13 / 43
元鬼神衆
しおりを挟む
9時もすぎ、そんなに早くない時間に六条家に皆さんが集合している。
家だけは名家並みに古いから庭みたいな部分もかなり広々としているとはいえ、集会所みたいな扱い方されてるなぁなんて考えながら。
高級車っぽい綺麗な真っ黒い車が数台はいってくる。
御三家のお屋敷、もとい土地はここからそう遠くないらしく、目隠しなんかも必要ないとの事だった。
こっから先は御三家の土地となります。
なんて聞きなれない言葉をぼーっと聞き流しながらも車は先に進む。
そうすると源一郎が口を開いた。
「こいつはまた厄介な事になってるなぁ、セバス、話は通して置いたはずじゃないのか?」
「ええ、説明されているはずですが」
「かこまれてやがるなぁ」
「この先に広場がありますから、そこで止まります」
車が止まり、降りると、集団が姿を現す。
腕、手、足、がない者は当たり前、体がひしゃげている者、皮膚が剥ぎ取られている者なども多く、眼が、耳がなんてのも当たり前そんな集団だった。
「こんな姿でも我らは元鬼神衆、除隊して、それなりにいい職場に送られた事も感謝しています。ですが、子供の治癒実験に我らを招集した。事実ですかセバスさん?」
「子供の治癒実験っていうのは、聞き捨てなりませんね。六条一輝の治癒実績は」
「エルドラド家の娘を治して?毘沙門と風林火山の探索者欠損者を大量に治療、へっにわかには信じられませんね。六条といやぁ、製薬でも有名だ。脱落した俺らなんて集めて今度はモルモットにでもするつもりですかい?」
「お前たちの気持ちがわからないでもない、例え義手、義足、義眼になろうとも鬼神衆として戦い国に尽くしたい。それが叶わなくとも他部隊にって気持ちもあっただろう。その気持ちを押さえつけ野に下らせた御三家の判断には、私も思う所があるが、御屋形様方もまだ幼い、傷ついた多くのお前たちを見た衝撃はあまりに大きかったのだ」
「だからって今更一般人にはもどれませんや。こちとら動乱期の日本を守ってたんだ。聖堂教会、超人部隊、仏滅部隊、十二天、十悪、天魔神教に血教、魔神に邪神、どれだけ・・・・どれだけ戦ってきたと思ってんだ。傷者になったらはいそれまでじゃあ納得もいかねぇ。もちろん俺達の事を思ってだって事はわかってるさ、それでも俺達は最後まで部隊に、国に、御三家に仕えたかった!!!」
「狂一、その体で尚己を鍛え抜いたか」
「老いてますますって言うだろ?俺たちは、こんな体になっちまったらなちまったで、それはそれで修練は出来るし、見えて来る境地ってもんもある。二代目英雄がいる用に二代目にも反英雄ってもんも存在していてよぅ。俺もその一人、「鬼の神」のなりそこない、二代目両面宿儺って称号を受け取っちまった。」
「両面宿儺、かつて朝廷に弓引いた豪族で鬼と称えられた化身か」
「こうなっちまったら争いは避けられんじゃないですかい?鬼神衆十王の一人、冥王セバス・バルバドス」
「御三家に弓引くつもりか」
「ざけんじゃねぇ!御三家が俺達を捨てたんだ!!用済みだから!傷者だから!お前らが俺達を捨てたんだ!俺たちを見ろ!!!やれた!十分やれた!今でも戦えた!それをお前らが捨てたんだ!壊れちまったら入れ替えればいい機械みたいに!お前らが俺達を捨てたんだよおおおおおおおおおお!!!」
突風が吹き、大地は揺れ、大気が揺れる。
「我々の争いに巻き込んでしまって申し訳ありませんが、彼らを粛清しなければいけないようですなぁ」
二人の間に入り込めない程、闘気がぶつかり合い、周りに衝撃破を飛ばしていく。
俺はいけないと思って、思い切って二人の間に割って入った。
「すいません!」
「あん?なんだ?お前が六条のガキか?聞いてた話より随分痩せた様だが」
「一輝様、ここまで敵対意識を持たれている以上、御三家の為に彼を粛清しなければいけません」
「一旦落ち着きましょう。俺は御三家の命令で狂一さん?宿儺さん?達を治療する様にいわれてきたんです。見ればってまだまだ陰に潜んでいる人も多いでしょうが、きっとみなさん五体満足ではないんでしょ?」
「それがどうした!?」
「万が一にも戻りたくはないんですか?義手も義足もいらなかった元の体に、義眼なんて必要ない体に!傷つきながらも修練を続けて境地まで見た貴方達なら、五体満足になったら更に強くなっちゃうんじゃないですか?試すだけ試してみるのはいかがと!?」
「いいのか?治療に成功して更に強くなっちまっても、俺は戦いを辞める気ないといったら、お前らはどつぼにはまるぜ」
「もし戦うのであれば、できれば次の機会にしてください。俺とかゲストの謙信さんと信玄さんがいないときとか!俺たちまで巻き込まれるのは御免なんです」
「おらぁやってもかまわねぇよ」
「私もです。むしろどこまでいけるか試したくて、調子がずっといいですから」
二人はもうだまっててくれや!!!
「とにかく、セバスさんには悪いけど鬼神衆の問題なんでしょ?それにまきこまれるのは正直きついっすよ。それに過酷な制度と世界とはいえ心情的には狂一さん達が不憫っす」
「ちっガキに同情されるとはな」
「まぁ何はともあれ、治療を試してみましょう。なに悪い様にはしませんから」
こうして戦闘は避けられ、治療を始める事になる
家だけは名家並みに古いから庭みたいな部分もかなり広々としているとはいえ、集会所みたいな扱い方されてるなぁなんて考えながら。
高級車っぽい綺麗な真っ黒い車が数台はいってくる。
御三家のお屋敷、もとい土地はここからそう遠くないらしく、目隠しなんかも必要ないとの事だった。
こっから先は御三家の土地となります。
なんて聞きなれない言葉をぼーっと聞き流しながらも車は先に進む。
そうすると源一郎が口を開いた。
「こいつはまた厄介な事になってるなぁ、セバス、話は通して置いたはずじゃないのか?」
「ええ、説明されているはずですが」
「かこまれてやがるなぁ」
「この先に広場がありますから、そこで止まります」
車が止まり、降りると、集団が姿を現す。
腕、手、足、がない者は当たり前、体がひしゃげている者、皮膚が剥ぎ取られている者なども多く、眼が、耳がなんてのも当たり前そんな集団だった。
「こんな姿でも我らは元鬼神衆、除隊して、それなりにいい職場に送られた事も感謝しています。ですが、子供の治癒実験に我らを招集した。事実ですかセバスさん?」
「子供の治癒実験っていうのは、聞き捨てなりませんね。六条一輝の治癒実績は」
「エルドラド家の娘を治して?毘沙門と風林火山の探索者欠損者を大量に治療、へっにわかには信じられませんね。六条といやぁ、製薬でも有名だ。脱落した俺らなんて集めて今度はモルモットにでもするつもりですかい?」
「お前たちの気持ちがわからないでもない、例え義手、義足、義眼になろうとも鬼神衆として戦い国に尽くしたい。それが叶わなくとも他部隊にって気持ちもあっただろう。その気持ちを押さえつけ野に下らせた御三家の判断には、私も思う所があるが、御屋形様方もまだ幼い、傷ついた多くのお前たちを見た衝撃はあまりに大きかったのだ」
「だからって今更一般人にはもどれませんや。こちとら動乱期の日本を守ってたんだ。聖堂教会、超人部隊、仏滅部隊、十二天、十悪、天魔神教に血教、魔神に邪神、どれだけ・・・・どれだけ戦ってきたと思ってんだ。傷者になったらはいそれまでじゃあ納得もいかねぇ。もちろん俺達の事を思ってだって事はわかってるさ、それでも俺達は最後まで部隊に、国に、御三家に仕えたかった!!!」
「狂一、その体で尚己を鍛え抜いたか」
「老いてますますって言うだろ?俺たちは、こんな体になっちまったらなちまったで、それはそれで修練は出来るし、見えて来る境地ってもんもある。二代目英雄がいる用に二代目にも反英雄ってもんも存在していてよぅ。俺もその一人、「鬼の神」のなりそこない、二代目両面宿儺って称号を受け取っちまった。」
「両面宿儺、かつて朝廷に弓引いた豪族で鬼と称えられた化身か」
「こうなっちまったら争いは避けられんじゃないですかい?鬼神衆十王の一人、冥王セバス・バルバドス」
「御三家に弓引くつもりか」
「ざけんじゃねぇ!御三家が俺達を捨てたんだ!!用済みだから!傷者だから!お前らが俺達を捨てたんだ!俺たちを見ろ!!!やれた!十分やれた!今でも戦えた!それをお前らが捨てたんだ!壊れちまったら入れ替えればいい機械みたいに!お前らが俺達を捨てたんだよおおおおおおおおおお!!!」
突風が吹き、大地は揺れ、大気が揺れる。
「我々の争いに巻き込んでしまって申し訳ありませんが、彼らを粛清しなければいけないようですなぁ」
二人の間に入り込めない程、闘気がぶつかり合い、周りに衝撃破を飛ばしていく。
俺はいけないと思って、思い切って二人の間に割って入った。
「すいません!」
「あん?なんだ?お前が六条のガキか?聞いてた話より随分痩せた様だが」
「一輝様、ここまで敵対意識を持たれている以上、御三家の為に彼を粛清しなければいけません」
「一旦落ち着きましょう。俺は御三家の命令で狂一さん?宿儺さん?達を治療する様にいわれてきたんです。見ればってまだまだ陰に潜んでいる人も多いでしょうが、きっとみなさん五体満足ではないんでしょ?」
「それがどうした!?」
「万が一にも戻りたくはないんですか?義手も義足もいらなかった元の体に、義眼なんて必要ない体に!傷つきながらも修練を続けて境地まで見た貴方達なら、五体満足になったら更に強くなっちゃうんじゃないですか?試すだけ試してみるのはいかがと!?」
「いいのか?治療に成功して更に強くなっちまっても、俺は戦いを辞める気ないといったら、お前らはどつぼにはまるぜ」
「もし戦うのであれば、できれば次の機会にしてください。俺とかゲストの謙信さんと信玄さんがいないときとか!俺たちまで巻き込まれるのは御免なんです」
「おらぁやってもかまわねぇよ」
「私もです。むしろどこまでいけるか試したくて、調子がずっといいですから」
二人はもうだまっててくれや!!!
「とにかく、セバスさんには悪いけど鬼神衆の問題なんでしょ?それにまきこまれるのは正直きついっすよ。それに過酷な制度と世界とはいえ心情的には狂一さん達が不憫っす」
「ちっガキに同情されるとはな」
「まぁ何はともあれ、治療を試してみましょう。なに悪い様にはしませんから」
こうして戦闘は避けられ、治療を始める事になる
0
あなたにおすすめの小説
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる