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第一章 神の子
十六話 おはよう(2)
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「それにしても、一週間も寝てたなんて実感わかないわ。何か動きは?」
はぁ…と一つため息をつき、現状を確かめようと脳内が整理をしだす。
『そうだね、一回マリーの手紙は来たよ。なんだか、お金の使い方がもっと荒くなったっていう報告』
にこっと満面笑顔でそういう姿は悪魔のように見えた。大方、遠からず破産する未来が見えて嬉しかったのだろうとその表情から読み取れた。
「エル、聞きたいのだけれど、当主の証の異能を持った者が、当主にならなかったらどうなるの?」
あっ、と前々から聞きたかったことを思い出し話を逸らした。エルもそうそう!と話を切り出す。
『エンリルもわかってる通り、その家は潰れるよ。当主はその家の大黒柱だからね、異能を持たぬ者が当主になっても、その家には破滅しか残りなどしないさ。ちなみに、十八歳までには異能が開花するよ。そして、当主宣言式は二十年後くらいだっけ』
当主宣言式、十八歳までに異能は開花すると決められており、二十五歳に当主宣言式が行われる。
その当主宣言式はその名の通り、今代の当主だと示すものだ。各公爵家はその力を皇帝に見せることになっていた。
異能は当主の証、そしてその日から当主の座は変わることになっている。つまり、異能が開花して次期当主ということがわかっても、その日を迎えるまでは当主にはなれないのである。
異能が開花する歳は千差万別だが。
「過去に私が殺されたわよね、なら、過去はアネリーが当主宣言式に主席したの?特に何もなかったのかしら」
『僕らも見届けてないからわからないけど、通過できただろうね。神に愛された公爵家は異能がよくわからないから証明はしなくていいということになってる』
「それじゃあ、アネリーが当主宣言式に参加しても他者にはアネリーが本当の当主かもわからないのね」
それなら好都合だと自分の中で計画をたてる。アネリーが本物の当主だと偽っても、自分にはなんの影響もないのだ。
悩みはつきず、常に頭をフル回転させてるせいか頭が痛くなる。
「もう、わけわかんないわ…」
『んー、とりあえず今謎なのは、アネリーがなんでエンリルが次期当主なのを知っていたのか、流行のドレスを作った男の子は誰なのか、アシュレイがなんで時間遡行を知り、なんでその確信を持ちたかったのか、そしてエンリルはなんで毒かわかったのか、かな?』
エルが心配そうにしながら、事の内容を簡単にまとめてくれた。
そうね…と話を進めようとするも、そこから先はドアの開く音に遮られた。
スピアクレイだ。私が起きているのに目を見開き、安堵した表情でこちらに近づいてきた。
「とりあえず良かったです……もう一回診察します」
「ありがとうございます」
また沈黙の時間が始まる。どうやら、医療箱を持ってきていたようで、手際よく丁寧に診察してくれた。
「…養子の件はどう?」
一通り診察を終えると、恐る恐るその質問をふっかけてきた。
「受けるしかありませんし受けさせていただきます。ですが具体的にどうすればいいのかはわかりません」
「そう…あ、なら公爵様に甘えてみるのはどう?」
「……公爵様は、私に愛情などないでしょう。あるのは、同情と約束の柵です。なので、甘えはまた柵となります。スピアクレイ様も無理をなさらないでください、気を遣わないでもらって結構です」
「そんなこと……っ!」
「では、同情もいりません」
表情筋すら動かさず、ただ淡々とした言葉を並べている私はさも不気味なことだろう。
だからか、返ってくるのは沈黙だけだ。
『厳しいこと言うねぇ』
「エル、貴方もわかるでしょう?あの人達は約束に縛られてるだけだわ、私は無駄な同情や愛を求めたりなんてしてない」
『ま、そうだね。それに関しては同意するよ。愛してるか、と言われたら愛してはいないだろうね。彼らにあるのは愛ではなく、同情だけだよ』
「あら、貴方も中々厳しいことを言うじゃない」
やっぱりそうだと自分の中で再確認されているような気がした。エルはまた『精霊王に呼ばれた』と一言言い残して去っていった。
私はというと、暇だったので屋敷の中を探索することにした。廊下を歩いていると、目についたのは重心が揺れている耳が生えたガタイのいい男の人だ。
なにやら重い荷物を持っており、大変そうだった。それにともない、右足を庇おうと必死で本来の力が入っていないのだろう。
「手伝いますよ」
「おっと!!お嬢ちゃんどうしたんだ?ん?てか、人間か?」
くんくんと鼻を効かせる音がした。耳がぴょこんっと反応し、男性のはずなのになぜだか可愛らしく見えた。
「でも人間の匂いと…何か混じってるな」
「嗅覚がいいのですか?」
「あぁ、俺は獣人の種族だからな。基本的に厨房係だ、よろしくなお嬢ちゃん」
「お嬢ちゃんではありません」
「そうか?」
「なので、手伝えます」
精神年齢は大人のはずだが少しだけ癪に障り、むすーっとしながらその獣人が持っている中でも小さい荷物を持つ。
ーーー重い…
そんな様子をみられ、不覚にも笑われてしまった。
「いったろ?俺は獣人だ、力持ちなんだぞ」
「?でも、足怪我してるでしょう」
「……よく気づいたな」
さすがは獣人というように、目が鋭くなり私を探るような視線を送った。
「深くは介入いたしません。ですが、休めばいいかと」
「…ここは使用人の数が少ないからなぁ…公爵様は人間が嫌いだし仕方がないが。ナイジェルとお前くらいだな、ここで仕事以外の人間を見たのは」
「なるほど、なら、怪我が治るまで手伝いましょうか?」
「お、ならケーキ食っていいぞ」
「ケーキですか?よろしいので?」
「これが終わったらな!……そういえば、公爵様が養子をとったらしいんだが、五歳らしいんだよな。お前と同じくらい…いや、五歳はそこまでちっこくないな。俺の勘違いか!」
「そう、ですね…」
「それじゃあ、よろしく頼む」
自分がそんなに小さいんだと少しショックを受けながらも、自分の中では精一杯の荷物を運んだ。
「助かった!ほら、約束のケーキだ」
「ありがとうございます」
目の前に出されたケーキという固形物。美味しそうなショートケーキで、でも私はそれを食べ物として認識することができないのだとフォークを持とうとした手が止まった。
それでも食べようと、フォークを手に握り、切り取り口に運んだ。
ーーーあぁ、不味い
甘いとはなに?辛いとはなに?酸っぱいは?しょっぱいは?苦いは?
見られているからこそ、精一杯の笑顔で食べ進める。
けれど、その獣人は私の心臓を射抜くように言葉を発した。
「………もしかしてだけど、お前味を感じないのか?」
どうしよう
「………よくわかりましたね、そうですよ」
「それは…大変だな」
「誰にも言わないでくださいね」
「もちろんだ、誰にも言わんさ。ただ……そうだな、味を感じないとなると健康にも問題が出てくるな」
この人が良い人で良かったと心の底から安堵した。うーんと数分悩んでいたかと思えば、何かを思い出したような口調で話しかけてきた。
「よし、ちょっとケーキ貸してくれるか?」
「え、はい」
「力を貸せ、『arrange select』」
ーーー精霊…?
その言葉を発した一瞬、精霊が目の前を舞っていることに気がついた。けれど気がついたときにはもう精霊は目の前にはいない。
「よし、これで平気なはずだ。食ってみろ」
頭にはてなを浮かべながらもその人の言うとおりに、恐る恐るケーキを口に運んだ。
じんわりと広がるなにかの味、くどくて、私は好きではなかったが、初めて感じた味には感動を隠せなかった。
「まずい……」
「甘いものは好きじゃなかったか」
「……どうやったんです?」
「どうやったって……俺の種族にも地位があってな、その家系に伝わる魔法があるだけだ。俺のは料理とかにアレンジを加えることができる。少し甘くしたいな~とか、飾りを~とかな。それでだ、お前は精霊と仲良いだろ?」
なんでわかったのだと、咄嗟に身をひく。するとその獣人は落ち着け!と声をかけ、説明をしてくれた。
「まぁ、そんな警戒するなよ。獣人も自然界で生きてきたから仲が良いんだ。精霊の匂いが引っ付いてたよ、だから精霊の料理なら食えるじゃねぇかって思ってな。精霊の食材で味をつけただけだ」
「……ありがとう。味を感じたのは久しぶりです」
「そうか、沢山食えよ」
自然と笑みが溢れた。
はぁ…と一つため息をつき、現状を確かめようと脳内が整理をしだす。
『そうだね、一回マリーの手紙は来たよ。なんだか、お金の使い方がもっと荒くなったっていう報告』
にこっと満面笑顔でそういう姿は悪魔のように見えた。大方、遠からず破産する未来が見えて嬉しかったのだろうとその表情から読み取れた。
「エル、聞きたいのだけれど、当主の証の異能を持った者が、当主にならなかったらどうなるの?」
あっ、と前々から聞きたかったことを思い出し話を逸らした。エルもそうそう!と話を切り出す。
『エンリルもわかってる通り、その家は潰れるよ。当主はその家の大黒柱だからね、異能を持たぬ者が当主になっても、その家には破滅しか残りなどしないさ。ちなみに、十八歳までには異能が開花するよ。そして、当主宣言式は二十年後くらいだっけ』
当主宣言式、十八歳までに異能は開花すると決められており、二十五歳に当主宣言式が行われる。
その当主宣言式はその名の通り、今代の当主だと示すものだ。各公爵家はその力を皇帝に見せることになっていた。
異能は当主の証、そしてその日から当主の座は変わることになっている。つまり、異能が開花して次期当主ということがわかっても、その日を迎えるまでは当主にはなれないのである。
異能が開花する歳は千差万別だが。
「過去に私が殺されたわよね、なら、過去はアネリーが当主宣言式に主席したの?特に何もなかったのかしら」
『僕らも見届けてないからわからないけど、通過できただろうね。神に愛された公爵家は異能がよくわからないから証明はしなくていいということになってる』
「それじゃあ、アネリーが当主宣言式に参加しても他者にはアネリーが本当の当主かもわからないのね」
それなら好都合だと自分の中で計画をたてる。アネリーが本物の当主だと偽っても、自分にはなんの影響もないのだ。
悩みはつきず、常に頭をフル回転させてるせいか頭が痛くなる。
「もう、わけわかんないわ…」
『んー、とりあえず今謎なのは、アネリーがなんでエンリルが次期当主なのを知っていたのか、流行のドレスを作った男の子は誰なのか、アシュレイがなんで時間遡行を知り、なんでその確信を持ちたかったのか、そしてエンリルはなんで毒かわかったのか、かな?』
エルが心配そうにしながら、事の内容を簡単にまとめてくれた。
そうね…と話を進めようとするも、そこから先はドアの開く音に遮られた。
スピアクレイだ。私が起きているのに目を見開き、安堵した表情でこちらに近づいてきた。
「とりあえず良かったです……もう一回診察します」
「ありがとうございます」
また沈黙の時間が始まる。どうやら、医療箱を持ってきていたようで、手際よく丁寧に診察してくれた。
「…養子の件はどう?」
一通り診察を終えると、恐る恐るその質問をふっかけてきた。
「受けるしかありませんし受けさせていただきます。ですが具体的にどうすればいいのかはわかりません」
「そう…あ、なら公爵様に甘えてみるのはどう?」
「……公爵様は、私に愛情などないでしょう。あるのは、同情と約束の柵です。なので、甘えはまた柵となります。スピアクレイ様も無理をなさらないでください、気を遣わないでもらって結構です」
「そんなこと……っ!」
「では、同情もいりません」
表情筋すら動かさず、ただ淡々とした言葉を並べている私はさも不気味なことだろう。
だからか、返ってくるのは沈黙だけだ。
『厳しいこと言うねぇ』
「エル、貴方もわかるでしょう?あの人達は約束に縛られてるだけだわ、私は無駄な同情や愛を求めたりなんてしてない」
『ま、そうだね。それに関しては同意するよ。愛してるか、と言われたら愛してはいないだろうね。彼らにあるのは愛ではなく、同情だけだよ』
「あら、貴方も中々厳しいことを言うじゃない」
やっぱりそうだと自分の中で再確認されているような気がした。エルはまた『精霊王に呼ばれた』と一言言い残して去っていった。
私はというと、暇だったので屋敷の中を探索することにした。廊下を歩いていると、目についたのは重心が揺れている耳が生えたガタイのいい男の人だ。
なにやら重い荷物を持っており、大変そうだった。それにともない、右足を庇おうと必死で本来の力が入っていないのだろう。
「手伝いますよ」
「おっと!!お嬢ちゃんどうしたんだ?ん?てか、人間か?」
くんくんと鼻を効かせる音がした。耳がぴょこんっと反応し、男性のはずなのになぜだか可愛らしく見えた。
「でも人間の匂いと…何か混じってるな」
「嗅覚がいいのですか?」
「あぁ、俺は獣人の種族だからな。基本的に厨房係だ、よろしくなお嬢ちゃん」
「お嬢ちゃんではありません」
「そうか?」
「なので、手伝えます」
精神年齢は大人のはずだが少しだけ癪に障り、むすーっとしながらその獣人が持っている中でも小さい荷物を持つ。
ーーー重い…
そんな様子をみられ、不覚にも笑われてしまった。
「いったろ?俺は獣人だ、力持ちなんだぞ」
「?でも、足怪我してるでしょう」
「……よく気づいたな」
さすがは獣人というように、目が鋭くなり私を探るような視線を送った。
「深くは介入いたしません。ですが、休めばいいかと」
「…ここは使用人の数が少ないからなぁ…公爵様は人間が嫌いだし仕方がないが。ナイジェルとお前くらいだな、ここで仕事以外の人間を見たのは」
「なるほど、なら、怪我が治るまで手伝いましょうか?」
「お、ならケーキ食っていいぞ」
「ケーキですか?よろしいので?」
「これが終わったらな!……そういえば、公爵様が養子をとったらしいんだが、五歳らしいんだよな。お前と同じくらい…いや、五歳はそこまでちっこくないな。俺の勘違いか!」
「そう、ですね…」
「それじゃあ、よろしく頼む」
自分がそんなに小さいんだと少しショックを受けながらも、自分の中では精一杯の荷物を運んだ。
「助かった!ほら、約束のケーキだ」
「ありがとうございます」
目の前に出されたケーキという固形物。美味しそうなショートケーキで、でも私はそれを食べ物として認識することができないのだとフォークを持とうとした手が止まった。
それでも食べようと、フォークを手に握り、切り取り口に運んだ。
ーーーあぁ、不味い
甘いとはなに?辛いとはなに?酸っぱいは?しょっぱいは?苦いは?
見られているからこそ、精一杯の笑顔で食べ進める。
けれど、その獣人は私の心臓を射抜くように言葉を発した。
「………もしかしてだけど、お前味を感じないのか?」
どうしよう
「………よくわかりましたね、そうですよ」
「それは…大変だな」
「誰にも言わないでくださいね」
「もちろんだ、誰にも言わんさ。ただ……そうだな、味を感じないとなると健康にも問題が出てくるな」
この人が良い人で良かったと心の底から安堵した。うーんと数分悩んでいたかと思えば、何かを思い出したような口調で話しかけてきた。
「よし、ちょっとケーキ貸してくれるか?」
「え、はい」
「力を貸せ、『arrange select』」
ーーー精霊…?
その言葉を発した一瞬、精霊が目の前を舞っていることに気がついた。けれど気がついたときにはもう精霊は目の前にはいない。
「よし、これで平気なはずだ。食ってみろ」
頭にはてなを浮かべながらもその人の言うとおりに、恐る恐るケーキを口に運んだ。
じんわりと広がるなにかの味、くどくて、私は好きではなかったが、初めて感じた味には感動を隠せなかった。
「まずい……」
「甘いものは好きじゃなかったか」
「……どうやったんです?」
「どうやったって……俺の種族にも地位があってな、その家系に伝わる魔法があるだけだ。俺のは料理とかにアレンジを加えることができる。少し甘くしたいな~とか、飾りを~とかな。それでだ、お前は精霊と仲良いだろ?」
なんでわかったのだと、咄嗟に身をひく。するとその獣人は落ち着け!と声をかけ、説明をしてくれた。
「まぁ、そんな警戒するなよ。獣人も自然界で生きてきたから仲が良いんだ。精霊の匂いが引っ付いてたよ、だから精霊の料理なら食えるじゃねぇかって思ってな。精霊の食材で味をつけただけだ」
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