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第2章 水の都アクアエデンと氷の城

経営方針の話し合いをしよう

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さてさて、料理人が決まりました。
まずは、クリスティーナの希望の時間停止のバック購入は最優先に宿屋と食堂の営業方針を決めるます。

「まずは、宿の金額を決めるか。1人部屋、2人部屋、4人部屋、スイートルームの金額設定。高級宿だからそれに合わせた金額設定にするか」

すでにクランハウス内を見たクリスティーナのテンションの上がりようは凄かった。
くねくねうふうふとテンション最高潮!!
それに主に巻き込まれたのはお察しの通りスイとタクだ。
その為、この話し合いが始まった今、2人はぐったりとしている。

「一人部屋1泊4万5000、2人部屋1泊3万5000、4人部屋1泊2万5000、スイートで1泊10万、でどうだ?ゲームではかなり金は稼げるしこのクオリティの部屋にクリスティーナの飯も付いてくるならまぁまぁじゃないか?」

「他よりも高めだけど、手の届かないことは無いし、何より金策はしやすいからね。いいかも。
ここならセキュリティもいいし。」

鍵もしっかりしているし、防犯システムも取り入れている。
ここは元々高級お宿だ。

「泊まりは基本的にチェックインは時間関係なし、部屋が空いてたらな。チェックアウトは一律朝の10時。それを過ぎたら自動的に2泊の金額へと変更。2泊泊まりも勿論金を取るからOKでどうだ?」

「いいな。チェックアウトしたら、クリーンすぐして次泊まれる準備。忘れ物は取り置き3日まで。それ以上たったら、そうだな、オークションにでもだすか。金は運営費」

グレンが忘れ物の話をすると、周りは忘れてたその事。
と頷き出す。

「食事はどうするー?朝は付けるとして。泊まり時間で夕食付かない人もでてくるんじゃない?」

メニュー考案も含まれるクリスティーナにとっては大事な案件。

「夕食なし希望や、夕食後のチェックインは5000引きなんてどうだ?」

「あら、じゃあかなりのコース料理並に作らないとね。じゃないと食堂と区別つかなくなるし」

「それでいいと思う、私たちにも食べさせてね!」

「もちろん!メニュー考案と試食会しないと!!」

ヤル気に満ち溢れてるクリスティーナに全員が笑ってお宿は、だいたい決まった。
ちなみに、物損はその場で弁償である。
……………………高いから高額だろうなぁ…
問題行動、違反者にはその後の利用禁止。
もちろん食堂も。
ちなみに、違反者はクラメン全員にNGをさせて入ってきたらわかるように、そして強制的退去をさせる。

「誰が退去させるの?後衛は正直力ないわよ」

セラニーチェが言い、リィンが頷く。

「そこはちょっと道具を買おうかと思ってる。」

カガリがセラニーチェを見ながらいった。
お宿と食堂に残るのは正直人数は最小限、じゃないとクエストが出来ないからだ。
その為セキュリティ用の道具を購入する。
NGにしたプレイヤーを登録すると、プレイヤー全員にあるプレイヤーコードが反応してそのプレイヤーが入ってきたら自動的にクランハウスからぶっ飛ばして出す、という荒っぽいセキュリティだ。
ちなみに、今のプレイヤーをデリートして新しくやり直してもプレイヤーコードは変わらない為、新しくしてもぶっ飛ばされる。

「どうだ?これならいけるんでないか?」

「それなら良さそうね。クラメン自体にセキュリティが掛かってるし良さそう」

よし。これで大丈夫だな。
とサクサクお宿は決定。
また何かあったらその時に決めるようにした。

「………次は食堂か?」

「メニューは一任していいか?どれが作れるかわからないし」

「いいわよん!メニュー決まって作って、みんなで試食会して決定。でどうかな?」

それを繰り返したらいいの決まりそうじゃない?
と言うクリスティーナに全員賛成。

「あとは、システム的なものだな」

「それも提案いいかしら」

クリスティーナが手を上げる

「人数が少ないから基本全てセルフサービスにしない?買うのをメモしてクラメンに渡すと番号と引き換え。
そのメモを私が預かり作って出来たら番号呼んで取りに来てもらう。」

「それなら配膳も無いから少人数でいけるな」

「クラメンは番号引き換えと、出来た食事をカウンターで受け渡し。食べ終わったのはそれぞれお客さんに下げて貰ったのを裏に持って行ってクリーンかける」

どう?これなら1人か2人で回せるかしら

「あとは、バイトを雇うのもよくないですか?」

「バイトとか、あるんですか?」

「あるんだよー、スイちゃぁぁん!」

リィンが言ったバイトに、スイは驚く。
まさかのゲーム内でバイトとは。

「プレイヤーを雇うのも有りだし、NPCを雇うのも出来るんだよー」

隣に座るタクが距離を詰めて説明する。
それを見たクリスティーナが、あん!ちーかーいー!とくねくねしていた。

「これで人員補充は何とかなるのですよー」

デオドールが新しくクリスティーナが出したタルトを食べながらいった。

「凄いですね、ゲーム内でもバイトってなんだか不思議な感じです」

「金策も出来るし人脈も増えるから結構人気なのよ」

イズナがナズナの口元を拭きながら教えると、スイは何度も頷いた。
たしかに、ここでバイトをしてフェアリーロードとの繋がりが出来るならやりたい人も出て来るのではないだろうか。

「あとは、お宿に残る人数、食堂の人数、雇い入れも含めてを決めて装飾、花とかを用意すれば形になるんじゃないかな」

セラニーチェが楽しみにしているのかワクワクしているのがわかる。
その様子にみんなが笑った時だった。






[やぁやぁ!プレイヤーの諸君。みんな楽しくゲームをしているかい?]








響き渡った少年の声にフェアリーロードのみんなは話を中断した。
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