どうやら私は地球の神様に溺愛されてしまったようです。

玲藍

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本編

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「おはよう、ございます。」

職員室に行って担任の先生に挨拶してから教室へと入ると席に座っていた人達がバッと振り向いて私を見ている。こいつ誰?みたいな。でも一番気になるのはそこじゃない…。なんでこのクラスこんなに妖怪ウヨウヨしてるのっ!!

『これは…空気が淀んでますね。神無様の守護はお任せ下さい。』

「うん。ありがとう。」

私にはどうにもできない有様です。特別な力があるわけじゃないしましてやお祓いなんてものも出来ないし。とりあえず白に任せることにしました。








「ふぅ、やっと、やっと、お昼…だ。」

教室から逃げるように出て食堂に向かう。他の教室も見てみたがあの教室だけ酷かった。授業中はウヨウヨしてて目障りだし、クラスの人達からの目線も痛いしいったい私が何したって言うんだっっ!!

『神無様、大丈夫ですか?』

「なんとか、ね。」

「あ、あの、貴女、神無さんよね?」

「え?あ、はい。そうですけど…。」

「私一緒のクラスの橘 春子。昨日の入学式の時にいらっしゃらなかったから不思議に思っていたの。」

「あ、そうなんですか…。」

そんなに不思議がられてもね。神様に捕まってました。なんて言えるわけねぇー。

「ええ、でも今日来ていたから、ご挨拶をと思って…。」

「お気遣いありがとうございます。」

「これからよろしくね。神無さん」

「こちらこそよろしくお願いします。橘さん。」

そう言って握手して橘さんはまたね。と言ってどこかに行きました。あの…何がしたかったの?

「あの子、橘様に声をかけられていたわね。」

「どこのお家出身なのかしら…?」

「さあ、分からないわ。パーティーでも見かけたことないですわね…。」

あー、これなんかまずい事になってるなぁ。あの橘さんってどっかのお嬢様なのかも…さすが進学校って言うかなんと言うかお嬢様、お坊ちゃまもいるのか。はぁ…。







ご飯も食べ終わり教室に戻ると早速橘さんに声をかけられた。そして周囲の目線が痛い。もうやだぁぁあ!

「ねぇ、神無さんはどの委員会に入る予定なのかしら?」

「委員会…そういえばまだ決めてなかったです。」

そう、この学校ここら辺ではかなり大きい進学校で殆どの事を生徒が任される学校なのだ。生徒会はもちろん風紀委員などなど様々な役割を生徒全員でやる事でこの学校は機能している。
それにこの学校、財閥の御曹司やお嬢様、社長子息や令嬢もうじゃうじゃいる。委員会…つまり擬似的にでも社会勉強という事だろう。私みたいな一般…わかりやすく言うと庶民は少ない。勉強と高校生活を楽しむために入ったのだが初日からやらかしたもんだからもう平和に過ごしたい。

「それでは私と同じ委員会に入りませんこと?」

「へ…?」

「私美化緑化委員会に入ろうと思っていて、神無さんもよろしかったら一緒に入りませんか?」

「え、ええと…。」

これうまくかわさないとずっと一緒にいるハメになるぅー!それは勘弁!!

「橘家ご令嬢春子殿、桜坂神無は美化緑化委員会には入らない。」

…………………………だれっすか?急に現れたぞこの人、誰よこの人上級生、だよねネクタイの色違うし。

「あの方、生徒会長の榊様じゃない?なんでこんな所に?」

「えっ?あの有名な榊財閥の御曹司の榊 劉輝様?あそこに居るのは橘様じゃないかしら…?」

「本当ね、もしかして橘様を生徒会役員に?」

「そうだったらすごい事だわ。今まで1年生で生徒会役員に指名された方はいらっしゃらないもの。」

「でも橘様の隣にいる子、どなたかしら?」

「さあ、知らないわ。 」

なんか遠くで会話がきゃっきゃっと盛り上がっていますが、これ…嫌な予感する…。

「白ちゃん、私が逃げる体制になったら全力で守ってね。」

『かしこまりました。必ずお守り致します。』

小声で白に伝え備えます。もうやだぁぁぁぁ!今すぐここから居なくなりたいっ!

「すまない、自己紹介がまだだったな。生徒会長の榊 劉輝だ。」

「榊様、神無さんが美化緑化委員会には入らないとはどういう事でしょうか…。」

「言葉の通りだ。桜坂 神無には生徒会の役員となってもらう。」

よし!逃げろォォォォォォォォオオオオ!!!!!!!
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