悪役令嬢に転生したのは極度の男性恐怖症の人見知りでした☆悪役令嬢なんて主要キャラクターは私には無理です!私は平凡に生きます!

SAKURA

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平和!?な日常。今日も賑やかです

誕生日パーティーです!反論です!

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皆さまごきげんよう。
フィアナ・ヴァレンタインです!
本日もやって参りましたよ、地獄の誕生日パーティーが!
なんでいっつもこんなにひとが来るんですかね!?
毎回挨拶にまわるのかなり辛いんですよ!? 
舐めまわすようにみてくるし、会話長いと思ったらいきなり話ふられたり、同い年くらいの令息や令嬢にむらがられたり、セクハラ行為されそうになるし……
(なんなんですか!?心臓破裂で私を殺したいんですか!?ねぇ!?(ヤケ))
まぁ、だいたいは権力や私の見た目狙いですよね。
自分でいうのもあれですが、フィアナはかなりの美少女ですから。
と、んなこと考えてるうちに出番来ちゃいましたよ!おうふ……
なに言おう……前のやつちょっと変えたのでいいかな?ばれないっしょ多分……)
「皆様、ごきげんよう。ヴァレンタイン公爵家長女、フィアナ・ヴァレンタインですわ。本日はわたくしの8歳の誕生日パーティーにお越し下さり、ありがとうございますわ。どうぞ、心行くまで楽しんでいってくださいませ。」
(よし終わり!てか、もうロックオンしてるひといるんですけど!?やめて!私は平和にいきたいの!!)
「また、本日は皆に発表することがある。」
この人ことで、視線が全てお父様に移る。(さすがです、お父様。)
「此度、我がヴァレンタイン公爵家は分家であるシルスト家から養子をとることになった。
その子を我がヴァレンタイン公爵家の跡取りにすることを発表する!アルト、来なさい」
「はい」
「この子が今日から我がヴァレンタイン公爵家の長男、アルト・ヴァレンタインだ!
今後は彼もヴァレンタイン公爵家の者となる。
それなりの敬意を払って接して欲しい。さぁアルト、挨拶を」
「……アルト・シルスト改め、アルト・ヴァレンタインと申します。まだまだ未熟者ですが、ヴァレンタイン公爵家跡取りの名に恥じない者になれるよう精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。」
アルトもそれなりに美形ですから、周りのご令嬢様形から黄色い歓声が上がってます。
アルト……恐ろしい子!

「さぁ、パーティーの幕開けだ!心行くまで楽しんでいってくれ!」
周りから大きな拍手が起こる。
(はぁ……この後、地獄の挨拶回りですよ……胃が痛い……)



「これはこれは、ヴァレンタイン公爵様」
「……シルスト伯爵、此度はそちらの息子さんを家の養子にすることを認めてくれたこと、感謝する」
そう言ってお父様の前に現れたのは、シルスト伯爵家御一行でした。
シルスト伯爵は私はあまり好きではないので、心の中で無礼を承知で言わせていただきますが、(まぁ、向こうよりこちらの方が上なので文句は言えないんですけど)シルスト伯爵はオークのようなとても太った体型で、いつもニタニタと笑みを浮かべています。
シルスト伯爵婦人は、伯爵とは対照的にとても細くて、もう骸骨並みに細くて、恐ろしいのです。
ですが、やはり似た者夫婦と言いますか……扇子で口もとを隠していますが、目がらんらんと光ってます。
次にシルスト伯爵家長男のソリュート・シルスト様。
このかたは私のことをいやらしい目で見てくる人たちの一人です。
権力狙いか、私か……まぁどちらもでしょうね。きっと。
まぁ、私は結婚なんてするつもりさらさらないですけどね!
てか結婚するとしても、こんな人絶対嫌です!
最後にシルスト家長女、アンジュ・シルスト様。
全く、どこが天使なんでしょうか!?いじの悪い笑みを浮かべています。
(うぅ………気持ち悪い……吐きそう……帰りたい……)
もう私泣きそうです。
「……シルストか……此度はそちらの息子さんを家の養子にしてくれたこと、感謝する」
「いえいえ、あんな水の精霊王様の加護を持ってることでしか、価値のないもので良ければいくらでも差し上げますよ」
と、豪快に笑っている。
周りの人もドン引きしてますよ。
てか、アルトに対して失礼すぎませんか!?私怒りますよ!?プンプンですよ!?
「そうですわ、ヴァレンタイン公爵様。あんな出来損ないの気持ち悪い者を引き取っていただいたというのに、謝礼金なんていただいてしまって……もったいないくらいですわ」
(そりゃあ一応あなたの身内をこちらに迎えるのですからそれなりのお礼は出されますよ。ほら~お父様お怒りですよ?良いんですか?家ごと潰されますよ)
と、そんな私の心の中の忠告も知らずに向こうは続ける。
「本当だよ。だが僕としては悔しいね。あんなやつが水の精霊王様の加護持ちってだけで、ヴァレンタイン公爵様の跡取りに決まるなんて胸くそが悪いよ。あぁでも、フィアナ様の義兄になってしまえば、結婚ができなくなってしまうね。」
(誰があんたみたいなとこに嫁に行くもんですか!)
「フィアナ様も大変でしょう?こんなつまらない子が義弟なんて。話し相手にもならないでしょう?」
プチン
(はい、キレた。私もう堪忍袋の尾が切れましたよ。そろそろ身の程をわきまえさせましょうかね)
「お言葉ですが、アルトはあなた方が言う者よりもとても優秀ですよ?私と同等……もしくは私以上の賢さをお持ちなのではないかしら。ということはアルトはあなた方よりもとても優秀で、優れた者ということになりますわね?ではこれのどこが出来損ないなのか、聞かせていただけますか?」
「ど……どんなに賢くても、こいつは見た目も心も醜いのです!フィアナ様!」
「そうですわ、フィアナ様!兄様の言うとおりですわ!いつも無表情だし、なにもしゃべらないし、しゃべったと思ったら私達を馬鹿にするようなことばかり言うんですから!!」
「心も見た目も醜い……ですか。ではなぜアルト様は水の精霊王様の加護をいただけたんでしょうね?」
「そ……それは……」
「きっとずるをしたんですわ!じゃなきゃありえませんもの!」
「そうですか……でもわたくし、授業で習いましたわ。精霊は心の綺麗な者を好むと……あなたはわたくしが学んだ知識を否定なさるのですね?まぁ……!これは一大事ですわね!世界の知識を由緒正しきシルスト家が否定なさるなんて!」
「なっ!」
「それにあなた方はアルトの見た目も醜いと言いましたわね?どこが醜いのかお聞きかせ願いたいものです。こんなに綺麗な水色の髪と瞳……わたくしはいままで見たことありませんわ。私はとても美しいと思うのですが、どこが醜いのですか?ねぇお父様」
ここで、お父様にふります!
「うむ、私もアルトの見た目はヴァレンタイン公爵家に恥じないとても美しい外見だと思うぞ。それに家庭教師にも聞いたがアルトはとても優秀らしいからな。今から将来が楽しみだ」
はい、お父様からの同意もいただきました!
さらに責めますよ!
「だ、そうですが……あなた方は世界の知識と共に我がヴァレンタイン公爵家の考えも否定なさるおつもりかしら?」
「クッ……!」
「それに、アルトはあなた方を馬鹿にすると言いますが、それはある意味当然ではないかしら?だって、国の知識も、我らヴァレンタイン公爵家の考えも否定なさる身の程知らずのお馬鹿さんですもの……それは確かに」

「馬鹿にしたくもなりませんこと?」

「少なくとも私はどうしようもないお馬鹿さんを見下してしまうのは当然の価値観かと思いますけど?」
フフフ……言ってやりました!言い負かすのは気持ちいいです!勝利感半端ないです!ざまぁみろです!
シルスト家御一行顔真っ赤にして、プルプル震えちゃってますよ。
良い気味ですね。

「………さっきから……言いたい放題言いやがって……!!」
「キャッ!」
そう思っていたら、いきなりソリュート様が剣を抜き、私に向かって飛びかかってきました。
思わずしゃがみこむ私。
それをみて好機かと思ったのか剣を構え、突っ込んでくる
(どうしよう………こういうのは専門外!やられる………!?……あの……時のように……?嫌だ……怖い!)
降り下ろされる刃。
だが、それが私に当たることはなかった。

「全く……見苦しいですね……兄上。いえ、いまはソリュートと呼んだ方がふさわしいのかもしれませんね」
「なっ……!お前……!」
その声に顔をあげる。そこには、ソリュートの手を掴んだ………アルトがいた。
「ど……して……」
私は恐怖のあまり涙声だ。恥ずかしい。
「怒りのままに自分より上位である公爵家令嬢に斬りかかるなんて……シルスト家も堕ちたものですね」
「なっ!それが実の家族に言うことか!」
「生憎と、僕はあなた方を家族と思ったことは一度もありませんけどね!!」
そう言って、ソリュートを蹴り飛ばすアルト。
(アルトってこんなに強かったんですか………?)
「「ソリュート!!」」
「兄様!」
かけよるシルスト家御一行。仲がよろしいことで。
「お前……こんなことが許されると思ってるのか!?」
と、怒りに満ちた顔でアルトを見る
「さぁ、許されるんじゃないですか?今の僕はアルト・シルストではなく、公爵家の長男、アルト・ヴァレンタインですから」
と、冷静に返すアルト。
それに と、アルトは一拍おいた後

反撃した。

「それにあなた方はヴァレンタイン公爵家ご令嬢であるフィアナ様に怒りのまま斬りかかっただけでなく、今や公爵家の人間である僕に対しての態度や暴言……子供の失態は親の責任ですからね。果たして」

「どんな罰が与えられるんでしょうね?」

と、満面の腹黒スマイルを向ける

「ひっ……」
「なっ!それが今まで育ててもらった親に対する態度か!?」
「だから、さっきいったでしょう?そんなこともわからないくらい馬鹿なんですか?僕はあなた方を家族と思ったことは一度もない。それに、僕を育ててくれたのはあなた方ではなく、じいちゃんだ!!」
(あれ?アルトってもしかして、グランドファザーコンプレックス……?)


と、そんなことをのんきに考えてました、完全空気のフィアナです。
なんか、気づいたらシルスト家御一行に、アルトが反撃してました。
なにこの子怖い……!
アルトの腹黒がいつもよりも10倍くらいはねあがってますよ!
アルトさんは怒らせない方がいいね、うん

と、そうこうしているうちに終わったみたいです。
会場では、家の優秀な騎士達に連行されていくシルスト家御一行様と、どこかやりきった顔をしているアルト、そして呆然とした私を含めたお客様達がいました。

そうして、なんともいえない状況のまま今年の私達の誕生日パーティーは幕を閉じたのでした。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
フィアナちゃんももう8歳です、早いですねぇ(謎の親目線)
フィアナちゃんもマナー関係をスパルタお母様に仕込まれ……教えてもらっているため、公式の場や、初対面の人などにはお嬢様モードで接しております。
とりあえず、反論するフィアナちゃんはカッコいいです、はい。
そして、腹黒アルトくんはグランドファザーコンプレックスでした((((殴
まぁ、今回のことでだいぶフィアナちゃんとアルトくんの距離も縮まるんじゃないでしょうか!?
とりあえず、アルトくんは怒らせない方がいいね、うん。
SAKURA
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