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第41話 お昼はわいわい
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「しかも田んぼの中では、お掃除ロボットのようにうろうろと動いてデータを取ることは出来ませんね。そこはドローンとの組み合わせになりますか。画像認識でどこまで複雑な動きを解決できるかってところになりますね」
「そうだね。俯瞰図があれば少しは簡単かもしれない。しかし、実際に田んぼに出てみるとこれがびっくりするくらいに複雑なんだよなあ」
「アメリカと違って、一人の人が大きな面積を受け持っているわけではないからですね」
「うん」
そんな感じで、しばらくは二人の話し合いが続いた。和哉と悠人はそれを黙って聞いていたが、いい勉強になった。議論の進め方、問題点の見つけ方など、トップレベルの二人の話し合いには無駄がなく、しかも横で聞いているだけでもわくわくさせられるものだった。
和哉は適宜ノートパソコンでメモを取っていて、後で研究支援をどうするかという部分で今の話し合いを活用するようだった。すでに何か浮かんだのか、顔にはやる気が満ち溢れている。
「先生。そろそろお昼ですよ」
しばらくして仁美がストップを掛けにやって来た。止めないと延々と喋り続けているのだろうなと、悠人も聞いていただけなのに時間を忘れていたので苦笑してしまう。来たのは十時くらいだったというのに、あっという間に十二時を回っていた。
「つい熱中してしまった。お昼はどうする。何か買いに行こうか」
「あっ、大丈夫です。差し入れを預かって来ました」
学生もいると教えたところ多めに沙希が用意してくれていたから、大学院生二人を含めて食べても余るはずだ。それ伝えると仁美と憲明がやったと素直に喜んだ。コンビニ弁当やスーパーのお惣菜ばかりで、その味に飽きていたのだという。
「じゃあ、車から取って来ますよ。大丈夫、クーラーボックスに入れてあるから腐ってないよ。食中毒の心配もありません」
和哉がちゃっかり車にあったクーラーボックスに昼食を入れてくれていたのだ。おかげで冷蔵庫がなかったらどうするかという問題もクリアされていた。
「ここって電子レンジありますか」
悠人が確認すると、久遠がもちろんと頷いた。それがないと不便だからと、他の物を用意するよりも先に導入していたという。これで持ってきた料理は温かいご飯として食べられそうだ。クーラーボックスごとここに運んで来れば総て済むだろう。
「どこで食べますか。というよりレンジはどこですか」
「ああ、そうだな。じゃあ、家庭科室で昼ご飯だな。ガスコンロがあそこにあるから、家庭科室に設置したんだよ」
「そこは以前の学校のままなんですね」
「それが一番だよ。下手に配置を変えようとするとガスが問題になるんだ」
「なるほど。でも、なんか変な感じですけどね」
「まあね」
そんなことを久遠たちとワイワイ言いつつ、昼ご飯のために家庭科室へと移動となった。しかもそこはすでに何度も久遠が利用しているために、この校舎の中で盛大に散らかっていて生活感のある場所になっていた。
「ガスコンロもあるし、いいよねって思うけど、自炊するのが面倒になるんだよね。ついついスーパーのお惣菜とかコンビニのお弁当を食べちゃうんだよ」
「ああ。でしょうね」
片隅にあるごみ袋には、大量の弁当の空容器やカップ麺の空容器があり、ガスコンロの周りは料理をした形跡はなかった。大学院生たちもコンビニ弁当だというし、久遠自身も沙希が目撃した時にスーパーで弁当を買っていた。そちらが便利だとなってしまったのだろう。普段から料理する習慣がないと、そちらの誘惑に負けてしまうのは仕方がない。
「うわ、デザートにケーキまである」
早速クーラーボックスを開けた仁美が、サツマイモで作ったケーキを見つけて喜んだ。勉強するならば糖分も必要と、沙希が入れてくれたものだった。サツマイモをふんだんに使ったケーキは甘さが十分で美味しかったが、今日はホイップクリームのトッピングまで付いていた。
「まさか手伝いに来て、こんな豪華な昼食にありつけるとはラッキー」
憲明も久々に手作りだと、取り出した煮物やおにぎり、炒め物なんかに大満足そうな顔をしている。差し入れ効果が凄い。普段、どんなものを食べているのか心配になるレベルだ。ここに来ていない時は普通のご飯を食べているのではないのか。
「甘いな。独り暮らしをするとすぐに手作りのありがたみが解るようになる。と同時に、カップ麺や冷凍食品が発達していてよかったとも思うようになるな。作るって本当に面倒だよ。特に一人前は難しいんだ」
「はあ、なるほど」
呆れた目で見ていたら、憲明に真面目な顔で諭された。なるほど、これは大学に入ったら解ることの一つらしい。しかし、一人前って難しいのだろうか。それって作り過ぎるということだろうか。
「そうそう。それに初めのうちは実家に住んでいても、最終的に大学の近くに引っ越す羽目になるのよ。通うのが面倒になるんだから。そうなるとますますカップ麺とお友達になるわよ」
さらに仁美までそんなことを力説する。ううむ、大学院生も色々と大変そうだ。そんな先輩たちの苦労話を聞きつつ、悠人は手早くあれこれと温めて行った。その手際の良さを仁美に褒められる。
「谷原さんの言ったとおりね。即戦力だわ。しかも料理できる感じがする」
「ははっ。まあ、簡単なものしか無理ですけど」
「いいわね。料理できる男はモテるわよ」
仁美はうんうんとそんなことまで言う。すると、横で聞いていた憲明と和臣が肩を竦めるのが見えた。二人は料理が苦手だということか。
「いただきます」
こうして手早く準備が進み、和哉がさっと片づけてくれたテーブルを使ってご飯がスタートした。久遠の呑気な号令が出ると同時に、憲明と仁美の箸が勢いよく動く。その食べっぷりは素晴らしかった。
「おいしい。新井さん、いつもこんなおいしいものを食べてるんですか。羨ましい」
「ええ、まあ、家に居る時は」
「とはいえこいつ、小食なんでね。皆さんの半分くらいしか食べないんですよ。羨ましがっても理解できないって顔してるでしょ」
「ええっ、勿体ない。ああでも、だからそれだけスマートなのね。羨ましいお腹周りだわ。っていうか細すぎでしょ」
和哉の注釈に、仁美はもっと食べなさいよと早速詰る。確かに凄い小食で、今もおにぎり一個でいいという感じだ。しかし、その割にはやせ細っている印象はない。一体どういうカロリーの収支になっているのか。悠人は改めて和臣の体型をしげしげと観察してしまった。
「一体何で生命活動を維持してるのって疑問になるね」
「ああ。それはチョコとかせんべいは食べるからな。脳みそを動かすにはどうしても糖分が必要だし」
「その間食が食べられない原因なのでは」
「そうよ。間食止めてちゃんと食べないと」
悠人の指摘に、仁美もそう言って援護射撃をする。その仁美はというと、すでにデザートのサツマイモケーキに入っていた。
「そうだね。俯瞰図があれば少しは簡単かもしれない。しかし、実際に田んぼに出てみるとこれがびっくりするくらいに複雑なんだよなあ」
「アメリカと違って、一人の人が大きな面積を受け持っているわけではないからですね」
「うん」
そんな感じで、しばらくは二人の話し合いが続いた。和哉と悠人はそれを黙って聞いていたが、いい勉強になった。議論の進め方、問題点の見つけ方など、トップレベルの二人の話し合いには無駄がなく、しかも横で聞いているだけでもわくわくさせられるものだった。
和哉は適宜ノートパソコンでメモを取っていて、後で研究支援をどうするかという部分で今の話し合いを活用するようだった。すでに何か浮かんだのか、顔にはやる気が満ち溢れている。
「先生。そろそろお昼ですよ」
しばらくして仁美がストップを掛けにやって来た。止めないと延々と喋り続けているのだろうなと、悠人も聞いていただけなのに時間を忘れていたので苦笑してしまう。来たのは十時くらいだったというのに、あっという間に十二時を回っていた。
「つい熱中してしまった。お昼はどうする。何か買いに行こうか」
「あっ、大丈夫です。差し入れを預かって来ました」
学生もいると教えたところ多めに沙希が用意してくれていたから、大学院生二人を含めて食べても余るはずだ。それ伝えると仁美と憲明がやったと素直に喜んだ。コンビニ弁当やスーパーのお惣菜ばかりで、その味に飽きていたのだという。
「じゃあ、車から取って来ますよ。大丈夫、クーラーボックスに入れてあるから腐ってないよ。食中毒の心配もありません」
和哉がちゃっかり車にあったクーラーボックスに昼食を入れてくれていたのだ。おかげで冷蔵庫がなかったらどうするかという問題もクリアされていた。
「ここって電子レンジありますか」
悠人が確認すると、久遠がもちろんと頷いた。それがないと不便だからと、他の物を用意するよりも先に導入していたという。これで持ってきた料理は温かいご飯として食べられそうだ。クーラーボックスごとここに運んで来れば総て済むだろう。
「どこで食べますか。というよりレンジはどこですか」
「ああ、そうだな。じゃあ、家庭科室で昼ご飯だな。ガスコンロがあそこにあるから、家庭科室に設置したんだよ」
「そこは以前の学校のままなんですね」
「それが一番だよ。下手に配置を変えようとするとガスが問題になるんだ」
「なるほど。でも、なんか変な感じですけどね」
「まあね」
そんなことを久遠たちとワイワイ言いつつ、昼ご飯のために家庭科室へと移動となった。しかもそこはすでに何度も久遠が利用しているために、この校舎の中で盛大に散らかっていて生活感のある場所になっていた。
「ガスコンロもあるし、いいよねって思うけど、自炊するのが面倒になるんだよね。ついついスーパーのお惣菜とかコンビニのお弁当を食べちゃうんだよ」
「ああ。でしょうね」
片隅にあるごみ袋には、大量の弁当の空容器やカップ麺の空容器があり、ガスコンロの周りは料理をした形跡はなかった。大学院生たちもコンビニ弁当だというし、久遠自身も沙希が目撃した時にスーパーで弁当を買っていた。そちらが便利だとなってしまったのだろう。普段から料理する習慣がないと、そちらの誘惑に負けてしまうのは仕方がない。
「うわ、デザートにケーキまである」
早速クーラーボックスを開けた仁美が、サツマイモで作ったケーキを見つけて喜んだ。勉強するならば糖分も必要と、沙希が入れてくれたものだった。サツマイモをふんだんに使ったケーキは甘さが十分で美味しかったが、今日はホイップクリームのトッピングまで付いていた。
「まさか手伝いに来て、こんな豪華な昼食にありつけるとはラッキー」
憲明も久々に手作りだと、取り出した煮物やおにぎり、炒め物なんかに大満足そうな顔をしている。差し入れ効果が凄い。普段、どんなものを食べているのか心配になるレベルだ。ここに来ていない時は普通のご飯を食べているのではないのか。
「甘いな。独り暮らしをするとすぐに手作りのありがたみが解るようになる。と同時に、カップ麺や冷凍食品が発達していてよかったとも思うようになるな。作るって本当に面倒だよ。特に一人前は難しいんだ」
「はあ、なるほど」
呆れた目で見ていたら、憲明に真面目な顔で諭された。なるほど、これは大学に入ったら解ることの一つらしい。しかし、一人前って難しいのだろうか。それって作り過ぎるということだろうか。
「そうそう。それに初めのうちは実家に住んでいても、最終的に大学の近くに引っ越す羽目になるのよ。通うのが面倒になるんだから。そうなるとますますカップ麺とお友達になるわよ」
さらに仁美までそんなことを力説する。ううむ、大学院生も色々と大変そうだ。そんな先輩たちの苦労話を聞きつつ、悠人は手早くあれこれと温めて行った。その手際の良さを仁美に褒められる。
「谷原さんの言ったとおりね。即戦力だわ。しかも料理できる感じがする」
「ははっ。まあ、簡単なものしか無理ですけど」
「いいわね。料理できる男はモテるわよ」
仁美はうんうんとそんなことまで言う。すると、横で聞いていた憲明と和臣が肩を竦めるのが見えた。二人は料理が苦手だということか。
「いただきます」
こうして手早く準備が進み、和哉がさっと片づけてくれたテーブルを使ってご飯がスタートした。久遠の呑気な号令が出ると同時に、憲明と仁美の箸が勢いよく動く。その食べっぷりは素晴らしかった。
「おいしい。新井さん、いつもこんなおいしいものを食べてるんですか。羨ましい」
「ええ、まあ、家に居る時は」
「とはいえこいつ、小食なんでね。皆さんの半分くらいしか食べないんですよ。羨ましがっても理解できないって顔してるでしょ」
「ええっ、勿体ない。ああでも、だからそれだけスマートなのね。羨ましいお腹周りだわ。っていうか細すぎでしょ」
和哉の注釈に、仁美はもっと食べなさいよと早速詰る。確かに凄い小食で、今もおにぎり一個でいいという感じだ。しかし、その割にはやせ細っている印象はない。一体どういうカロリーの収支になっているのか。悠人は改めて和臣の体型をしげしげと観察してしまった。
「一体何で生命活動を維持してるのって疑問になるね」
「ああ。それはチョコとかせんべいは食べるからな。脳みそを動かすにはどうしても糖分が必要だし」
「その間食が食べられない原因なのでは」
「そうよ。間食止めてちゃんと食べないと」
悠人の指摘に、仁美もそう言って援護射撃をする。その仁美はというと、すでにデザートのサツマイモケーキに入っていた。
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