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第一部 ここって乙女ゲームの世界らしい
13
それからオレは週に一度、貧民街の教会兼孤児院に顔を出す様になった。
いつか平民になった時の下見と勉強と、あと往来の通りで金目の物を拾う為だ。
怪しい事をしている自覚があるので、身元がバレない様に深めの帽子に口元と首周りに布をグルグル巻いている。
なのにー。
「リア、見つけた!」
孤児院の前まで来ると、リッチが嬉しそうに駆け寄って来た。
不思議なことに、何故かなかなかの確率でリッチがいる。しかもご丁寧に数名の護衛付きで。
よく親が許したな、と思ったが。町や下々の様子を見るのも勉強の一環だからと許してもらえたらしい。きっと理解のある家なんだろう。
「それ何?」
オレの手に持ってる鉄の棒とカラフルな布を見て、リッチが尋ねてきた。
「拾った。売れるかと思って」
「そうか!リアは偉いね!自分でお金を稼ぐなんて」
「ま、まあな」
リッチは基本、どんな事でも全力でオレを肯定してくれる。恥ずかしいくらいだ。きっとあの時助けた事で、懐かれたんだろうな。
代わりに、リッチの背後の護衛達は、オレの発言に眉を顰めている。自分が仕える坊ちゃんがこんな物乞い同然の子供と親しくしてるなんて、心配だろうな。
そのまま孤児院に入ったオレに、リッチも当然の様について来た。
「今日は剣の練習するの?」
「いや、今日はシスターから魔法を教えてもらうんだ」
リッチが護衛を連れて来るようになって。この孤児院では、無料でちびっ子向けの剣の教室が開かれる様になった。
少しでも腕を磨いて、孤児達が社会に出れる様にと、リッチの護衛騎士達が無料で教えてくれてる。
オレも数回は習ったけど、ずっと短剣で学んで来たせいか、なかなか上手く出来なかった。
逆にラナは剣の才能があったらしく、他の子供達よりも抜きん出ていた。未来の仲間として頼もしい。
孤児院の奥へ行くと院長シスターが待っていた。側に若いシスターもいる。
「こんにちはシスター」
「こんにちは。リア、リッチ」
「こんにちは」
何故かリッチは孤児院内でも、オレの後をついて回る。オマケで護衛が1人くっついて来た。
正直ウザいが、リッチが飼い主にくっついて来る子犬みたいで、何となく邪険に出来なかった。
「今日はシスターマミヤが無属性魔法について教えてくれるわ」
「ありがとうございます」
「こちらへ」
シスターマミヤについて行くと、何人かの子供達が各々に魔法の練習をしていた。
無属性。それは主に平民に発現する事が多い自然に由来しない魔法だった。
汚れを綺麗に洗浄したり、重い荷物を運ぶ時に筋力を少し上げたり、走るスピードを少し上げたりする便利な魔法だ。
だけど、オレは貴族令嬢で自分ではそんな事する必要がないからと、ずっと侯爵家の魔法練習からは省かれていたのだ。
「一通り教えるつもりですが、特に習いたい事はあって?」
「大人になった時に、お金を稼ぐのに使える魔法は無いですか?」
オレの言葉に、リッチの護衛が眉をひそめたのが見えた。
「なら付与魔法がお勧めよ。一定のニーズがあるから覚えてて損は無いわ」
シスターマミヤがやって見せてくれた。赤い石を手に取って、もう片方の手で近くの剣を持った。
何か呪文を呟くと、赤い石から色が消え、代わりに剣が赤みを帯びた。
「わぁ、すごい」
「僕も初めて見た」
シスターマミヤの魔法で、火の力が石から剣に移った。これで火が弱点の魔物への攻撃力が増すらしい。
「確かに覚えてたら将来助かるかも」
「リアは無属性も使えるの?すごいね」
尊敬の眼差しをオレに向けて来るリッチに、護衛が声をかけた。
「リッチ様には必要ない物です。無属性は下々が扱う魔法。平民にさせれば良いのです」
「モルガ!何て事を」
「本当の事です。平民はその位の魔法でしか稼げませんからな」
そして、チラ、とオレを見た。まるで、自分の主人に近寄るなと威嚇されてるみたいだ。
「だってさ。リッチは剣の練習でもして来たら?」
「リア…気分を悪くさせて…ごめんね」
リッチは護衛を連れて出て行った。
別にリッチが悪いなんて思ってない。あの護衛は態度は悪いけど、言ってる事も正しい。
平民は無属性魔法を駆使して、世の中や貴族の為に尽くして金をもらってるみたいだし。
それに。今日はリッチがオレから離れてくれて正直助かった。
オレはその後、院長シスターの部屋へ向かった。ノックするとすぐに返事があった。幸い中には院長シスター1人だ。
「リアどうしました?」
「シスターにお願いがあって」
「何かしら?」
深呼吸して、気持ちを落ち着かせてから、オレは院長シスターに真正面から視線を向けた。
「オレに闇魔法を教えてくれませんか?」
「闇魔法?リア、貴方闇にも属性があるの?」
シスターが衝撃を受けた様に目を見開いている。
普通、人間は魔法属性が1つが一般的だ。しかも平民は使えても無属性魔法が多い。
オレは既にリッチに火魔法が使えるのをバレてしまっている。無属性は教えを請いたくて、自分からシスターにバラした。
そして今、闇魔法も。
3属性使える。これは普通の平民ではありえない。もしかしたらオレが高位の貴族だとバレるかもしれない。
それでも、オレは院長シスターに教えを請いたかった。
侯爵家では闇魔法は、無属性同様に教えて貰えなかった。使い手がほとんどいないから、そもそも教えられる者が少ないのだ。
貴族学校に行けば習えるからと放置されていたけど、髪と目の色を変えられるのなら、すぐにでも習得したい。
「はい。使えます。でも、習った事がないので、使い方がわかりません。前にオレにかけてくれた髪と目の色を変える魔法が使える様になりたいんです」
「そうでしたね。分かりました。ただし1つだけ注意があります」
シスターが真剣な顔を向けて来た。
「闇魔法は精神に影響を与える魔法です。悪用しないと誓えますか?」
「はい。誓えます。オレからも1つお願いがあります」
「なんですか?」
「オレが3属性使えるのは、秘密にしてて欲しいんです。貴族に目をつけられたら嫌だから…」
何がキッカケで正体がバレるか分からないからね。特にリッチにはバレたくない。
お婆さんシスターは、ふっ、と優しく微笑んだ。
「分かりました。何か事情があるのね」
「ありがとうございます」
そしてオレは、貴重な闇魔法の先生を得た。
いつか平民になった時の下見と勉強と、あと往来の通りで金目の物を拾う為だ。
怪しい事をしている自覚があるので、身元がバレない様に深めの帽子に口元と首周りに布をグルグル巻いている。
なのにー。
「リア、見つけた!」
孤児院の前まで来ると、リッチが嬉しそうに駆け寄って来た。
不思議なことに、何故かなかなかの確率でリッチがいる。しかもご丁寧に数名の護衛付きで。
よく親が許したな、と思ったが。町や下々の様子を見るのも勉強の一環だからと許してもらえたらしい。きっと理解のある家なんだろう。
「それ何?」
オレの手に持ってる鉄の棒とカラフルな布を見て、リッチが尋ねてきた。
「拾った。売れるかと思って」
「そうか!リアは偉いね!自分でお金を稼ぐなんて」
「ま、まあな」
リッチは基本、どんな事でも全力でオレを肯定してくれる。恥ずかしいくらいだ。きっとあの時助けた事で、懐かれたんだろうな。
代わりに、リッチの背後の護衛達は、オレの発言に眉を顰めている。自分が仕える坊ちゃんがこんな物乞い同然の子供と親しくしてるなんて、心配だろうな。
そのまま孤児院に入ったオレに、リッチも当然の様について来た。
「今日は剣の練習するの?」
「いや、今日はシスターから魔法を教えてもらうんだ」
リッチが護衛を連れて来るようになって。この孤児院では、無料でちびっ子向けの剣の教室が開かれる様になった。
少しでも腕を磨いて、孤児達が社会に出れる様にと、リッチの護衛騎士達が無料で教えてくれてる。
オレも数回は習ったけど、ずっと短剣で学んで来たせいか、なかなか上手く出来なかった。
逆にラナは剣の才能があったらしく、他の子供達よりも抜きん出ていた。未来の仲間として頼もしい。
孤児院の奥へ行くと院長シスターが待っていた。側に若いシスターもいる。
「こんにちはシスター」
「こんにちは。リア、リッチ」
「こんにちは」
何故かリッチは孤児院内でも、オレの後をついて回る。オマケで護衛が1人くっついて来た。
正直ウザいが、リッチが飼い主にくっついて来る子犬みたいで、何となく邪険に出来なかった。
「今日はシスターマミヤが無属性魔法について教えてくれるわ」
「ありがとうございます」
「こちらへ」
シスターマミヤについて行くと、何人かの子供達が各々に魔法の練習をしていた。
無属性。それは主に平民に発現する事が多い自然に由来しない魔法だった。
汚れを綺麗に洗浄したり、重い荷物を運ぶ時に筋力を少し上げたり、走るスピードを少し上げたりする便利な魔法だ。
だけど、オレは貴族令嬢で自分ではそんな事する必要がないからと、ずっと侯爵家の魔法練習からは省かれていたのだ。
「一通り教えるつもりですが、特に習いたい事はあって?」
「大人になった時に、お金を稼ぐのに使える魔法は無いですか?」
オレの言葉に、リッチの護衛が眉をひそめたのが見えた。
「なら付与魔法がお勧めよ。一定のニーズがあるから覚えてて損は無いわ」
シスターマミヤがやって見せてくれた。赤い石を手に取って、もう片方の手で近くの剣を持った。
何か呪文を呟くと、赤い石から色が消え、代わりに剣が赤みを帯びた。
「わぁ、すごい」
「僕も初めて見た」
シスターマミヤの魔法で、火の力が石から剣に移った。これで火が弱点の魔物への攻撃力が増すらしい。
「確かに覚えてたら将来助かるかも」
「リアは無属性も使えるの?すごいね」
尊敬の眼差しをオレに向けて来るリッチに、護衛が声をかけた。
「リッチ様には必要ない物です。無属性は下々が扱う魔法。平民にさせれば良いのです」
「モルガ!何て事を」
「本当の事です。平民はその位の魔法でしか稼げませんからな」
そして、チラ、とオレを見た。まるで、自分の主人に近寄るなと威嚇されてるみたいだ。
「だってさ。リッチは剣の練習でもして来たら?」
「リア…気分を悪くさせて…ごめんね」
リッチは護衛を連れて出て行った。
別にリッチが悪いなんて思ってない。あの護衛は態度は悪いけど、言ってる事も正しい。
平民は無属性魔法を駆使して、世の中や貴族の為に尽くして金をもらってるみたいだし。
それに。今日はリッチがオレから離れてくれて正直助かった。
オレはその後、院長シスターの部屋へ向かった。ノックするとすぐに返事があった。幸い中には院長シスター1人だ。
「リアどうしました?」
「シスターにお願いがあって」
「何かしら?」
深呼吸して、気持ちを落ち着かせてから、オレは院長シスターに真正面から視線を向けた。
「オレに闇魔法を教えてくれませんか?」
「闇魔法?リア、貴方闇にも属性があるの?」
シスターが衝撃を受けた様に目を見開いている。
普通、人間は魔法属性が1つが一般的だ。しかも平民は使えても無属性魔法が多い。
オレは既にリッチに火魔法が使えるのをバレてしまっている。無属性は教えを請いたくて、自分からシスターにバラした。
そして今、闇魔法も。
3属性使える。これは普通の平民ではありえない。もしかしたらオレが高位の貴族だとバレるかもしれない。
それでも、オレは院長シスターに教えを請いたかった。
侯爵家では闇魔法は、無属性同様に教えて貰えなかった。使い手がほとんどいないから、そもそも教えられる者が少ないのだ。
貴族学校に行けば習えるからと放置されていたけど、髪と目の色を変えられるのなら、すぐにでも習得したい。
「はい。使えます。でも、習った事がないので、使い方がわかりません。前にオレにかけてくれた髪と目の色を変える魔法が使える様になりたいんです」
「そうでしたね。分かりました。ただし1つだけ注意があります」
シスターが真剣な顔を向けて来た。
「闇魔法は精神に影響を与える魔法です。悪用しないと誓えますか?」
「はい。誓えます。オレからも1つお願いがあります」
「なんですか?」
「オレが3属性使えるのは、秘密にしてて欲しいんです。貴族に目をつけられたら嫌だから…」
何がキッカケで正体がバレるか分からないからね。特にリッチにはバレたくない。
お婆さんシスターは、ふっ、と優しく微笑んだ。
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「ありがとうございます」
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