どうやら私は地球の神様に溺愛されてしまったようです。

玲藍

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嫌な予感は見事に的中し、そのまま全速力で教室から逃げる。こういう時に便利なのは保健室!!よし、保健室に行こう!!!
全速力し始めた時に榊会長が何か言っていた気がするが気のせい気のせい。追いかけて来るなよぉぉ!!
あった!保健室!息整えて…と。

「ねえ、白ちゃん、つかぬ事を聞くんだけど、私に対して熱を籠らせたり、私を発熱させたりって出来る?」

『出来ないことは無いですが…。』

「申し訳ないんだけどやってくれる?熱ないと保健室って追い出させる気がするんだよね。」

『分かりました。少しだけ体温を上げさせてもらいますね。』

ふっと暖かい風が吹いたと思ったら身体が少しだるくなった。おそらく熱が上がったのだろう。それにしても……神使って意外となんでもできるんだな。

「失礼します。」

「あら?どうかしたのかしら?」

保険医の先生なのかなんというか、美人な保険医さんですね。どことなエロくちっく…。いやいや、そんなこと考えるのは辞めよう!

「さっきから少し気だるくて…」

「それは大変ね。熱を測ってみて。」

「はい…。」

「37.9か、少し休んで様子を見ましょうか。クラスの先生には伝えておくから、ベッドでちゃんと休んでいてね。」

「分かりました。」

よしこれでしばらくはあの生徒会長から逃げれる。

「白ちゃんありがと。」

『いえ、お礼なんて…とんでもない。』

そう言って照れている白を見て少しだけ笑ったのだった。







「ーーが…ーーーーーーでしょ。」

「ーーーーだ。ーーーーをーーーーにーーーーーだ。」

なんか騒がしい。人がせっかく寝てるのに。邪魔するなんてひどいよっ!

『神無様、お目覚めですか?』

「ん、おはよう、白ちゃん。ところで今何時くらいなの?」

『これから5時限目の授業が始まるところですね。』

「じゃあまるまる一時間寝ちゃったのか。」

『そうですね、あの、お話が変わるのですが…』

白ちゃんが何かを言い出そうとしたとき、ベッドを仕切っていたカーテンが思いっきり開かれた。

「やっと起きたのか、桜坂 神無。」

…………あの、何故ここに生徒会長様がいらっしゃるのでしょうか……。

「劉輝、いきなり過ぎて神無ちゃんも驚いてるから。」

「お前は、何を言い出すかと思えば…こいつから逃げたんだ。追いかけるのは当然だろう。」

「途中で見失って俺も探すの手伝ったはずなんだけどなぁ…。」

どこから突っ込めばいいかな?名前も知らない人に名前を、しかもちゃん付けで呼ばれたこと?追いかけて見失って探す人を増やしたこと?この生徒会長の頭はどーなってんだ?

「あの、何故ここに居るんですか?もうすぐ授業じゃ…?」

「それを言ったらお前もだろう。保健室なんかに隠れていたとは思わなかったがな。」

「あ、今の時間はさぼりじゃないよ。この学校の5~7時間目間では生徒会役員は授業免除だから。まあ、4時間目はサボるハメになったけどね。あ、自己紹介がまだだったね。生徒会副会長の樹 悠馬だ。よろしくね。」

生徒会長といい、副会長といいそれでいいのか、生徒会…。

「はあ、よろしくお願いします。」

「さっそくだが桜坂 神無。お前には生徒会に入ってもらう。」

「……理由を聞いていいですか?」

「あれ、聞いてなかったの…?」

「え?何をです?」

「神無ちゃん入試のときの試験学科と面接含めてトップだったんだよ?それも珍しく面接で印象がかなり良かった。」

「…………は?」

「いや、だからトップ。首席。分かる?」

「私が?」

「そう。」「そうだ。」

「それで?」

「そこまで面接官の印象が良いなら生徒会に入って貰うという考えに辿り着いた。」

なんでそんな考えにたどり着いたのかなっ…!

「それで私を生徒会に……。」

「そうそう!それに生徒会に女の子居なくてさ。ほら花が無いと殺風景でしょ?」

そんな事知るか!

「それ、拒否権無いんですか?」

「あー、もう無理だと思うよ。」

はい?

「もう既にお前は生徒会役員になってるからな。」

「………はあああああぁぁぁぁぁぁぁあ????!!!!」
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