悪役令嬢に転生したのは極度の男性恐怖症の人見知りでした☆悪役令嬢なんて主要キャラクターは私には無理です!私は平凡に生きます!

SAKURA

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11歳・リリー成長記録と入学準備

入学試験です!

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皆さまごきげんよう。
フィアナ・ヴァレンタインです。
今日は私達が通う、王立セントリア学園の入学試験をアルトと一緒に受けに来ました!

「えーと、まず会場は……ここですね。」
「みたいだね。じゃあ行こうか、姉さん」
「えぇ」
と、私達は会場に向かって歩き出す。

そういえば、聞いてください!
アルトったら、あのパーティー以来私のことを『姉さん』と呼んでくれるんです!
なにがきっかけになったのかはわかりませんが、でもあんなにツンツン腹黒アルトが私を敬って、姉として接してくれるのはとても嬉しいです! 
そうそう、あの日アルトをさんざん罵ったシルスト家は爵位を剥奪され、国外の鉱山送りになりました!
鉱山での強制労働は、かなり辛いでしょうね。
まぁ、自業自得でしょうけど。

と、そろそろ試験会場に着きますね
席は……自由ですか。ならここに座りましょう。


「それでは、王立セントリア学園の入学試験について説明します。
まずは、受付を行います。
皆さん教会での儀式は受けましたよね?
まだ、受けてないかたはこちらへ進んでください。
すでに受け終わってあるかたは、その時にもらったこちらのボードを爵位順に並び、それぞれの受け付け係に渡し、指定された部屋に進んでください。
今回行う入試試験では、みなさんの学力、魔法、体力をテストし、その総合成績から、合格、不合格はもちろん、みなさんのクラスを決めます。試験内容などは各部屋で説明されますので、まずは受付を済ませてください。それでは移動を開始してください」

(えーと、私達は『公爵』だからこっちね)
「行きましょう、アルト」
「はい、姉さん」
そして、私達は立ち上がり、歩き出す。
その際に、あちこちから囁き声が聞こえる
「ねぇ、あの方って……」
「まぁ……ヴァレンタイン公爵家のフィアナ様だわ!」
「相変わらず、お美しい……」
「あら?お隣の方は……?」
「あなた知らないの?ヴァレンタイン公爵家の跡取り、アルト・ヴァレンタイン様よ」
「あの方が……?とても素敵な方ね」
「私……アタックしてみようかしら」

(なんか、すごい注目されてるんですけど!?やめて!私を見ないで!みるならアルトを!)
「次の方どうぞ」
「あ!はい!お……お願いします」
「お預かりします」
そして、私のステータスボードを機械に差し込む
「なっ……!これ……」
(ん?なに驚いてるんだろう……あ、私チート持ちだったわ……)
「ゴッゴホン……失礼いたしました。フィアナ様はAクラスにお進みください」
「わかりました」
ボードを受け取り、離れた場所でアルトを待つ
(うぅ………居心地悪い………周りの視線が突き刺さるよぅ………)
「………姉さん!」
「あぁ、アルト。終わったの?」
「うん。僕はCだった。姉さんはクラスどうだった?」
「私はAよ。でもアルトもAだと思ったのに、どうしてCだったの?」
「僕は、魔力が少ないから」
「そう……じゃあクラスは別になるのね」
「うん。じゃあ姉さん。また後で」
「えぇ」


(私の席は……ここか……ん?これ……隣の人のかな?)
「すみません、これ……あなたのですか?」
「ん……あぁ……ありがとう」
サラサラの黒髪に赤い瞳、そして美少年
(この人……多分……いや、絶対攻略対象者だよね!?うわぁ……なんでこうも会っちゃうんだろ……もういいや、さっさと、ペン返して座ろ。最低限の関わりで十分、うん。)
「はい、どうぞ」
「あ……おい……」
華麗にスルーして座ると、同時に試験教官らしきひとが入ってくる
(良かった……先生ナイスタイミング……!)
「これから、学力テストの説明を行います。
まず、こちらの五枚のテスト用紙を配ります。
教科は、言語、数学、歴史、地理、魔法の計五つです。
カンニング等の行為は禁止です。
各教科ごとに、100点満点。合わせて500満点です。
制限時間は150分です。
それでは、用紙を配ります。」

「行き渡りましたか?それでは、はじめ!」
(………ばりっばり日本の小テストにしか見えないんですけど!?え?あれなのかな、この学園たてた人って転生者なんでしょうか?と、なるとこの学校………どんな感じなんでしょう………まぁとりあえず解こう。レベルは………中学受験?でしょうか……最難関校レベルの問題がちらほらある感じですね)

カリカリカリカリ………

「_終了!筆記用具をおいて、後ろから前に裏にして回してください」

(ふぅ………とりあえず全部埋めたけど……自信ないなぁ……)
「結果は後日発表します。みなさん、練習場に進んでください」

ガヤガヤガヤ………

(次は練習場……か……どこでしょう……)
「すみません。練習場はどこでしょうか?」
「あ、はい、こちらです」
「ありがとうございます」
(ほっ、良かった良かった。迷子になるかと思った)



「ただいまから魔法の試験を始める。Aクラスに分類されたやつは魔力量が多いやつらになる。
だが、魔力が多くてもコントロールができなければ意味がありません。
今回は上級魔法をしっかりと制御できているか、というのを重点的に見る。妨害行為等は禁止だ。点数は100点満点。それでは順番に並べ。」

(ふむふむ。まず、初級、中級をみて、その後に上級魔法を教官の指示にしたがってコントロール……ですか)

「次!フィアナ・ヴァレンタイン!」
「は、はい!」
「えーと……あぁお前か桁違いの全属性持ちは」
(桁違いとか言わないでください。失礼ですよ!しかも好きでなったわけじゃないです!) 
と、ジト目で睨むと
「悪い悪い、だからそう睨むなって。さて、試験を始めるぞ。まず、いつも通りに各属性の下級、中級、上級魔法をやってみろ。魔法は一属性の内一つだ」
「はい」
各属性魔法を言われた通りにやる
周りから驚きや感嘆の声があがる
「よろしい。じゃあ次、そうだな……火にするか。ヴァレンタイン嬢、火を指先に灯るくらいの小さいの出してみろ」
「はい。……」
ボッ!と火が灯る
「なるほど……… 『無詠唱』 でやるか。その歳で無詠唱ができるとは……よほどの逸材だな。だが、なぜこれだけ無詠唱でやった?」
「こういう火をともす程度のことに呪文を使うのはめんどくさいので……あとは個人的にこの方がやりやすいので」
「そうか………つぎ、それを片手サイズにしろ」
「はい。………」
ボボボッ!
「結構。最後だ。サイズを最大限にして、あの岩に当ててみろ」
「え?最大限………ですか?」 
「そうだ。」
「あの………本当に最大限でやるんですか?」
「さっきからそうだといってるだろう!?さっさとやれ」
「……はい」

 
 「まてまてまてまて!!悪かった!俺が悪かったから!今すぐ小さくしてくれ!」
私の作り途中の炎の塊は学園の半分くらいの高さになっていた。
私がとめた理由がわかったのか、教官は待ったの声をかけてくれた
(ふぅよかった)
「じゃあ、先程の大きさの炎で威力を最大……いや大きめにしてあの岩にぶつけてくれ」
「はい。……『発射』」
ドドーン
周りは呆気にとられてる。
なぜなら、岩があった場所には大きなクレーターができていたから
「あら……もう少し威力低くした方が良かったみたいですね……」
「………」
「?……先生?」


(先生フリーズしてました)

最後に体力テスト
(障害物競争……?)
そこには、運動会の障害物競争のようなレーンと、いろいろな障害物がおいてあった
しかもすごく広い……

(運動苦手なんですけど……)

「体力テストの説明をします。まず、みなさんにはタイムを測ってもらったあと、グラウンドを五周。そしてその後、障害物を越えてもらいます。魔法の使用は禁止です。点数は100点満点です。それでは、順に始めてください。」
(うわ辛っ)
周りも明らかに嫌そうな顔をする。
だが、そんな私達をスルーして体力テストは始まった。

「次、フィアナ・ヴァレンタイン」
「はい」
(もう名前呼びにもなれた。えーと50メートルくらいか)
「位置について、よーい………スタート!」
パン!
その合図で走り出す。
「ゴール!タイムは8.42秒。」
(あれ?意外に早い……?)
「それでは次に移ってください」

その後も、各競技をこなした。

(待ってこれおかしくない!?あんま……というか全く運動とかしないのに、なにこの運動能力!!さては……またリーティア様か……うぅ……私は目立ちたくないのにぃぃぃぃ!!)

そうして、試験は終了した。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

どうもみなさん、SAKURAです!
ついに、入学試験試験ですね!勉強は実力として………見事にチートを発揮してくれました!
SAKURAさんは運動能力皆無の体力なし子なので、すごく羨ましいです!
その運動チート、私にもください。

さらに、新たな攻略対象者も出てまいりました!
さてさて、フィアナちゃんの学園生活はどうなるのでしょうか?
いよいよ、ヒロインちゃんも、登場!?
波乱の学園生活、スタート!?
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