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伝えたい想い(有栖視点)
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自分の気持ちに気付いてから、遊紗と上手く付き合えなくなった。
どうしても意識し過ぎてしまって、目が合いそうになるとついつい目を逸らしてしまったり、何を話せばよいか分からなくなったりしてしまうのだ。
この気持ちをすぐに伝えようと思ったのに、いざ伝えようとするとなかなか切り出せない。
遊紗はそんな事しないとわかっているけれど、気持ち悪がられたり拒絶されるのが怖いのだ。
伝えずにいればこのままの関係を維持できたものを、伝えたせいでダメになってしまうのが怖いのだ。
どうやって切り出そうか。
そう考え始めてから3日もすぎてしまった。
結局、自室に呼んで正面からしっかり伝えることにした。
もう当たって砕けろだ。
そう言い聞かせて、遊紗のアーモンド型の瞳を見つめて、静かに切り出す。
「俺はどうやらお前のことが好きみたいだ」
それを聞いた遊紗は混乱しているようだった。
それはそうだろう。俺だって混乱している。
恋愛的な意味かと聞かれたので、そうだと答えた。
しばらく悩んでいた遊紗は、そっと顔を上げて言った。
「気持ちは嬉しいんだけど」
その言葉を聞いた途端、後頭部を殴られたような衝撃とショックが体を襲った。
気持ちは嬉しいんだけど? ……その後に続く言葉なんて1つしかない。
聞きたくないと思いながらも、鼓動は早鐘のように打って言葉の続きを待っている。
「付き合うことは出来ないんだ」
……ああ、聞いてしまった。決定的な断り文句を。
でも分かってたことじゃないか。男からの告白なんて、気持ち悪いに決まっている。これでOKされるなんて都合のいい話、ないって分かってたじゃないか。
そう、分かってたんだ。
それなのに、全身から血の気が引いて、心臓は壊れそうなくらい早く打って、手足は冷たくなって痺れてきた。
心のどこかでは、遊紗が受け入れてくれると信じ込んでいたのかもしれない。
「……俺に何か落ち度があるなら言ってくれたら直すが」
そんな悪あがきのような言葉も勝手に口をついて出た。
当然遊紗は首を振った。しかし、聞こえたのは予想外の言葉だった。
「有栖に落ち度なんてないよ」
…………ならば何がダメなのか。やはり男だからだろうか。
どうしてなのか理由が聞きたかった。
「俺は嫌いか?」
これもまた首を振られた。
「ううん。むしろ好きだよ」
「なら、なんで」
「僕は、人を愛したことがないんだ」
みっともなく食い下がろうとする俺に、遊紗は真っ直ぐそう言った。
「…………え?」
「人を好きになったことがないの。好きっていう感情も分からない。付き合うってことは、そういうこともいずれするってことでしょ? でも、僕はそういうことは出来ない。相手が女性であってもね。だからね、有栖のせいじゃないんだ。有栖が男だからとか、有栖がダメだからとかじゃなくて、僕の問題」
人を好きになったことがない?
そんな人が存在するのか?
そんなの全く知らなかった。
まあ、ありうるか。
男が好きな男がいて、女が好きな女がいて、どっちも好きになれる人や体と心の性別が違う人がいる。
それなら、人を好きになれない人がいたっておかしくはない。
…………まさか遊紗がそうだとは思わなかったが。
「なら、好きになってくれなくてもいい。友達感覚でいてくれてもいい。そういうこともしなくていい。だから、付き合ってくれないか」
遊紗は少し悲しそうな顔をした。
「そうしたいのは山々なんだ……。有栖のそんな顔、見たくないし。だけど、出来ない」
「何故だ」
「有栖に幸せになって欲しいから。……有栖がどれだけ僕のことを好きになってくれても、僕はそれに応えてあげられない。有栖に貰った気持ちを返せない。そういう欲求も叶えてあげられない。そんな僕といるより、ちゃんと気持ちを返してくれる相手といた方が絶対幸せだって思うから。だから僕は付き合えない」
…………幸せになって欲しいだと?
遊紗以外の相手と?
冗談じゃない。遊紗じゃなきゃ何の意味も無い。何でそれが分からないのか。
俺は悲しみを通り越して怒りさえ湧いてきた。
ああ、そうか。
人を好きになったことがないというのは本当のことなんだ。
だから俺の気持ちが分からない。俺は遊紗のことが好きで、それは他の人間では代用出来ないということも、きっと分からないんだ。
だから、「他の人と幸せになれ」だなんて残酷なことが言えるのだ。
「……遊紗、お前が俺の事を思ってそう言っているのは分かっている。だが、正直言うと余計なお世話だ。俺はお前以外を好きになったことはないし、お前が初恋だ。今後好きになることもない。…………さっきから言ってるだろう、好きになってくれなくてもいいから一緒にいて欲しいって。何度も言わせるな」
「…………怒らせてごめん。でも、本当の本当に僕でいいの? 後悔しない? 有栖の時間、無駄にならない?」
「ならねえよ。お前がいい。お前じゃなきゃ嫌だ。お前以外とは付き合いたくない」
「…………僕は好きになれないのに、気持ちを返してあげられないのに、欲求も満たしてあげられないのに、それでもいいの?」
「いい加減執拗いぞ。いいって言ってる」
思わず声を荒らげた俺を、遊紗は黙って見つめてきた。ほんの少し下を向いて、それからもう一度こちらを見る。
「分かった。そんなに言ってくれるなら、有栖の気持ちに応えたい。正直なところ、どういう風に付き合えばいいのか全然分からないけど、僕も有栖を幸せに出来るように頑張るね」
決意したようにそう言って、それから静かに微笑む。
「こんな僕を好きになってくれて、ありがとう」
不意打ちの笑顔と、告白を受け入れてくれたことで胸がいっぱいになって、俺は遊紗を思いっきり抱きしめてしまった。
「わっ」
遊紗は驚きながらもされるがままになってくれる。
しばらく抱きついたままになっていると、遊紗の腕が遠慮がちに俺の背中に回ってきて、そっと抱き締め返してくれる。
それが嬉しくて、可愛くて、つい力を込めそうになって慌てて抑えた。こんな細い体だ、折れたりしたら悲劇どころではない。
「ねえ、有栖」
俺の腕の中からひょこっと顔を出して、遊紗が聞いてくる。
「何だ?」
「付き合うと、今までと何が変わるの?」
「…………大まかには変わらないが、その、こういう風に抱き着いたりはよくすることになると思う。お前が大丈夫なら、き、キスくらいはするかもしれないが」
「…………うーん、キスはちょっと…………代わりに膝枕とかなら」
「そ、そうか」
キス出来ないのは残念だが、膝枕も悪くない。
想像しただけで心が暖かくなる。
1度断られたが、それでも勇気を出して気持ちを伝えて良かった。
恋心を抱いて貰えなくてもいい。ただ、俺の気持ちを知った上で一緒にいて欲しかった。
好きになってくれなくても。俺と付き合って良かった、って、思わせてやれたらいいな。
いや、絶対思わせてやる。
――――――――――――†
(端書き)
昨日の作品、タイトルが思い付かなかったので適当に「分からない」とつけておいたら、そのまま変えるの忘れて投稿してしまいました。
すみません。
直しておきました。
どうしても意識し過ぎてしまって、目が合いそうになるとついつい目を逸らしてしまったり、何を話せばよいか分からなくなったりしてしまうのだ。
この気持ちをすぐに伝えようと思ったのに、いざ伝えようとするとなかなか切り出せない。
遊紗はそんな事しないとわかっているけれど、気持ち悪がられたり拒絶されるのが怖いのだ。
伝えずにいればこのままの関係を維持できたものを、伝えたせいでダメになってしまうのが怖いのだ。
どうやって切り出そうか。
そう考え始めてから3日もすぎてしまった。
結局、自室に呼んで正面からしっかり伝えることにした。
もう当たって砕けろだ。
そう言い聞かせて、遊紗のアーモンド型の瞳を見つめて、静かに切り出す。
「俺はどうやらお前のことが好きみたいだ」
それを聞いた遊紗は混乱しているようだった。
それはそうだろう。俺だって混乱している。
恋愛的な意味かと聞かれたので、そうだと答えた。
しばらく悩んでいた遊紗は、そっと顔を上げて言った。
「気持ちは嬉しいんだけど」
その言葉を聞いた途端、後頭部を殴られたような衝撃とショックが体を襲った。
気持ちは嬉しいんだけど? ……その後に続く言葉なんて1つしかない。
聞きたくないと思いながらも、鼓動は早鐘のように打って言葉の続きを待っている。
「付き合うことは出来ないんだ」
……ああ、聞いてしまった。決定的な断り文句を。
でも分かってたことじゃないか。男からの告白なんて、気持ち悪いに決まっている。これでOKされるなんて都合のいい話、ないって分かってたじゃないか。
そう、分かってたんだ。
それなのに、全身から血の気が引いて、心臓は壊れそうなくらい早く打って、手足は冷たくなって痺れてきた。
心のどこかでは、遊紗が受け入れてくれると信じ込んでいたのかもしれない。
「……俺に何か落ち度があるなら言ってくれたら直すが」
そんな悪あがきのような言葉も勝手に口をついて出た。
当然遊紗は首を振った。しかし、聞こえたのは予想外の言葉だった。
「有栖に落ち度なんてないよ」
…………ならば何がダメなのか。やはり男だからだろうか。
どうしてなのか理由が聞きたかった。
「俺は嫌いか?」
これもまた首を振られた。
「ううん。むしろ好きだよ」
「なら、なんで」
「僕は、人を愛したことがないんだ」
みっともなく食い下がろうとする俺に、遊紗は真っ直ぐそう言った。
「…………え?」
「人を好きになったことがないの。好きっていう感情も分からない。付き合うってことは、そういうこともいずれするってことでしょ? でも、僕はそういうことは出来ない。相手が女性であってもね。だからね、有栖のせいじゃないんだ。有栖が男だからとか、有栖がダメだからとかじゃなくて、僕の問題」
人を好きになったことがない?
そんな人が存在するのか?
そんなの全く知らなかった。
まあ、ありうるか。
男が好きな男がいて、女が好きな女がいて、どっちも好きになれる人や体と心の性別が違う人がいる。
それなら、人を好きになれない人がいたっておかしくはない。
…………まさか遊紗がそうだとは思わなかったが。
「なら、好きになってくれなくてもいい。友達感覚でいてくれてもいい。そういうこともしなくていい。だから、付き合ってくれないか」
遊紗は少し悲しそうな顔をした。
「そうしたいのは山々なんだ……。有栖のそんな顔、見たくないし。だけど、出来ない」
「何故だ」
「有栖に幸せになって欲しいから。……有栖がどれだけ僕のことを好きになってくれても、僕はそれに応えてあげられない。有栖に貰った気持ちを返せない。そういう欲求も叶えてあげられない。そんな僕といるより、ちゃんと気持ちを返してくれる相手といた方が絶対幸せだって思うから。だから僕は付き合えない」
…………幸せになって欲しいだと?
遊紗以外の相手と?
冗談じゃない。遊紗じゃなきゃ何の意味も無い。何でそれが分からないのか。
俺は悲しみを通り越して怒りさえ湧いてきた。
ああ、そうか。
人を好きになったことがないというのは本当のことなんだ。
だから俺の気持ちが分からない。俺は遊紗のことが好きで、それは他の人間では代用出来ないということも、きっと分からないんだ。
だから、「他の人と幸せになれ」だなんて残酷なことが言えるのだ。
「……遊紗、お前が俺の事を思ってそう言っているのは分かっている。だが、正直言うと余計なお世話だ。俺はお前以外を好きになったことはないし、お前が初恋だ。今後好きになることもない。…………さっきから言ってるだろう、好きになってくれなくてもいいから一緒にいて欲しいって。何度も言わせるな」
「…………怒らせてごめん。でも、本当の本当に僕でいいの? 後悔しない? 有栖の時間、無駄にならない?」
「ならねえよ。お前がいい。お前じゃなきゃ嫌だ。お前以外とは付き合いたくない」
「…………僕は好きになれないのに、気持ちを返してあげられないのに、欲求も満たしてあげられないのに、それでもいいの?」
「いい加減執拗いぞ。いいって言ってる」
思わず声を荒らげた俺を、遊紗は黙って見つめてきた。ほんの少し下を向いて、それからもう一度こちらを見る。
「分かった。そんなに言ってくれるなら、有栖の気持ちに応えたい。正直なところ、どういう風に付き合えばいいのか全然分からないけど、僕も有栖を幸せに出来るように頑張るね」
決意したようにそう言って、それから静かに微笑む。
「こんな僕を好きになってくれて、ありがとう」
不意打ちの笑顔と、告白を受け入れてくれたことで胸がいっぱいになって、俺は遊紗を思いっきり抱きしめてしまった。
「わっ」
遊紗は驚きながらもされるがままになってくれる。
しばらく抱きついたままになっていると、遊紗の腕が遠慮がちに俺の背中に回ってきて、そっと抱き締め返してくれる。
それが嬉しくて、可愛くて、つい力を込めそうになって慌てて抑えた。こんな細い体だ、折れたりしたら悲劇どころではない。
「ねえ、有栖」
俺の腕の中からひょこっと顔を出して、遊紗が聞いてくる。
「何だ?」
「付き合うと、今までと何が変わるの?」
「…………大まかには変わらないが、その、こういう風に抱き着いたりはよくすることになると思う。お前が大丈夫なら、き、キスくらいはするかもしれないが」
「…………うーん、キスはちょっと…………代わりに膝枕とかなら」
「そ、そうか」
キス出来ないのは残念だが、膝枕も悪くない。
想像しただけで心が暖かくなる。
1度断られたが、それでも勇気を出して気持ちを伝えて良かった。
恋心を抱いて貰えなくてもいい。ただ、俺の気持ちを知った上で一緒にいて欲しかった。
好きになってくれなくても。俺と付き合って良かった、って、思わせてやれたらいいな。
いや、絶対思わせてやる。
――――――――――――†
(端書き)
昨日の作品、タイトルが思い付かなかったので適当に「分からない」とつけておいたら、そのまま変えるの忘れて投稿してしまいました。
すみません。
直しておきました。
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