43 / 111
第8章 中庭の合戦編
第43話 織田乃恵瑠の提案
しおりを挟む
「そ、そこの二人!! 直ちに腕相撲を止めてください!!!!」
お、織田会長……
「 「な、何で止めなきゃいけないの!? 今、大事な勝負をしているのよ!!」 」
「知っています。だから慌てて止めに来たんです!!」
えっ、織田会長はこの勝負の目的を知っているのか?
「それに毛利さんも『風紀委員長』なんですから、いつまでもこういった事は止めていただけませんか?」
「え~っ? 私が叱られるの~? 逆に私は『風紀委員長』として二人の争いを止める為に企画したんだけどな~」
「生徒会長としてお気持ちは嬉しいですが、毛利さんが提案された勝負に勝った方の特典が気に入りません!!」
「えっ? ああ、勝った方が竹中君とデート出来るってこと~? それってダメなの~?」
「ダメです!! 簡単に言えば竹中颯君だからダメなんです!!」
「ど、どういう意味よ、織田会長!? 私が竹中君とデートをして何が悪いのよ!?」
「そ、そうだよ、織田会長……わ、私もこの颯君のことが気に入ってしまってさぁ……普通、好きな人とデートがしたくなるのは当たり前じゃないの……?」
織田会長、もしかして、こんな所で、それも大勢のギャラリーがいる所で昨日の生徒会室での内容を話してしまうのか!?
俺が不安な顔をしながら織田会長を見ると彼女はニコッと微笑みこう言った。
「その前に……さぁ皆さん、そろそろ予鈴が鳴りますので教室に戻ってくださいね!?」
「えーっ? 大将戦見たかったのになぁ……」という意見も数名はいたが、全員織田会長の呼びかけには素直に応じ、『中庭の合戦関係者』以外は教室に戻って行った。
「これで関係者だけになりましたねぇ……それで話の続きですけど……」
「そうだよ。何で私達が竹中君とデートをしてはいけないの!?」
「皆さん、ご存じないでしょうが実は私……昨日、生徒会室で竹中颯君に告白をしました」
「 「 「え、え―――――――――――――――――――っ!!??」 」 」
あちゃ~言ってしまいましたね……?
これは実にヤバいんじゃないのか!?
「ど、ど、どういうことなの、織田会長!?」
「えっ? そういうことですけど、何か?」
「だから何故、あなたが竹中君に告白をするのよ!?」
「へっ? そんなの決まっているじゃないですか、武田さん? 私は竹中君のことを小学生の頃からずっと好きだったからですよ……何かおかしいですか?」
「しょ、小学生の頃からですって!? う、嘘よ!!」
「嘘じゃないですよ。ね、竹中君?」
うわっ、俺にフッてきたよ……
「そ、そうですね……小学校が同じということと昨日、織田会長から告白されたことは事実です……」
「 「 「え―――――――――――――っ!!??」 」 」
それで織田会長はここからどうするつもりなんだ?
「ね? 竹中君もそう言っているでしょ? だから私はこの勝負を止めに来たんですよ。先に告白した私がまだ竹中君からの返事をいただいていないのに武田さんや上杉さんが私を差し置いてデートをするなんてあり得ないじゃないですか?」
「なるほど~これは乃恵瑠ちゃんの言う事も一理あるわね~」
「も、茂香まで何を言ってるの!? あんた私達と幼馴染なんだからフォローしなさいよ!!」
「え~!? 私は基本的に誰の味方もしないわよ~それに私はこの学園の『風紀委員長』だし、正しい方の味方よ。あと『風紀委員』は『生徒会』の下に所属する組織なんだから生徒会長に逆らう事もできないしね~」
「わ、分かったよ……私も織田会長とは現在『同盟関係』でもあるし、命令には従うよ。でも私の颯君を想う気持ちは変わらいことだけは言わせてもらうよ……」
「上杉さん、私の命令に素直に従っていただきありがとうございます。でも、上杉さんが竹中君のことが好きだと分かったからには上杉一派との同盟関係は破棄させていただきますので、よろしくです……」
「えーっ!? ちょっと待て、織田会長!! それは無いだろう……それに同盟を破棄すれば今年の生徒会長選挙で君も苦戦するんじゃないのか!?」
な、何か同盟破棄とかややこしい話になって来たぞ……
「フフ……今の私は次の生徒会長選挙なんてどうでもいいんです。私は竹中君と付き合う事さえ出来れば生徒会長の座なんて捨ててもいいと思っているくらいですから!!」
「えっ!? でも織田会長、別に会長の座を捨てる必要は……」
「上杉さん、私は本気ですよ!! でも一つだけ考えを改めました。私もあなた達と同類だと気付き竹中君の気持ちを尊重しなければ彼を愛する資格は無いと思ったんです」
「ああ、そうなんだ。そ、それで……?」
「それで私はまず竹中君に聞きたい事があるの。竹中君は今、一番やりたいことは何かな?」
えっ!? 俺が一番やりたいこと……?
うーん……正直に言っていいのかな……?
「お、俺が一番やりたいことは……中間テストに向けて……集中して勉強がしたいです……」
これが俺の本当の気持ちだけども……
「フフフ……オッケー、分かったわ。ということでお二人に提案します。中間テストが終わるまでは竹中君のことを見守るというのはどうでしょう? これも好きな人に対して『愛のカタチ』になるとは思いませんか?」
お、織田会長……俺にとってはめちゃくちゃ有難い提案だけど、何か裏があるんじゃ無いだろうな……?
―――――――――――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
武田達よりも先に颯に告白したことを伝える乃恵瑠
それを聞いた武田達は驚く。
そして乃恵瑠は二人にある提案をする。
中間テストが終わるまでは颯を見守ること……
颯にとって有り難い話だが乃恵瑠が提案しただけに何か裏があるのではと少し不安を感じる颯であった。
ということで次回もお楽しみに(^_-)-☆
お、織田会長……
「 「な、何で止めなきゃいけないの!? 今、大事な勝負をしているのよ!!」 」
「知っています。だから慌てて止めに来たんです!!」
えっ、織田会長はこの勝負の目的を知っているのか?
「それに毛利さんも『風紀委員長』なんですから、いつまでもこういった事は止めていただけませんか?」
「え~っ? 私が叱られるの~? 逆に私は『風紀委員長』として二人の争いを止める為に企画したんだけどな~」
「生徒会長としてお気持ちは嬉しいですが、毛利さんが提案された勝負に勝った方の特典が気に入りません!!」
「えっ? ああ、勝った方が竹中君とデート出来るってこと~? それってダメなの~?」
「ダメです!! 簡単に言えば竹中颯君だからダメなんです!!」
「ど、どういう意味よ、織田会長!? 私が竹中君とデートをして何が悪いのよ!?」
「そ、そうだよ、織田会長……わ、私もこの颯君のことが気に入ってしまってさぁ……普通、好きな人とデートがしたくなるのは当たり前じゃないの……?」
織田会長、もしかして、こんな所で、それも大勢のギャラリーがいる所で昨日の生徒会室での内容を話してしまうのか!?
俺が不安な顔をしながら織田会長を見ると彼女はニコッと微笑みこう言った。
「その前に……さぁ皆さん、そろそろ予鈴が鳴りますので教室に戻ってくださいね!?」
「えーっ? 大将戦見たかったのになぁ……」という意見も数名はいたが、全員織田会長の呼びかけには素直に応じ、『中庭の合戦関係者』以外は教室に戻って行った。
「これで関係者だけになりましたねぇ……それで話の続きですけど……」
「そうだよ。何で私達が竹中君とデートをしてはいけないの!?」
「皆さん、ご存じないでしょうが実は私……昨日、生徒会室で竹中颯君に告白をしました」
「 「 「え、え―――――――――――――――――――っ!!??」 」 」
あちゃ~言ってしまいましたね……?
これは実にヤバいんじゃないのか!?
「ど、ど、どういうことなの、織田会長!?」
「えっ? そういうことですけど、何か?」
「だから何故、あなたが竹中君に告白をするのよ!?」
「へっ? そんなの決まっているじゃないですか、武田さん? 私は竹中君のことを小学生の頃からずっと好きだったからですよ……何かおかしいですか?」
「しょ、小学生の頃からですって!? う、嘘よ!!」
「嘘じゃないですよ。ね、竹中君?」
うわっ、俺にフッてきたよ……
「そ、そうですね……小学校が同じということと昨日、織田会長から告白されたことは事実です……」
「 「 「え―――――――――――――っ!!??」 」 」
それで織田会長はここからどうするつもりなんだ?
「ね? 竹中君もそう言っているでしょ? だから私はこの勝負を止めに来たんですよ。先に告白した私がまだ竹中君からの返事をいただいていないのに武田さんや上杉さんが私を差し置いてデートをするなんてあり得ないじゃないですか?」
「なるほど~これは乃恵瑠ちゃんの言う事も一理あるわね~」
「も、茂香まで何を言ってるの!? あんた私達と幼馴染なんだからフォローしなさいよ!!」
「え~!? 私は基本的に誰の味方もしないわよ~それに私はこの学園の『風紀委員長』だし、正しい方の味方よ。あと『風紀委員』は『生徒会』の下に所属する組織なんだから生徒会長に逆らう事もできないしね~」
「わ、分かったよ……私も織田会長とは現在『同盟関係』でもあるし、命令には従うよ。でも私の颯君を想う気持ちは変わらいことだけは言わせてもらうよ……」
「上杉さん、私の命令に素直に従っていただきありがとうございます。でも、上杉さんが竹中君のことが好きだと分かったからには上杉一派との同盟関係は破棄させていただきますので、よろしくです……」
「えーっ!? ちょっと待て、織田会長!! それは無いだろう……それに同盟を破棄すれば今年の生徒会長選挙で君も苦戦するんじゃないのか!?」
な、何か同盟破棄とかややこしい話になって来たぞ……
「フフ……今の私は次の生徒会長選挙なんてどうでもいいんです。私は竹中君と付き合う事さえ出来れば生徒会長の座なんて捨ててもいいと思っているくらいですから!!」
「えっ!? でも織田会長、別に会長の座を捨てる必要は……」
「上杉さん、私は本気ですよ!! でも一つだけ考えを改めました。私もあなた達と同類だと気付き竹中君の気持ちを尊重しなければ彼を愛する資格は無いと思ったんです」
「ああ、そうなんだ。そ、それで……?」
「それで私はまず竹中君に聞きたい事があるの。竹中君は今、一番やりたいことは何かな?」
えっ!? 俺が一番やりたいこと……?
うーん……正直に言っていいのかな……?
「お、俺が一番やりたいことは……中間テストに向けて……集中して勉強がしたいです……」
これが俺の本当の気持ちだけども……
「フフフ……オッケー、分かったわ。ということでお二人に提案します。中間テストが終わるまでは竹中君のことを見守るというのはどうでしょう? これも好きな人に対して『愛のカタチ』になるとは思いませんか?」
お、織田会長……俺にとってはめちゃくちゃ有難い提案だけど、何か裏があるんじゃ無いだろうな……?
―――――――――――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
武田達よりも先に颯に告白したことを伝える乃恵瑠
それを聞いた武田達は驚く。
そして乃恵瑠は二人にある提案をする。
中間テストが終わるまでは颯を見守ること……
颯にとって有り難い話だが乃恵瑠が提案しただけに何か裏があるのではと少し不安を感じる颯であった。
ということで次回もお楽しみに(^_-)-☆
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
あの日、幼稚園児を助けたけど、歳の差があり過ぎてその子が俺の運命の人になるなんて気付くはずがない。
NOV
恋愛
俺の名前は鎌田亮二、18歳の普通の高校3年生だ。
中学1年の夏休みに俺は小さい頃から片思いをしている幼馴染や友人達と遊園地に遊びに来ていた。
しかし俺の目の前で大きなぬいぐるみを持った女の子が泣いていたので俺は迷子だと思いその子に声をかける。そして流れで俺は女の子の手を引きながら案内所まで連れて行く事になった。
助けた女の子の名前は『カナちゃん』といって、とても可愛らしい女の子だ。
無事に両親にカナちゃんを引き合わす事ができた俺は安心して友人達の所へ戻ろうとしたが、別れ間際にカナちゃんが俺の太ももに抱き着いてきた。そしてカナちゃんは大切なぬいぐるみを俺にくれたんだ。
だから俺もお返しに小学生の頃からリュックにつけている小さなペンギンのぬいぐるみを外してカナちゃんに手渡した。
この時、お互いの名前を忘れないようにぬいぐるみの呼び名を『カナちゃん』『りょうくん』と呼ぶ約束をして別れるのだった。
この時の俺はカナちゃんとはたまたま出会い、そしてたまたま助けただけで、もう二度とカナちゃんと会う事は無いだろうと思っていたんだ。だから当然、カナちゃんの事を運命の人だなんて思うはずもない。それにカナちゃんの初恋の相手が俺でずっと想ってくれていたなんて考えたことも無かった……
7歳差の恋、共に大人へと成長していく二人に奇跡は起こるのか?
NOVがおおくりする『タイムリープ&純愛作品第三弾(三部作完結編)』今ここに感動のラブストーリーが始まる。
※この作品だけを読まれても普通に面白いです。
関連小説【初恋の先生と結婚する為に幼稚園児からやり直すことになった俺】
【幼馴染の彼に好きって伝える為、幼稚園児からやり直す私】
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
S級ハッカーの俺がSNSで炎上する完璧ヒロインを助けたら、俺にだけめちゃくちゃ甘えてくる秘密の関係になったんだが…
senko
恋愛
「一緒に、しよ?」完璧ヒロインが俺にだけベタ甘えしてくる。
地味高校生の俺は裏ではS級ハッカー。炎上するクラスの完璧ヒロインを救ったら、秘密のイチャラブ共闘関係が始まってしまった!リアルではただのモブなのに…。
クラスの隅でPCを触るだけが生きがいの陰キャプログラマー、黒瀬和人。
彼にとってクラスの中心で太陽のように笑う完璧ヒロイン・天野光は決して交わることのない別世界の住人だった。
しかしある日、和人は光を襲う匿名の「裏アカウント」を発見してしまう。
悪意に満ちた誹謗中傷で完璧な彼女がひとり涙を流していることを知り彼は決意する。
――正体を隠したまま彼女を救い出す、と。
謎の天才ハッカー『null』として光に接触した和人。
ネットでは唯一頼れる相棒として彼女に甘えられる一方、現実では目も合わせられないただのクラスメイト。
この秘密の二重生活はもどかしくて、だけど最高に甘い。
陰キャ男子と完璧ヒロインの秘密の二重生活ラブコメ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる