21 / 29
第21話 飛んで火にいる夏の虫
しおりを挟む
「(ネズミか)」
俺は誰もいない校内を歩きながら考える。
こんな展開ゲームにあったかな?
そもそも敵が本当に黒の旅団ならば、一体誰が立ち上げたというのだろう。
ゲームの矯正力によって誰かが俺の代わりを務めていると仮定しても、やはり妙だ。
その場合は誰が何の目的でアルカミア魔法学校を攻撃しているというのか。
アルカミア魔法学校を退学になった俺が、幾度となくアルカミア魔法学校を襲ったのには理由がる。
アレス・ソルジャーとアリシア・アーメントの両名に復讐するためだ。
では、俺に代わって組織を立ち上げた者の目的はなんだ? 本来の俺の目的を引き継いでいるとすれば、二人への復讐が目的となるのだけれど、それはいくら何でも無理があると思う。
【恋と魔法とクライシス】のメインヒロインでもあり、アメント国第三王女という立場のアリシアは人から恨みを買うような人物ではない(但し、かつての俺は例外とする)。
人から恨まれる可能性があるとすれば、アリシアではなく――
「おい与太郎!」
「(ん?)」
先を行っていたはずの恨まれそうな男NO.1が、前方で傲然と俺を待ち構えていた。
彼は相変わらず公爵家の人間に対する振る舞いとは思えぬ不遜な態度で、人差し指を向けてくる。
アレス・ソルジャーならば男女問わず恨みを買っていたとしても、俺はきっとこれっぽっちも驚かないだろう。
「僕はお前なんかと共闘するつもりなんてサラサラないから勘違いするなよ! というか目障りなんだよ!」
それはこっちの科白だと盛大に嘆息してしまう。
「そこで僕と賭けをしないか?」
「(賭け?)」
意味がわからないと眉根を寄せる俺に、アレスは不敵に微笑んでは身勝手に話を進める。
「どちらが先にネズミを倒せるか賭けるんだよ。当然、僕が勝ったらアリシアからは手を引いてもらう! 意味わかるよな?」
婚約破棄に同意しろということか。
さすがに頭にきた俺は、呪いなど知ったことかと口を開いた。
「いいだろう! 俺が負けたら甘んじて受け入れよう。だが俺が勝った暁には二度とアリシアに近づくな!」
「なっ、なんだと!? 僕を侮辱してただで済むと思わないことだッ!」
「それはこっちの科白だ!」
「今に吠え面をかくなよッ!」
怒り狂っては、叫び散らしたアレスが立ち去っていく。
勢い余って口を開いてしまったことに後悔はない。
少し、いやかなり。災いの口によって伝えたかった言葉のニュアンスは改変されてしまったようだが、心は不思議とスッとしていた。
我慢は体に毒だということを改めて学ぶ結果となった。
「(そうと決まればまずは協力者、仲間が必要だ)」
ネズミ探しをするためにもまずはクレアを勧誘しようと寮に戻った俺は、まっすぐ転移魔法陣から部屋に帰ろうとしたのだけれど、何やら騒がしい声に気がついた。
「(なんの騒ぎだろう?)」
大浴場の前に人集りができていた。
人混みをかき分けて確認すると、乱れた衣服に泣き崩れる女子生徒と、蒼白い顔の女子生徒たちが数名肩を寄せ合っている。
その中の一人が叫んだ。
「誰かサシャール先生を呼んで来てッ!」
状況が判らずざわつく野次馬たちに向かって、別の女子生徒が悲鳴のような声を発した。
「先に入浴していた人たちが――「静かになさい!!」
大騒ぎする女子生徒の大声をかき消すほどの大音声を発しながら、師範ガーブルが何処からともなく早足に現れた。
「でもッ! 中でみんなが――「無音!」
パニックに陥っている女子生徒に向かって躊躇うことなく闇魔法無音を放つ師範ガーブル。
女子生徒たちから次々と声を奪い去っていく師範ガーブルは、もう一度静かにするよう語気を荒らげる。
教師陣は意地でも石化問題を公にはしたくないのだろう。凄まじい執念を感じる。
やがて騒ぎを聞きつけた先生たちが続々とやって来た。
目撃者は別の教師によって速やかに何処かへと連れて行かれ、群がっていた野次馬たちは部屋に帰るよう言われた。
まだ陽も傾いていないというのに、夕食まで一階が使用禁止になってしまった。
俺も皆に混じってステーションへと向かおうとしたのだけど、「Mr.グラップラー!」師範ガーブルに残るよう言われる。
「まずは私たちが様子を確認して来ます」
「お願いします」
現場が女湯ということもあり、サシャール先生たち女教師が先に中を確認するらしい。
待っている間、師範ガーブルに話しかけられた。
「その様子だと、すでにヴィストラールから事情は聞いているようだね」
「……」
イエス、その通りだと相槌を打ち、俺は一応師範ガーブルが俺を推薦してくれたことに感謝していますという意味を込め、恭しく頭を下げた。
これくらいのおべっかは必要だ。
せっかく推薦してやったのに、この恩知らず。などと思われたら堪ったものではない。
師範ガーブルが意外とねちっこい性格だということを俺は知っている。
「いやいや、そう頭を下げることはない。私は私の弟子ッ! である君を高く評価しているだけのこと。あっ、そうそう! これは今度魔法出版から発売される私の新作だ。発売前だが、特別にMr.グラップラーには私のサイン付きであげよう」
ニコニコ顔で渡された彼の新作の帯には、
【嘗て神童と謳われたあの生徒が、再び魔法界の頂点――王国聖騎士を目指すことに至った指南書第二弾! 遂に登場!】
嘘八百が書き連ねられていた。
「……………………」
俺がいつ王国聖騎士を目指すなどと言っただろうか。
「書籍には授業では決して語られることのなかったガーブル・ブルックリンの冒険譚(続)の他に、ニ、三年生ではまだ教わることのない剣術についても多く語られている。先程Mr.グラップラーが食堂で魅せた闇魔法、黒鎖呪縛に絶望叫喚。あれは実に見事だった。私の冒険譚第一章【ガーブルと賢者の石】にて、私が闇の魔法使いを倒す際に使った魔法を真似るとは、実に粋な演出だったとだけ言っておこう!」
「………………………」
言うまでもなく初耳だ。
快活に笑う師範ガーブルは放っておいて、女湯に先行したサシャール先生が入って構わないと手招きする。
俺は特に何も感じなかったのだけど、男性教諭の中にはあきらかに鼻息が荒くなった変態が混じっていた。即刻クビにすべきだと思った。
脱衣場を通って湯気に覆われた浴室に足を踏み入れる。ザッと十数名の女子生徒が石像と化していた。石にされた彼女たちの体には、サシャール先生たちによってしっかりとタオルが巻きつけられている。
「(ん?)」
すごく残念そうなため息を吐いた男性教師が嫌でも視界に入る。絶対にクビにすべきだ!
あとでこっそりヴィストラールに報告しておこう。
「(―――って!?)」
「Mr.グラップラー!」
とある石像まで駆け出してしまった俺の腕を掴んで止める師範ガーブル。
しかし、俺はその手を払って石像の前まで歩みを進め、膝から崩れ落ちた。
「(そんな、嘘だろ………クレア)」
眼前には目を瞠るほど美しい少女の石像があったのだ。
俺は誰もいない校内を歩きながら考える。
こんな展開ゲームにあったかな?
そもそも敵が本当に黒の旅団ならば、一体誰が立ち上げたというのだろう。
ゲームの矯正力によって誰かが俺の代わりを務めていると仮定しても、やはり妙だ。
その場合は誰が何の目的でアルカミア魔法学校を攻撃しているというのか。
アルカミア魔法学校を退学になった俺が、幾度となくアルカミア魔法学校を襲ったのには理由がる。
アレス・ソルジャーとアリシア・アーメントの両名に復讐するためだ。
では、俺に代わって組織を立ち上げた者の目的はなんだ? 本来の俺の目的を引き継いでいるとすれば、二人への復讐が目的となるのだけれど、それはいくら何でも無理があると思う。
【恋と魔法とクライシス】のメインヒロインでもあり、アメント国第三王女という立場のアリシアは人から恨みを買うような人物ではない(但し、かつての俺は例外とする)。
人から恨まれる可能性があるとすれば、アリシアではなく――
「おい与太郎!」
「(ん?)」
先を行っていたはずの恨まれそうな男NO.1が、前方で傲然と俺を待ち構えていた。
彼は相変わらず公爵家の人間に対する振る舞いとは思えぬ不遜な態度で、人差し指を向けてくる。
アレス・ソルジャーならば男女問わず恨みを買っていたとしても、俺はきっとこれっぽっちも驚かないだろう。
「僕はお前なんかと共闘するつもりなんてサラサラないから勘違いするなよ! というか目障りなんだよ!」
それはこっちの科白だと盛大に嘆息してしまう。
「そこで僕と賭けをしないか?」
「(賭け?)」
意味がわからないと眉根を寄せる俺に、アレスは不敵に微笑んでは身勝手に話を進める。
「どちらが先にネズミを倒せるか賭けるんだよ。当然、僕が勝ったらアリシアからは手を引いてもらう! 意味わかるよな?」
婚約破棄に同意しろということか。
さすがに頭にきた俺は、呪いなど知ったことかと口を開いた。
「いいだろう! 俺が負けたら甘んじて受け入れよう。だが俺が勝った暁には二度とアリシアに近づくな!」
「なっ、なんだと!? 僕を侮辱してただで済むと思わないことだッ!」
「それはこっちの科白だ!」
「今に吠え面をかくなよッ!」
怒り狂っては、叫び散らしたアレスが立ち去っていく。
勢い余って口を開いてしまったことに後悔はない。
少し、いやかなり。災いの口によって伝えたかった言葉のニュアンスは改変されてしまったようだが、心は不思議とスッとしていた。
我慢は体に毒だということを改めて学ぶ結果となった。
「(そうと決まればまずは協力者、仲間が必要だ)」
ネズミ探しをするためにもまずはクレアを勧誘しようと寮に戻った俺は、まっすぐ転移魔法陣から部屋に帰ろうとしたのだけれど、何やら騒がしい声に気がついた。
「(なんの騒ぎだろう?)」
大浴場の前に人集りができていた。
人混みをかき分けて確認すると、乱れた衣服に泣き崩れる女子生徒と、蒼白い顔の女子生徒たちが数名肩を寄せ合っている。
その中の一人が叫んだ。
「誰かサシャール先生を呼んで来てッ!」
状況が判らずざわつく野次馬たちに向かって、別の女子生徒が悲鳴のような声を発した。
「先に入浴していた人たちが――「静かになさい!!」
大騒ぎする女子生徒の大声をかき消すほどの大音声を発しながら、師範ガーブルが何処からともなく早足に現れた。
「でもッ! 中でみんなが――「無音!」
パニックに陥っている女子生徒に向かって躊躇うことなく闇魔法無音を放つ師範ガーブル。
女子生徒たちから次々と声を奪い去っていく師範ガーブルは、もう一度静かにするよう語気を荒らげる。
教師陣は意地でも石化問題を公にはしたくないのだろう。凄まじい執念を感じる。
やがて騒ぎを聞きつけた先生たちが続々とやって来た。
目撃者は別の教師によって速やかに何処かへと連れて行かれ、群がっていた野次馬たちは部屋に帰るよう言われた。
まだ陽も傾いていないというのに、夕食まで一階が使用禁止になってしまった。
俺も皆に混じってステーションへと向かおうとしたのだけど、「Mr.グラップラー!」師範ガーブルに残るよう言われる。
「まずは私たちが様子を確認して来ます」
「お願いします」
現場が女湯ということもあり、サシャール先生たち女教師が先に中を確認するらしい。
待っている間、師範ガーブルに話しかけられた。
「その様子だと、すでにヴィストラールから事情は聞いているようだね」
「……」
イエス、その通りだと相槌を打ち、俺は一応師範ガーブルが俺を推薦してくれたことに感謝していますという意味を込め、恭しく頭を下げた。
これくらいのおべっかは必要だ。
せっかく推薦してやったのに、この恩知らず。などと思われたら堪ったものではない。
師範ガーブルが意外とねちっこい性格だということを俺は知っている。
「いやいや、そう頭を下げることはない。私は私の弟子ッ! である君を高く評価しているだけのこと。あっ、そうそう! これは今度魔法出版から発売される私の新作だ。発売前だが、特別にMr.グラップラーには私のサイン付きであげよう」
ニコニコ顔で渡された彼の新作の帯には、
【嘗て神童と謳われたあの生徒が、再び魔法界の頂点――王国聖騎士を目指すことに至った指南書第二弾! 遂に登場!】
嘘八百が書き連ねられていた。
「……………………」
俺がいつ王国聖騎士を目指すなどと言っただろうか。
「書籍には授業では決して語られることのなかったガーブル・ブルックリンの冒険譚(続)の他に、ニ、三年生ではまだ教わることのない剣術についても多く語られている。先程Mr.グラップラーが食堂で魅せた闇魔法、黒鎖呪縛に絶望叫喚。あれは実に見事だった。私の冒険譚第一章【ガーブルと賢者の石】にて、私が闇の魔法使いを倒す際に使った魔法を真似るとは、実に粋な演出だったとだけ言っておこう!」
「………………………」
言うまでもなく初耳だ。
快活に笑う師範ガーブルは放っておいて、女湯に先行したサシャール先生が入って構わないと手招きする。
俺は特に何も感じなかったのだけど、男性教諭の中にはあきらかに鼻息が荒くなった変態が混じっていた。即刻クビにすべきだと思った。
脱衣場を通って湯気に覆われた浴室に足を踏み入れる。ザッと十数名の女子生徒が石像と化していた。石にされた彼女たちの体には、サシャール先生たちによってしっかりとタオルが巻きつけられている。
「(ん?)」
すごく残念そうなため息を吐いた男性教師が嫌でも視界に入る。絶対にクビにすべきだ!
あとでこっそりヴィストラールに報告しておこう。
「(―――って!?)」
「Mr.グラップラー!」
とある石像まで駆け出してしまった俺の腕を掴んで止める師範ガーブル。
しかし、俺はその手を払って石像の前まで歩みを進め、膝から崩れ落ちた。
「(そんな、嘘だろ………クレア)」
眼前には目を瞠るほど美しい少女の石像があったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
帝国の王子は無能だからと追放されたので僕はチートスキル【建築】で勝手に最強の国を作る!
雪奈 水無月
ファンタジー
帝国の第二王子として生まれたノルは15才を迎えた時、この世界では必ず『ギフト授与式』を教会で受けなくてはいけない。
ギフトは神からの祝福で様々な能力を与えてくれる。
観衆や皇帝の父、母、兄が見守る中…
ノルは祝福を受けるのだが…手にしたのはハズレと言われているギフト…【建築】だった。
それを見た皇帝は激怒してノルを国外追放処分してしまう。
帝国から南西の最果ての森林地帯をノルは仲間と共に開拓していく…
さぁ〜て今日も一日、街作りの始まりだ!!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヒロインだと言われましたが、人違いです!
みおな
恋愛
目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。
って、ベタすぎなので勘弁してください。
しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。
私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。
悪役令嬢は死んで生き返ってついでに中身も入れ替えました
蒼黒せい
恋愛
侯爵令嬢ミリアはその性格の悪さと家の権威散らし、散財から学園内では大層嫌われていた。しかし、突如不治の病にかかった彼女は5年という長い年月苦しみ続け、そして治療の甲斐もなく亡くなってしまう。しかし、直後に彼女は息を吹き返す。病を克服して。
だが、その中身は全くの別人であった。かつて『日本人』として生きていた女性は、異世界という新たな世界で二度目の生を謳歌する… ※同名アカウントでなろう・カクヨムにも投稿しています
転生モブは分岐点に立つ〜悪役令嬢かヒロインか、それが問題だ!〜
みおな
恋愛
転生したら、乙女ゲームのモブ令嬢でした。って、どれだけラノベの世界なの?
だけど、ありがたいことに悪役令嬢でもヒロインでもなく、完全なモブ!!
これは離れたところから、乙女ゲームの展開を楽しもうと思っていたのに、どうして私が巻き込まれるの?
私ってモブですよね?
さて、選択です。悪役令嬢ルート?ヒロインルート?
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる