私がヒロインに転生?ふざけないでください!だって私は………

SAKURA

文字の大きさ
1 / 4

プロローグ

しおりを挟む
「うん、いいよ」

「本当ですか!?」
「うん、君の希望通りの世界に転生させてあげるね」
「ありがとうございます!!」

と、皆様失礼いたしました。
突然ですが、私は『神様』と『転生先』についての交渉……話し合いをしていました。
なぜこうなっているかというと、理由は簡単。
私、天宮あまみや 琴音ことねが交通事故で死んだからです。
死ぬ瞬間に思ったのは、
「あ……全ルートクリアしたかったな…………」

オタクですみませんね!!(怒)
お察しの通り、私の唯一の心残りは乙女ゲーム『君と僕の楽園』と言う日本にあるエリート学園を舞台とした恋愛シュミレーションゲームの全ルートをクリアできなかったことなのです。
舞台の学園は『国立光園学園』。
東京にある、実力主義のエリート学園です。
なので、財閥などのお金持ちのお坊っちゃまやお嬢様とかも通っているのです。
主人公はまさに実力で入った庶民の娘。
貧乏な家庭を支えるために勉強を頑張ってこの学園に入ってきたのです。
ついでに、学力の高さが認められ、学園からの援助ももぎ取ってある。
主人公…………恐ろしい子!!
このストーリーはそんな主人公………いわゆるヒロインと攻略対象者達の恋愛ゲームなのだ。
攻略対象者は四人。
そして各ルートに悪役令嬢的なキャラが1人ずついるのだ。
1人目は総理大臣の息子『的場まとば 健二郎けんじろう』。
現代男子高校生っぽい自由人。
赤毛の髪と金色の瞳が特徴。
二人目は異国の王子様『グレイズ・ダリエスタ』。
外国人らしく紳士。
金髪のふわふわヘアと青色の瞳が特徴。
三人目は『たちばな かなめ』。
主人公の友達で主人公ラブだったため学園にもついてきた子。
少々スキンシップが激しく、本人は隠しているがある会社の社長の息子。
茶色の髪と目が特徴。
四人目は『黒木くろき 時雨しぐれ』。
漆黒の黒目黒髪が特徴。
いわゆる俺様キャラで御曹司。
そして、各ルートに存在する悪役キャラは攻略対象者の婚約者や、大手会社の社長令嬢など。
幼馴染の悪役キャラは彼に一目惚れしてた女の子。
と言う感じだ。
こんなゲームをやりこんでいた私は平凡な高校生。
なぜ転生ができたのかというのは私も不明。
神様も教えてくださらなかった。
そして神様に
「好きな世界に転生させてあげる」
と言われたので、私は…………

「私がプレイしていた乙女ゲーム『君と僕の楽園』の世界に転生させてください!!どうしてもお会いしたい方がいるのです!!』
と、土下座する勢い………(というかしていた)で全力で頼み込んだ結果。
「うん、いいよ」
と、あっさりOK。
あまりのあっさりさに
(え?いいの?)
と、なりました。
そして、今に至ります。

「うん、いいよ」

「本当ですか!?」
「うん、君の希望通りの世界に転生させてあげるね」
「ありがとうございます!!」
(やった………!ついに………ついにあの人にお会いできます!!)
「それじゃあパパっと転生させるから、第二の人生、楽しんでね~」
そして、目の前が光に包まれた。

この瞬間

「………さすがにあっさりしすぎじゃないですかね?」

と、私は思ったのだった…………。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

夫が運命の番と出会いました

重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。 だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。 しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?

〖完結〗時戻りしたので、運命を変えることにします。

藍川みいな
恋愛
愛するグレッグ様と結婚して、幸せな日々を過ごしていた。 ある日、カフェでお茶をしていると、暴走した馬車が突っ込んで来た。とっさに彼を庇った私は、視力を失ってしまう。 目が見えなくなってしまった私の目の前で、彼は使用人とキスを交わしていた。その使用人は、私の親友だった。 気付かれていないと思った二人の行為はエスカレートしていき、私の前で、私のベッドで愛し合うようになっていった。 それでもいつか、彼は戻って来てくれると信じて生きて来たのに、親友に毒を盛られて死んでしまう。 ……と思ったら、なぜか事故に会う前に時が戻っていた。 絶対に同じ間違いはしない。 設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。 全四話で完結になります。

婚約破棄? あ、ハイ。了解です【短編】

キョウキョウ
恋愛
突然、婚約破棄を突きつけられたマーガレットだったが平然と受け入れる。 それに納得いかなかったのは、王子のフィリップ。 もっと、取り乱したような姿を見れると思っていたのに。 そして彼は逆ギレする。なぜ、そんなに落ち着いていられるのか、と。 普通の可愛らしい女ならば、泣いて許しを請うはずじゃないのかと。 マーガレットが平然と受け入れたのは、他に興味があったから。婚約していたのは、親が決めたから。 彼女の興味は、婚約相手よりも魔法技術に向いていた。

隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり

鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。 でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。

【完結】たぶん私本物の聖女じゃないと思うので王子もこの座もお任せしますね聖女様!

貝瀬汀
恋愛
ここ最近。教会に毎日のようにやってくる公爵令嬢に、いちゃもんをつけられて参っている聖女、フレイ・シャハレル。ついに彼女の我慢は限界に達し、それならばと一計を案じる……。ショートショート。※題名を少し変更いたしました。

処理中です...