◆青海くんを振り向かせたいっ〜水野泉の恋愛事情

青海

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誕生日の翌朝に…

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 朝目を覚ますと目の前で透が眠っていた。

 あれっ……?
 ハッとして顔を上げるとそこは透の部屋だ。

 ……昨日透の部屋に遊びに来てそのまま眠ってしまった様だ。
 
 眠る透の寝顔をドキドキしながら眺める。

 ……透だ……

 穏やかな寝息をたてながら眠っている透の寝顔……を見ているとつい触りたくなってしまう。

 ……んんっ……大好きだなあ。
 
 無防備に眠る透にくっ付く。
 透の匂いって……本当いい匂い。
 
 そっと透の胸に顔を埋め、思い切り息を吸う。

 深い眠りに入っているのか起きる気配のない透に安心して、そのまましばらく抱きついていた。

 透の寝息が耳元をくすぐりくすぐったいが幸せ一杯だ。

 ……今なら……キスしても大丈夫かな。

 はしたない事だが透にくっ付いているとなんだか、お腹の奥がむず痒い様な……感じになってしまう。

 そっと手を伸ばして透の頬に触れる。

 少しひんやりとしている透の顔。
 
 起きる気配のない透に少し大胆な気持ちになってくる。

 ……この前したキスはすごく気持ち良くって……ドキドキしたなあ……

 透の唇に触れる。

 少し開かれた唇……柔らかくて……


 気がついたら透の唇に自分の唇を重ねていた。

 ……透……大好きっ……

 

 「んっ……いずみっ……」

 その声に驚いて唇を離す。
 ……寝てるのをいい事に透に勝手に……
 我に返り恥ずかしくなる。
 はしたない子だと思われてしまうだろうか?

 「ごめんなさい……」

 謝りながら体を離そうとしたら透に抱きしめられた。

 「ううん、嬉しいよ。泉……もう一回……いい?」

 私を見つめて微笑んでくれた透……
 頷くと透がそっと顔を寄せてきた。

 引き寄せられる様に私も顔を近づけて透と唇を重ねる。

 「んっ……」

 透と唇を重ねた瞬間小さな痛みに似た快感がお腹の奥を駆け抜けていった。

 ……やっぱり透の唇はすごく気持ちいい。

 透がそっと顔を離そうとしたので思わず腕を伸ばして透の首に腕を回す。

 もうちょっと……このままで……

 唇を合わせているだけでなんだかたまらない気分になってきてしまう。

 透も同じ気持ちだったのか、何度かそのままキスを交わす。

 「いずみ……好きだよ」

 唇を離す合間合間に透がそう言ってくれて、視線がぶつかる度に歓びとお腹の奥の疼きが強くなる。

 透の身体を引き寄せて、唇を重ねる。

 気づけば透の身体が上になっていて、押し倒される形になっていたが全く恐怖はなかった。

 赤い顔で、潤んだ瞳の透と目が合う。

 ……もっとしたい……

 お腹に当たる温かで硬くなった透の身体が当たっているのに気づき、そっと脚を広げる。

 透のそこに私の敏感なそこが当たり、思わず声が漏れそうになるのを必死で堪える。

 ……すっごく気持ちいいっ……でも透にエッチな子だと思われたくない……

 透とキスを交わすたびにそこが擦れて、熱くなっていくのがわかる。

 ……もっと触ってほしいな……

 そう思ったが透はそっと身体を離してしまった。



 ★



 「ごめん……ガマンできなくって……」

 照れた様に透が笑う。

 「ううん……私の方こそ……ごめんなさい」

 透の身体が離れてしまった事を残念に思いながら返事を返す。

 まだドキドキは収まらない。

 「離れたくないな……」

 お腹の疼きを感じながら透と話をしていると不意に透がそんな事を言った。

 ……私だって透と離れたくない。
 気持ちは一緒のようだ。
 折角透と付き合うことができて、今ものすごく幸せなのに離れたい筈ない。

 「ずっと一緒に居ようね?」

 そう言うと透は泣き出しそうな、ものすごくホッとしたように、嬉しそうに微笑む。

 なぜか突然透の痛々しい身体の傷や小さな透の姿が脳裏をよぎり、堪らなく切なくなった。

 思い切り透を抱きしめ、胸に抱く。

 「大好きだよ。透……」

 そう言うと透はそっと抱きしめ返してくれた。

 

 ……好きな男の人を胸に抱くって……幸せだ。

 そう思いながら透を抱きしめていた。




 



 

 

 
 
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