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第三章 森の薬師編
52 神薬革命
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ニイナの家にはベッドが一つしかない。しかも、狭くてもう一つ寝具を追加する余裕もなかった。だからマナはニイナと一緒に寝る以外になかった。ベッドは王宮や学園のものとは比べようもなく粗末だが、それでもマナが異世界に来てから一番心が安らぐ就寝になった。
ベッドの中でメラメラを抱きながら、背中にはニイナの温もりを感じる。そうしていると幼い頃に母親と一緒に寝た記憶が蘇ってくる。こんな温もりを得られることは、もう二度とないと思っていた。
マナはまだ薄暗いうちに起き出して、食事の準備をしようとした。薪のある場所は見つけたが、火のつけ方が分からない。文明の利器に慣れた少女が火打石など使えるはずもない。料理を作ると言った手前、いきなりの躓きにため息が出る。
マナが困っていると、すぐにニイナが起きて来て言った。
「火を付けるのには着火薬を使え。あと、炎霊石はいきなり火が出るから気を付けろ」
ニイナが小瓶に入った水薬を少量、薪にかける。
「これはほんの少しだ。アルコールなんて目じゃない威力だからな。それと」
今度は燃えているように真っ赤な二つの石を持つ。
「炎霊石は火の出る石だ。間違っても自分の方に向けて打つなよ、髪が燃えるくらいじゃ済まないからな」
ニイナが薪に向かって石を打つと、いきなり炎が吹き出して一気に燃え上がった。
「すごい! 以外と簡単なんですね」
思ってもみない点火にマナは感動した。文明の利器とまではいかないが、ニイナの使っている道具はそれに近いものがある。
「並みの家は火打石だし着火薬もないから、もっとずっと時間がかかるぞ。わたしは薬師だからな、こういう変わった道具を持ってるんだ」
「そうなんですね。この火が出る石とか凄いですもんね」
「火霊石はこの二つで小さな家くらいは建つな」
さらりととんでもない事を言うニイナに、マナは絶句した。ニイナはそんな高価な代物を、その辺に無造作に転がしていた。
それから一刻ほどで朝食。マナの作った料理は、昨日のニイナの料理と比べると宝石のように輝いていた。パンもふっくら焼けているし、瑞々しいグリーンサラダが目に爽やか、昨日の残りのローストビーフはリサイクルされてシチューに変わっていた。
「おおっ! お前、料理うまいんだなぁ」
「向こうの世界でずっと家事やってましたから」
メラメラが料理の匂いに釣られて起きてきたところで食事になった。よほどマナの作った料理は美味しいらしく、ニイナもメラメラも無言で食べていた。
「食べたなぁ。久しぶりにうまい朝飯を食った」
「ふぅ~」
ニイナもメラメラもご満悦である。マナは自分の作った料理をおいしく食べてもらえて、他人に感謝してもらえるのが、こんなにも嬉しい事だと初めて知った。
「お茶くらいは、お姉さんが淹れてあげよう」
そうしてニイナが出してきたのは緑茶であった。
「へぇ、こっちの世界にも緑茶ってあるんですね」
「この緑のお茶は珍しいんだ。お茶を専門に扱ってる商人からでないと手に入らん。高いだけあって、紅茶よりもずっと体にいいんだぞ」
ニイナの家は狭くてぼろいのに、やたらと高い石や高級なお茶なんかがあって妙な所だった。
ニイナは仕事をしているわけではないのか、お茶を飲みながらまったりしていた。マナも一緒にそうしていると、母と一緒に過ごした安らぎの時を思い出す。やがてメラメラがマナの膝の上でうとうとし始めた。その時にマナは、唐突に王妃シェルリの事を思い出した。
「ニイナさんって、王妃様と長く一緒にいたんですか?」
「う~ん、そうだなぁ。あいつが薬学院に通っている時はずっと一緒に住んでたな。あと、神薬革命の時も一緒だった」
「あの、わたし王妃様に聞きそびれた事があって」
「なんだ?」
「今言った神薬革命の事なんですけど……」
「聞きたいのか?」
マナが控えめに頷くと、ニイナが腕を組んで言った。
「少し長くなるけど、いいか?」
「はい、お願いします」
「まあ、一言でいうとクズな宰相のせいで、この国が滅茶苦茶になったんだ」
ニイナは顎に手をやると、それまでのおどけた感じが消えて真剣な面持ちになって話した。
「余りにも悲惨だった、余りにも卑劣だった。本当に恐ろしい敵は病ではなく権力だった。たった14歳の少女だったシェルリは、それに立ち向かっていったんだ」
事の起こりは恐ろしい流行り病だ。墳血症と呼ばれたその病気は、その名の通り最後に体の各所から血を噴いて死ぬ。ロディスにいる多くの人間が成す術もなく悲惨な死を遂げた。誰もが絶望したその時代に、一人の救世主が現れたんだ。
救世主の名はアリア・フェローナ、場末の薬師だった。彼女はいち早く流行り病の特効薬を作り、人々を救っていった。
それを快く思わない者があった。当時の宰相ディオロス・ミク・ロディス、前国王の弟に当たる男だ。ディオロスは既に流行り病にかかっていた兄を亡き者にしたかった。そうすれば阿呆の王子を傀儡にして権力を掌握できるからだ。病で王が無くなるのであれば仕方なし、ディオロスにとっては千載一遇のチャンスだ。
だから、アリア先生と特効薬を潰しにかかった。いわれのない罪で先生を捕らえ、薬王局と結託して特効薬を人体に害をなす違法薬と認定して作れないようにした。
だが、アリア先生の娘であるシェルリは無事に逃げ出し、阿呆と言われていたエリオ王子に出会った。実は王子は、毒殺された前王妃の言いつけで阿呆のふりをしているだけだった。その王子からシェルリは託されたんだ、特効薬を作って人々を助けてほしいと。
そこからシェルリの戦いが始まった。あいつは旅の途中で、このわたし、ニイナ・エインと出会って、そこから特効薬作りは勢いに乗った。同時に権力の弾圧も激しくなった。特効薬で多くの人間を救えたが、わたし達の為に権力に立ち向かって命を落とした人間もいた。爺さんもその中の一人だ。
革命はロディスの町で起こった。恐ろしい病に晒され追い詰められた人々の怒りは頂点に達していた。そして、シェルリの行動が切欠で、それが爆発したんだ。暴動を起こした民衆を扇動したのは、ヴァーミリオンの令嬢ルーテシアだ。彼女は民衆と共に宰相ディオロスを追い詰め、その身に傷を負った。
シェルリは城で捕らえられていたアリア先生に再開するが、ディオロスに命を取られそうになる。その時にエリオ王子が出てきて、ディオロスをうまく嵌めて捕らえたんだ。ディオロスは王子を阿呆だと思っていたからボロを出したわけだ。
「んで、その時の縁でエリオ王子、今は陛下だな、とシェルリが結婚したわけだ」
想像を絶する物語に、マナは言葉が見つからなかった。
「…………王妃様って、普通の女の子だったんですか?」
しばらくたって出た言葉がこれだった。
「そうだよ、薬屋の女の子だ。マナと同じ平民だな」
マナはこれで、王妃に妙な親しみを感じた理由が分かった。
「その後は平和になったんですよね?」
「いいや、馬鹿宰相のせいで流行り病への対応が遅れに遅れて、この国に深い傷跡を残した。あれから十数年経つが、まだ復旧できてない町があるくらいだ。それと宰相という職も抹消された。それくらい馬鹿宰相のしでかした事は最悪だったのさ」
「王妃様、本当にご苦労されてるんですね……」
「そうだな、あいつは頑張りすぎるからちょっと心配だ。わたしみたいに、適当に力を抜いてやればいいのにな」
それからニイナは、両腕を上げて体を伸ばして腹をさすった。
「マナよ、腹が減ったなぁ」
「あ、はい、何か作りますね」
午前中は会話だけでゆったりと過ごした。マナにとって、こんなに気の安まる時間は久しぶりだった。
ベッドの中でメラメラを抱きながら、背中にはニイナの温もりを感じる。そうしていると幼い頃に母親と一緒に寝た記憶が蘇ってくる。こんな温もりを得られることは、もう二度とないと思っていた。
マナはまだ薄暗いうちに起き出して、食事の準備をしようとした。薪のある場所は見つけたが、火のつけ方が分からない。文明の利器に慣れた少女が火打石など使えるはずもない。料理を作ると言った手前、いきなりの躓きにため息が出る。
マナが困っていると、すぐにニイナが起きて来て言った。
「火を付けるのには着火薬を使え。あと、炎霊石はいきなり火が出るから気を付けろ」
ニイナが小瓶に入った水薬を少量、薪にかける。
「これはほんの少しだ。アルコールなんて目じゃない威力だからな。それと」
今度は燃えているように真っ赤な二つの石を持つ。
「炎霊石は火の出る石だ。間違っても自分の方に向けて打つなよ、髪が燃えるくらいじゃ済まないからな」
ニイナが薪に向かって石を打つと、いきなり炎が吹き出して一気に燃え上がった。
「すごい! 以外と簡単なんですね」
思ってもみない点火にマナは感動した。文明の利器とまではいかないが、ニイナの使っている道具はそれに近いものがある。
「並みの家は火打石だし着火薬もないから、もっとずっと時間がかかるぞ。わたしは薬師だからな、こういう変わった道具を持ってるんだ」
「そうなんですね。この火が出る石とか凄いですもんね」
「火霊石はこの二つで小さな家くらいは建つな」
さらりととんでもない事を言うニイナに、マナは絶句した。ニイナはそんな高価な代物を、その辺に無造作に転がしていた。
それから一刻ほどで朝食。マナの作った料理は、昨日のニイナの料理と比べると宝石のように輝いていた。パンもふっくら焼けているし、瑞々しいグリーンサラダが目に爽やか、昨日の残りのローストビーフはリサイクルされてシチューに変わっていた。
「おおっ! お前、料理うまいんだなぁ」
「向こうの世界でずっと家事やってましたから」
メラメラが料理の匂いに釣られて起きてきたところで食事になった。よほどマナの作った料理は美味しいらしく、ニイナもメラメラも無言で食べていた。
「食べたなぁ。久しぶりにうまい朝飯を食った」
「ふぅ~」
ニイナもメラメラもご満悦である。マナは自分の作った料理をおいしく食べてもらえて、他人に感謝してもらえるのが、こんなにも嬉しい事だと初めて知った。
「お茶くらいは、お姉さんが淹れてあげよう」
そうしてニイナが出してきたのは緑茶であった。
「へぇ、こっちの世界にも緑茶ってあるんですね」
「この緑のお茶は珍しいんだ。お茶を専門に扱ってる商人からでないと手に入らん。高いだけあって、紅茶よりもずっと体にいいんだぞ」
ニイナの家は狭くてぼろいのに、やたらと高い石や高級なお茶なんかがあって妙な所だった。
ニイナは仕事をしているわけではないのか、お茶を飲みながらまったりしていた。マナも一緒にそうしていると、母と一緒に過ごした安らぎの時を思い出す。やがてメラメラがマナの膝の上でうとうとし始めた。その時にマナは、唐突に王妃シェルリの事を思い出した。
「ニイナさんって、王妃様と長く一緒にいたんですか?」
「う~ん、そうだなぁ。あいつが薬学院に通っている時はずっと一緒に住んでたな。あと、神薬革命の時も一緒だった」
「あの、わたし王妃様に聞きそびれた事があって」
「なんだ?」
「今言った神薬革命の事なんですけど……」
「聞きたいのか?」
マナが控えめに頷くと、ニイナが腕を組んで言った。
「少し長くなるけど、いいか?」
「はい、お願いします」
「まあ、一言でいうとクズな宰相のせいで、この国が滅茶苦茶になったんだ」
ニイナは顎に手をやると、それまでのおどけた感じが消えて真剣な面持ちになって話した。
「余りにも悲惨だった、余りにも卑劣だった。本当に恐ろしい敵は病ではなく権力だった。たった14歳の少女だったシェルリは、それに立ち向かっていったんだ」
事の起こりは恐ろしい流行り病だ。墳血症と呼ばれたその病気は、その名の通り最後に体の各所から血を噴いて死ぬ。ロディスにいる多くの人間が成す術もなく悲惨な死を遂げた。誰もが絶望したその時代に、一人の救世主が現れたんだ。
救世主の名はアリア・フェローナ、場末の薬師だった。彼女はいち早く流行り病の特効薬を作り、人々を救っていった。
それを快く思わない者があった。当時の宰相ディオロス・ミク・ロディス、前国王の弟に当たる男だ。ディオロスは既に流行り病にかかっていた兄を亡き者にしたかった。そうすれば阿呆の王子を傀儡にして権力を掌握できるからだ。病で王が無くなるのであれば仕方なし、ディオロスにとっては千載一遇のチャンスだ。
だから、アリア先生と特効薬を潰しにかかった。いわれのない罪で先生を捕らえ、薬王局と結託して特効薬を人体に害をなす違法薬と認定して作れないようにした。
だが、アリア先生の娘であるシェルリは無事に逃げ出し、阿呆と言われていたエリオ王子に出会った。実は王子は、毒殺された前王妃の言いつけで阿呆のふりをしているだけだった。その王子からシェルリは託されたんだ、特効薬を作って人々を助けてほしいと。
そこからシェルリの戦いが始まった。あいつは旅の途中で、このわたし、ニイナ・エインと出会って、そこから特効薬作りは勢いに乗った。同時に権力の弾圧も激しくなった。特効薬で多くの人間を救えたが、わたし達の為に権力に立ち向かって命を落とした人間もいた。爺さんもその中の一人だ。
革命はロディスの町で起こった。恐ろしい病に晒され追い詰められた人々の怒りは頂点に達していた。そして、シェルリの行動が切欠で、それが爆発したんだ。暴動を起こした民衆を扇動したのは、ヴァーミリオンの令嬢ルーテシアだ。彼女は民衆と共に宰相ディオロスを追い詰め、その身に傷を負った。
シェルリは城で捕らえられていたアリア先生に再開するが、ディオロスに命を取られそうになる。その時にエリオ王子が出てきて、ディオロスをうまく嵌めて捕らえたんだ。ディオロスは王子を阿呆だと思っていたからボロを出したわけだ。
「んで、その時の縁でエリオ王子、今は陛下だな、とシェルリが結婚したわけだ」
想像を絶する物語に、マナは言葉が見つからなかった。
「…………王妃様って、普通の女の子だったんですか?」
しばらくたって出た言葉がこれだった。
「そうだよ、薬屋の女の子だ。マナと同じ平民だな」
マナはこれで、王妃に妙な親しみを感じた理由が分かった。
「その後は平和になったんですよね?」
「いいや、馬鹿宰相のせいで流行り病への対応が遅れに遅れて、この国に深い傷跡を残した。あれから十数年経つが、まだ復旧できてない町があるくらいだ。それと宰相という職も抹消された。それくらい馬鹿宰相のしでかした事は最悪だったのさ」
「王妃様、本当にご苦労されてるんですね……」
「そうだな、あいつは頑張りすぎるからちょっと心配だ。わたしみたいに、適当に力を抜いてやればいいのにな」
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