだ」

「えぇーと、そこの生徒が自分の妖に酷い仕打ちをしていたので」

当の本人は我に返ったように
「んな!そんな馬鹿な!こんなことあるわけない!正義が負けるはずないんだ!」とまた叫び始めたからため息をつきながら言った。

「まず、簡単に人を殺せって言ったり妖を無下に扱う奴が正義なわけないし、正義が勝つっていう考え方は間違っている、だって勝ったほうが正義だから。だから負けた君は悪だよ。」

言い終えると一瞬しずまりかえりそして高らかな笑い声が響いた。

「「ははははっははっは、おもしろい(なのです)!!」」
「ねぇねぇ、葵(あおい)聞いた?負けたほうが悪なんだって!」
「聞いた聞いたなのです、正義が勝つのは間違っているなのですよ、翠(みどり)」

突然現れて笑い転げている双子。片方はハニーブラウンの癖っ毛の髪に青色の瞳、もう片方はハニーブラウンの髪に緑の瞳。どちらもそっくりで瞳の色がなかったら誰もが見間違えているだろう。いつまでも笑っている双子についついムッと顔をしかめると

「ごめんね~、僕は翠だよ」
「僕は葵なのです」
「「君の名前は?」」
「おれ…、僕は八神 蓮です」
「君本っ当におもしろいね~、僕君のこと気に入っちゃったよ~」
「僕もなのです!気に入っちゃったなのです」

「コホン、とりあえず、状況は把握した。そこの問題を起こした生徒は風紀委員室まで来い。葵(あおい)と翠(みどり)はそこで倒れている妖を保健室まで連れて行ってくれ」

風紀委員長が目に涙を浮かべてる双子に命じると

「「はいはーい」」とそろった返事が返ってくる
「「んじゃ、」」
「金角」
「銀角」
「「よろしくお願い(なのです)」」

双子がが言い終わると同時に、いきなり渦を巻いた風が現れ反射的に目を瞑る。風がやんだと思って目を開けてみるとさっきまではいなかった茶色の髪に金色の目の男の子と茶色の髪に銀色の瞳の男の子が

「「呼ばれて飛び出てドドドドーン」」

と言いながら現れる。こちらもまた双子だ。 双子ブームか?二人とも今までとは違った系統の美形だ。言うなれば可愛らしいが似合う感じだと思う。というかどこかの大魔王をパクってくるとは思わなかったからこれにはついつい笑ってしまった。

クスクスと笑いながら凝視しているとどこからともなく出てきた双子の妖がこちらに向き直り目を丸くしている

「「あれれぇ~??僕たちの声が聞こえてる?」」

「? 普通に聞こえてるけど…?」と続けるとそこにいた全員が驚愕の顔をこっちに向けてくる。

あれ?地雷踏んだのか?!でもそんな要素どこにもなかったよな?!

俺のワクワクスクールライフはどうなっちまうんじゃ!
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