恋、できる?!~ピアノ王子の恋はいたって普通(女子)~

奈井

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22、2人の関係?

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「そうだ!ご一緒、しませんか?4人でお話しましょうよ!」

”私はみんなとすぐに仲良くなれるんです!”的なオーラを振りまき、昊人の腕を引き四人がけのテーブル席に座る梨奈に、裕と智子は圧倒される。

だれの許可も得ていないのに当然のように柊馬に昊人と梨奈自身のコーヒーを注文をする。

2人の仲の良い話を聞くなんて嫌だと思った裕。

こんなベタベタした雰囲気、自分の恋心がひび割れていくのを感じる。

どうせ友人なんだし我慢する事無い!

ここで帰ってしまおうかと思案する。

そこで、無理やり席につかされた昊人が梨奈の腕を解く。

「そういうところ、相変わらずだね。」

目を伏せながらうんざりぎみに言葉を吐き出す昊人。

「”周りを見るように”ていつも注意してただろ?梨奈は調和を大切にしないし、自分だけで突っ走るから一緒に組む事を断ったんだよ。・・・柊馬、俺のコーヒーいらない。改めてまた来るよ。」

柊馬の頷く所を見てから、ゆっくりと立ち上がる。

「え?昊人さん・・・。」

昊人の言葉に困惑している梨奈が見える。

断ったってなんの話だろう?

2人の仲は私にはわからない話がたくさんある。

知り合って1~2ヶ月の私なんかより・・・。

そんな暗い考えに沈んでいた裕に、ゆっくりと近づいてくる昊人がいた。

気がつけば裕の目の前に来てゆっくりと手を取られた。

「・・・もう、飲み終わった?」

いつものやさしい声で昊人が裕の飲んでいたカフェモカを視線で指す。

「え?・・・もう少し。」

その質問、今、関係ありますか?

僅かに小首を傾げる。

話の流れがつかめない。

「少しなら、もういいよね。・・・行こう。」

そう言って裕の手を引き歩き始める。

どこへ?と思うが裕もトントントンと歩き始める。

「裕ちゃんのお友達さん、悪いけど連れて行くね。・・・柊馬、裕ちゃんとお友達の分、俺に付けておいて。」

歩きながら話す昊人。

引っ張られていく裕。

それを聞いて慌てて智子が、ごちそうさまで~す、と言いながら裕の鞄を持って小走りに二人に近ずく。

鞄を裕に手渡すと裕にしか聞こえない小さな声でこっそり告げる。

「素直にね!」




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