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筋トレ減量考(四) 水分摂れよぉ。歯あ磨けよぉ。出来るなら毎日クソしろよぉ。
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先日、活動量計を購入した。
トレーニーのあんちゃんが着けていたり、「タ○ガー&バ○ー」でタイ○ーが腕に着けいたりするアレだ。かっこいいよなアレ。
いや何も「かっけぇ! 儂も欲しい!」ってだけで着けてる訳じゃない(かっこいいから欲しいって動機もなかったとは言い切れない。……そうだよ。かっこいいから着けてみてぇんだよ! うるせぇな!)。自重トレーニングからウェイトトレーニングに切り替えたので、体脂肪率や筋肉量の推移を知りたかったのだ。今まで体組成計で管理していたが活動量計の携帯電話アプリを見て色々と分かるようになった。色んな事が可視化されるので面白い。睡眠の質(ステージが細分化されてる)や心拍、カロリー摂取の管理があるのでパフォーマンスを上げたいな、と想ったら設定した目標を達成すれば良い。まあそれが結構大変だけどさ。儂の活動量計はトレーニングを友人や世界中のユーザーと競い合う事も出来るので闘争心がある奴は甚くそそられるかもしれない。
さて。バカンス目指してゆるゆると結果を出し、減量を行っていた儂にも停滞期が訪れた。
一カ月にしてやって来た。スクワットをそろそろ二百五十回達成、そしてその他の筋トレ(自重)を増やし、トレーニングが少しずつ楽しくなって来た頃だ。
ここから少し生々しい話になるので注意。
女性の読者は既にお察しかもしれない。月例行事(生理)の前に差し掛かると体が水分を溜め込もうとして体脂肪率や体重がグンと上がる。子宮から不必要になった生ゴミを捨てなければならないので体がどうしても守りに入るのだ。生ゴミを捨てる事が最優先事項になり、血流は下肢に集中して頭がぼやっとする。つまり眠くなる。
眠くなるならまだいい。儂は腹痛や頭痛は起こるが軽い方だ(しかし何故か夏季オリンピック開催の年になると一度だけ凄まじく重いのが来る。腹痛頭痛は当たり前で薬を飲んでも効かない。呼吸するのさえ辛く、起き上がれない。顔中から汁が迸る。智将に救急車を呼ばれそうになった程だ)。月例行事が始まるとその間どう足掻いても結果に響かない。筋トレを続けようが食事制限を続けようが何をしても報われない。それどころか体重と体脂肪率が日々上がる。およそ一週間、何をしても報われない状態が続くのだ。
これは焦る。焦ってもどうしようもないが悔しくて遠吠えしたくなる。こんなに気張り続けているのに目標が一気に遠ざかり、手許にあるのが脂肪だらけに戻った体だ。ど畜生。
何をしても報われないなら一層の事思い切ってどか食いしちまおうか。週末には必ず焼いていたピザや、得意料理のインドカレーが脳裡をよぎった。
喰いたい喰いたい、と気が済むまで唸った後、冷静になって考えてみた。
十五年前、ペンを持つ手は休む事なく走り続けていた。十年以上前、儂は突然長編小説を書けなくなった。何やっても続かない。構想膨らませてマシンに向かうが少し打てば手が止まる。高校卒業前後の事だ。周囲の子達は大学進学や就職に瞳を輝かせていると言うのに儂だけ絶望の縁に立たされていた。書けない事で親類や周囲から愛想を尽かされ、酒が飲める年齢に至ってからは酒に逃げていた。そう、腐っていたのだ。
家庭(生家)の内情も滅茶苦茶で精神状態も滅茶苦茶だった。誰からも必要とされず、あさはかな事をして入院もした。酒が飲めない日はイライラしていた。後一歩でアル中乃至、依存症の世界である。
親も小説も恋人も……誰も儂を幸せにはしてくれない。
病院のベッドで悔しくて悲しくて気持ち悪くて泣きながらゲロ吐いていた。
その時、気付いた。
誰も儂を幸せにしてくれないんだから儂が儂を幸せにするしかないじゃん、と。
書けないなら待てば良い。待つ間に何をしているかが問題なのだ、と。
退院した儂は書けないなりに努めてみた。つまりリハビリを始めたのだ。短文でもなるべく意識して作るようにしたし、ストーリーの構成やカメラワークスを学ぶ為に映画を観るようになった。五感を刺激して感想を持つ為に美味しい物を食べに、そして美術館へ出歩くようにもなった。
親友以外の周囲の人間からは相変わらず腫れ物扱いだったけどね。
それから十年、落ち込む事は幾度かあったが腐らずに何とか続けて来た。ある年、急に書けるようになった。多分、長いリハビリのお蔭なのだろう。書ける今、賢者であり心優しきパートナーを得て自分の家庭を持った今、儂は幸せだ。
立ち直るのに十年かかった。ゼロからではなくマイナスからのスタートかもしれない。
しかし減量はどうだろう?
今ここで腐ってどか食いしたらマイナスからのスタートだ。また時間が掛かりすぎる事をするのか? いや、諦めてスタートラインに再び着けないかもしれない。それは嫌だ。
思いとどまった儂は食事制限を続け筋トレも続けた。
月例行事が終って一日か二日経つと、体は応えてくれた。
行事前よりも体重と体脂肪がグンと落ちていた。
狂喜乱舞したのは言うまでもない。自身に打ち勝ったのだから。
月例行事でなくとも停滞期は訪れる。停滞期は問題ではない。その時腐らずに何をしているかが問題になるのだ。
いい結果が出ると自信に繋がる。しかしいい結果を出す事に拘り過ぎてはいけない、と理解した。
どんなに時間が掛かろうとも常に続け、振り返り考察してトライしていれば結果は裏切らない。
何事も腐らない事が大事。
因に今の儂の目標は筋肉量を増やす事である。なかなか結果に繋がらないが、それでも腐らずに試行錯誤でトレーニングや食事を続けている。
筋肉量の推移に毎朝一喜一憂するが、それでも自分へ挑むのは楽しい。
続
トレーニーのあんちゃんが着けていたり、「タ○ガー&バ○ー」でタイ○ーが腕に着けいたりするアレだ。かっこいいよなアレ。
いや何も「かっけぇ! 儂も欲しい!」ってだけで着けてる訳じゃない(かっこいいから欲しいって動機もなかったとは言い切れない。……そうだよ。かっこいいから着けてみてぇんだよ! うるせぇな!)。自重トレーニングからウェイトトレーニングに切り替えたので、体脂肪率や筋肉量の推移を知りたかったのだ。今まで体組成計で管理していたが活動量計の携帯電話アプリを見て色々と分かるようになった。色んな事が可視化されるので面白い。睡眠の質(ステージが細分化されてる)や心拍、カロリー摂取の管理があるのでパフォーマンスを上げたいな、と想ったら設定した目標を達成すれば良い。まあそれが結構大変だけどさ。儂の活動量計はトレーニングを友人や世界中のユーザーと競い合う事も出来るので闘争心がある奴は甚くそそられるかもしれない。
さて。バカンス目指してゆるゆると結果を出し、減量を行っていた儂にも停滞期が訪れた。
一カ月にしてやって来た。スクワットをそろそろ二百五十回達成、そしてその他の筋トレ(自重)を増やし、トレーニングが少しずつ楽しくなって来た頃だ。
ここから少し生々しい話になるので注意。
女性の読者は既にお察しかもしれない。月例行事(生理)の前に差し掛かると体が水分を溜め込もうとして体脂肪率や体重がグンと上がる。子宮から不必要になった生ゴミを捨てなければならないので体がどうしても守りに入るのだ。生ゴミを捨てる事が最優先事項になり、血流は下肢に集中して頭がぼやっとする。つまり眠くなる。
眠くなるならまだいい。儂は腹痛や頭痛は起こるが軽い方だ(しかし何故か夏季オリンピック開催の年になると一度だけ凄まじく重いのが来る。腹痛頭痛は当たり前で薬を飲んでも効かない。呼吸するのさえ辛く、起き上がれない。顔中から汁が迸る。智将に救急車を呼ばれそうになった程だ)。月例行事が始まるとその間どう足掻いても結果に響かない。筋トレを続けようが食事制限を続けようが何をしても報われない。それどころか体重と体脂肪率が日々上がる。およそ一週間、何をしても報われない状態が続くのだ。
これは焦る。焦ってもどうしようもないが悔しくて遠吠えしたくなる。こんなに気張り続けているのに目標が一気に遠ざかり、手許にあるのが脂肪だらけに戻った体だ。ど畜生。
何をしても報われないなら一層の事思い切ってどか食いしちまおうか。週末には必ず焼いていたピザや、得意料理のインドカレーが脳裡をよぎった。
喰いたい喰いたい、と気が済むまで唸った後、冷静になって考えてみた。
十五年前、ペンを持つ手は休む事なく走り続けていた。十年以上前、儂は突然長編小説を書けなくなった。何やっても続かない。構想膨らませてマシンに向かうが少し打てば手が止まる。高校卒業前後の事だ。周囲の子達は大学進学や就職に瞳を輝かせていると言うのに儂だけ絶望の縁に立たされていた。書けない事で親類や周囲から愛想を尽かされ、酒が飲める年齢に至ってからは酒に逃げていた。そう、腐っていたのだ。
家庭(生家)の内情も滅茶苦茶で精神状態も滅茶苦茶だった。誰からも必要とされず、あさはかな事をして入院もした。酒が飲めない日はイライラしていた。後一歩でアル中乃至、依存症の世界である。
親も小説も恋人も……誰も儂を幸せにはしてくれない。
病院のベッドで悔しくて悲しくて気持ち悪くて泣きながらゲロ吐いていた。
その時、気付いた。
誰も儂を幸せにしてくれないんだから儂が儂を幸せにするしかないじゃん、と。
書けないなら待てば良い。待つ間に何をしているかが問題なのだ、と。
退院した儂は書けないなりに努めてみた。つまりリハビリを始めたのだ。短文でもなるべく意識して作るようにしたし、ストーリーの構成やカメラワークスを学ぶ為に映画を観るようになった。五感を刺激して感想を持つ為に美味しい物を食べに、そして美術館へ出歩くようにもなった。
親友以外の周囲の人間からは相変わらず腫れ物扱いだったけどね。
それから十年、落ち込む事は幾度かあったが腐らずに何とか続けて来た。ある年、急に書けるようになった。多分、長いリハビリのお蔭なのだろう。書ける今、賢者であり心優しきパートナーを得て自分の家庭を持った今、儂は幸せだ。
立ち直るのに十年かかった。ゼロからではなくマイナスからのスタートかもしれない。
しかし減量はどうだろう?
今ここで腐ってどか食いしたらマイナスからのスタートだ。また時間が掛かりすぎる事をするのか? いや、諦めてスタートラインに再び着けないかもしれない。それは嫌だ。
思いとどまった儂は食事制限を続け筋トレも続けた。
月例行事が終って一日か二日経つと、体は応えてくれた。
行事前よりも体重と体脂肪がグンと落ちていた。
狂喜乱舞したのは言うまでもない。自身に打ち勝ったのだから。
月例行事でなくとも停滞期は訪れる。停滞期は問題ではない。その時腐らずに何をしているかが問題になるのだ。
いい結果が出ると自信に繋がる。しかしいい結果を出す事に拘り過ぎてはいけない、と理解した。
どんなに時間が掛かろうとも常に続け、振り返り考察してトライしていれば結果は裏切らない。
何事も腐らない事が大事。
因に今の儂の目標は筋肉量を増やす事である。なかなか結果に繋がらないが、それでも腐らずに試行錯誤でトレーニングや食事を続けている。
筋肉量の推移に毎朝一喜一憂するが、それでも自分へ挑むのは楽しい。
続
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