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八百万 ラーメン週間 二日目 塩ラーメン エーテル
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ラーメン週間二日目
今回作るラーメンは塩ラーメン、塩だけで美味いラーメンとは実際にあるのか?私自身も出会うまでは塩を軽視していたが、バチバチの美味さに仰天する塩ラーメンは実在する。
スープには鳥ガラや昆布などうまみ成分がたっぷりのものを使うが、今回は鳥がメインではない為あくまでも鳥から出る出汁は控えめであり、塩!塩を際立たせる味わいで無ければならない。
大振りな肉や味わいが特徴のドードーの骨に島昆布のあっさりとした出汁を使う。
塩は鉱石シリーズ、宝石シリーズの黄金塩これを使う事で塩、ド直球のラーメンに仕上がる。
チャーシューは皮と身がくっきり分かれている部分を低温調理したものと、スモークしたものを二つ、麺あえてごわごわ儂わしの超極太麺。
よくある塩ラーメンを謡っていて、実は鳥白湯などに旨味を預けたような鳥からの助力を得ない、塩、あくまでもどこまでも塩が美味いラーメンである。
エルフのラーメン三銃士が一人、エーテル・フォン・ユグルドラシア
天丼を愛し、家系に愛され、二郎系に恋をし、どろ系ラーメンにときめき、寿司をこよなく愛する女である。
塩ラーメン、一度食べた時はフォアグラのチャーシューに驚き、またお湯にとけても美味いと言う離れ技を披露した塩ラーメン。
今回の塩ラーメンはまた一段と見た事のない見た目だった。
スープ、鶏や昆布、色々な具材の旨味を感じるものの、それはあくまでも塩という柱を支えるが事く邪魔にならない様に主役をたたせる舞台装置の様な在り方。
そして黄金塩!これが非常に際立っている!まさに女優がカーペットの上!ランウェイの上を堂々と歩き喉奥に嫌味なく消えていくように、優雅かつエレガントな味!だがそれでいてこの野性味はなんだ!?上品で御淑やかな、その奥から顔を出す野生!否!戦闘民族の様な強さ!強み!見えない所でしっかり努力してます、と言わんばかりのがっつりした味!めちゃくちゃうめぇじゃん?じゃん?
次に麺!くぅ!これがいつものラーメンよりもずっしり重い!箸いっぱいつかっても3・4本しかつかめない極太麺!熱々の麺をいっきにすする!
鏡の中のマリオネット!?ごわごわわしわしの麺がまさに三国志の呂布の如く口の中を縦横無尽に暴れまわる!りょりょりょ呂布がでたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。
まさに国士無双の麺!この力麺をしっかりと噛む!噛む!噛む!噛む!みちみちむっちりの食感を最大限に噛む!これがまず楽しくまた美味い!そして喉!喉を通り過ぎるのも一筋縄ではいかない、存在感を最大限にそして塩のスープを絡ませながら、ごっくりと喉奥に消える快感。
メンマ、メンマはラーメンにいらないなんて人もいるが、冗談じゃない!メンマ!美味いよメンマ!こりこっりでしっかり付け合わせとしての役割を果たしている。
そもそも考えてみてほしい、ラーメン具でいらない存在を探す理由はなんだろう?別にこいつ必要ないみたいなの探さなくてもよくない?むしろマイナスじゃない?どれも無駄なく美味しいのに外す意味がわからない。
鳥チャーシュー、これが美味い!脂身と別れてあるのが尚いい、むっちりした食感に甘みある脂のとろとろ感完全にお米案件です!
ネギ!ネギだけ山盛りして食べたいそんな時もある程、ネギも最高に美味い!
そして三種のワンタン、鶏のつみれが入ったワンタン!麺がもちもちの太麺に対してワンタンの絹の様なシルクの様なつるつるの食感、のど越しもつぅるんと飲める!
次はエビ!エビがみっちりつまったワンタン!ぷりぷりとしていながらもねっとり舌に絡んで、豪華な演出をする。
最後のワンタン、鯛をつみれが入ってる!しかもこれが爆弾みたいに美味い!魚の旨味爆発!ぎゅぎゅっと詰まった旨味にワンタンの皮が流れる様に喉に入る。
スモークしたチャーシュー!濃い香りが鼻を抜ける、ああっこれは、これだけでも美味い!ジャーキーの様な若干の風味にレア感のある肉質が答える。
塩を強調されたラーメン!そう塩なのだ。
どう頑張っても塩、塩味は一つ、なのに何故これほどまろやかで奥深く、どこか泉の様に澄んだ純粋に感じる美味さ。
鳥か?野菜か?海藻か?それとも肉か?シンプルであるはずの塩をどうすればここまで複雑で奥深く、それでいてさっぱりさわやかでくどく無い、ある種矛盾を抱えたスープがどうやって出来上がるのか?シンプルなはずなのに?純粋な味のはずなのに?その懐は大海の様に広い。
ハフハフ!はぁはぁ!と言いながら、最近めっきり寒くなってきて暖かい塩ラーメンが体にジンと染みわたる。
異世界にも二度目の冬がやってきた、ウェールズでも雪が積もったり極端に寒くなる事は珍しい。
少し前までのウェールズを思い出す。
夜になれば人は外には出ず、道はまっくらで、安い宿は隙間風が寒く、街自体がすえた匂いが立ち込め臭く、水だって澄んでなくイガイガして温かったり、エールも似たようなもんだった。
八百万の様に寒くなってきたからスープを!ラーメンを!なんてことはなく、どこにいっても肉か魚、酸味のある野菜など、今では夜でも子供や女性でも外を歩いて酒場にダンナを迎えにいけるほど安全で明るくなった。
夜中に腹が減ったといって、八百万本館の売店に食べ物や酒なんか買いに行く事が増えた奴らだっている。
そのついでに風呂にはいったり。
八百万と本館ができてからといっては、寒さに耐え店に入ればじんわり温かく、汁物の料理がまた身に染みる。
またこれが酒も美味い!ビールに日本酒、焼酎、ウィスキー、チューハイなんて飲みものまである。
そしてやっぱりなんといってもラーメン!色々なラーメンの味がある事は理解した。
加えて出すラーメンがまたどれも美味いこと美味いこと、この塩ラーメンだってそうだ。
なんといっても特徴的なのが麺!極太の麺!つくづく思うのが、色んなラーメンがだされるが、まずそもそも麺!これが美味しい!細麺、中太、太麺、極太色々あれど、まずは美味いのは麺だ!
それでもって濃厚なスープやさっぱりなスープ、色々なスープ!やはりラーメンはスープ物の王なのかもしれない。
私は思いっきり麺をすする!
わしわしの麺を口いっぱいに味わいながら、小麦の味と塩にこのシンプルな組み合わせに酔いしれる。
簡単な様で簡単じゃない関係の麺とスープ、まるで人間関係の様な複雑さ、口で説明するのは簡単でも味を表現するのがこれほど難しいとは。
すする!すする!すする!喉で味わう快感!
寒い日の楽しみが増えたそんな昼のラーメン。
今回作るラーメンは塩ラーメン、塩だけで美味いラーメンとは実際にあるのか?私自身も出会うまでは塩を軽視していたが、バチバチの美味さに仰天する塩ラーメンは実在する。
スープには鳥ガラや昆布などうまみ成分がたっぷりのものを使うが、今回は鳥がメインではない為あくまでも鳥から出る出汁は控えめであり、塩!塩を際立たせる味わいで無ければならない。
大振りな肉や味わいが特徴のドードーの骨に島昆布のあっさりとした出汁を使う。
塩は鉱石シリーズ、宝石シリーズの黄金塩これを使う事で塩、ド直球のラーメンに仕上がる。
チャーシューは皮と身がくっきり分かれている部分を低温調理したものと、スモークしたものを二つ、麺あえてごわごわ儂わしの超極太麺。
よくある塩ラーメンを謡っていて、実は鳥白湯などに旨味を預けたような鳥からの助力を得ない、塩、あくまでもどこまでも塩が美味いラーメンである。
エルフのラーメン三銃士が一人、エーテル・フォン・ユグルドラシア
天丼を愛し、家系に愛され、二郎系に恋をし、どろ系ラーメンにときめき、寿司をこよなく愛する女である。
塩ラーメン、一度食べた時はフォアグラのチャーシューに驚き、またお湯にとけても美味いと言う離れ技を披露した塩ラーメン。
今回の塩ラーメンはまた一段と見た事のない見た目だった。
スープ、鶏や昆布、色々な具材の旨味を感じるものの、それはあくまでも塩という柱を支えるが事く邪魔にならない様に主役をたたせる舞台装置の様な在り方。
そして黄金塩!これが非常に際立っている!まさに女優がカーペットの上!ランウェイの上を堂々と歩き喉奥に嫌味なく消えていくように、優雅かつエレガントな味!だがそれでいてこの野性味はなんだ!?上品で御淑やかな、その奥から顔を出す野生!否!戦闘民族の様な強さ!強み!見えない所でしっかり努力してます、と言わんばかりのがっつりした味!めちゃくちゃうめぇじゃん?じゃん?
次に麺!くぅ!これがいつものラーメンよりもずっしり重い!箸いっぱいつかっても3・4本しかつかめない極太麺!熱々の麺をいっきにすする!
鏡の中のマリオネット!?ごわごわわしわしの麺がまさに三国志の呂布の如く口の中を縦横無尽に暴れまわる!りょりょりょ呂布がでたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。
まさに国士無双の麺!この力麺をしっかりと噛む!噛む!噛む!噛む!みちみちむっちりの食感を最大限に噛む!これがまず楽しくまた美味い!そして喉!喉を通り過ぎるのも一筋縄ではいかない、存在感を最大限にそして塩のスープを絡ませながら、ごっくりと喉奥に消える快感。
メンマ、メンマはラーメンにいらないなんて人もいるが、冗談じゃない!メンマ!美味いよメンマ!こりこっりでしっかり付け合わせとしての役割を果たしている。
そもそも考えてみてほしい、ラーメン具でいらない存在を探す理由はなんだろう?別にこいつ必要ないみたいなの探さなくてもよくない?むしろマイナスじゃない?どれも無駄なく美味しいのに外す意味がわからない。
鳥チャーシュー、これが美味い!脂身と別れてあるのが尚いい、むっちりした食感に甘みある脂のとろとろ感完全にお米案件です!
ネギ!ネギだけ山盛りして食べたいそんな時もある程、ネギも最高に美味い!
そして三種のワンタン、鶏のつみれが入ったワンタン!麺がもちもちの太麺に対してワンタンの絹の様なシルクの様なつるつるの食感、のど越しもつぅるんと飲める!
次はエビ!エビがみっちりつまったワンタン!ぷりぷりとしていながらもねっとり舌に絡んで、豪華な演出をする。
最後のワンタン、鯛をつみれが入ってる!しかもこれが爆弾みたいに美味い!魚の旨味爆発!ぎゅぎゅっと詰まった旨味にワンタンの皮が流れる様に喉に入る。
スモークしたチャーシュー!濃い香りが鼻を抜ける、ああっこれは、これだけでも美味い!ジャーキーの様な若干の風味にレア感のある肉質が答える。
塩を強調されたラーメン!そう塩なのだ。
どう頑張っても塩、塩味は一つ、なのに何故これほどまろやかで奥深く、どこか泉の様に澄んだ純粋に感じる美味さ。
鳥か?野菜か?海藻か?それとも肉か?シンプルであるはずの塩をどうすればここまで複雑で奥深く、それでいてさっぱりさわやかでくどく無い、ある種矛盾を抱えたスープがどうやって出来上がるのか?シンプルなはずなのに?純粋な味のはずなのに?その懐は大海の様に広い。
ハフハフ!はぁはぁ!と言いながら、最近めっきり寒くなってきて暖かい塩ラーメンが体にジンと染みわたる。
異世界にも二度目の冬がやってきた、ウェールズでも雪が積もったり極端に寒くなる事は珍しい。
少し前までのウェールズを思い出す。
夜になれば人は外には出ず、道はまっくらで、安い宿は隙間風が寒く、街自体がすえた匂いが立ち込め臭く、水だって澄んでなくイガイガして温かったり、エールも似たようなもんだった。
八百万の様に寒くなってきたからスープを!ラーメンを!なんてことはなく、どこにいっても肉か魚、酸味のある野菜など、今では夜でも子供や女性でも外を歩いて酒場にダンナを迎えにいけるほど安全で明るくなった。
夜中に腹が減ったといって、八百万本館の売店に食べ物や酒なんか買いに行く事が増えた奴らだっている。
そのついでに風呂にはいったり。
八百万と本館ができてからといっては、寒さに耐え店に入ればじんわり温かく、汁物の料理がまた身に染みる。
またこれが酒も美味い!ビールに日本酒、焼酎、ウィスキー、チューハイなんて飲みものまである。
そしてやっぱりなんといってもラーメン!色々なラーメンの味がある事は理解した。
加えて出すラーメンがまたどれも美味いこと美味いこと、この塩ラーメンだってそうだ。
なんといっても特徴的なのが麺!極太の麺!つくづく思うのが、色んなラーメンがだされるが、まずそもそも麺!これが美味しい!細麺、中太、太麺、極太色々あれど、まずは美味いのは麺だ!
それでもって濃厚なスープやさっぱりなスープ、色々なスープ!やはりラーメンはスープ物の王なのかもしれない。
私は思いっきり麺をすする!
わしわしの麺を口いっぱいに味わいながら、小麦の味と塩にこのシンプルな組み合わせに酔いしれる。
簡単な様で簡単じゃない関係の麺とスープ、まるで人間関係の様な複雑さ、口で説明するのは簡単でも味を表現するのがこれほど難しいとは。
すする!すする!すする!喉で味わう快感!
寒い日の楽しみが増えたそんな昼のラーメン。
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