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本編
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「それでカンナさんはルヴィエーラに行くんですか?」
「え?まあ、行きますよ。」
真面目な話に戻り、ハインツさんは魔王の顔になっている。キリッとした表情が似合うなぁハインツさんは。それにルヴィエーラに行かなきゃ何がどうなったのかもわからないし…(一番不安なのはあのクソ女神だけど。)
「カンナさんはあの国の被害者ですよ?それでも行くんですか?」
「被害者もなにも私を国外追放したのは神子では無いですし、私がぶん殴りたいのは王太子と神官だけですから。」
「それって…。」
「ええ、ご想像の通り。あの馬鹿共をぶん殴りに行くんですよ。」
ニコニコ。
「それなら私も行きたいですね。」
へ?
「へ?」
な、な、な、何言ってるんですか…この魔王様は…?
「私も一発殺さないと気がすみませんからね。」
は、ハインツさん?人は1度しか死なないよ?
「いや、あの、そこまで迷惑かけられないです。」
「そんな迷惑じゃありませんよ。これは私の為でもあるのでご心配なさらず。」
そんなニコニコ顔で言われても困るんだけどな…。それと、ね、ハインツさんの為ってどゆこと???
「そこまで言うのなら一緒に行くしか無さそうですね。」
ええ、そうですね。と笑顔で、言わないでください。
「とりあえず準備しましょうか。返事も書かないとですし、出発は3日後ですかね。手紙もその頃なら届いているでしょうし。」
「へ?今からルヴィエーラに行かないんですか?」
「へ?」
カンナさん何を言ってるんですか?って顔で見ないでください。
「え、魔法で言葉届けちゃえば少し準備して、魔法で移動しようかとか、考えてたんですけど…駄目でしたか?」
「魔法で言葉を届ける?そんな魔法聞いたことないですよ?」
うひゃっ!ソウダッタノカ。シラナカッタ。ダッテ加護ノオカゲデナンデモデキチャウンダモノ。(棒)
「そうなんですか?とりあえずやってみましょう!」
魔法ならなんでもありだよね!それくらいやってくれるよね。ショタ神!
「えーととりあえずリナさんも魔法使ってることを考慮して、魔力強めに掛けておけば届くかな…。あと返事の内容と今の状況、そして私以外にもハインツさんが行くことを書かないとか…めんどい。」
こーやってあーやって、あとはこーして。言葉一つ一つに魔力を込めてこれが紙になるように細工してっと。
『出来た!言鳥!』
ぴゅい!と鳴いて小さい青い鳥が完成する。あれ、この鳥どっかで見たなー。それも元の世界…。みんなつぶやくよね…。あっちの世界の言鳥ちゃん、頑張ってくれ。
「よし、ちゃんと届いてね。行ってらっしゃい。」
ぴゅーい!と鳴いて飛び立つ言鳥ちゃんはなんとなく行ってきますと言っていたようにも聞こえた。
「え?まあ、行きますよ。」
真面目な話に戻り、ハインツさんは魔王の顔になっている。キリッとした表情が似合うなぁハインツさんは。それにルヴィエーラに行かなきゃ何がどうなったのかもわからないし…(一番不安なのはあのクソ女神だけど。)
「カンナさんはあの国の被害者ですよ?それでも行くんですか?」
「被害者もなにも私を国外追放したのは神子では無いですし、私がぶん殴りたいのは王太子と神官だけですから。」
「それって…。」
「ええ、ご想像の通り。あの馬鹿共をぶん殴りに行くんですよ。」
ニコニコ。
「それなら私も行きたいですね。」
へ?
「へ?」
な、な、な、何言ってるんですか…この魔王様は…?
「私も一発殺さないと気がすみませんからね。」
は、ハインツさん?人は1度しか死なないよ?
「いや、あの、そこまで迷惑かけられないです。」
「そんな迷惑じゃありませんよ。これは私の為でもあるのでご心配なさらず。」
そんなニコニコ顔で言われても困るんだけどな…。それと、ね、ハインツさんの為ってどゆこと???
「そこまで言うのなら一緒に行くしか無さそうですね。」
ええ、そうですね。と笑顔で、言わないでください。
「とりあえず準備しましょうか。返事も書かないとですし、出発は3日後ですかね。手紙もその頃なら届いているでしょうし。」
「へ?今からルヴィエーラに行かないんですか?」
「へ?」
カンナさん何を言ってるんですか?って顔で見ないでください。
「え、魔法で言葉届けちゃえば少し準備して、魔法で移動しようかとか、考えてたんですけど…駄目でしたか?」
「魔法で言葉を届ける?そんな魔法聞いたことないですよ?」
うひゃっ!ソウダッタノカ。シラナカッタ。ダッテ加護ノオカゲデナンデモデキチャウンダモノ。(棒)
「そうなんですか?とりあえずやってみましょう!」
魔法ならなんでもありだよね!それくらいやってくれるよね。ショタ神!
「えーととりあえずリナさんも魔法使ってることを考慮して、魔力強めに掛けておけば届くかな…。あと返事の内容と今の状況、そして私以外にもハインツさんが行くことを書かないとか…めんどい。」
こーやってあーやって、あとはこーして。言葉一つ一つに魔力を込めてこれが紙になるように細工してっと。
『出来た!言鳥!』
ぴゅい!と鳴いて小さい青い鳥が完成する。あれ、この鳥どっかで見たなー。それも元の世界…。みんなつぶやくよね…。あっちの世界の言鳥ちゃん、頑張ってくれ。
「よし、ちゃんと届いてね。行ってらっしゃい。」
ぴゅーい!と鳴いて飛び立つ言鳥ちゃんはなんとなく行ってきますと言っていたようにも聞こえた。
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