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43 秘密の関係
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なんて光景だ。
俺は内心で息を呑んでいた。
普段は汗と土埃、そして男たちの怒号が飛び交うストイックな場所である訓練場が、まるで別の場所のように、温かい活気に満ちている。
その中心にいるのは、もちろんセレナティア様――いや、セレナだ。
彼女が微笑みかければ、屈強な騎士たちの顔が面白いほどに綻んでいく。
彼女の手から放たれる優しい光が傷を癒やし、彼女が心を込めて作ったという温かいスープと食事が団員たちの疲れた身体と心を癒していった。
「セレナティア様のサンドイッチ、最高です! 毎日でも食べたいくらいです!」
「スープも身体に染み渡りましたよ……。こんなに美味しいものを頂けるなんて、俺たちは幸せ者だ!」
「いやいや、このクッキーだって最高ですぞ!」
「癒やしの魔法だけでなく、お料理までお上手だなんて……セレナティア様は、本当に我らが騎士団の女神様ですな!」
団員たちの口々から上がる称賛と感謝の言葉。騎士たちに囲まれた彼女は少し困ったような、でもどこか嬉しそうな微笑みを浮かべていた。
ああ……なんて、美しいんだ。
公爵令嬢としての気品や、時折見せる鋭さとは違う、柔らかな慈愛に満ちた表情。俺だけが知っていたはずの彼女の優しさが、こうして皆に認められ、慕われている。それが、自分のことのように誇らしい。
先日行われた建国記念パーティーで、俺たちは恋人同士になった。
実を言うと、初めて会った時からずっとセレナに恋い焦がれていた。俺の脚を治してくれた、幼い頃からずっと。
セレナは公爵令嬢。三男である俺は、爵位を継ぐことはできない。そんな俺では彼女に見合わない。でも俺はセレナに何としても近づきたかった。
セレナに見合う男になるため……俺は騎士団入りを決意した。
騎士として武勲を立て、地位と名誉を得ることができれば……こんな俺でもセレナに近づくのも可能なはず。その一心で俺はがむしゃらに体を鍛えた。
だが俺が騎士団長になった頃、セレナはリュシオン殿下の婚約者になっていた。自分の恋は叶わなかったが、せめて近くで見守ることが出来ればいいと思っていた。
それが、まさかセレナから告白して貰えるなんて……。
天にも昇る思いだった。気がついたらセレナを受け入れてしまっていた。
俺たちは堂々と公表できる関係じゃない。
セレナと恋人同士になったが、リュシオン殿下の婚約者という立場は変わらないのだ。もし知られたら、俺たちは王家に対する反逆罪に問われることは間違いない。
どんな事があっても、俺たちの関係を絶対にバラすわけにはいかない。
セレナのことを愛している。
だが、本当にこれで良かったのだろうか?
俺があの時、彼女を受け入れなければ……。
セレナを危険にさらすようなことはなかったのではないだろうか?
ふと視線を感じて目を向けると、セレナが穏やかな表情でこちらを見つめていた。目が合うと、彼女は柔らかく微笑んでくれる。
その笑顔だけで、俺の心は幸せでいっぱいになる。
さっきまでの戸惑いが嘘のように吹き飛び、俺があの笑顔を守っていくんだという気持ちが沸き起こってくる。
そういえば……。
さっきアレンが彼女に深々と頭を下げて、心からの感謝を述べている姿を見た時は、胸に熱いものがこみ上げてしまったな。彼は魔物から受けた呪いによって死の淵をさまよっていた。誰もが諦めかけていたその時、アレンを救ってくれたのは俺の愛しい人であるセレナだった。
そして今日も、その力を惜しみなく使ってくれた。
彼女の力は、本物の奇跡だ。
「セレナティア様、本当にありがとうございます! もしよろしければ、明日も、その次の日も、毎日いらしてください!」
一人の若い騎士が叫んだのを皮切りに、「そうだ、そうだ!」という歓声が上がる。
こら、お前たち。
気持ちは分かるが、あまり彼女を困らせるな。
本当は「彼女は俺の恋人だぞ!」と叫んでしまいたい……。
だが、この場ではその衝動は抑えないといけない。そんなことは、口が裂けても言ってはいけないのだ。
俺たちの関係は、まだ誰にも知られてはならない秘密なのだから。
多分……少し、嫉妬してしまったのかもしれないな。
彼女の笑顔を俺だけで独り占めしたい……と。
俺は軽く咳払いをして、盛り上がる団員たちの輪へと歩み寄った。
「お前たち、あまりセレナティア様のお手を煩わせるな。気持ちは分かるが、ヴァルムレーテ公爵家の姫君に、毎日炊き出しをさせるわけにはいかんだろう?」
団長としての威厳を少しだけ込めて言った。
「たしかに」
「そうですな」
「ちぇっ……」
「団長のケチ!」
騎士たちは不満の声を口々に漏らしながらも素直(?)に引き下がっていく。
こいつらは見てくれは荒々しいが、根は真面目な良い奴らなのだ。
人が引けたところで、俺はセレナに向き直る。彼女は、少し頬を赤らめながら、こちらをじっと見つめていた。
ああ……なんて可憐なんだ。
その潤んだ瞳に、心臓が高鳴ってしまう。思わず抱きしめたくなってしまうのをグッと堪える。
まずは、公の場での挨拶をしなければ。
「セレナティア様。本日は心のこもった差し入れ、騎士団を代表して、心より感謝いたします」
「いえ、皆さんが喜んでくださって、わたくしも嬉しいですわ、ラザフォード団長」
彼女も心得たもので、「ラザフォード団長」と俺を呼ぶ。その他人っぽい響きが、ほんの少しだけ胸をチクリと刺す。
「……ところで、セレナティア様。先日ご報告いただいた件で、少しだけ確認したいことが。こちらで少し、お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
仕事の話がある、という完璧な口実。ただ2人で話がしたいだけなのだが……。
「ええ、もちろんですわ」
頭の回転が速い彼女は、すぐに俺の意図を察してくれたようだ。
くっ……その聡明さすらも、愛おしい。
俺は内心で息を呑んでいた。
普段は汗と土埃、そして男たちの怒号が飛び交うストイックな場所である訓練場が、まるで別の場所のように、温かい活気に満ちている。
その中心にいるのは、もちろんセレナティア様――いや、セレナだ。
彼女が微笑みかければ、屈強な騎士たちの顔が面白いほどに綻んでいく。
彼女の手から放たれる優しい光が傷を癒やし、彼女が心を込めて作ったという温かいスープと食事が団員たちの疲れた身体と心を癒していった。
「セレナティア様のサンドイッチ、最高です! 毎日でも食べたいくらいです!」
「スープも身体に染み渡りましたよ……。こんなに美味しいものを頂けるなんて、俺たちは幸せ者だ!」
「いやいや、このクッキーだって最高ですぞ!」
「癒やしの魔法だけでなく、お料理までお上手だなんて……セレナティア様は、本当に我らが騎士団の女神様ですな!」
団員たちの口々から上がる称賛と感謝の言葉。騎士たちに囲まれた彼女は少し困ったような、でもどこか嬉しそうな微笑みを浮かべていた。
ああ……なんて、美しいんだ。
公爵令嬢としての気品や、時折見せる鋭さとは違う、柔らかな慈愛に満ちた表情。俺だけが知っていたはずの彼女の優しさが、こうして皆に認められ、慕われている。それが、自分のことのように誇らしい。
先日行われた建国記念パーティーで、俺たちは恋人同士になった。
実を言うと、初めて会った時からずっとセレナに恋い焦がれていた。俺の脚を治してくれた、幼い頃からずっと。
セレナは公爵令嬢。三男である俺は、爵位を継ぐことはできない。そんな俺では彼女に見合わない。でも俺はセレナに何としても近づきたかった。
セレナに見合う男になるため……俺は騎士団入りを決意した。
騎士として武勲を立て、地位と名誉を得ることができれば……こんな俺でもセレナに近づくのも可能なはず。その一心で俺はがむしゃらに体を鍛えた。
だが俺が騎士団長になった頃、セレナはリュシオン殿下の婚約者になっていた。自分の恋は叶わなかったが、せめて近くで見守ることが出来ればいいと思っていた。
それが、まさかセレナから告白して貰えるなんて……。
天にも昇る思いだった。気がついたらセレナを受け入れてしまっていた。
俺たちは堂々と公表できる関係じゃない。
セレナと恋人同士になったが、リュシオン殿下の婚約者という立場は変わらないのだ。もし知られたら、俺たちは王家に対する反逆罪に問われることは間違いない。
どんな事があっても、俺たちの関係を絶対にバラすわけにはいかない。
セレナのことを愛している。
だが、本当にこれで良かったのだろうか?
俺があの時、彼女を受け入れなければ……。
セレナを危険にさらすようなことはなかったのではないだろうか?
ふと視線を感じて目を向けると、セレナが穏やかな表情でこちらを見つめていた。目が合うと、彼女は柔らかく微笑んでくれる。
その笑顔だけで、俺の心は幸せでいっぱいになる。
さっきまでの戸惑いが嘘のように吹き飛び、俺があの笑顔を守っていくんだという気持ちが沸き起こってくる。
そういえば……。
さっきアレンが彼女に深々と頭を下げて、心からの感謝を述べている姿を見た時は、胸に熱いものがこみ上げてしまったな。彼は魔物から受けた呪いによって死の淵をさまよっていた。誰もが諦めかけていたその時、アレンを救ってくれたのは俺の愛しい人であるセレナだった。
そして今日も、その力を惜しみなく使ってくれた。
彼女の力は、本物の奇跡だ。
「セレナティア様、本当にありがとうございます! もしよろしければ、明日も、その次の日も、毎日いらしてください!」
一人の若い騎士が叫んだのを皮切りに、「そうだ、そうだ!」という歓声が上がる。
こら、お前たち。
気持ちは分かるが、あまり彼女を困らせるな。
本当は「彼女は俺の恋人だぞ!」と叫んでしまいたい……。
だが、この場ではその衝動は抑えないといけない。そんなことは、口が裂けても言ってはいけないのだ。
俺たちの関係は、まだ誰にも知られてはならない秘密なのだから。
多分……少し、嫉妬してしまったのかもしれないな。
彼女の笑顔を俺だけで独り占めしたい……と。
俺は軽く咳払いをして、盛り上がる団員たちの輪へと歩み寄った。
「お前たち、あまりセレナティア様のお手を煩わせるな。気持ちは分かるが、ヴァルムレーテ公爵家の姫君に、毎日炊き出しをさせるわけにはいかんだろう?」
団長としての威厳を少しだけ込めて言った。
「たしかに」
「そうですな」
「ちぇっ……」
「団長のケチ!」
騎士たちは不満の声を口々に漏らしながらも素直(?)に引き下がっていく。
こいつらは見てくれは荒々しいが、根は真面目な良い奴らなのだ。
人が引けたところで、俺はセレナに向き直る。彼女は、少し頬を赤らめながら、こちらをじっと見つめていた。
ああ……なんて可憐なんだ。
その潤んだ瞳に、心臓が高鳴ってしまう。思わず抱きしめたくなってしまうのをグッと堪える。
まずは、公の場での挨拶をしなければ。
「セレナティア様。本日は心のこもった差し入れ、騎士団を代表して、心より感謝いたします」
「いえ、皆さんが喜んでくださって、わたくしも嬉しいですわ、ラザフォード団長」
彼女も心得たもので、「ラザフォード団長」と俺を呼ぶ。その他人っぽい響きが、ほんの少しだけ胸をチクリと刺す。
「……ところで、セレナティア様。先日ご報告いただいた件で、少しだけ確認したいことが。こちらで少し、お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
仕事の話がある、という完璧な口実。ただ2人で話がしたいだけなのだが……。
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頭の回転が速い彼女は、すぐに俺の意図を察してくれたようだ。
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