妖怪と俺と俺のワクワクスクールライフと

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規格外?俺のワクワクスクールライフ

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「「あははは、やっぱり蓮はおもしろい(のです)!!」

いきなり呼び捨て?別にいいけどさ。ただあんまり友達とかいなかったから照れるな//

「おまえ...、あれと話せるのか?」

「え、あ、はい、普通に。何かおかしいんですか?」

「普通は使い魔やパートナー以外とは話せない。というかクラスSの限られた人間とここの教師陣以外の妖力はそこまで高くないから話せないだけだ。見た所お前に憑いている妖に力を借りているわけでもない。それほどおまえの妖力が高いということなんだが...それならなぜクラスAにいるんだ?」

「それは……、ふふふ 秘密です」

口元に人差し指をあてながら口びるをすこし釣り上げる。秘密にするほどのことでもないが平凡を堪能してみたいからという理由じゃいくら何でもしまらない。

というわけで適当にごまかすとまた風紀委員長の顔が熱を帯びて赤くなってくる。これは風邪なのか、それとも答えを曖昧にしたから怒っているのだろうか?
そんなことを考えていると双子妖怪が口を開く

「「あれれぇ~よく見たら」」
「烏天狗に」
「雪ノ里の次期 長(おさ)に」
「「九尾狐までいるじゃん!すごいねぇこんなに妖力の強い妖ものを束ねているなんてぇ」」
すると

ザワザワザワ

「あのちっこいのが3体も強い妖を連れておるぞ」

「んな!烏天狗だと!」

「おい、あの妖 尻尾が九つあるぞ?!」

「プライドの高い雪ノ里(ゆきのざと)の住人が人間に使えるとは。しかもあのお方は雪人族(ゆきびとぞく)を束ねているものときた。」

「ってか金色の髪の妖、手を叩いただけであの鬼を気絶させたぞ?いくらなんでも強すぎるんじゃ」

「あれは烏天狗様。人間のことなど毛嫌いしていたはずじゃが」

室内がざわめき返す。しゃべっているのはほぼ妖怪だが使い魔やらパートナーやらに話を聞いた人も口々にひそひそ話を始める。というか、おい!誰だ、いまちっこいって言った奴!正直に出てきなさい!

とまぁぁ茶番を頭の中で繰り広げていると、まわりのやつが言っているのを聞いたのかさっきまで喚き散らしていた奴も口を開く

「お前みたいな奴にそんな強力な妖がつくわけないだろ!バカいうな!卑怯な手使いやがって」

一気に飛鳥と雪凪と狐珀から不気味な いかにも不機嫌maxオーラが漂う

「貴様、わしの主君を侮辱とはいい度胸であるな?わしらは蓮のことを慕っておるからこうしてそばを離れぬのじゃ」

「そうです、蓮を愛してやまないが故にこうしていつなんどきも側をはなれぬのです。それにしても主(あるじ)に向かってその口の聞き方、おまえの体を凍らせてバラバラにして豚の餌にしてくれる」

愛おしいものを見るように目を細めたと思ったらいきなり物騒なことを言い出す雪凪(せつな)
おまえこんなキャラだったっけ?

それに続いて狐珀は
「こぉんなにムカついたのひさしぶりぃ、不味そうだけど食うぞクズが」
ちょっ、語尾延びてないとこんなに怖いんだ。

三人揃って青筋を立てて物騒なことを言っている。こいつらの殺気やらなにやらで本日何度目かの沈黙。

「三人とも落ち着け」

呆れた俺はベシと三人の頭を叩いて回る。

「だ、だが主君 あやつは主君をバカにしたのだぞ?これは許されるべきことではないのだ」と眉毛を下げていってくる飛鳥。

「あ、あるじ我は言い返さないあるじの代わりに…!」と泣きそうな顔で訴えてくる雪凪。

「そうだよぉ、あのクソは俺たちの大好きなあるじちゃんを侮辱したんだよぉ?」とまゆげを八の字にしながら言う狐珀。

これにはさすがの俺も罪悪感でいっぱいだ。

「うっ、ありがとうないつも俺の代わりに怒ってくれて。一人じゃないって言われてるみたいで、すっごくうれしい でもちょっと落ち着け、な?」

あらたまって素直な気持ちを伝えるのはやはり照れるな 自分の顔が火照ってくるのがわかり視線をそらす。
「主、ごめん、ちょっとそれ、反則///」

「/// わしらも少々理性をかいてしまった、すまなかったな」

「あるじちゃぁんだいすきぃ」

みんな落ち着いたところで風紀委員に視線を戻すとみんなも顔を赤くしている。俺があまりにも照れすぎていたからむこうまで照れてしまったのか?まぁこれで何はともあれ一件落着だ

「まったく入学式前にやってくれる。入学式の準備もあることだし我々はこれで失礼する。またな、蓮」

「「蓮ばいばーい(なのです)」
「「また今度ゆっくりお話ししてね~」

「はい、お疲れさまです」

さて、事が片付いたのはいいが風紀委員が出て行くと教室は今まであったことがなかったように静まりかえっている。


どうすればいいんだろ、俺。
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