誤召喚!~お仕事、ください。~

奈井

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「…ホノカの歳から言えば、嫁ぐ事が一般的だな。希望するなら、適当な候補を選んで引き合わせるが…。」

「嫁ぐって、結婚ですか?無理ですよ!こちらの世界の事も何も知らないのに…。どこから来たかも話せないのなら、絶対怪しまれますって!」

結婚て、驚いた!

「ふむ、それもそうだな…。それでは、記憶喪失となり私が保護した事にし、どこぞの家の養女となり嫁げば問題ないだろう。決まるまでこの世界の事を学べばよい。」

勝手すぎる…。

「そんな…好きでもない人となんて結婚できません!」

動物だって気に入らなければ子作りしないでしょうが!

私だって無理!!

「好きな人…?そう言えば、キョウ殿も元の世界では好き同士が婚姻関係を結ぶのが一般的だと言っていたな。・・・この国では無いことも無いが、稀だ。」

「そんな感じはしてました。・・・私は結婚はしません。きっと、相手にだって迷惑だし、この世界じゃない私の存在は気持ち悪いと思うから・・・。」

キョウ殿が誰だか知らないけど…。

その人が結婚しているか知らないけど…。

私的には、この世界の皆さんは、日本人から見たら外国人顔だ。

好きな外国人の俳優も歌手もいなかった私は、やっぱり好きになるなら日本人だ!

「・・・じゃあ、この屋敷にいるか?」

いるって、ずーと?いていいの?

「それは、それで楽そうだけど・・・」

ここは大きなお屋敷だし、この人すごくセレブそうだし、失敗して私がここに来ちゃった事は、この人にとっても不都合な真実、つまり弱みな訳で、それを盾にここで贅沢気まま生活ができるだろうけど…。

なんの目標も無く生きるのって…退屈じゃない?

学生の時は試験に追われ、仕事に付けば覚える事がたくさんで、休日はひたすら寝た日々。

それがな何も無くなってしまうなんて…なんか怖い。

だったら…。



「私、仕事します。・・・だから、私に仕事をください!」



だって、結婚を選ばないで1人で生きていくなら必要じゃない?

たくさんの事を覚える事に追われれば今の不安だなんて思う暇もないかも。

紛れる!

仕事って生きていく為にはすごく大事な事!

ところで、この世界には職業の選択の自由はあるかしら?





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