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幸せなやきもち?!
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今朝も2人の看護師さんに包帯の交換をして貰っていた。
どうやらこの部屋の担当さんらしく何日か世話をして貰っているうちに少しづつ話すようになっていた。
「水野さん傷まだ結構痛みます?」
オレの前にしゃがみ込んで横腹の傷の消毒を行ってくれている看護師さんに話しかけられる。
若い女の子の看護師さんだったが肌に触れられるのもやっと慣れてきた。
「前よりは大分……お陰様で良くなってきましたよ」
そう返答していると泉がお見舞いに来てくれる。
「泉おはよう、昨日はちゃんと寝れた?」
泉は少し困ったように微笑む。
「うん、私は……。透こそちゃんと休めた?」
そう言いながら泉は洗濯済みのオレのパジャマやら下着やらをバックから取り出してわかりやすいようにしまってくれる。
「いずみ、いつもありがとう」
そう言うと泉は嬉しそうに微笑んでくれた。
「終わりましたよ。背中の方ももう少しって感じですね」
背中の傷を消毒してくれていた看護師さんが立ち上がる。
「こっちも終わりましたって、きゃっ」
横腹の傷の消毒を終えた看護師さんは立ち上がった拍子によろめいて倒れかかってくる。
咄嗟に腕を掴んであげてなんとか倒れるのを防いであげるが、そのせいで看護師さんに抱きつかれる形となってしまった。
頬に思いっきり看護師さんのおっぱいが当たる。
……!!
当たったおっぱいの感触と看護師さんの使っている柔軟剤の匂いなのか、一瞬頭の中が真っ白になる。
「あっ、ごめんない!!」
看護師さんはそう言いながら慌てたように立ち上がった。
「あ、いや……大丈夫ですか?」
なんだかドキマギしながら看護師さんを気にかける。
看護師さん達はオレにもう一度謝ると道具を持って病室を出て行った。
★
病室に泉と2人きりになる。
オレの着替えをしまい終えた泉はなんだか泣き出しそうな顔をしていた。
「!?どうしたの?!」
驚いて立ち上がって泉のそばに寄る。
「なんでもないのっ!!」
泉は視線を逸らすとソファーの方に行ってしまった。
……あんな顔して……なんでもないはずない。
オレに背を向けるようにソファーに座った泉の背中を見つめる。
……
迷ったが、せっかく泉と一緒にいるのに気まずい思いなんかしたくなかったのでそばに寄った。
隣に座って、優しく肩を抱くと泉が抱きついてきた。
「透……ごめん。治療って分かってるんだけど……やきもち妬いちゃった……」
ぼそっとそんな事を言い出す泉。
……オレはそんな泉をかわいいなあと思いながら抱きしめる。
泉はグリグリとオレの胸に顔を押し当て、小さな声で呟く。
「すずしろもいるんだけど……やっぱり透が居ないと良く眠れないの……1人のベッドは寂しいよ……」
……
いずみって……こんな事思っててくれたんだな……
可愛くて可愛くて、愛おしくって堪らなくなる。
もうガマンなんてできなかった。
いつ来客が来るかは分からなかったがもうどうでも良かった。
泉の耳元にキスをするとくすぐったそうに顔を上げたのでそのまま唇を塞ぐ。
「んっ……透っ、ダメっ」
困ったように身を捩った泉だったが、今日は邪魔をするものもいない。
「もうガマンできないし……どうなったっていいよ……」
服を脱ぐのを泉が嫌がったのでブラウスの前だけをはだけて泉のおっぱいに顔を埋める。
「透っ……」
思いっきり深呼吸すると泉の優しい匂いで満たされていく。
「いずみ……大好きだよ」
泉はそっとオレの頭を撫でてくれていた。
乱れた衣服でオレにしがみつく泉……オレは思いを果たせた満足感で一杯になりながら泉を抱きしめていた。
どうやらこの部屋の担当さんらしく何日か世話をして貰っているうちに少しづつ話すようになっていた。
「水野さん傷まだ結構痛みます?」
オレの前にしゃがみ込んで横腹の傷の消毒を行ってくれている看護師さんに話しかけられる。
若い女の子の看護師さんだったが肌に触れられるのもやっと慣れてきた。
「前よりは大分……お陰様で良くなってきましたよ」
そう返答していると泉がお見舞いに来てくれる。
「泉おはよう、昨日はちゃんと寝れた?」
泉は少し困ったように微笑む。
「うん、私は……。透こそちゃんと休めた?」
そう言いながら泉は洗濯済みのオレのパジャマやら下着やらをバックから取り出してわかりやすいようにしまってくれる。
「いずみ、いつもありがとう」
そう言うと泉は嬉しそうに微笑んでくれた。
「終わりましたよ。背中の方ももう少しって感じですね」
背中の傷を消毒してくれていた看護師さんが立ち上がる。
「こっちも終わりましたって、きゃっ」
横腹の傷の消毒を終えた看護師さんは立ち上がった拍子によろめいて倒れかかってくる。
咄嗟に腕を掴んであげてなんとか倒れるのを防いであげるが、そのせいで看護師さんに抱きつかれる形となってしまった。
頬に思いっきり看護師さんのおっぱいが当たる。
……!!
当たったおっぱいの感触と看護師さんの使っている柔軟剤の匂いなのか、一瞬頭の中が真っ白になる。
「あっ、ごめんない!!」
看護師さんはそう言いながら慌てたように立ち上がった。
「あ、いや……大丈夫ですか?」
なんだかドキマギしながら看護師さんを気にかける。
看護師さん達はオレにもう一度謝ると道具を持って病室を出て行った。
★
病室に泉と2人きりになる。
オレの着替えをしまい終えた泉はなんだか泣き出しそうな顔をしていた。
「!?どうしたの?!」
驚いて立ち上がって泉のそばに寄る。
「なんでもないのっ!!」
泉は視線を逸らすとソファーの方に行ってしまった。
……あんな顔して……なんでもないはずない。
オレに背を向けるようにソファーに座った泉の背中を見つめる。
……
迷ったが、せっかく泉と一緒にいるのに気まずい思いなんかしたくなかったのでそばに寄った。
隣に座って、優しく肩を抱くと泉が抱きついてきた。
「透……ごめん。治療って分かってるんだけど……やきもち妬いちゃった……」
ぼそっとそんな事を言い出す泉。
……オレはそんな泉をかわいいなあと思いながら抱きしめる。
泉はグリグリとオレの胸に顔を押し当て、小さな声で呟く。
「すずしろもいるんだけど……やっぱり透が居ないと良く眠れないの……1人のベッドは寂しいよ……」
……
いずみって……こんな事思っててくれたんだな……
可愛くて可愛くて、愛おしくって堪らなくなる。
もうガマンなんてできなかった。
いつ来客が来るかは分からなかったがもうどうでも良かった。
泉の耳元にキスをするとくすぐったそうに顔を上げたのでそのまま唇を塞ぐ。
「んっ……透っ、ダメっ」
困ったように身を捩った泉だったが、今日は邪魔をするものもいない。
「もうガマンできないし……どうなったっていいよ……」
服を脱ぐのを泉が嫌がったのでブラウスの前だけをはだけて泉のおっぱいに顔を埋める。
「透っ……」
思いっきり深呼吸すると泉の優しい匂いで満たされていく。
「いずみ……大好きだよ」
泉はそっとオレの頭を撫でてくれていた。
乱れた衣服でオレにしがみつく泉……オレは思いを果たせた満足感で一杯になりながら泉を抱きしめていた。
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