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本編
嘘つきside 春人 暴力表現あり
しおりを挟むあの電話からずっと気が気でなかった。
時也さんが自分のものではないと思いつつも他の人と身体を重ねているのは許せなかった。
急いで車を回して送られて来た住所に向かった。
息を切らして部屋の前に立った。
ここに…時也さんがいる。
電話の人と身体を重ねていたらどうしよう。
呼び鈴を鳴らすが、無視を決め込まれていた。
「いるんでしょう?ここに、時也さんが!」
ドアノブをガチャガチャとすると鍵が開けられた音がした。
「春人さん…」
部屋には春人さん1人だけのようだった。
「時也さん!なんでここにいるんですか?」
少しの沈黙の後、時也が口を開いた。
「それは…春人さんがシてくれないから。」
裸のままの時也さんは股から液を垂らして、とても卑猥で…
抑えていた怒りがふつふつと湧いてきた。
「帰りますよ!」
腕を引っ張ると時也は動こうとはしなかった。
「やだ!」
時也は子供のように駄々を捏ねて春人が掴んだ腕を振り解こうとしていた。
「貴方の帰る家はここではありません!本来貴方が居ていい場所ではないでしょう?」
「やだ!タロさんと一緒にいる!」
タロさん?もしかして…その人が例の…
「今いないじゃないですか!第一、貴方お金だって持ってないことは分かってますか!」
「あるよ!お金ぐらい!」
「それは私のお金です。いいから、帰りますよ!」
時也は一度狼狽えたがそれでも動こうとはせず、春人は強硬手段に出た。
右腕を春人の首に絡ませて首を絞めた。
「ううっ…春人さん…はなしっ」
「お断りします。貴方が素直に帰ると言わないからこうなるんですよ。」
春人はそのまま時也を気絶させて家に持ち帰った。
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