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本編
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しおりを挟む「なんで私が知らないうちに生徒会役員になってるんですかっ!!!」
「生徒会役員は生徒会長直々に指名出来るんだよ。先生達の賛成が過半数あればな。」
なんだその制度はっ!!初耳だわっ!それにそれは入ってもらうんじゃなくて入れるって言うんだよっ!!!
「1年生から生徒会役員なんて初めての事なんだからもっと誇って良いんだよ?」
入りたいと言ってるわけじゃないのに何を誇れって言うんですかね、副会長は。
「ほらもう熱も下がっただろう。行くぞ。」
「は?」
ベッドから強引に引きずり出され、生徒会長に腕を掴まれる。……逃げたい。物凄く逃げたい。
「は?じゃない。生徒会室に行くって言ってんだ。」
「拒否したら?」
拒否権無いとか言われたら逃げよう。そう逃げよう!
「お前に拒否権があるわけねぇだろ。」
「拒否権あります!一個人としての意見も聞けない生徒会長にくっ付いて行くわけ無いじゃないですか!」
よし。逃走確定。でも腕掴まれているからなかなか抜け出せない…チッ。
「そんな事知るか。いいからついて来い。」
「嫌です!お断りします!」
「まあまあお2人さん、落ち着いて。1回ちゃんと話し合ってからでもいいんじゃない?神無ちゃんもそれじゃダメかな?」
「……あの、先輩に言うの失礼だと思うんですけどそのちゃん付けして呼ぶの辞めて下さい。」
「え、なんで?可愛いじゃん。」
「いや、可愛いとかそういうのじゃなくてなんかイラッとくると言いますか、虫唾が走ると言いますか…。」
「なんかさらっと心が傷つけられた…。うぅ…」
副会長はガクっと項垂れてしょんぼりしている。なんと言うか、あざとい子供みたいなあの視線…この副会長も厄介だな…。
「はぁ、仕方がない。とりあえず今日の所は授業に戻れ。明日改めて話の場を作ろう。」
そう言って掴んでいた私の腕をやっと離してくれた。
「とりあえず失礼します。明日行きたくないですけど話だけは聞きます。嫌ですけど。」
そうか。生徒会長は頷き副会長はまたねぇーと軽い感じで手を振ってくる。しぶしぶお辞儀して保健室を出てそのまま教室へと一目散に逃げる神無であった。
教室に戻ったら面倒な事に巻き込まれてややこしくなることも知らずに…。
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