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卒業式後…2
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卒業式が終わり解散となる。
後は各自写真を撮ったり連絡先を交換したり…。
「シンジっ来てっ!!」
「なんだよ透っ?」
真実の腕を掴んで浅川さんの所に…連れて行こうと思った…。
…のだが…。
浅川さんのそばにはスーツ姿の男の人がいて、浅川さんの腕を掴んでいた。
「さあ…帰るぞ!」
男は浅川さんの手を引っ張って連れ帰ろうとしているようだ。
「…アイツ…浅川のダンナだよ…。」
真実はそう言いながらそっと透の手を解く。
真実はそのまま行ってしまおうとする。
「あの…待ってくださいっ!!」
声をあげたのは泉だった。
「なんだよ!」
男が泉を睨む。
泉は若干びくつきながらも男に話しかけた。
「あのっっ私達浅川さんとお友達だったんです。…卒業したら暫く会えなくなっちゃうだろうし…少しでいいんでお話しする時間…くれませんか?お願いします。」
泉が男に向かって頭を下げる。
…泉だけに頭を下げさせるわけにはいかない。
「お願いしますっ!!」
泉の隣に立って頭を下げた。
「少しだけだからなっ!」
男はそう言って浅川さんの腕を離してくれた。
★
「浅川さん…本当にいいの?」
「…いいのよ。こうするしか…ないもの。」
困ったように微笑む浅川さん…。
「もうっシンジってばっ!!」
珍しく泉が怒りながら真実の手を引いて連れてきてくれた。
真実の手を離した泉が側に来る。
…すこし二人にしてあげるべきかな…。
二人の様子を見る。
真実は何も言わずに浅川さんをただ見つめていた。
「真実…お願いがあるんだけど…。」
浅川さんが落ち着いた声で真実に話しかける。
「…なんだよ?」
ぎこちなく真実が答える。
「制服の第二ボタンちょうだいっ★」
浅川さんが悲しげな顔で笑う。
「…いいぜ。どうせもう制服も着ないしな。」
真実が制服のボタンを外す。
「…ならさ、全部あげたら?」
一番上を残して真実の制服のボタンを外す。
「おいっ透っ!?」
真実は驚いていたけどついでに袖についていたボタンも外してまとめて浅川さんに渡した。
「お前…なんだよっ?」
真実がため息をつく。
「…これでもう浅川さん以外に真実のボタン持ってる人いないし、真実もあげれないだろ?」
そういうと浅川さんが笑った。
「もう透クンってば。」
…少しだけこの場の雰囲気が柔らかくなった。
「おいっ唯…そろそろ…。」
男が浅川さんに向かって声を掛ける。
「あの…お兄さんは浅川さんの彼氏さんですか?」
おずおずと泉が男に声をかけだした。
…泉…?
男は泉を舐めるように眺める。
「ああ。それよりキミ…かわいいね。彼氏いるの?」
男は笑って泉の側に寄っていく。
…浅川さんと真実が話す時間を作るつもりなのだろうか?
「あの…お兄さんかっこいいですよね。いいなあ憧れます!!」
泉の肩に触れて側に立ち、透も無理矢理会話に入る。
「…なんだよお前ら、かわいいこと言うなあ!」
機嫌が良くなった男が笑う。
「良いなあ浅川さん。こんな格好いい人が旦那さんだなんて。」
泉…こういう人がタイプなのかな…。
若干ドキドキしながら話を引き伸ばす。
「だよね。浅川さんも美人だし、お似合いで…。」
思い切り嘘をついた。
…こんなやつより真実の方がよっぽど…。
…真実の方がお似合いなのに…。
「おいっそろそろ行くぞっ!この後用があるんだ。じゃあな!」
男は浅川さんの腕を掴む。
…そんなに時間作ってあげれなかったけど…少しは話せただろうか?
「透クン、約束守ってくれてありがと。水野さんも透クンと仲良く…ね。」
浅川さんはそう言って笑う。
…。
…。
男と浅川さんはどう考えたって似合わない。
…でも…どうしようもない事がこの世の中にはあることも分かっている…。
…悔しかったけど…何もできなかった。
★
浅川さんと男の後ろ姿を見送っていると泉のお父さんとお母さんが歩いてくる。
「あれ…今の子って真実の彼女…じゃなかった?」
…。
泉がカメラを持ってお父さんに話しかけた。
「お父さん、透と…3人で写真撮って?」
「もちろんだよっ!泉…真ん中に立って?二人はその両横ね!」
言われた通りに並ぶ。
「うん!良いね!!じゃあ3人とも笑ってっ!!」
泉のお父さんが何枚かシャッターをきる。
何度か写真を撮った。
「お父さん、次…透と二人でお願い…。」
「うん!じゃあ泉…最高にかわいい顔でね!!透クンもっ!」
桜の木の下に泉と並んだ。
後は各自写真を撮ったり連絡先を交換したり…。
「シンジっ来てっ!!」
「なんだよ透っ?」
真実の腕を掴んで浅川さんの所に…連れて行こうと思った…。
…のだが…。
浅川さんのそばにはスーツ姿の男の人がいて、浅川さんの腕を掴んでいた。
「さあ…帰るぞ!」
男は浅川さんの手を引っ張って連れ帰ろうとしているようだ。
「…アイツ…浅川のダンナだよ…。」
真実はそう言いながらそっと透の手を解く。
真実はそのまま行ってしまおうとする。
「あの…待ってくださいっ!!」
声をあげたのは泉だった。
「なんだよ!」
男が泉を睨む。
泉は若干びくつきながらも男に話しかけた。
「あのっっ私達浅川さんとお友達だったんです。…卒業したら暫く会えなくなっちゃうだろうし…少しでいいんでお話しする時間…くれませんか?お願いします。」
泉が男に向かって頭を下げる。
…泉だけに頭を下げさせるわけにはいかない。
「お願いしますっ!!」
泉の隣に立って頭を下げた。
「少しだけだからなっ!」
男はそう言って浅川さんの腕を離してくれた。
★
「浅川さん…本当にいいの?」
「…いいのよ。こうするしか…ないもの。」
困ったように微笑む浅川さん…。
「もうっシンジってばっ!!」
珍しく泉が怒りながら真実の手を引いて連れてきてくれた。
真実の手を離した泉が側に来る。
…すこし二人にしてあげるべきかな…。
二人の様子を見る。
真実は何も言わずに浅川さんをただ見つめていた。
「真実…お願いがあるんだけど…。」
浅川さんが落ち着いた声で真実に話しかける。
「…なんだよ?」
ぎこちなく真実が答える。
「制服の第二ボタンちょうだいっ★」
浅川さんが悲しげな顔で笑う。
「…いいぜ。どうせもう制服も着ないしな。」
真実が制服のボタンを外す。
「…ならさ、全部あげたら?」
一番上を残して真実の制服のボタンを外す。
「おいっ透っ!?」
真実は驚いていたけどついでに袖についていたボタンも外してまとめて浅川さんに渡した。
「お前…なんだよっ?」
真実がため息をつく。
「…これでもう浅川さん以外に真実のボタン持ってる人いないし、真実もあげれないだろ?」
そういうと浅川さんが笑った。
「もう透クンってば。」
…少しだけこの場の雰囲気が柔らかくなった。
「おいっ唯…そろそろ…。」
男が浅川さんに向かって声を掛ける。
「あの…お兄さんは浅川さんの彼氏さんですか?」
おずおずと泉が男に声をかけだした。
…泉…?
男は泉を舐めるように眺める。
「ああ。それよりキミ…かわいいね。彼氏いるの?」
男は笑って泉の側に寄っていく。
…浅川さんと真実が話す時間を作るつもりなのだろうか?
「あの…お兄さんかっこいいですよね。いいなあ憧れます!!」
泉の肩に触れて側に立ち、透も無理矢理会話に入る。
「…なんだよお前ら、かわいいこと言うなあ!」
機嫌が良くなった男が笑う。
「良いなあ浅川さん。こんな格好いい人が旦那さんだなんて。」
泉…こういう人がタイプなのかな…。
若干ドキドキしながら話を引き伸ばす。
「だよね。浅川さんも美人だし、お似合いで…。」
思い切り嘘をついた。
…こんなやつより真実の方がよっぽど…。
…真実の方がお似合いなのに…。
「おいっそろそろ行くぞっ!この後用があるんだ。じゃあな!」
男は浅川さんの腕を掴む。
…そんなに時間作ってあげれなかったけど…少しは話せただろうか?
「透クン、約束守ってくれてありがと。水野さんも透クンと仲良く…ね。」
浅川さんはそう言って笑う。
…。
…。
男と浅川さんはどう考えたって似合わない。
…でも…どうしようもない事がこの世の中にはあることも分かっている…。
…悔しかったけど…何もできなかった。
★
浅川さんと男の後ろ姿を見送っていると泉のお父さんとお母さんが歩いてくる。
「あれ…今の子って真実の彼女…じゃなかった?」
…。
泉がカメラを持ってお父さんに話しかけた。
「お父さん、透と…3人で写真撮って?」
「もちろんだよっ!泉…真ん中に立って?二人はその両横ね!」
言われた通りに並ぶ。
「うん!良いね!!じゃあ3人とも笑ってっ!!」
泉のお父さんが何枚かシャッターをきる。
何度か写真を撮った。
「お父さん、次…透と二人でお願い…。」
「うん!じゃあ泉…最高にかわいい顔でね!!透クンもっ!」
桜の木の下に泉と並んだ。
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