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旦那様から言われ身体に異物を挿入したまま自室に戻り、余りの違和感から寝台で恐る恐る指を入れ少しずつ抜き出した
内壁を擦るようにずるりと出してみれば麺棒を小さくしたような形状の筒形の細い物が出てきた
側に有った布で周りについた自分の内液を拭き取りそれを見た
入っていたのは伝書用の入れ物だった
人間扱いすらされて無いのかと涙が溢れてきた
旦那様の言いつけだ
またゆっくりと潤ってもいない蜜穴に少しずつ自分で戻した
それを挿入させ何をさせようとしているのか想像も出来ず、自ら中に戻しながら怖くなった
だが、その答えは間もなく身をもって教えられた
「アイリーン、今日は商談相手の取り引きがある。なに、少し手渡す物があるだけなんだが、我々も観劇の時間が有るので、ベルをそこで待機させる」
「分かりましたわ、お父様。それでしたら、新しく出来上がったドレスをそこに届けさせて、早速着て行っても良いかしら?」
「ああ、それぐらいの時間は取れる。ベル、お前も制服では無く出掛ける支度をしてくるように」
「…かしこまりました」
二人が馬車で出掛けるのは身体を交わらせるため
自分との関係が有りながら、堂々と私を伴うと言う
侍女としての顔はきっと取り繕えて無かっただろう
三人で乗り込んだ馬車の向かいの席で、私と旦那様の関係を知らないこの娘は腕を絡ませしなだれかかり、胸を押し当てている
誰が見ても普通の関係では無いことが分かるというのに、この娘は従順なふりをしている私なら大丈夫だとでも思っているのだろうか
旦那様も私への当てつけのように目線をこちらに向けたまま、髪を撫でたりしている
膝の上に置いた私の手は固く拳を握っていた
宿に着くと娘の言った通り、出来上がったばかりのドレスが届いており、侍女として娘の着替えを手伝った
「お嬢様、素敵ですわ」
「ふふ、ありがとう、ベル。お姉様にドレスを買って貰う度に嫌な顔されるから、なかなか家に届けて貰い辛かったの。今日はちょうど良かったわ」
「きっと、アイリーン様ばかり新しくドレスを買っていただいてる事が気に入らなかったんですね」
心にも無い言葉を投げ掛けてやれば嬉しそうな顔をした
「さあ、アイリーン、観劇の時間が迫ってる。そろそろ行くぞ。ベル、間もなく商談相手がここに来る事になっている。くれぐれも粗相の無いようにな」
「あ、あの、私はどうすれば…」
「なに、その者から返事を受け取っておけば良い。それと、少し前に棘が刺さったと言っていただろう?奴はそう言ったことも得意だ。棘を抜いて貰うと良い」
「…はい」
「なあに、その人医者の仕事も出来るの…
にやりと私に笑いかけながら、娘の腰に手を回し、二人で部屋を出て行った
旦那様の棘の意味を悟った私は震えながら、間もなくやって来るその相手より先にその"棘"を抜かなければと寝台に上がりスカートの裾から下履きに手を掛け指を差し込んだ
だがその時無情にもガチャリと扉の開く音がし、卑下た笑いを浮かべながら男は私の方へ近づいて来た
「おや、自分で抜いたら駄目だろう?」
「い、いや…」
片腕で私の両手を纏め上げ、閉じることの出来ない足の間に身体を割り込ませ男はじろじろとそこを見た
「商談がまとまらなくても良いのか?」
少しドスの効いた声で脅すように言い、精神的に私を拘束した
太くざらついた指で私の柔丘を退け、先程まで抜こうとしていた異物を抜き差しし始めた
身を捩ろうとするも男は手の拘束を外さない
商談のことを持ち出され本気で抵抗することも出来ない
目を固く閉じ顔を背けることしか出来なかった
「もう準備も出来たな」
そう言って男は着衣のまま前だけを寛げ、高揚し赤くなった竿の先をぐちゅりと蜜口に挿入れ始めた
少しずつ腰を動かしながらブラウスの裾を上に持ち上げ、覆っていた下着を晒し、分厚くぬめった気持ちの悪い唇で胸の頂きをちゅぱちゅぱと吸い出した
「ほら、目を開けろ。誰に犯されてるのかちゃんと見ておけ」
抵抗しない私の腕の拘束を解き、目を覚まさせるように頬を軽く叩いた
愛する旦那様以外の男を受け入れている現実
そしてこの現実を与えたのは他でも無い旦那様
男に好きに揺さぶられながら目には男を写しながらも遠くを見ていた
「いいねぇ、その絶望した顔」
腰を打ちつけながら男は満足そうに笑った
グリグリと胸の尖りを摘んだ時、更に男は愉悦に満ちた顔になった
「ここが善いのか。よく締まる」
感情とは裏腹に身体は蜜道に刺激を受け段々と高みに近づく
こんな男ので…
ある一箇所を刺激されると、反応してしまうことを察し竿先で何度も突き、同時に秘豆を指で思い切りぐっと押された
「ンーーーッ!!!!」
達してなどやるものかと必死に耐えるも敵わず、足の先までビリビリと感じてしまった
違う
違うのに…
男も私が力を込めたと同時にドクドクと中で達していた
男は息が整ったところで、ぬちゃりと竿を抜き、徐に上着のポケットから鎖で繋がった小さな二つのリングを取り出した
ぼーっとする頭で何をするのか見ていれば、にやりと笑いながら私の胸の頂きにブスリと針になった部分を刺した
「アァッ!!!!!」
突然の痛みに、手で押さえようとしたが、それを阻まれ、繋がった鎖をぐいっと引っ張っられた
「似合うぞ」
意地悪く私を見下ろしながら痛みの部分から流れ出る赤い雫を舐め、下腹の方に手をやり、今度は指で秘豆をぐにっと押した
「次はここに嵌めてやるからな」
男は痛みに顔をしかめる私を見て興奮したのか脚を大きく開かせた後、再び挿入し、悪戯に口で鎖を引っ張ったり離したりをしながら、私の反応を楽しんでいた
繰り返される抽送と胸の痛みに翻弄されながら、頭の中で旦那様に捨てられ、私はこの男の奴隷となったのだとこの時悟った
そして…
「確かに契約書は受け取ったと伝えておいてくれ」
遠ざかる男の声を裸でだらりと横たわりながら受け取ったのだった
内壁を擦るようにずるりと出してみれば麺棒を小さくしたような形状の筒形の細い物が出てきた
側に有った布で周りについた自分の内液を拭き取りそれを見た
入っていたのは伝書用の入れ物だった
人間扱いすらされて無いのかと涙が溢れてきた
旦那様の言いつけだ
またゆっくりと潤ってもいない蜜穴に少しずつ自分で戻した
それを挿入させ何をさせようとしているのか想像も出来ず、自ら中に戻しながら怖くなった
だが、その答えは間もなく身をもって教えられた
「アイリーン、今日は商談相手の取り引きがある。なに、少し手渡す物があるだけなんだが、我々も観劇の時間が有るので、ベルをそこで待機させる」
「分かりましたわ、お父様。それでしたら、新しく出来上がったドレスをそこに届けさせて、早速着て行っても良いかしら?」
「ああ、それぐらいの時間は取れる。ベル、お前も制服では無く出掛ける支度をしてくるように」
「…かしこまりました」
二人が馬車で出掛けるのは身体を交わらせるため
自分との関係が有りながら、堂々と私を伴うと言う
侍女としての顔はきっと取り繕えて無かっただろう
三人で乗り込んだ馬車の向かいの席で、私と旦那様の関係を知らないこの娘は腕を絡ませしなだれかかり、胸を押し当てている
誰が見ても普通の関係では無いことが分かるというのに、この娘は従順なふりをしている私なら大丈夫だとでも思っているのだろうか
旦那様も私への当てつけのように目線をこちらに向けたまま、髪を撫でたりしている
膝の上に置いた私の手は固く拳を握っていた
宿に着くと娘の言った通り、出来上がったばかりのドレスが届いており、侍女として娘の着替えを手伝った
「お嬢様、素敵ですわ」
「ふふ、ありがとう、ベル。お姉様にドレスを買って貰う度に嫌な顔されるから、なかなか家に届けて貰い辛かったの。今日はちょうど良かったわ」
「きっと、アイリーン様ばかり新しくドレスを買っていただいてる事が気に入らなかったんですね」
心にも無い言葉を投げ掛けてやれば嬉しそうな顔をした
「さあ、アイリーン、観劇の時間が迫ってる。そろそろ行くぞ。ベル、間もなく商談相手がここに来る事になっている。くれぐれも粗相の無いようにな」
「あ、あの、私はどうすれば…」
「なに、その者から返事を受け取っておけば良い。それと、少し前に棘が刺さったと言っていただろう?奴はそう言ったことも得意だ。棘を抜いて貰うと良い」
「…はい」
「なあに、その人医者の仕事も出来るの…
にやりと私に笑いかけながら、娘の腰に手を回し、二人で部屋を出て行った
旦那様の棘の意味を悟った私は震えながら、間もなくやって来るその相手より先にその"棘"を抜かなければと寝台に上がりスカートの裾から下履きに手を掛け指を差し込んだ
だがその時無情にもガチャリと扉の開く音がし、卑下た笑いを浮かべながら男は私の方へ近づいて来た
「おや、自分で抜いたら駄目だろう?」
「い、いや…」
片腕で私の両手を纏め上げ、閉じることの出来ない足の間に身体を割り込ませ男はじろじろとそこを見た
「商談がまとまらなくても良いのか?」
少しドスの効いた声で脅すように言い、精神的に私を拘束した
太くざらついた指で私の柔丘を退け、先程まで抜こうとしていた異物を抜き差しし始めた
身を捩ろうとするも男は手の拘束を外さない
商談のことを持ち出され本気で抵抗することも出来ない
目を固く閉じ顔を背けることしか出来なかった
「もう準備も出来たな」
そう言って男は着衣のまま前だけを寛げ、高揚し赤くなった竿の先をぐちゅりと蜜口に挿入れ始めた
少しずつ腰を動かしながらブラウスの裾を上に持ち上げ、覆っていた下着を晒し、分厚くぬめった気持ちの悪い唇で胸の頂きをちゅぱちゅぱと吸い出した
「ほら、目を開けろ。誰に犯されてるのかちゃんと見ておけ」
抵抗しない私の腕の拘束を解き、目を覚まさせるように頬を軽く叩いた
愛する旦那様以外の男を受け入れている現実
そしてこの現実を与えたのは他でも無い旦那様
男に好きに揺さぶられながら目には男を写しながらも遠くを見ていた
「いいねぇ、その絶望した顔」
腰を打ちつけながら男は満足そうに笑った
グリグリと胸の尖りを摘んだ時、更に男は愉悦に満ちた顔になった
「ここが善いのか。よく締まる」
感情とは裏腹に身体は蜜道に刺激を受け段々と高みに近づく
こんな男ので…
ある一箇所を刺激されると、反応してしまうことを察し竿先で何度も突き、同時に秘豆を指で思い切りぐっと押された
「ンーーーッ!!!!」
達してなどやるものかと必死に耐えるも敵わず、足の先までビリビリと感じてしまった
違う
違うのに…
男も私が力を込めたと同時にドクドクと中で達していた
男は息が整ったところで、ぬちゃりと竿を抜き、徐に上着のポケットから鎖で繋がった小さな二つのリングを取り出した
ぼーっとする頭で何をするのか見ていれば、にやりと笑いながら私の胸の頂きにブスリと針になった部分を刺した
「アァッ!!!!!」
突然の痛みに、手で押さえようとしたが、それを阻まれ、繋がった鎖をぐいっと引っ張っられた
「似合うぞ」
意地悪く私を見下ろしながら痛みの部分から流れ出る赤い雫を舐め、下腹の方に手をやり、今度は指で秘豆をぐにっと押した
「次はここに嵌めてやるからな」
男は痛みに顔をしかめる私を見て興奮したのか脚を大きく開かせた後、再び挿入し、悪戯に口で鎖を引っ張ったり離したりをしながら、私の反応を楽しんでいた
繰り返される抽送と胸の痛みに翻弄されながら、頭の中で旦那様に捨てられ、私はこの男の奴隷となったのだとこの時悟った
そして…
「確かに契約書は受け取ったと伝えておいてくれ」
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