とろけるハニー★ミツバくん

狗嵜ネムリ

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第17話 ミツバチとおいしいミルク

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 頭に付いた黒い耳。首に付いたリボン付きのベル。
 ハート形のニップレスに、パンツとハイソックスは牛柄。――完璧だ。

「ああぁ……」
 何度見ても溜息が出る。

「あの、この格好凄く恥ずかしいんだけど……」

 通販で買った「うしさんコスプレセット」を身にまとった蜜羽が、顔を真っ赤にさせてもじもじしている。
「大丈夫だ、凄く似合ってるよ蜜羽」
「に、似合いたくないなぁ……」

 
 俺の長年の夢だった「牛コス蜜羽とイチャイチャ」が、今まさに叶おうとしている。
 いや、やる機会は幾らでもあったのだが、これまで個人的にヒットする衣装がなかなか見つからなかったのだ。

「そのニップレスもめちゃくちゃエロくて可愛い」
 始めはこれを着るのも動揺していた蜜羽だが、俺の夢だということを熱く語って聞かせたら顔を赤くさせながら了承してくれた。

「俺、ニップレスなんて初めてだよ」
「そこには俺の夢が詰まってるんだ、気にするな」
「……気になる」



 とにかく、準備良し。
 俺はベッドの上で蜜羽に正座してもらい、膝枕で寝転がりながらうっとりと目を閉じた。

「じゃ、じゃあ行くよ?」
「おお、頼む」

 何かを覚悟したようにきゅっと目を閉じた蜜羽が、数秒して目を開け「よし」と自分に気合を入れた。

「翔也くん、その……おっぱいの時間です……」
「照れるな。役に入り込め」
「そう言われてもさあぁ……」
「恥ずかしがると、余計に恥ずかしくなるぞ」
「わ、分かったよ……」

 蜜羽が傍らに用意していたコンデンスミルクのチューブを手に取り、若干照れの残る顔で俺の頭を撫でた。

「翔也くん、俺のミルク飲みたい?」
「ああ」
「じゃあニップレスを剥がして……優しくね」

 着けたばかりで剥がすことになったが、勿体ないとは思わない。何故なら俺はこの「ニップレスを剥がす行為」を楽しみたかったからだ。

「ゆっくり、……痛くないように、……お願い」
「はは。……蜜羽の乳首出てきた。もう勃ってるぞ?」
「ぴりぴりってされるの、……あ、何かちょっと……」
「美味そう」

 蜜羽の乳首が接着面に少し引っ張られている。剥がす度に「ん、あ」と声を漏らす蜜羽が可愛くて、早く思い切り喘がせてやりたくなる。

 左側のニップレスを剥がし終えた俺は、そのまま敏感になった蜜羽の乳首にゆっくりと吸い付いた。

「あぁっ、……あ、あんっ……!」
「すっげえ、ビン勃ちの乳首エロい」
「し、翔也、ぁ……! ちょ、待っ……あぁっ」

 まだ剥がしていない右の乳首をニップレスの上からぐりぐりしつつ、口に含んだ左のそれを音を立てて舐め回す。乳首が結構な弱点でもある蜜羽は、ミルクのチューブを手にしたまま上を向いて喘いでいた。

「蜜羽、……」
「あ、……あ、ごめ、……ちょっと待って、……ふあぁ、……」
 蓋を開けたチューブの中の甘いミルクを、蜜羽がほんの少し自分の胸に垂らす。俺はピンポイントで垂れてきたミルクを舌ですくい、それと一緒に蜜羽の乳首を堪能した。

「ああすっげえ甘い。蜜羽ミルク美味しい……」
「す、吸いすぎ、……あぁっ、やっ……あ」
 舌の上で転がる乳首を存分に味わってから解放し、正座で痺れてしまった蜜羽の脚を伸ばさせベッドに寝かせる。

「全身味わってやるからな、蜜羽」
「あ、ぅ……エロい顔してる……」
「お前も」
 指先にミルクを少し絞った後、俺は片手で蜜羽の右側のニップレスを剥がしにかかった。
「ん、……や」
 そうして現れた蜜羽の可愛い右乳首に、すりすりとミルクを擦り付ける。

「や、ぁ……! 翔也っ、……あ」
「勃ってきたかな?」
「指、やっ……舐めて……!」

 あっという間に素直になってしまった蜜羽が、とろけた顔で乳首を弄る俺の手を握った。

「舐めて欲しいか?」
「ん……舐めて、いっぱい吸って……欲しい。エッチな音立てて欲しい……」
「もう少し塗った方が音も立てやすいからな」

 ミルクと蜜羽の甘い香りで、口の中が涎でいっぱいになる。

「よし、そろそろか」
「は、早く……」
「――いただきます!」

 望み通り音を立てて右の乳首にむしゃぶりつき、好きなように思い切り舐め回す。

「んあっ、あ……! き、気持ち良いっ……、もっと……!」
「蜜羽……! すっげえ甘い、超美味いよ蜜羽……!」
 ミルク味の可愛い乳首を味わいながら、時折ミルクを足してまた舌で転がす。
 満足げに喘ぎながら俺の髪に指を絡め、背中を反らしている蜜羽。彼をもっと悦ばせたくて、俺は牛柄のパンツの中に勢い良く手を突っ込んだ。

「あっ、あ……!」
「こっちもすげえ勃ってる。おっぱい舐められると興奮する?」
「す……する、気持ち良いのが、いっぱい来る……」
 根元から玉を揉みしだき、かつ乳首への愛撫も続けてやると、蜜羽がはしたなく股を開いて甲高い声を弾けさせた。

「翔也、気持ちいいっ……もっと触って、舐めて……!」
 先に我慢できなくなったのは俺の方だ。
 身を起こした俺は蜜羽のパンツを剥ぎ取り、更に大きく脚を開かせてその中心にミルクのチューブを絞った。
「あ、あ……ちんちん、冷たい……あっためて……」
「待ってろ、すぐ熱くしてやる」
 とろとろのミルクが蜜羽の先端から根元までを卑猥な動きで垂れて行く。愛らしい二つの玉にもたっぷりとミルクを垂らし、俺は涎を舌なめずりで消してから蜜羽の股間に顔を落とした。

「――あっ! あ、すご、い……!」
 根元から先端にかけて、何度も何度もペニスを舐め上げる。芯を持った蜜羽のそれは俺の舌に撫でつけられる度に腹にくっつき、舌を離す度にぷるんと押し戻ってきて可愛かった。
「蜜羽のチンポすっげえ甘い……」
「やっ、だ、だってそれは……あぁっ!」

 蜜羽は表情では恥ずかしそうにしながらもしっかりと脚を開いて、もっとして欲しいとでも言うように腰をヒクつかせている。
「しゃぶって、翔也、ぁ……!」
「先にコッチな」
「あっん、あぁ……! た、玉……気持ちい、っ……」
 一口サイズの玉をすっぽりと口に含み、ミルクを舐め取って行く。反対側も同じように綺麗にして、会陰部に垂れたミルクもついでにべろりと舐め上げてやった。

「エロい牛さんはどこもかしこもミルク味だな」
「ん、……おっぱいだけじゃないよ」
「そうだな。一番濃い味がするのは?」
「こ、ここ……」

 蜜羽が自分のペニスの根元を摘まみ、ぷるぷると上下に揺らしながら俺を誘った。

「一番美味しいとこ、ちゅうちゅうして……?」
「蜜羽、……」

 先っぽから口いっぱいに頬張ったペニスに舌を絡ませ、唾液と一緒にミルクを啜り、啄んで、卑猥な音を響かせながらしゃぶる。
「んあっ、あぁ……! それ好き……!」
「甘くて美味しいちんちん、俺も大好き」
「ふ、あぁ……!ちんちんとろける、うぅ……」
 情けなくも可愛い声で鳴く蜜羽。この喘ぎ方になったらいよいよ射精が近いという合図だ。

「翔也、もっと……気持ちいいの欲しい、……ふあっ、あ……気持ちいのして、……!」
 俺はベッドに両手を付いて体重を支え、口に含んだ蜜羽のペニスを思い切り吸い上げた。
「んあっ! ああぁっ! そ、それやば……あぁ……!」
 じゅるじゅると音をたててバキュームしてやれば、蜜羽の腰が大きく浮いた。ペニス全体が冷たい空気と一緒に吸われる感覚――俺もこれをされるのは大好きだ。

「もうイ、く……翔也にじゅるじゅるされて、イっちゃう、……あぁぁっ!」

 甘いミルク味が突然青臭い苦い味になったが、これもまた俺の好きな味だった。
「んー……」
 口の中で痙攣する蜜羽をなおも濃厚にしゃぶり、最後の一滴までを搾り取るように割れ目を強く啄む。
「ふあぁ、あ……はぁ、……」

 ぐったりとした蜜羽のペニスに仕上げのフレンチキスをして、俺は充実感に包まれながら額の汗を手の甲で拭った。

「き、気持ちよかった……」
「俺も最高のひと時だったぞ」
「でもこれ、あんまり牛のコスプレ意味ないんじゃ……」
「馬鹿、そこは雰囲気だろ。大事なのはムードだぜ」
「あはは、……やっぱ、よく分かんない……」

 眠ってしまった蜜羽の頭を撫でながら、俺は取り出したスマホで通販サイトを開いた。
「ん、……翔也……」
「やっぱニップレスとミルクは外せねえな。次はもう少しじっくり攻められるように、もっとエロいニップレスを用意しねえと……」

 ぶつぶつ言いながらサイトをスクロールさせる。
 こうして蜜羽のために商品を選んでいる時間もまた、俺にとっては最高のひと時なのだ。



 第十七話・終
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