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本編
本心
しおりを挟む「んん…」
目を覚ますと見慣れた部屋がそこには広がっていた。
「やっと起きましたか。」
ベッドに腰掛けた春人さんの声がしてそれまでに何があったかもう一度考えてみる。
タロさんとシて、その後春人さんが来て…。
「私が怒っているの分かってますか?」
何も言えなかった。この状況下で良い返答は思いつかなかった。
寝起きで思考がまとまらない中で春人さんの冷たい表情は僕を萎縮させるには充分だった。
「なんであんな場所にいたのですか?それに、私がいながら他の人と交わるだなんて。」
本当にその通りだ。でも、春人さんは僕の親でもなんでもないんだから別に僕の好きに生きたって良いと思う。
「それの何が悪いの?僕の自由でしょ?」
「時也さんは何も分かっていない…」
「え?」
春人が小声で放った言葉は伝わらなかった。
「時也さんと、身体の関係だけで付き合いたくないからです!」
それは、春人の本心だった。
他の人に身体を許し、お金を貰って生きていた時也の生き方が春人は気に食わなかった。
だからこそ春人は情事を拒み、時也を経済的に支援する事で自立する事を望んでいた。
そんな春人の親切心を微塵も理解出来なかった時也は感情任せに言葉を放った。
「エッチの何がいけないの⁈気持ちいいんだからいいじゃん!」
何も言わない春人をいいことに時也は続けた。
「春人さんがシてくれるんだったらそれでいいのに春人さん全然シてくれないじゃん!」
「そんなにセックスが貴方にとって大事なんですか?」
静かに怒る春人の声は低く、時也は一瞬動揺したが、この関係が破綻してもいいと思った。
「仕方ないじゃん!そうやって生きてきたんだから!気持ちいいし、お金も稼げるし、一石二鳥でしょ?」
言葉で言っても伝わらないのなら、直接理解させた方が早いのかもしれない。時也さんの頭は性器でいっぱいでしょうから。
「…そうなんですね。そんなにセックスが好きなら私としましょう。」
春人は横たわる時也の上に跨り、時也の服をビリビリと破った。
明らかに様子の違う春人に時也は緊張した。
「嫌だ…いつもと違う…。」
「当たり前でしょう?貴方が他の誰かに身体を許しているのに!」
春人は時也の腕を痣が残るほど強く握り、ベッドに押し付けた。
「い、痛いっ!」
「これから貴方がだーい好きな、気持ちいいこといっぱいしてあげますからね?」
春人はチャックを下ろし、下着から興奮した性器を出し、春人の顔の前に当てがった。
「え、え?」
久しぶりに見る春人の性器は圧倒的な太さと長さを持っていた。
「貴方の大好きなこれでもう2度とセックスなんて出来ないくらい入れてあげますよ」
いつもとは違う春人を見て時也は春人から逃げようとした。
「逃げなくていいですよ。」
春人は時也の細い腰を掴み、逃げられないようにした。
「や、やめて!」
先程までの威勢の良い声とは打って変わって弱々しくなった時也も最後のチャンスを逃すまいと春人に捕まえられながら暴れるが、春人に下着を脱がされ、興奮したモノをあてがわれる。
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