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「ほんっっっっとうにすみません!!!!」
「、、、」
見事な土下座を見せてくれている部下は私の30歳近くは上なわけで。
、、、あんまりいい気はしないから。
「とりあえず、顔を上げてください。」
「でもっ!!」とばっと顔を上げた部下は涙でぐちゃぐちゃな顔だった。
「、、、とりあえず、涙拭きましょうか。」
と、テーブルのティッシュに目をやる。
「、、、はい。」
、、、え?彼がやってしまったミスを話して欲しい?
えーっと、詳しくは企業秘密だから言えないけど、取引で使う商品をなんでか2桁も間違えちゃって、うちの会社的には大きな赤字。
在庫も溢れかえってて、会議室からはみ出てますね。うん。
あれー?なんか目から汗が出てきそう。
まぁ何はともあれ、引き取り手は自分で見つけてるし、それでも残ったのは私が手引きしたし、問題は無くなったから平気なんだけど。
彼が「よくよく考えたらちゃんと謝ってない!お礼もしてないじゃないか!!」ってなって今に至る。
「あの、過ぎたことですしご自身で解決なさったでしょう?お礼も謝罪もされる必要はありません。」
「いいえ、私はあなたが裏で引き取り手の手引きをしてくださってたのを知っていますし、問題が無くなったにしろ、ご迷惑をおかけしたことに変わりはありません。」
「ですが、、、いえ。分かりました。」
「?」
「次からは起こさないようにちゃんと書類等の見直しをする。それと今回ひきとってくださった方々との案件はできる限りあなたが引き受けること。これでどうでしょう?」
「、、、!!ありがとうございます、、、。」
ん?なんか拝まれてる?まぁいっか。
さて、彼を家に帰して時計を見れば
わぁお、もう1時だなんて。
え?労働基準法?知らないですね。
なんにせよ、そろそろ帰りますか。
というより帰らせて。
「、、、」
見事な土下座を見せてくれている部下は私の30歳近くは上なわけで。
、、、あんまりいい気はしないから。
「とりあえず、顔を上げてください。」
「でもっ!!」とばっと顔を上げた部下は涙でぐちゃぐちゃな顔だった。
「、、、とりあえず、涙拭きましょうか。」
と、テーブルのティッシュに目をやる。
「、、、はい。」
、、、え?彼がやってしまったミスを話して欲しい?
えーっと、詳しくは企業秘密だから言えないけど、取引で使う商品をなんでか2桁も間違えちゃって、うちの会社的には大きな赤字。
在庫も溢れかえってて、会議室からはみ出てますね。うん。
あれー?なんか目から汗が出てきそう。
まぁ何はともあれ、引き取り手は自分で見つけてるし、それでも残ったのは私が手引きしたし、問題は無くなったから平気なんだけど。
彼が「よくよく考えたらちゃんと謝ってない!お礼もしてないじゃないか!!」ってなって今に至る。
「あの、過ぎたことですしご自身で解決なさったでしょう?お礼も謝罪もされる必要はありません。」
「いいえ、私はあなたが裏で引き取り手の手引きをしてくださってたのを知っていますし、問題が無くなったにしろ、ご迷惑をおかけしたことに変わりはありません。」
「ですが、、、いえ。分かりました。」
「?」
「次からは起こさないようにちゃんと書類等の見直しをする。それと今回ひきとってくださった方々との案件はできる限りあなたが引き受けること。これでどうでしょう?」
「、、、!!ありがとうございます、、、。」
ん?なんか拝まれてる?まぁいっか。
さて、彼を家に帰して時計を見れば
わぁお、もう1時だなんて。
え?労働基準法?知らないですね。
なんにせよ、そろそろ帰りますか。
というより帰らせて。
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